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2008年4月

THE BERT VAN DEN BRINK TRIO WITH RICK MARGITZA 「CONVERSATIONS」

 今週はCDは買わない、だから町には近づかないことにして、ウチでノンビリしながら掃除したり、洗濯したりを決め込みました。5月は色々欲しい物が出ちゃうんですよねぇ、今は余力を貯めておかないと、、、

 ゴールデン・ウィークか、、、今日はたまたまシフト上お休みですが、レコ屋時代同様に関係なし、逆に忙しい時期に突入したという事で明日から怒涛の10日間となりそう。さ~て、初めての繁忙期、どうなりますことやら、、、

 いい感じだ、切ないYOU MUST BELIEVE IN SPRINGが心に沁みます、THE BERT VAN DEN BRINK TRIO WITH RICK MARGITZA 「CONVERSATIONS」。MARGITZAのテナーは骨太というよりは洗練されていてロリンズよりもコルトレーンのタイプじゃないかな、彼の作品はもう一枚持っていますが、そちらはもう少し無機質な印象でそんなに好きにはなれなかったんですけど、本作は人の曲ばかりでミドル~スロー中心、全体的にも叙情を感じさせる、メロディに浸れるワン・ホーンです。The_bert_van_den_brink_trio_with_ri

  1. YOU MUST BELIEVE IN SPRING (LEGRAND)
  2. NAIMA (COLTRANE)
  3. LA CHANSON DES VIEUX AMANTS (BREL)
  4. HIS EYES, HER EYES (LEGRAND)
  5. ALL THE THINGS YOU ARE (KERN-HAMMERSTEIN)
  6. A CHILD IS BORN (JONES)
  7. SECRET LOVE (WEBSTER-FAIN)
  8. THE LOOK OF LOVE (BACHARACH)
  9. EMILY (MANDEL)
  10. BROTHER, CAN YOU SPARE ME A DIME (GORNEY)
  11. A HOUSE IS NOT A HOME (BACHARACH)

 ピアノのBERT VAN DEN BRINKはオランダの名手、盲目のピアニストで端正な響きが胸に響きます。彼のプレイが作品に艶を与えていますね、3曲目の麗しい入り方は心静まる素敵な演奏、リズム隊が入ってからの小気味良さと叙情的なメロディがすばらしい!8曲目も深遠な透明感を感じさせる演奏、お馴染みのメロディを徐々にドラマティックに盛り上げていきます、粘りを感じさせるリズム隊、感情迸るテナー、ん~~~、グッと来ますなぁ、、、

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JOHN CARTER-BOBBY BRADFORD QUARTET 「SEEKING」

 先週レコ屋さん帰りに町をふらついていて、フッと見つけたイチョウの若葉、可愛らしいですねぇ、、、恥ずかしながらイチョウの若葉なんて意識して見た事が無かったのできっと初めて見たということになります。そうだよなぁ、元々黄色い訳ではないんだよなぁ、、、こういうことに気が付くことが出来るのも、前の仕事を辞めて、ブログを始めて、妻にカメラを買って貰ったお陰だなぁ、、、アリカタヤ、アリガタヤ、、、 Img_1021

 もっとフリー寄りの演奏なのかと思っていたら、ちょいとフィルム・ノワール的でハードボイルドの香りが漂うカッコイイ作品。JOHN CARTER-BOBBY BRADFORD QUARTET 「SEEKING」、1969年の演奏です。ピアノレスなだけに音が硬派で、ヴァイブはいませんが、何となくドルフィーの「アウト・トゥ・ランチ」を思い出してしまいました。John_carterbobby_bradford_quartet_s

  1. IN THE VINEYARD (CARTER)
  2. KAREN ON MONDAY (CARTER)
  3. STICKS AND STONES (CARTER)
  4. THE VILLAGE DANCERS (CARTER)
  5. SEEKING (CARTER)
  6. SONG FOR THE UNSUNG (BRADFORD)

 CARTER、BRADFORDは共にオーネット・コールマンと活動していたことがあって、BRADFORDはコールマンの「サイエンス・フィクション」でトランペット演奏を聴くことが出来ます。この作品でのロウ・イヤーズという曲はビリビリと脳を刺激してきて大好きです!

 本作でも1曲目での疾走感、CARTERのテナーがグイグイ引っ張った後のBRADFORDの演奏はアグレッシヴでブリリアントな響きが最高にカッコイイ、こういう生々しい演奏は痺れますね!

 CARTERはアルト、テナーも自由自在、でも最も刺激的なのは3曲目のクラリネット、柔らかい音色でありながらCARTERの演奏は力強く躍動するリズム隊に乗って高く飛翔するかのようです。5曲目ではCARTERのフルートが物寂しげ、でもベースのメロディが内省的な心の迷宮へジワジワと誘います。

 ラストはBRADFORDのオリジナル、アヴァンギャルドながらバピッシュな雰囲気を感じさせて、ちょっと女性がらみでほろ苦い思いをした探偵が煙草の煙るBARから立ち去るようなクールなシーンを思わせます。

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ERIC LEGNINI 「TRIPPIN'」

 ちょっとCD買いすぎです。ここ二週間で6~10枚ずつ買ってしまってる、幾ら働き出したからってちょっとマズイだろう(何か浪人中もこんなこと言ってた気がする、、、あの時は退職金か、、、)、ちょっと出掛けてしまうとツイツイね、フラッとレコ屋さんに立ち寄って、気が付くとレコ屋さんの袋を持っている。

 今週は我慢するべ、、、と思っていたら、財布の中からユニオンさんの割引券が、、、あれっ!今月いっぱいじゃないか、使えるの、、、参ったなぁ、、、来週は治療もあるし、何かと忙しいべ、再来週は多分繁忙期に入っているから休みは無しだべ、、、う~ん、仕方ないなぁ♪、ちょっと行ってくっか~♪♪、、、と上手い口実が出来てソソクサと散歩がてら結局レコ屋さんへ直行!それでも控えめに4枚だけ(音楽に興味のない人にとっては4枚もかよ!ですよね、、、)、まぁ、ヨシとしよう、これで来週、再来週も何だかんだと買っちゃったら只の節操のないおバカさんですね、、、

 やっとアヴァンギャルドの呪縛から解き放たれた感じです、いや、アヴァンギャルドがイカンという事ではないですよ!何だかスッキリした気分ですね、お蔭様で、、、では本日はERIC LEGNINIの新作、「TRIPPIN'」!いい感じです、聴き初めからその雰囲気に何とも言えない心地良さを感じます。ココ最近LEGNINIはホントに精力的ですね、しかも、おっ!と思わせる作品ばかり、この新作も見つけた途端に即ゲットでした!Trippin

  1. ROCK THE DAYS
  2. BULLITT MUSTANG FASTBACK
  3. AMARONE
  4. CON ALMA (GILLESPIE)
  5. JADE
  6. BLEAK BEAUTY
  7. A SPEEPING BEE (ARLEN-CAPOTE)
  8. DARN THAT DREAM (VAN HEUSEN-DELANGE)
  9. CASA BAMAKO
  10. TRIPPIN'
  11. THE SECRET LIF EOF PLANTS (WONDER)
  12. DOO-GOO
  13. THEM THAT GOT (CHARLES-HARPER)
  14. THE SHADOW OF YOUR SMILE (MANDEL-WEBSTER)
  15. INTROSPECTION ♯1

 クレジットしていない曲は全てオリジナル、元々オリジナルは魅力的なピアニストだったのでソコについては全く驚きはありませんが、全体的な作品の聴き応えが国内前2作よりもあるように感じられました。ひょっとしたら名盤「ANTRAIGUES」や「NATURAL BALANCE」より気に入ってしまうかも、、、

 まだ一度しか聴いていませんが、1曲目のメロディと跳ねるようなリズム感、アドリヴの小気味良い歌いっぷり、ストレートにスウィングする2曲目の走りっぷりが印象的、スカッとした爽快な気分が味わえました。特に2曲目は3分台でサッと終わっていく所がとても好き。それと多分これが私のキラーになりそうなんですが、5、6曲目のストーリーかな、麗しいピアノが切なく奏でられる5曲目の2分弱、コレは間違いなく6曲目へのプレリュード、一転してシャキシャキと歩き出すスウィング感の6曲目、湯水のように湧き出てくるLEGNINIのメロディ・センスが冴え、次第に熱を帯びてくる演奏に快感です!それとタイトル曲、エレピで奏でられるクールな乗りの逸品、作品全体にちょっとしたアクセントを加えてくれる重要な曲だと思います。

 本作の寺島先生のライナーはとても良い、一聴して一筆で一気に書いてしまったかのような歯切れの良さで、ライナーと言うよりは素直な感想が述べられているように思えました。何となく共感してしまうな、、、

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THE PETER BROTZMANN OCTET 「MACHINE GUN」

 困ったもので休みの日でも夜の9時にはもう眠くて仕方ない。まだまだこの生活に慣れていないということなんでしょうね。先輩たちに訊いてみたら、午前様とはいかないまでも、結構遅くまで起きている、11時とかは当たり前、凄いな、アレだけ動いたり、考えたりしながら、クタクタになるまで仕事してるのによく眠くならないねぇ、、、

 先日、新人の歓迎会が催されて(私のほかに新人は二人)、社員だけでウェルカムをしていただいたんですが、何だか盛り上がる、盛り上がる!(一番テンション高いのは社長、まだまだお若い55歳!見た目は40歳でも充分イケる!!)ホンじゃ次行こうか、なんてなんて言われて付いていくのが我々製造部とこれまたハイテンションな営業部だったりする。メチャクチャ楽しかったけど、まぁ、眠い眠い。でも無理強いするようなお子様な人は一人もなく、とてもいいお酒でした。

 これでシルヴァーウルフが加わるとかなり面白いことになるようで、朝近くまで遊んで、次の日、昨日は楽しかったね~、なんて写真見せ合いながらケロッとしているらしい、、、流石にツワモノ、社員はとても付き合いきれないというウワサ。

 更に調子に乗って引っ張り出したのがTHE PETER BROTZMANN OCTET 「MACHINE GUN」、そんなに沢山アヴァンギャルドな作品を持っているわけではありませんが、恐らくこれ以上破壊的なサウンドを聴かせてくれる作品はないと思います。The_peter_brotzmann_octet_machine_g

 1968年という時代に何が起こっていたのかについてはライナーノーツが簡単に教えてくれていますが、それを知った上で聴いてみると、とても恐ろしい気分になります。銃口の先には何があるのか想像してみましょう、、、怖いでしょ?リアル・タイムでこの時代を経験した人は日本人でもきっとその怖さが解るのではないでしょうか、、、欧州ではアメリカのフリー・ジャズへの返答という意味を込めてフリー・ミュージックという言葉を使います。

 地響きのような三管の咆哮と二つのリズム隊、受けるイメージは戦争、核爆弾、絶滅への不安、、、でも決して自暴自棄なモノではなくて、立ち上がろうという強い意志が感じられます。ダイレクトにぶち当たってくる生々しい演奏は全く色あせる物ではありませんね!

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SUNNY MURRAY 「SUNNY MURRAY」

 何だか痩せてしまって、仕事を始めてから4キロ減、このままでは繁忙期にきっと体力が持たない。ココは一つ奮発して焼肉でも食いに行こうということになり、ウチの近くにある焼肉屋さんへ行くことになりました。このお店、かなり美味いです、地元ではかなりの有名店で土、日は家族連れで大変な賑わいです。

 普段はあまり牛さんは食べないようにしているんですが、ココは特別、鶏さん、豚さんもイケてます。久しぶりだなぁ、最後に来たのは多分妻の誕生日辺りだから半年以上来てなかったか、、、霜降りなどという贅沢なお肉を注文したりして、食べられることの有難みを痛感しながら頂戴いたしました。200804_016 

 私は食べ物を残したり、食い散らかすことが大嫌いで、飲屋さんとかでお刺身とかがポツンとテーブルに取り残されてたりすると、とても嫌な気分になります。コレは今の仕事に就く前からそうで、食べ物には感謝と敬意を払わにゃイカンと思ってます。という事で、皿にある食べられる物は全て平らげ、テーブルまで拭いてお店を後にしたのでした。はぁー、美味しかった!

 今週はキケンな世界に突入してるなぁ、かなりアヴァンギャルドな作品を聴きまくっています。本日はSUNNY MURRAY 「SUNNY MURRAY」、ESPの名盤です!!が、とりあえずビギナーの方はなんじゃコリャって事になるので気を付けましょう。かく言う私も本作についてどうこう細かくは言うことが出来ません。体調の良い時は音の洪水に身を任せると只々気持ち良くなるということぐらいで、、、その日の気分で全く聴く気になれない、体力が続かない、キツイ!何てこともしばしば。Sunny_murray_sunny_murray

 そうですねぇ、最初は多分聴こうとしてはいけないのかも知れませんね、聴くというよりは演奏に身を任せる感じ。

 「バガボンド」という宮本武蔵の面白い漫画で、沢庵和尚が言う名セリフに「見るともなく全体を見る、それがどうやら、、、見るということだ」というのがあるんですが、何というか、そんなイメージかな、、、(あれっ?!、判りますかね、、、ちょっと違う?)

 その内にJACK GRAHAMがこうやってた、とか、単純にBYARD LANCASTERってカッコイイかも、とか、叩きまくるSUNNY MURRAYは迫力あるなぁ、とか、何となく興味が湧いてくるかもしれません。そうなるとそれまでは気が付かなかったメロディが聞こえて来て、アレ?!って思うかも。さぁ、大変です、そこまで来るとキケンな世界の門をいつの間にかくぐってしまったということになります。もしご興味がおありならトライしてみるのもいいかも知れませんね。

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JOHN SURMAN 「HOW MANY CLOUDS CAN YOU SEE ?」

 湘南モノレール大船駅の向かい側にある飲んべビルの5Fに串べえずという居酒屋があります、久しぶりに行きました。でもスタッフの皆さんは相変わらずの元気印、体育カイ系のノリが信条らしく、テキパキ、シャキシャキ、小気味良くて皆さん明るくて、兎に角働いているのが楽しそう(大変なことも多いでしょうね)、何だか気分の良くなる場所です。さすがに串モノがとても美味しい。200804_006

 でもって、サラダも食べたくて「トーフの黄金ジュレサラダ」を頼んだら、感じの良い青年スタッフさんが「ちょっと苦いんですけど、そういうの大丈夫ですか?」と何となく心配そうに言うので「何か面白そうだから、お願いします。」とオーダー。持ってきてくれた女性の方も「ちょっと、苦いですよ~、、、」と気にしている。何だろう、益々気になったので早速頂いてみると凄く美味しい!チコリの苦味と和風ジュレの甘味、更にミョウガの苦味がとてもイケる、今どきはこういうの好まれないのかなぁ、、、何を食べているか自分で判るでしょ?ピリッと引き締まってこういうのを美味いと感じます。後で先ほどの青年スタッフさんが「どうでした?」と来たので美味いと言ったら、ニッコリして、自分も美味いと思うんだけどスタッフの間では好みが分かれるところなんだそうです。チコリとミョウガだけ残しちゃうとか、、、それじゃあ、このサラダの良さは解らないですね、、、

 昨日のHARRY BECKETTを聴いて、それじゃコイツはどうだ!っと引っ張り出したのがJOHN SURMAN 「HOW MANY CLOUDS CAN YOU SEE ?」、BECKETTをはじめ、JOHN TAYLOR、ALAN SKIDMORE、MIKE OSBORNEと「FLARE UP」のサイドマンが参加。疾風怒濤の演奏の嵐に悶絶するしかありません!John_surman_how_many_clouds_can_you

  1. GALATA GRIDGE (SURMAN)
  2. CARACTACUS (WARREN)
  3. PREMONITION (SURMAN)
  4. EVENT (a)GATHERING (b)RITUAL (c)CIRCLE DANCE (SURMAN)
  5. HOW MANY CLOUDS CAN YOU SEE ? (SURMAN)

 14分58秒の1曲目の凄味が堪らない!壮絶、出だしのスピリチュアルなSURMANのバリトンからグーの音も出ない、壮大なアンサンブルが加わった後のSURMANの咆哮はホントにバリトンなのかと疑いたくなる程の迫力です!OSBORNEのアルトも加わりBECKETTも加わり、もう洪水溢れんばかり、パワーが蓄積されていく。ALAN JACKSONがその流れを引き継ぐドラム・ソロ、益々パワーを溜め込み、突然のチェンジ・オブ・ペース、インドを思わせるメロディにナヌ?!

 ところがココからが正に疾風怒濤、TAYLORの切れ味鋭いピアノがバッサ、バッサと切れ込んでくる、彼のアコースティックでの凄味は正にコレ!カッコイイぜ~!!SKIDMORE、OSBORNEが溜め込んだパワーで白熱のソロを展開する、ウラで叩き続けるドラムは無我夢中、聴いてる方も次第に陶酔の域に入ってしまう、フリー・スタイルのアンサンブルでフィニッシュ、心が騒めきながらも次第に静まっていく圧巻の演奏!これだけでも本作は買って良かったと言えます!

 バリトンをまるでテナーか、アルトのように自在に吹き倒す、凄いな、2曲目のドラムとのデュオもシンプルながらパワフル。4曲目の大作18分半はビギナーにはかなりキツイでしょう、静まり返った心の旅、見事なバス・クラリネットの演奏を堪能して、ベースのリフレインに導かれ、バリトンが力強いメロディを同じくリフレイン、ドラム・ソロで盛り上げてからバリトンが再び切れ込んできます。迫力があって知的なクァルテット演奏ですぞ!そのままの編成でタイトル曲はソプラノがユッタリと心地良い。 

 「FLARE UP」にもSURMANは参加していましたが、全く目立っていなかったと思います。そういう意味では確かにサイドマンの力を引き出していなかったかもしれませんね。

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HARRY BECKETT 「FLARE UP」

 昨日は仕事の帰りに珍しく遠回りをして稲村ガ崎まで行ってみました。改めてすっかり春なんだなぁ、なんて思いつつ江ノ電に乗ってトコトコ散歩気分。人が出てるなぁ、鎌倉はお祭りの最終日か、、、晴れてよかったねぇ、嵐みたいになったり、晴れと雨を繰り返す日があったり、変な一週間でしたからねぇ、、、Img_0997

 さざ波の音が何とな~く気持ちいい、、、

 HARRY BECKETTは西インド諸島出身で英国で活躍、60~70年代の重要な作品にサイド・マンとして参加しています。「FLARE UP」は1970年の彼の代表作の一枚。アヴァンギャルドな雰囲気ながら決して小難しくない、楽器同士がスリリングにぶつかり合って、聴いてて燃えてきますな、70年代の息吹です!Flare_up

 切れ込むようにガンガン煽るJOHN WEBBのドラムが気持ち良く、BECKETTがスカッとした気分にさせてくれる1曲目のタイトル曲、ALAN SKIDMOREのテナーが短いながらも熱いソロ、全編を支配するJOHN TAYLORのエレピとFRANK RICOTTIのヴァイブが印象的です!同じく4曲目SCARLET MINEもスリリング、TAYLORのエレピがカッコイイ!当時のTAYLORはアコースティックも鋭いですがエレピも良いですね、高らかに歌いまくるBECKETT、ぬおおお~~~、熱い!引き継ぐMIKE OSBORNEのアルトが更に燃えています!!リズムを支配するドラム、ベースの躍動感、ウラで鳴っているヴァイブが何とも言えない浮遊感を醸しだしています、今正にマインド・トリップ中!ヤバイな、この曲は、、、

 5曲目THIRD ROADも怒涛のリズムが襲って来るヘッドバンギング・チューンです!6曲目FLOW STREAM FLOWも熱い!すみません、言葉が尽きました。

 モノの本によると本作はサイドマンの力を引き出し切っていないんだそうです。そうか~、かなり楽しめる演奏でしたが、サイドマンもっとホントは凄いのかぁ、、、また探す楽しみが増えましたなコリャ、、、

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CASSANDRA WILSON 「BELLY OF THE SUN」

 せ、洗濯物が溜まりまくってる、洗いはしますが、干してる時間が作れない。妻は激務で朝早く、夜も遅い。私は更に朝が早く、早く帰ってこれれば一気に干しますが、たまに遅くなるとドッサリ溜まって干しきれない。毎日洗濯機は回さなければならないのでドンドン溜まる。困った、、、こんな時に乾燥機があればとても助かりますが、生憎そんな物を置く場所がない、私まで本格的な仕事の繁忙期に入ってしまったら、どうなっちゃうんだろう、、、何か対策を考えないといかんなぁ、、、

 先日、仕事の先輩たちにジャズのオリジナル・コンピを差し上げたら、まずまずの評価を頂いたので、調子コイてもう一枚作ったら自分でハマッってしまった。コレは我ながら出来がいいなぁ、、、なんつって、眠い目を擦りながらその日、二回もリピートして、かなり我褒めモードでした。(次の日早いんだから、早く寝ろって!)

 そのマイ・ジャズ・コンピに入れて、改めて聴き直したくなった作品がCASSANDRA WILSON 「BELLY OF THE SUN」。木枯らしが吹いて、通りを木々の枝が丸まって転がっていくシーンがありますよね(昔の西部劇によく出てくる印象、あの転がる枝はなんて言うんでしょう?)、勿論風景の色はセピア色、デルタ・ブルースを聴いた時にイメージする荒涼とした南部の風景が目に浮かびます。Cassandra_wilson_belly_of_the_sun_2

  1. THE WEIGHT (ROBBIE ROBERTSON)
  2. JUSTICE (CASSANDRA WILSON)
  3. DARKNESS ON THE DELTA (LIVINGSTON-NEIBURG-SYMES)
  4. WATERS OF MARCH (ANTONIO CARLOS JOBIM)
  5. YOU'VE GOTTA MOVE (MISSISSIPPI FRED McDOWELL)
  6. ONLY A DREAM IN RIO (JAMES TAYLOR)
  7. JUST ANOTHER PARADE (CASSANDRA WILSON)
  8. WICHITA LINEMAN (JIMMY WEBB)
  9. SHELTER FROM THE STORM (BOB DYLAN)
  10. DRUNK AS COOTER BROWN (CASSANDRA WILSON)
  11. SHOW ME A LOVE (CASSANDRA WILSON-JESSE ROBINSON)
  12. ROAD SO CLEAR (RHONDA RICHMOND)
  13. HOT TAMALES (ROBERT JOHNSON)
  14. CORCOVADO (ANTONIO CARLOS JOBIM)

 ディープ・サウスのノンビリとした時間の流れ、久しぶりに聴いて妙に心地良く心に響きます。どの曲を入れようか、とても迷いましたよ、渋々のブルース5曲目も良いし、素朴で明るい表情がホッとさせてくれる4曲目も好き、一番好きな曲は10曲目のオリジナル、マンドリンかな?エキセントリックなリフレインにスティール・パンが何ともいい味を出してます。パーカッションのリズム感が心地良く、思わずステップを踏みたくなりますな、粋な雰囲気にクーター・ブラウンのように私も酔ったりして、、、

 迷った挙句、選んだのは7曲目、コレも良いんだなぁ、、、愁いのあるメロディ、INDIA. ARIE、RHODA RICHMONDと切なげに歌を交わす、思いっきり浸れる素敵な曲。INDIA. ARIEは畑は違いますが大好きです!

 という事で本作はココ三日間のヘヴィ・ローテーション、ハマッております。

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MEL TORME 「MEL TORME WITH THE MARTY PAICH DEK-TETTE」

 仕事を始めてあっという間に一ヶ月、早いものです。ほんの少しですが何となくコツが掴めてきて、益々面白くなってきました。

 昨日はお休み、一ヶ月間の疲れが一気に出たのか、かなりグッタリしてしまって一日中何もせずにヨコになってました。まぁ、こんな日があってもいいですね。昼過ぎまで雨降っていたし(まただ、、、これで四週連続、、、)、という事でちょうどいいから、録画してもなかなか見る時間が作れなかったメジャーリーグの試合を片っ端から見続け、うたた寝しては今度は録画した映画を観て、またうたた寝して、、、と、まるっきり休日のおとうさん状態。

 おかげさまで今日は疲れは残しつつも、何となく気力アリ!天気も好くなりそうだし、ちょっと出かけちゃおうかなぁ、、、

 朝っぱらからちょいと小粋に決めてしまおう!と思ってMEL TORMEの「アット・ザ・クレッセンド」を聴こうと思ったら、何とない!なんでやねん!たま~に重要な名盤が気が付くと欠けてたりします。この間はリー・モーガンの「ディジー・アトモスフィア」がないのに愕然としたし、、、今日はその辺探しに行きますか、、、

 それでは今日はTORMEの「MEL TORME WITH THE MARTY PAICH DEK-TETTE」でいって見ましょう。本作はベツレヘムでの第二弾、1956年の小気味良い傑作、ウェスト・コーストの、と言うよりMARTY PAICHの粋でシャープなアレンジが冴える逸品でジャケットもカッコイイ!艶やかなTORMEの歌声の良さは言うまでもありませんね!Mel_torme_with_the_marty_paich_dekt

  1. LULU'S BACK IN TOWN (WARREN-DUBIN)
  2. WHEN THE SUN COMES OUT (KOEHLER-ARLEN)
  3. I LOVE TO WATCH THE MOONLIGHT (REICHNER-MYROW)
  4. FASCINATING RHYTHM (G. & I. GERSHWIN)
  5. THE BLUES (ELLINGTON)
  6. THE CARIOCA (KAHN-YOUMANS-ELISCU)
  7. THE LADY IS A TRAMP (HART-RODGERS)
  8. I LIKE TO RECOGNIZE THE TUNE (HART-RODGERS)
  9. KEEPING MYSELF FOR YOU (CLARE-YOUMANS)
  10. LULLABY OF BIRDLAND (SHEARING)
  11. WHEN APRIL COMES AGAIN (WESTON-SCHAEFER)
  12. SING FOR YOUR SUPPER (HART-RODGERS)

 粋な雰囲気はいきなり1曲目から全開!リラックスしてシャレたテイストのTORMEの歌声はベガスの華やかなショウを観ている気分です。BUD SHANK、BOB ENEVOLDSENのソロ・リレーも気持ち良い!3曲目の出だしの歌声を聴いただけで安らぎを感じます。小粋なんだけど何とも切ない感じがいいねぇ、、、寛いだENEVOLDSEN、BOB COOPER、DON FAGERQUISTの短いソロがこれまた良い。5曲目のハード・ボイルドな雰囲気、情感溢れる遣る瀬無い歌声が堪らない、途中から骨のあるRED MITCHELLのベースがグッと腹に響き、アンサンブルの後ろでSHANKのアルトが泣く!ふーむ、、、マンダム、、、(ブロンソン、古い?!)

 MARTY PAICHサウンドが冴えるスピーディな7曲目の盛り上がり、見事にスウィングするスキャットが登場する10曲目、各ソロイストとのソロ交換が目茶苦茶カッコイイ!

 そしてラスト、この曲がとても好き、小気味良くて、ヴォーカル・メロディが優しい。寄せては返す、さざ波のようでいて、決めるときはキッチリ決めるバックの演奏が最高にシャレてます!は~、気持ち良かった!

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FREDDIE REDD 「UNDER PARIS SKIES」

 最近、久保田の千寿をチビチビ飲むのが仕事から帰ってきた後の密かな楽しみ。美味しいです、お高いだけあって悪酔いしませんね、次の日も爽やかな気分です。

 なぜ久保田?それは恒例の「爺を囲む会」で爺にご馳走になって、とても美味しかったから。次の日に悪い物が何も残らないのも驚きました。JFFYKbeckさんはお酒にも詳しく、色々旨いのを教えてくれました、探してトライしてみるつもりです。

 何だか哀愁のあるピアノが聴きたくなって、取り出したるはFREDDIE REDD 「UNDER PARIS SKIES」、久しぶりに聴いたなぁ、、、結構タドタドしい演奏なんですが、メロディが最高に良いですね、ピアノの腕は程ほど、でも何故ファンが多いかというとメロディが良いから、前にもそんなことを言ったように思います。Image0013

  1. DIANE I LOVE YOU
  2. BLEEKER STREET BLUES
  3. TO BUD WITH LOVE
  4. THIS HEART IS MINE
  5. YOU
  6. MY GOD IS LOVE

 1曲目の曇っていた空に突然差し込む一条の光、漂う哀愁を残しつつ、次第に晴れ渡ってくるような印象が堪らなく良いです!

 ちょっとハードで、でも寛ぎのある2曲目、後乗りの粘りが心に引っかかってくる名演です。ジンワリ響くスロウな3曲目、徐々に走り出す展開が実に小気味良い!

 麗しい作品、気持ちが潤います。上手じゃないけど手は抜いてない、豊かな情感が溢れ出ている名盤です!

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SIMON SPILLETT 「SIENNA RED」

 仕事の帰り道は工場長がいるといつも、「ああ、いいよ、いいよ、ついでだから乗っていきなさい。」とクルマでウチの近くまで乗せてくれる。これ、モノ凄く助かります。工場長がお休みだと他のウルフが「じゃあ、今日は私が乗せていこう。」と言ってくれて、毎日誰かしら送ってくれます、あり難い事です。

 で、車の中でジャズっぽいものがラジオでかかった時、工場長が「最近さぁ、こういうのよくかかってるよね、何かジャズっていいなぁ、なんて思うんだよね、、、」ほいほい、いらっしゃいませ~~~、お客様、ネタ充実してまっせ~っ!ということで、お気に入りの曲を集めたCDを作って差し上げることにしました。久々に腕を振るいましょうかね、前はよく作って人にあげてました。ジャケットもデザインしてね。(と言っても、画像を取り込んで、曲とタイトルをクレジットするだけですが、、、)さて、気に入ってもらえるかどうか、、、ジャズ・ホリックの腕の見せ所ですな!

 キテルな~、期待通りの熱い出来!SIMON SPILLETT 「SIENNA RED」、やっぱり雰囲気がタビー・ヘイズに似てますね、前作ではオリジナルを積極的に入れていましたが、今回はオリジナルは無く、タビー・ヘイズの曲を中心に本作でもテナーの醍醐味を聴かせてくれてます!Simon_spillett_sienna_red

  1. MINI MINOR (IAN HAMER)
  2. LIFELINE (TUBBY HAYES)
  3. SOURIYA (TUBBY HAYES)
  4. PEACE PIPE (ERNIE WILKINS)
  5. RUMPUS (TUBBY HAYES)
  6. RICARDO (TUBBY HAYES)
  7. PINT OF BITTER (CLARK TERRY)
  8. THE RIGHT TO LOVE (LALO SCHIFRIN)
  9. SIENNA RED (TUBBY HAYES)
  10. OLEO (SONNY ROLLINS)

 前作同様、ドラム以外はメンバー変わらず相変わらずの王道、ピアノのJOHN CRITCHINSONがSPILLETTと共に全編良い雰囲気なんですわ!麗しげな3曲目のピアノ・ソロなんてなかなかのモノ。無骨な音、でも厚みがあって洗練されてる趣も感じさせるSPILLETTのスロウ・バラード・プレイ、いいねぇ、、、

 ガツンと来るのは1曲目、ピアノがランニングしてハード・ボイルドなテナーが炸裂します!熱いねぇ、、、カッコイイねぇ、、、やっぱり期待を裏切らなかった、待ってた甲斐がありましたよ!走る感じ、疾走感が堪りませんね!同様に4曲目も小気味良さを感じつつ、走りまくるテナー!エリック・アレキサンダーと是非バトルして欲しいです、グラント・スチュアートとやり合っても面白そうですね!

 今や英国ナンバー・ワンのテナー・マン(と、勝手に思ってます。)、既に次の作品に期待大です!

 

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RED RODNEY 「RED RODNEY RETURNS」

 何故だ~~~!!ココの所休みになると天気が好くないです。これで三週間連続だ、何だかなぁ、、、気が滅入るなぁ、、、今日はこれから治療に行くというのに、、、

 昨日は雨が降り出す前に映画館へ行ってきました。凄く久しぶり、浪人中は時間があるのに何故か全く行かなかった。映画館はやっぱり良いですね、観る前の心の準備というか、ワクワク感があって、ウチでDVDで済ますよりずっと楽しいです。

 2、3本ハシゴしようと思っていましたが、天気が崩れると聞いてしまったので、出足が遅れて1本だけ。「CLOVERFIELD」、ネタバレしちゃうから語りませんが、感想だけ言えば、すげ~、怖かった。これからも注目していきたい事件ですな。 Cloverfield_2 ただこの映画、9.11を体験した人、知人や肉親を失った人は絶対観たくないだろうなぁ、、、

 帰りに前の仕事の仲間たちの所に行ったら、「就職、おめでとさん。」と言ってくれた。ありがとさんです、これからもCDを買いに行って応援しますぜ!

 良いですねぇ、スカッとした歌いっぷり!RED RODNEY 「RED RODNEY RETURNS」は50年代のほとんどを麻薬で棒に振った白人ビ・バッパーの名手が故郷フィラデルフィアで録音した1959年の作品。時代はハード・バップから、ファンキー、モードと主流が移り変わり行く最も活気のある頃で、本作でのスピーディで溌剌としたトランペット・プレイはビ・バップの切れ味を思い出させます、鳴りが気持ち良いですね!Red_rodney_red_rodney_returns

 1曲目SHAW NUFFの疾走感、3曲目I REMEMBER YOUの味のあるミュートの歌心、6曲目JORDUは最高にカッコイイ名曲、ソロを小気味良く纏めていますがリラックスした雰囲気で、吹いていいと言われたら何時間でもアドリヴを演奏していそうな感じです、この時の調子の良さが窺えます。

 フロントで相棒を務めるBILLY ROOTのテナーが全編で活躍しているのも本作の聴き所、なかなか彼の演奏は聴けません、幻のテナーマンです!もう一人注目はピアノのDANNY KENT、全く意識していませんでしたが、とても良い曲を書いてますね、各人のソロが冴えてるのもありますが、はっきりしたテーマ・メロディのおかげでフロントのユニゾンがキッチリ決まる、モダン・ジャズのカッコ良さってコレだな、と改めて思ってしまいました。KENTの曲は2曲目RED HOT AND BLUE、4曲目5709、5曲目WHIRLWIND、7曲目SHELLEYと4曲も入れています、KENTは本作の影の主役ですね!

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FERENC SNETBERGER 「NOMAD」

 妻は相当楽しかったようです。。昨日は春の匠の市で父を手伝っていました。いいなぁ、、、私も行きたかった、天気も良かったし、、、Cimg5153

 色々な出店に行って友達になりながら買い物を楽しんだらしい、凄く気に入った雑貨店を見つけて、コマイ物を沢山買ってきていました。すっかり知り合いも増えて他のお店の店番なんかもやって、結構売れたと上機嫌。もともと接客は大好きだからね、物を売る才能があります。買い物好きなのでお店に行くと「もっと、ああすれば良い、こうすれば楽しくなるのに、、、」と鋭いお店批評を飛ばしてくる。レコ屋さんだった時はチョイチョイ参考にしていましたよ。Img_0973

 FERENC SNETBERGER 「NOMAD」、珍しくギターものを聴きたくなってココ三日間、朝の出勤前に聴き続けていました。非常に美しいですね、アコースティック・ギターというのがまたとても気持ち良いです。Ferenc_snetberger_nomad

  1. EMPATHY
  2. CHILDHOOD
  3. YELLOW
  4. NOMAD
  5. SONG TO THE EAST
  6. THE FIFTH FRAME
  7. OUTHOUSE
  8. WATERKISS
  9. MOVE
  10. AIR

 音が非常に良い!ナチュラルで深遠なる透明感が心に響きます、ジャケットのイメージそのままです。ライナーでは音量を上げて聴いてごらんと書いてあります、朝4時ではなかなか難しいので、今かなり大きめにして聴いてみたら更に聴き応えが増しましたぞ!

 1曲目のゆったりとした雰囲気は北欧の香りがして、オスロで録られたのも頷けます。カール・ヨハンス通りは人が多くてもゆったり歩けて気分が良い、海っぱたにあるアーケル・ブリッケは洒落てるし、市庁舎広場もだだっ広くて伸びをしたくなる良い場所でした。また行きたいなぁ、、、

 2曲目も哀愁のあるメロディがすばらしい!SNETBERGERの透明感がありつつも情熱的なソロに痺れます。ARILD ANDERSENのベース・プレイもカッコイイです、3曲目のギター・ソロのバックで歌うベース・ライン、そしてソロのスリリングな展開、音の良さ!全然違いますが、何故かモントルー・ジャズ・フェスのビル・エヴァンス・トリオのエディ・ゴメスを思い出してしまいました。(エンブレイサブル・ユーのゴメスは凄いです!)

 4、5曲目は何処かアラブ的といいますか、キャラバンを思わせます、こういうところはSNETBERGERのハンガリアンらしさが出ているという気がしますね。9曲目でも叙情溢れるベース・ソロが印象的、ピリッと引き締まったハードな雰囲気の中、続くギター・ソロの美しさが光ります!胸に込み上げてくる熱さ、切なさが何とも言えません。

 

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GERALD WILSON 「IN MY TIME」

 鎌倉の桜、綺麗だったなぁ、、、この間の月曜日、晴れ間が出てきたので行って来ました。ちょいと日が暮れた後まで粘ってみましたが、粘った甲斐がありました。Img_0942

 いつも仕事を教えてくださるシルヴァー・ウルフのお一人も晴れ間が出る前に同じ所を徘徊していたらしい、ちょっと仕事中にその話で盛り上がりました。ヒ、ヒ、ヒ、、、私は晴れた後だったのでいいものが観れましたよ、、、Img_0924

 来た来た~!久々に聴いてしまった、ビッグ・バンドの快作、GERALD WILSON 「IN MY TIME」!ぶっ飛びの1曲目SAX CHASE、突っ走るRENEE ROSNESのピアノからカッコイイ!厚いアンサンブルからRON BLAKEがテナーをガンガンに吹きまくる!STEVE WILSONもアルトを吹きまくり、GARY SMULYANがバリトンを快調に飛ばす!DUSTIN CICEROのアルト、KAMASI WASHINGTONのダーティなテナーと正にチェイス、おお!RUSSELL MALONEのギターもスピード感溢れるパワフルなソロで熱い!ビッグ・バンドの醍醐味です!!Gerald_wilson_in_my_time

 ジワジワ盛り上がる2曲目DORIANもSEAN JONESのトランペットがなかなかのハイ・ヒットを聴かせてくれますな!KAMASIがまたもや吹き倒してます。

 シャキシャキとスウィングする4曲目BLUES FOR MANHATTAN、ココではワウワウ・トロンボーンのソロもフィーチャーされて、締めはクールなMALONEのギター、5曲目LOMELINでは御大JON FADDISの熱いトランペットの鳴りが最高にカッコイイ!スロウから始まって徐々に走り出すチェンジ・オブ・ペース、掻き回した後に再びトランペットのテーマに戻ってくる構成はよくあるとは思いつつも、ハマります!スピード感のある8曲目SO WHATもオツですね!よく聴いてるとクレジットされているソロ・オーダーと違います、LUIS BONILLAのトロンボーンの後のアルトは誰なんだろう?最もエキサイティングな、SO WHATらしさが感じられるのですが、、、

 前作だったかな、グラミーにもノミネートされたスウィンガーGERALD WILSON 、自分の名前で看板がはれる名手を揃えた快感の一枚ですぞ!

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ELSIE BIANCHI 「THE SWEETEST SOUND」

 ついに今年のメジャー・リーグが開幕!楽しい季節がやってきました。まずはマリナーズの一勝、ベダードは開幕の緊張からか、要所で大投手の片鱗を見せつつも本来のピッチングではありませんでしたが、兎に角勝って良かった。ジャッジもちょっと辛かったしね。毎年序盤のマリナーズはハラハラさせられますが、今年は雰囲気が違う。イチローさんが言っていた「勝ちを計算できるチームになった。」というのは観ている方にも感じられます。

 今年こそアナハイムをコテンパンにやっつけて優勝して欲しいですな!

 福留選手は大物ですね、これ以上ない程の衝撃のデビューだ!

 ちょっと癒されちゃおうかな、ELSIE BIANCHI 「THE SWEETEST SOUND」、何というナチュラルで癖のない心地良い歌声なんでしょう。スイスの歌い手で弾き語りの名手、アコーディオンの腕前も良いが、本作ではピアノに集中、ピアノ・トリオの小粋な表情に寛ぎ感が更に増して来ます。Elsie_bianchi_the_sweetest_sound

  1. TEACH ME TONIGHT (DE GENE-CAHN)
  2. FALLIN' LOVE WITH LOVE (RODGERS-HART)
  3. LITTLE BIRED (P. JOLLY)
  4. A SLEEPIN' BEE (ARLEN-CAPOTE)
  5. THE SHADOWS OF PARIS (MANCINI-ROBERT)
  6. FIDDER ON THE ROOF (J. BOCK)
  7. THE SWEETEST SOUND (R. RODGERS)
  8. SPRING CAN REALLY HANG UP THE MOST (T. WOLF)
  9. MEDITATION (JOBIM-GIMBEL)
  10. WHY DID I CHOOSE YOU (M. LEONHARD)
  11. LITTLE BLUES (S. BIANCHI)
  12. GUESS WHO I SAW RODAY (GRAND-BOYD)

 正直、あまり言うことはありません。只身を任せてしまえば、その心地良さが身に沁みてきます。ラウンジ風?!、、、まぁ、今どきはそう言った方が判りやすいのかな。聞き流すような演奏ではありませんよ、肩の荷が下りるような穏やかな気分にさせてくれる傑作。仕事が終わった後に軽く一杯舐めながら流すと、凄く気の利いた相棒になってくれる。歌声が何とも温かいですね、、、

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HOWARD McGHEE 「NIGHT MUSIC」

 とても嬉しかったこと、それは弟夫婦が再就職を喜んでくれたこと。世間的に言えば‘‘義理の’’ということになるんですが、私という人間をよく見抜いている人たち。全くの異業種を選んだにも拘らず、「意外だったけど、そういう仕事はピッタリだ!」と手放しに喜んでくれた。驚きました、そういう反応をしてくれたのは他にはJFFYKbeckさんだけだった。Img_0905

 何故かケーキをくれた。どうも有り難う、自分でも良い所に拾ってもらったと思ってたので、そんなリアクションは力になります。

 血沸き肉踊る熱いセッションを一つ。HOWARD McGHEE 「NIGHT MUSIC」、60年代の復帰後に比べるとこの頃のMcGHEEのハード・エッジなトランペットは逆巻く嵐のようなプレイの連続で、かなりスリリングです!1946~1947年のDIALでの録音。Howard_mcghee_night_music

  1. BE BOP (GILLESPIE)
  2. TRUMPET AT TEMPO
  3. THERMODYNAMICS
  4. DIALATED PUPILS
  5. DIALATED PUPILS
  6. MIDNIGHT AT MINTONS
  7. UP IN DODO'S ROOM
  8. UP IN DODO'S ROOM
  9. HIGH WIND IN HOLLYWOOD
  10. DOROTHY
  11. NIGHT MIST
  12. NIGHT MIST
  13. COOLIE-RINI
  14. NIGHT MUSIC
  15. TURNIP BLOOD
  16. TURNIP BLOOD
  17. SURRENDER
  18. SLEEPWALKER BOOGIE
  19. STOP TIME BLUES
  20. YOU

 CHARLIE PARKERが参加している1曲目以外は全てオリジナル、ライナーによるとPARKERはぶっ倒れる寸前の演奏だったそうな、そう聞くと何かキッチリ短く纏めながらも苦しいのかなと思ってしまう。McGHEEとハイテンポなユニゾンをキメるところはさすが!

 4~9曲目はセッションが変わり、ピアノのDODO MARMAROSA、ギターのARVIN GARRISONの高速プレイが光ります!DODOもMcGHEEと同じくブランクが無ければ巨人の一人としてより多くの人に知られる存在になっていたでしょうに、何とも惜しい気がします。TEDDY EDWARDSのテナーはスピード感より寛ぎのあるミドル・テンポでの演奏の方がシャレていて好きだなぁ、6、7、8曲目は一息つける粋な雰囲気です。

 10曲目以降はまた別セッションで、ヴァイブのMILT JACKSONが気持ち良く、JAMES MOODYのテナーが力強い!他の二つのセッションと比べてムーディな演奏が中心、11、12曲目の高速プレイだけではないMcGHEEの厚みのある哀愁のトランペット、タイトル曲14曲目の麗しいバラード・プレイに惚れ惚れします、ピアノはHANK JONES、いいねぇ、、、正にナイト・ミュージックと呼ぶに相応しい。

 肉厚で、切れ味鋭いMcGHEEの初期の魅力が伝わる楽しい作品ですぞ!

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