PHIL WOODS 「MUSIQUE DU BOIS」
手のアイシング、やってみました。ひゃ~、チベたい、ジンジン手に響く。人差し指から小指までの痛み、むくみは筋をストレッチすることで大分楽になれます。指を開かずに手を開く。チョップとか手刀の形で指先を下に向くようにして、腕を真直ぐにして壁にその手で寄りかかってみる。肘から小指側の腕の筋が伸びている感じが得られればOK。
残りは他の4本の指とは全く違う動きをする親指の付け根、ココをストレッチすることはできないので、疲れ(炎症)を残したままだと、腱鞘炎になってしまうらしい。なので炎症を取るためにアイシングするのが効果的。ピッチャーが投げ終わった後に肩を冷やしているのはそのためですね。
冷たいのを我慢してやってみると少しですがむくみが確かに無くなって、楽になりましたよ。
一昨日、オール・アメリカン・リズムセクション何て事を言ってしまって思い出したのが、PHIL WOODS 「MUSIQUE DU BOIS」。1974年、ガンガンに吹きまくるWOODSもこのリズム隊じゃなければ、ココまで燃え盛っていたかどうか、、、スタジオ録音ですが、ライヴ感があって、実に良い!
- SAMBA DU BOIS (WOODS)
- WILLOW WEEP FOR ME (RONNEL)
- NEFERTITI (SHORTER)
- THE LAST PAGE (BECK-WOODS)
- SUMMER KNOWS (LEGRAND)
- AIREGIN (ROLLINS)
- SAMBA DU BOIS(ALT. TAKE)
40歳を超えて正に脂の乗り切ったWOODSの歌いっぷりは見事!歌いまくるプレイは緊迫した雰囲気でアルトが白熱しています!1曲目から太いベースに導かれて、ジワジワと盛り上がり、次第に熱い雄叫びになって行くWOODS、激しいビートを刻むドラム、多彩な表情のピアノ、全員がお互いの音に反応しあって聴いていて力が漲っています。
LEGRANDの名曲5曲目、我がジャズ師匠によるとWOODSはLEGRANDのこの曲を完璧に理解しているんだそうです、アート・ペッパーのと比べるとよく解るらしい。非常に叙情的で遣る瀬無い表情と何処か希望を感じさせるアルト、エモーショナルで強さがあるすばらしいバラード・プレイです!
ジャケットが滅茶苦茶カッコイイですよね、恍惚としながらも汗をかいている四人の表情を勝手に想像してしまうエネルギッシュな傑作だ!
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コメント
お久しぶりです。最近は忙しくてコメントを書き込む事が出来ませんでした。
そして、就職おめでとうございます!!慣れない職種で大変そうですが、体を壊さない程度に頑張って下さい。
ここ最近仕事が忙しくなり、また面白くもなり音楽はあまり聴かない日々が続いていました。実はJAZZから遠ざかり、僕のルーツでもあるパンク・サイコビリー~テクノ~ルーツレゲエ・ダブ、そしてブラックを全般に聴いていましたが今日珍しく一目ぼれしたCDに出会えました!!一時期その黒さからファンになったMARY LOU WILLIAMSの76年のライブ版がHIGH NOTE(何故?)から出ていて久々にJAZZのCDを買いました。ROY HAYNESのドラムも凄いですが、MARYの力強いピアノプレイ、そしてなにより真っ黒!!黒人のゲットーミュージック好きの僕としては、再度彼女の虜になりました。
投稿: kibe | 2008年3月30日 (日) 20時05分
kibeさん
いつも有難うございます。お互いに忙しくなってきましたね。kibeさんもお体には気をつけてご自愛ください。
MARY LOU WILLIAMSとはまた渋い!私は持っていないピアニストですが黒いと聞くと欲しくなります。以前にもlonely streetさんにご紹介頂いたんですが、見つかりませんでした。次の休みにまた探しに行ってみます。
またどうぞ宜しくお願いします。
投稿: ジャズカバ | 2008年4月 1日 (火) 13時41分
お疲れ様です。MARY LOU WILLIAMSって万人受けするアーティストじゃないし、特に生粋のジャズファンの人からはまったく人気ありませんよね。やっぱりジャズオンリーの人達は音や、テクニックが重要なのでしょうか?僕などは、テクニックよりも曲の良さ、その人のバイブスを感じたいので彼女のようなアーティストは大好きです。僕が始めて聴いた彼女の作品は「Black Christ Of The Andes」でしたが、凄い衝撃を受けたのを覚えています。レゲエもブルースもジャズもゴスペルもヒップホップもソウルもジャンルは違えど黒人音楽としてのルーツは根が深いところで繋がっています。ぼくはやっぱり黒人の虐げられている中で生まれた音楽が大好きみたいです。僕が最近ずーと聴いているben harperのライブアルバム( Live At Twist & Shout)は本当に凄かった!!久々にロックを聴きましたが、彼の歌は非常にメッセージ色が強く聞き手をとりこにします。彼の音楽はアコースティックソウルなどに草分けされていますが、ブルースもロックもレゲエも取り込んだ彼の音楽は本当に素晴らしい!!イギリス留学中に彼の音楽に出会いもう10年以上聞いていますが、音楽の意味と楽しさを再度おしえてくれる、僕の中ではそんなアーティストです。
投稿: kibe | 2008年4月 2日 (水) 12時06分
kibeさん
MARY LOU WILLIAMSが生粋のジャズファンには人気がない、というのは正直どうなのか判りません。通好みだったり、ミュージシャンズ・ミュージシャンということは言えるかも知れませんが、、、
昨今は新譜のリリースが多すぎて、興味があっても追いつかないというジャズ・ファンは沢山いると思います、難しい所ですね。
ben harperはむか~し聴いたなぁ、、、CDは持っていませんが、好きな同僚がいました。興味があっても追いつかないというジャズ・ファンの私もいつかは改めて聴きなおしてみたいです。
投稿: ジャズカバ | 2008年4月 3日 (木) 19時44分
最近、訃報ばかり、遂に赤塚不二夫も鬼籍に、その数日前に、Billy Joelのバンドのギタリストがなくなり、無性に聴きたくなり、The Strangerを引っ張り出して聴きました。日本でしかシングルにならなったので本国ベスト盤に入らない名曲。
その次のJust The Way You Areのアルト・サックスは、フィル・ウッズと知らされたのはジャズカバ氏の師匠のT氏からでした。もう何年も前。私にはウッズの名演のひとつです。
投稿: ベンヤミン・スズキ | 2008年8月 3日 (日) 23時14分
ベンヤミン・スズキさん
あの印象的なアルトはウッズ様だったんですか?知らなかった、、、師匠はウッズ様の大ファンでしたからね、「ジャパニーズ・リズム・セクション」がCDになってなかった時にご自分のアナログをCDに焼いて、ジャケもイラレとフォトショップで忠実に再現して、T-レコードのマークまで作って、「へへ~、いいでしょ?皆に欲しいって言われるんだ~♪」って子供みたいに喜んでたのを思い出します。
投稿: ジャズカバ | 2008年8月 7日 (木) 08時21分