SAHIB SHIHAB 「AND THE DANISH RADIO JAZZ GROUP」
ふ~、イカン、既に緊張してる、明日は初めての面接です。会っていただけるだけでもあり難い事ですが、何だか大失態をやらかしそうで、どうも落ち着かない、、、いつまで経ってもドッシリ構えられないですね、繊細、神経質、根性なし、う~ん、こんな自分にとても草臥れる、、、
書いてる場合じゃないんですが、ちょっと違うことを考えないとね、、、
ピアノ・トリオの老舗といえば澤野工房さんですが、実は澤野さんが出す管モノは恐ろしくカッコイイ名演が多いです。以前に紹介したナウラやジャズ・クインテット60、他にもヨキ・フロイントなど、驚きの傑作ばかりです。出来ればタビー・ヘイズのテンポ作品はLPだけじゃなくCDにもして欲しいですね。
で、本日はSAHIB SHIHAB 「AND THE DANISH RADIO JAZZ GROUP」、様々な楽器を駆使して表情を変えるSAHIBの演奏にデンマークの名手たちが重厚なバップの香りを演出するOKTAVの幻の名盤です!特にN. H. O. PEDERSENのベースに痺れます、ドッシリとしたウォーキング(自分もこうで在りたい、、、)が堪りませんね、1曲目DI-DAの厳かな雰囲気、ジワジワとジャズ魂が揺さぶられ、ガツンとテナーでソロを取るBENT JAEDIGの歌いっぷり、高らかに歌うPALLE MIKKELBORGのトランペット、何処かタドタドしいSAHIBのバリトンが生々しさを煽ります。
飽くまで1曲目は小手調べ、快楽の山場は2,3曲目DANCE OF THE FAKOWEES、NOT YETで早くも最高潮です、踊りたくなるようなリフレインからNIELS HUSUMのソプラノが弾け、トロンボーン、ギターが短く歌う、そのバックのアンサンブルのカッコいいこと!ヴァイブの演奏は常にクールに響きます。疼いてくるドラムの見せ場を中心にスピーディなソロが交互に駆け回る演奏、これぞ醍醐味です!
更には「OK! HERE WE GO! MAI DING!!」から始まる5曲目、カウベルの軽い打ち鳴らしから、分厚いアンサンブル~バリトンのゴツゴツとした演奏がスリリングに響きます、一転してフルートは軽やかな6曲目HARVEY'S TUNE、アンサンブルが同じテーマを奏で、「ブーン」のSHIHABの一言から再び軽快なフルート、気持ち良いですねぇ、、、
幾つかダブってしまうSHIHABのストーリーヴィル盤「SENTIMENTS」もいいですが、まとまりとしては断然澤野盤のほうが良いですよ。
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