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AN ANTHOLOGY OF BIG BAND SWING 1930-1955

 古いスウィング・ジャーナルを手にしてから改めて気が付いてしまった、自分は30~40年代スウィング、ダンスの音源をあまり聴いてこなかったこと、ベイシーですら1937年のONE O'CLOCK JUMPがオムニバスで聴けるのと1939年の「LESTER LEAPS IN」があるだけ。前勤めていたレコード店で年配のお得意様にスウィング、ダンスをやってくれとリクエストされて結構勉強しまして、ネットで音を探しながらバンドリーダーや花形ソロイストの名前を覚えたりもしましたが自分できちんと買って楽しむということまではしませんでした。これはちょっと反省です、良い機会なのでココは一つ色々改めて勉強し直そうと思います。

 今日はスウィング・ジャーナル1951年10月号の牧芳雄先生の「良いリズムの作り方 -Count Basieの場合‐」、(逸る気持ちを抑えつつ、毎日読む記事は一つだけ!)う~む、ベイシーの登場を語りつつ、カンサス・シティ・スタイルが後のビッグ・バンドでの表現に大きな影響を与えたこと、

、、、其後のレス・ブラウンやウディ・ハーマン等のリフ・チューンのモトは皆此のK.C.スタイルであると云ってよいのだから、、、

なるほど、そうか、迫力のベイシー・サウンドの基はカンサス・シティ・スタイルなのか、レス・ブラウンやウディ・ハーマンにもK.C.スタイルが受け継がれてるのか!要はビッグ・バンド・ファンからすれば、こんなことも知らんのか、ということを知らないわけですね。

 ONE O'CLOCK JUMPを例にしたベイシー・サウンドの特徴を語るところも解かり易い、

、、、ピアノの小さい音はそれその儘として此を力強いブラスの合奏の間に挟んでいる。

そう、効果的な強弱、静と動、フッと耳を惹かれるのはこういうことか。

 そして40年代、ベイシー、F.グリーン、W.ペイジ、J.ジョーンズがオール・アメリカン・リズム・セクションと呼ばれ、何をやるにしてもスウィングするリズム・セクションを作ってからだろうと締めくくる、いや~、その通りですね。

 私にとってベイシーなんて言うと単純に偉大なジャズ・ジャイアントですが、淡々とした自然な文が同時代人の冷静な目線を感じさせて新鮮です。

 取っ掛かりとしてオムニバス、「AN ANTHOLOGY OF BIG BAND SWING1930-1955」 An_anthology_of_big_band_swing_1930 はとても解かり易い2枚組です。ベイシー、エリントン、ベニー・グッドマン、グレン・ミラーのようなビッグネームは勿論ヤン・サヴィット、カサ・ロマ・オーケストラなんて詳しくないとなかなか手が出ない楽団も入ってて楽しめますし、ブックレットも分厚くはありませんが大いに参考になります。

 

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コメント

お疲れ様です。師匠でも新しい発見がたくさんあるんですね!!さすがジャズは歴史も何もかも深いジャンルですね。パンクから始まり、ハードコア→ヒップホップ→レゲエ→ソウル→ニューウエーブ→ジャーマンロック→テクノ→ハウス→ダブ→クラブ系ジャズと幅広く聞いてきましたが、こんなにも難解なジャンルは初めてです。本当に歴史がありますね。師匠がatomicを聞くのも不思議な感じですし。どちらかというとクラブリスナーから人気があるアーティストだと思っていたので。ちなみにフィンランドのeero koivistoinenが参加していることでも有名なthe five corners quintetなんかは聞かれますか?あとのJOHN HANDY「RECORDED LIVE AT THE MONTEREY JAZZ FESTIVAL」は、ちょっと前に渋谷のタワーでゲットしましたが、まだ封を開けてません。そして今日師匠に紹介してもらったコルトレーンのkulu se mamaとtransitionを買ってきました!!さっそく今夜聞いてみようと思います。

投稿: kibe | 2007年9月25日 (火) 20時53分

 kibeさん
 いつも有難うございます。また凄い音楽遍歴ですね!ジャンル間の関係で見えてくる事って何かありますか?例えば、テクノを聴いてたらジャズっぽかったり、ヒップポップだったり。今は硬派なジャズを追求されてますが、kibeさんは色々な角度から検証とまでは言わなくても、発見があって楽しそうですね!
 ATOMICは大きな出会いでした、hotなプレイでジャズ魂が揺さぶられましたよ!THE FIVE CORNERS QUINTETは聴いたことないです、揺さぶられそうですか私でも?EERO KOIVISTOINENは「LABYRINTH」しか持ってません、シャフラノフのピアノが聴けるので買ったのですがイーロもいいですね、ソプラノ、ソプラニーノの演奏が印象的、飛んでます!イーロが5コーナーズにいるのも知らなかったです、ちょっとトライしてみますね!またネタを是非ください。

投稿: ジャズカバ | 2007年9月26日 (水) 10時52分

師匠!!また遊びに来てしまいました。僕にとって最高に楽しく勉強できる場所なので。ジャンル間の関係なのかどうか分かりませんけど、ジャズやソウルをベースにした音楽とういうのは腐るほどありますよね!!今のテクノなんかは、まさに現代のジャズだとかも言われたれしますし。面白いものでそのテクノだってジャーマンロックから進化したものですしね。ニューウエーブなんかもジャズから影響を受けてるアーティストも多数いますし。90年代初期から中期にかけてのヒップホップなんかはジャズのネタをそのまま引用して、その上からラップを歌っていると言う状況ですから。なんしろ、ブラック系、ロック系、クラブ系のアーティストは少なからずともジャズに影響を受けていると思います。ただ面白いのはそのジャンルによって聞くアーティストたちが偏ってるところですかね。ヒップホップだったら、ドナルドバードなどのジャズファンク系だったり、クラブ系だったらユーロジャズからフリー、スピリチュアルといったかんじですかね。ちなみに5コーナーズはラテン色も強いし、イタリアのVASSOなどに影響を受けてると思われるので、師匠にとっては退屈かも知れません。でも、北欧のジャズって昔も今も独特の感性で面白いですよね。コルトレーンの呪縛から逃れられたら、ユーロジャズもいろいろ教えて下さい!!

投稿: kibe | 2007年9月26日 (水) 17時24分

kibeさん
 いえいえいくらでもどうぞ。今日はCOLTRANEのヘルシンキの未発表とイーロの「ODYSSEUS」も買ってきました。5 CORNERSは残念ながらありませんでしたが。感想はまた後日!

投稿: ジャズカバ | 2007年9月26日 (水) 21時55分

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