CHARNETT MOFFETT 「FOR THE LOVE OF PEACE」
昨日は妻の復活祝いで、久しぶりに手間の掛かるスープと煮物にトライしました。スープはローリエやらブーケ・ガルニやらお金の掛かる小物が必要でとても面倒くさい、いつもはちょいと手抜きものにするんですが昨日はかなり本気モード、まぁいいか、大げさなこと言って実はただのヴィシソワーズなんですけどね。こちらは成功しましたが、煮物の方は、、、何だろうコレ、水分量を思いっきり間違えまして、見るも無残な物になってしまった。変なシチューみたいです。余計なことすると必ず失敗しますね、特に和食は危険。ところが結構味が悪くないので余計ガックリ、二度と作れない新メニューということにしておきました。
CHARNETT MOFFETTはあまり知らないですし、関心を持ったことがないプ レイヤーだったんですが、「FOR THE LOVE OF PEACE」はたまたま出た時に聴いてしまって、一時期大変ハマリました。キャリアは既に長く、ジャンルに捉われないスタイルを志しているようです。本作では1970年前後のジャズを思わせるスピリチュアルな雰囲気とCHARNETTのブ厚いベースにヤラレてしまいます。コルトレーンの「至上の愛」に通じるコンセプト・アルバムですね、2分台以下の曲がほとんどでシンプルで美しいメロディ、女性のハミングや語りが神聖さを醸し出し、突然地響きのように展開するフリースタイルの怒涛の演奏に手に汗握ります! 圧巻は3曲目NUMBERS、吹きまくるMONDRE MOFFETTのトランペット、グィグィ引っ張る強力なリズム陣、ウッド・ベースが太い!聴き応えある7分15秒です。6曲目THE CALLING(2'25)がすばらしい!哀愁のメロディが重厚感溢れるベースとハミング、トランペットで奏でられる。ミディアム・テンポで力強い演奏ながら空間や静けさあって最も好きな曲。全曲オリジナルですが、アルコ演奏やフレットレス・ベースも出てきて、ベース好きにもかなり楽しめる作品です。
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コメント
CHARNETT MOFFETTはMJQの初代ベースでしたよね。その時、高校生だった。1984年。私も20代だったわ・・・。
オヤジがオーネット・コールマン・トリオのドラム担当のチャールズ・モフィット。チャーネットはチャールズの「チャー」とオーネットの「ネット」をあわせて、命名したとか、どっかに書いてあったな・・・。すっかり大人になった。MJQに戻ったのかな???最近ご無沙汰なのでね、不確かですが。
投稿: ベンヤミン・スズキ | 2008年5月18日 (日) 21時31分
ベンヤミン・スズキ さん
いつもコメント有難うございます、なかなか返事が出来ませんで大変申し訳ありません。CHARNETT MOFFETTはこの作品の後にもう一枚出していますが、未聴です。CHARNETTの名前の由来は面白いですね、初めて聞きました。
新作で何かガツンと来るものが最近どうもないんですが、何かあったら教えていただけると助かります。またどうぞ宜しくお願いします。
投稿: ジャズカバ | 2008年5月19日 (月) 17時44分