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2008年5月

e. s. t. 「TUESDAY WONDERLAND」

 いや~、ガッツリ仕事の洗礼を受けてしまった。熱湯の入ったバケツをひっくり返して、足首がアチチチ、、、見る間にプックリと水ぶくれが膨らんできました。痛みには鈍感な私も流石にヤバイ!ッて感じ。それを見て女性のウルフたちが「アロエ!アロエ!」、「うわぁ~、痛いでしょ?ちょっと我慢なさい、ちょっと誰か、アロエ切ってきて!」と大騒ぎ、火傷が多いこの商い、熱冷ましに効果的なアロエを育てている。工場長、「ガ~っと兎に角、水かけな!」

 私がまごついている内に見る間に治療が進んでいく。申し訳ない、、、一段落すると男性のシルヴァーウルフが「うん、それじゃあ、都合悪いでしょ?コレ履きなさい。」と自分が履いていた靴下を脱いで渡してくれる、有り難くて言葉も出ず。工場長が「兎に角座ってろ!こっちはやっとくから、、、下手に動くと悪化するぞ!」ということで故障者リスト入り(DL入りです)。

 暫く様子を見て足の状態を確認すると、想像してたより状態が良い(大体5時間後くらい)、アロエ恐るべし!「ご迷惑かけてすみません、、、」工場長に言うと、「大丈夫?あっ、痛そう、、、うん、洗礼受けちゃったねぇ、まぁ、気にしないで、オレも前はよくやったさ~、でも無理はしちゃダメだよ、この仕事してるとなかなか直らないんだよ。」

 午後は大丈夫そうだったので工場長の許可を得てデイリーの仕事をこなし、DLから復活。「明日ダメそうなら遠慮なく電話して。」という明日は休みの工場長に、「絶対やる!心配して来たら私は帰りますよ!」と生意気にも脅しをかける私でした。でも皆さん、本当にどうも有り難う、、、

 ウルフ・ワケニアスの新作を聴いたら久々に火が付いてしまった。e. s. t. 「TUESDAY WONDERLAND」、カッコいいね~、ジャズ?いやもうそういう枠の中で語るなんて出来ません。どの曲も欠けてはならない、曲順も変えてはいけない、アルバム全体が一つの曲であるかのように何か意味があるように感じます。E_s_t_tuesday_wonderland

  1. FADING MAID PRELUDIUM
  2. TUESDAY WONDERLAND
  3. THE GOLDHEARTED MINER
  4. BREWERY OF BEGGARS
  5. BEGGAR'S BLANKET
  6. DOLORES IN A SHOESTAND
  7. WHERE WE USED TO LIVE
  8. EIGHTHUNDRED STREETS BY FEET
  9. GOLDWRAP
  10. SIPPING ON THE SOLID GROUND
  11. FADING MAID POSTLUDIUM

 静寂と喧騒、混沌と整合、何だか全てが彼らの予測通りにコントロールされていくような感じ。まんまとハマって何度聴いても快感が走る、そんな作品かな。

 2曲目、6曲目、スッパリ切れるような爽快感が堪らないし、8曲目のような泣きのペーソスをやられるとこれまた堪らない、それでいて何処か胸が騒ぐ緊張感、ウルフのカヴァーでも上手くやってましたが、SVENSSONのピアノの力とリズム隊のタイム感、何て言うんだろ、常に余韻が残る演奏で、独特の世界観がジワジワ来るんですな。

 敢えて言うなら4曲目(この曲の凄さは前にも書いたような、、、)。あまりにも個性的過ぎて恐らくこの曲を他のプレイヤーが挑戦するのは凄く勇気が要るのではないでしょうか、、、力強いリズムと激しいピアノのリフレイン、フッと雲間から光がパ~ッと開けて行くかのようなピアノのアドリヴ、ヒートアップするしかありません!エヴァンスのワルツ・フォー・デビーをカヴァーされると「お、コイツ凄い勇気あるな。」なんて思って思わず買ってしまうんですが、この曲もそういう決定的なオリジナルの名演と言われるようになるのではないか、と思っています!

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BUDDY CHILDERS 「SAM SONGS」

 パソコンの調子が頗る悪い、大体年に一度はいう事を聞かなくなります。前回も前の仕事を辞めようか、どうしようかと考え出したちょうどこの時期でした。あの時は結局、データが全部吹っ飛び、妻が仕事から帰ってきた後、復旧するために夜中まで悪戦苦闘してました。もう何度もこんなことが起こるので妻は最低限必要なデータのバックアップを取っておく習慣があります、賢いね。私はマシーンが苦手なので大体何かあると妻にオマカセ、未だにチンプンカンプンで何故吹っ飛ぶのかも、どうして直るのかもさっぱり判りません。

 ということで、ブログの更新もパソコンの機嫌の良い時しか出来ないという、非常にストレスの溜まる状況です。只でさえ時間がなかなか作れないのに、、、叩いて直る代物なら愛情を込めてガンガンぶっ叩く所なんですが、相手は精密機械、余計いう事を聞かなくなりますね、、、 

 最近新しめの物ばかりだったんで、王道を行ってしまおうかな、、、BUDDY CHILDERS 「SAM SONGS」。コレは確か東芝さんがSBJCの紙ジャケのラインナップに入れていたのに何故か出せなかった幻の名盤だったように記憶しています。2002年くらいの頃の出来事じゃなかったかな。「何だよ~、発売中止だって?」とお客さんにとてもガッカリされたのを覚えています。ところが2005年だったか、FRESH SOUNDがワン・ホーン・クァルテットのもう一枚の名盤とカップリングしてCD化。当時、私としてはコレをやらずに何を紹介するんだっ!てな勢いでやりましたさ!知っている人はナイス・リアクションなんですが、意外とトランペットを好まない方も多くて爆発的には売れませんでしたね。トランペットの一般的な印象はキンキンしている、というのが好まれない理由かも、そんなことない演奏も多いんですがね、、、Buddy_childers_sam_songs

  1. THANK YOU SAM  (CHILDERS )
  2. HONEYSUCKLE SAM (CHILDERS )
  3. SAM METRICALLY (CHILDERS )
  4. MY WILD IRISH SAM (CHILDERS )
  5. SENTIMENTAL SAM (B. HARRINGTON)
  6. DING DONG SAM I DEAD (CHILDERS )
  7. SAM 'N' EGGS (CHILDERS )
  8. DEVILED SAM (CHILDERS )
  9. WHAM, SAM (CHILDERS )
  10. SAM'S SERENADE (CHILDERS )
  11. THREE SAM IN A FOUNTAIN (CHILDERS )
  12. CANNED SAM (CHILDERS )
  13. BUFFY (CHILDERS )
  14. YOU CALL IT MADNESS (CONRAD-DUVBUIS-、、、)
  15. HOLIDAY HOUSE (CHILDERS )
  16. IT'S GITTA BE HAPPY (A. ROSS)
  17. YOU GO TO MY HEAD (GILLESPIE-COOTS)
  18. INDIANA (MACDONALD-HANLEY)
  19. BENNIE'S TUNE (MILLER-STOLLER-LEIBER)
  20. HOLIDAY HOUSE (CHILDERS )

 前半は名手HERBIE STEWARDのテナーにも注目です。クールでスマートなウェスト・コーストの香りが漂う演奏で肩の荷が下りるような寛ぎ感、そうだなぁ、書かなきゃならないなんて思いつめている時にこんなプレイを聴いちゃうと、ああ、そんな事はどうでもいいかな、私はジャズ気違いなだけで評論家じゃないもん、気持ちいいや、って感じ。小気味良いスウィング感でゆとりを感じます。パリッと張りのあるBUDDYのトランペットの歌心、言うことないじゃんか、、、

 13曲目以降がワン・ホーン・クァルテット。ピアノはこれまた幻の名手ARNOLD ROSS、いいですよ~この人は!前半よりも溌剌としたトランペットの歌いっぷりとウェストの名ベーシスト、HARRY BABASINが前半以上に私の気を引きます。

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ULF WAKENIUS 「LOVE IS REAL」

 昨日は久しぶりに前の仕事でとてもお世話になった、気の合う元同僚と鎌倉の海を眺めながら、昼ビールとシャレこみました。「暇かね?」と電話をしたら、「おお!休み?ちょうど良かった、軽くやるかい?」との返事、待ってましたとばかりに遊びに行って、缶ビール片手にお互いの近況報告。Img_1124

 彼はJFFYKbeckさん同様ウマが合う人で、仕事に対して熱き心を持つナイス・ガイ、前にも一度この日記に登場しています。(2007年9月26日)ココでは仮にタイチロウさんと呼ぶことにしましょう。彼の仕事への熱意は益々熱く、お客様を楽しませるために孤軍奮闘で色々仕掛けているようです。流石だなぁ、、、途中で私がリタイアしてしまったことなど全く拘らず、何とか転職できたことを報告した時も手放しで喜んでくれた、「全くの異業種か~、今のオレには出来ねーワ、勇気あんな~、何か勿体無いけど、すげ~良かったよ!」、、、有り難い言葉だった。

 昨日会った時も、

「楽しい?そうかぁ、どうりで顔色良いもんなぁ、、、」

「そう言うお前さんも、厳しい状況なのに全く凹んでないねぇ、、、」

「当たり前だよ、俺が楽しんでなきゃ、お客さんも楽しくないじゃん、なかなか会社じゃ分かってもらえないんだけど、結局誰からお給料を貰ってんだよなぁ、お客さんじゃん、オレはこの姿勢は仕事を続ける限り貫くさ。」

「いや、熱いねぇ、気持ち分かるよ、オレは途中で凹んじまったけど、そんな気持ちでオレもやってたからなぁ、、、全く凹んでないタイチロウさんはやっぱり凄いよ。」

「、、、ハハハ、なんてね、、、そンなふうに言ってくれんのは前からお前だけだったなぁ、、、」

 前の仕事も好きだっただけに、こういう話をするとちょっと切ない気分になったりもしますが、お互い表情は明るい。辞めてもこんなに前の職場の人間に親しくしてもらえるのは嬉しいですね、今では結構いいお客さんだし。

 彼は鎌倉に住んでて、町には詳しいけど何故かお寺のことは全く知らないらしい。前ココはスポーツ用品店だったとか、今は鎌万になっちゃったけど、前は魚屋さんだったとか、たまに来る人には風情があるかもしれないけど、昔の建物とかは随分なくなって、風情も減ったくれもないんだそうな。

 最後は隠れ家的なショット・バーに連れて行ってくれました。レッド・ツェッペリンが流れてる、JFFYKbeckさんに教えたら喜ぶだろうな、、、タイチロウさんとJFFYKbeckさん、二人は勿論知り合い。三人で来てみたいね。

 ULF WAKENIUS 「LOVE IS REAL」、e. s. t.のファンとしては、押えておかないと、、、本家とはまた趣が違っていて楽しめます。もともとULFのギターは好きでしたし、名手LARS JANSSONが天才エスビョルン・スヴェンソンをどう表現するのかにも興味がありましたね。Ulf_wakenius_love_is_real

  1. SEVEN DAYS OF FALLING
  2. DODGE THE DODO
  3. BELIEVE, BELEFT, BELOW (LOVE IS REAL)
  4. TUESDAY WONDERLAND
  5. ELEVATION OF LOVE
  6. PAVANE "THOUGHTS OF A SEPTUAGENARIAN"
  7. GOOD MORNING SUSIE SOHO
  8. EIGHTHUNDRED STREETS BY FEET
  9. WHEN GOD CREATED THE COFFEEBREAK
  10. SHINING ON YOU
  11. VIATICUM

 あの独特の幻想的な効果音まで再現した1曲目はTILL BRONNERの少しディレイの掛かったミュート・トランペットが本家の雰囲気にも通じていてなかなか良いです。ULFの熱いアコースティック・ギターが冴える2曲目、ERIC WAKENIUSのハード・エッジなエレクトリック・ギターもカッコいいね!RADIO. STRING. QUARTETとULFのアコースティック・ギターがシンプルに燃えあがる4曲目、いや、こう来るとは予測してなかったな、面白い演奏だ。

 さて、5曲目、この曲のオリジナルではスヴェンソンが中盤ですばらしいピアノを聴かせてくれるんですが、LARSはどうするかな、、、おお!流石に流麗、スヴェンソンのようなスパークはないですが、なかなか上手く纏めてますぞ、その前のULFのプレイも光る、彼は一瞬スパークしてますね!

 オープニングのギターがカッコいい8曲目、胸を締め付ける哀愁の美旋律がRADIO. STRING. QUARTETの演奏でよりリリカルに甦ります。そして私の本作でのキラー・チューン9曲目、戦慄のベース・ラインが興奮を誘い、ギターがユニゾンを決める!ドラマティックなピアノの間奏ではあの独特のエフェクトを再現し、またもスリリングなギター~ピアノの見せ場が炸裂します、ココでのLARSは美しく、熱い!

 最後を飾るに相応しい11曲目、今度はPAOLO FRESUの奥行きを感じさせるトランペットが効果的、多少の胸騒ぎを余韻に残しつつ、心のさざ波が退いて行きます。聴き終わった後にフーッと一息、コレはなかなか聴き応えがありましたよ。

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MARMADUKE 「CONFLICTIONS」

 ひょっとして何かを摑んだ?!今日は先輩がいない、そうすると私が考えてやるしかないんですが、若干の反省はあるものの、非常に満足のいく展開で何とも気持ち良かった。工場長も何も言わない、工場長が何も言わないということは「ん、、、まぁ、いいんじゃない、、、」という証拠。こういう感じか、、、何だか益々楽しくなってきたぞ!今日は朝、頭の中で何度もシミュレーションして段取りを考えてました、ある程度その通り行ったのは今日が初めて、自分でもちょいと驚きましたが、何となくイメージが見えてきた、、、、様な気がする。明日先輩が来るので自分なりに予測しながら明日の段取りをみてみよう、、、

 非常にオーセンティックなハード・バップ作品ですな、スウェーデンから登場、MARMADUKE 「CONFLICTIONS」。音は洗練されていますが、意識は黄金の50年代です!Marmaduke_conflictions

  1. OLD DEVIL MOON (LANE-HARBURG)
  2. SPRINGY (MATTI OLLIKAINEN)
  3. CONFLICTIONS (MATTI OLLIKAINEN)
  4. DO NOTHING TIL YOU HEAR FROM ME (DUKE ELLINGTON)
  5. AND THEN SHE STOPPED (DIZZY GILLESPIE)
  6. HOPE (FREDRIK LINDBIRG)
  7. REFLECTIONS (THELONIOUS MONK)
  8. MILESTONES (MILES DAVIS)
  9. PARISIAN THROUGHFARE (BUD POWELL)
  10. SPRINGTIME (MATTI OLLIKAINEN)

 ストレートにスウィングする今どき珍しい正統派、これだけ何の変哲もない作品は却って新鮮かも、、、やっぱりトランペットとテナーの二管はジャズらしい空気が漂います。SAMUEL OLSSONは全く知らないトランペッターでしたがすばらしいですね、黄金時代を感じさせるプレイでジャズ・スピリットが滲み出る、最初は普通に聴こえるんですが、次第に王道の魅力に気が付かされます。何度も聴いてるうちに味わいを感じるスルメみたいな演奏ですね。ミュートでバピッシュな表情をつけるスモーキーでハード・ボイルドなソロを聴かせる2曲目、一転してオープンでガッツ溢れるプレイが気持ち良い3曲目、やってくれます!思いっきり10代の少年のように見える相方、FREDRIK LINDBORGは実はもうすぐ30歳になろうかというなかなかの実力派、テナーらしい堂々たるプレイは今で言えばグラント・スチュワートの骨太い歌心に匹敵するのではないかな、淡々としたソロ・プレイに寛ぎを感じさせる2曲目、自作6曲目の熱きアドリヴ、7曲目のテーマを吹くテナーがいい雰囲気。昨年彼の「THE GENERAL」を聴いて、ギターを入れて小気味良く仕上げているけど、このテナーのスタイルからするとかなり歳は行ってるんじゃないかと思い込んでました、写真はなかったものですから、、、

 最後にピアニスト、MATTI OLLIKAINENはピアノ・トリオで聴いてみたいですね~、出来ればスタンダードを中心にオリジナルを数曲交えた感じ何てどうでしょう?澤野工房さんならイメージにハマる、、、な~んて想像するのも楽しい!

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D. D. JACKSON 「SERENITY SONG」

 妻は最近、休みの日になると一人でカメラを持って散歩するのがちょっとした楽しみになっているらしい。前は仕事で疲労困憊、休みはウチから出ることが出来なくて、「せっかくの休みなのにまたグダグダして一日が終わっちゃった、、、」とよくコボしていましたが、リフレッシュできる良い習慣がついたようです。手術をして体の不調が大分無くなったのも良かったのかも、体が辛いと気持ちが萎えるものですからね。20080518_012 20080518_026

 先日妻が撮ってきた円覚寺の写真。

 昨日のジェイムス・カーターを聴いてD. D. JACKSONがとても聴きたくなりまして、引っ張り出したのが「SERENITY SONG」。惹きつけられるメロディ・ラインとプレイの力強さ、作編曲にサウンド・プロデュースと多彩な才能を持つ天才肌です。Serenity_song

  1. CHI-PIN'S SONG
  2. ETUDE
  3. TAIWAN MOMENTS
  4. SERENITY SONG
  5. NOCTURNE
  6. THREE SHADES OF MINGUS
  7. LOVE THEME FROM QUEBECITE
  8. LUSHLY
  9. THE CON
  10. SAM HE IS
  11. THE RECIVERY

 非常にスマートに始まる1曲目、気安さを感じるメロディ・ラインが気持ち良く、ヴァイオリンが次第に場を盛り上げていきます。D. D. のピアノには自由自在な奔放さがあって、上手くいえないですが、レンジが広いとでも言いますか、打楽器のように打ち付けても聴いてて厳しいプレッシャーがなく、思わず引き込まれる程好い力強さが快感、2曲目のスピード感溢れるトリオ演奏でもそれは変わらない、フッと思い浮かんだのがフィンランドのトリオ・トゥケアットのイーロ・ランタラ、何だか感性がとても似ているように感じます。3曲目はとても美しいトリオ・プレイですな、ココでもイーロを思い浮かべてしまいました。 

 後半はSAM NEWSOMEのソプラノ・サックスが作品を飽きさせません。ゆったりした5曲目から、スピ-ディに突っ走って多少壊れる6曲目、ココではDANA LEONGのトロンボーンも参加してスリリングです。それ以降は叙情を中心に物悲しげな雰囲気になりますが、7曲目のヴァイオリンとピアノが奏でる哀愁にヤラれてしまいます。

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JAMES CARTER 「PRESENTTENSE」

 あらら、「休みの日は雨」のジンクスは未だに健在だったのね、しかも台風の雨、、、もうそんな季節になりましたか、、、今日はノンビリと映画でも観て過ごそうかな、、、

 昨日は半年に一度の楽しみ、港南台高島屋の大九州展に行って蘇州林のチャンポンと皿うどん、角煮饅を買ってきました。最終日だったので人も少なく出店の人たちも一山越えた感があって何となくノンビリした雰囲気でした。梅が枝餅が来てなかったのが何とも残念、久しぶりに食べたかったなぁ、アンコは全く食べない私でもアレだけは別格、美味いんだよなぁ、、、9月までに横浜高島屋でまた開催されるはずだから、その時までオアズケです。多分横浜なら来てくれると思うんですが、、、Img_1119

 いわば私が口にする唯一の冷凍食品。

 只今朝の7時、風がゴー、ゴー唸りだしてます。

 JAMES CARTERは随分前に無伴奏でテナーを吹いている演奏をテレビで観て物凄い衝撃を受けたプレイヤー、サーキュラーはやるわ、観客の歓声にその声を真似てテナーで返すわ、テクニックとユーモア、耳と感性の良さに魅了されてファンになりました。それまでは全く聴こうともしなかったんですけどね。

 で、早速色々と聴いてはみたんですが、どうもイメージが違う、テレビで観たときの衝撃が走らないんですな、何故なんだろう、気の抜けたぬるいビールを飲んでるようなそんな気分にさせられることが多くて、どの作品を聴いても、「いや、こんなもんじゃない!もっと凄かったぞ!」と、いつの間にか膨らんでしまったイメージを追い求めてしまうプレイヤーになってしまいました。後に何かの記事で、スタジオ作品では未だに真の実力を記録していない、何ていうことをいっている人がいました、ちょっと観ただけですが、その通りだと私も思います。ライヴの人なんでしょうね、感性が良すぎて、その場の空気に演奏が凄く影響を受けてしまうのではないか、なんて勝手に思っています。HALFNOTEから出たライヴ作「OUT OF NOWHERE」はとても良かった。もう一枚ライヴ作あるんですよね、ソチラは聴いていないので買わなければ、、、

 新作「PRESENTTENSE」は今までのスタジオ盤とはちょっと違う気がしました。よりオーセンティックな印象でモダン・ジャズを知り尽くしたマイケル・カスクーナの手腕が大きいのではないでしょうか。そんな中、各人の力強い演奏が気持ち良く、CARTERのプレイも最高とは言わないまでも物足りないという印象は全く受けませんでした。Presenttense

  1. RAPID SHAVE (DAVE BURNS)
  2. BRO. DOLPHY (CARTER)
  3. POUR QUE MA VIE DEMEURE (DJANGO REINHARDT)
  4. SUSSA NITA (CARTER)
  5. SONG OF DELILAH (YOUNG-LIVINGSTON-EVANS)
  6. DODO'S BOUNCE (DODO MARMAROSA)
  7. SHADOWY SANDS (JIMMY JONES)
  8. HYMN OF THE ORIENT (GIGI GRYCE)
  9. BOSSA J. C. (CARTER)
  10. TENDERLY (GROSS-LAWRENCE)

 1曲目、王道を突っ走るDWIGHT ADAMSのトランペット、さすがD. D. JACKSON!と言いたくなるトルネードしながら叩きまくるピアノがサイコーにカッコいい!ブイブイいわせてるCARTERのバリトンもライヴ感があって良い!この1曲目でいつもと違う、アレ?!を感じました。2曲目のCARTERのバスクラも分厚くて気持ち良い、30秒過ぎのスローな展開でのムーディなプレイがとても好き、時にグッと力が入る緩急の聴いた情感豊かな演奏ですね。D. D. が美しくも危うい緊張感を保ち、再び一気に走り出し、強烈にバスクラが咆哮し出します。メロウなソプラノを貫く3曲目、サウダージを意識させつつ、張りのあるダーティなテナーを聴かせる4曲目、RODNEY JONESのアコースティック・ギターがナイス!モーダルで呪術的なソプラノの5曲目は途中からテナーに持ち替えてクールに跳ね出します、多重録音か?!二本のテナーが絡み合う場面はスリリングで後に続くトランペットもカッコいいです。フルートとミュートを着けたトランペットのユニゾンが小粋な6曲目、寛いだバスクラが印象的な7曲目、ハード・バップの王道を行く8曲目はシャープにスウィング!再びバリトンがブイブイです!

 スタジオ作の中では「JC ON THE SET」が一番私が初めて衝撃を受けた時の印象に近いんですが、本作はジャジーな雰囲気がとても良かった、久々に満足感を感じています。

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SIRONE BANG ENSEMBLE 「CONFIGURATION」

 すっかり早起きするのが体に馴染んでしまって、休みの日でも5時には起きてしまいます。この季節は日が長いので朝もとても気持ち良いですね。ウチの目の前は山があって新緑の季節らしい木々の色が眩しい、でもって、ホーホケキョ、ツピー、ツピー、ツピ、ピピピピ、、、色々な鳥の声が聞こえて来て、晴れた日はとても幸せな気分です。目の前で、カー、カー、も鳴いてますけど、、、鳥の声を聴きながらベランダで一服、ちょっとした寛ぎのヒトトキですな。

 で、聴いてるのがコレっていうのもどうも変なんですが、、、SIRONE BANG ENSEMBLE 「CONFIGURATION」、アヴァンギャルドです!CHARLES GAYLEのサックスが我が物顔に吹きまくる、BILLY BANGのヴァイオリンがこのセッションに陶酔させられるような浮遊感を感じさせます。TYSHAWN SOREYのドラムはフリー独特の揺れ動くような躍動感に溢れ、もう一人のリーダー、SIRONEは太い音でベースを奏でる縁の下の力持ち、オレが、オレがと前に出ては来ません。Sirone_bang_ensemble_configuration

 1曲目JUPITER'S FUTUREの次第に凶暴になっていくドラミングとアルコで狂気を帯びるベースがかなり不穏な空気を醸しだしています、3曲目WE ARE NOT ALONE, BUT WE ARE FEWは更に不安に駆られるダークな雰囲気、朝っぱらから何を聴いてるんだと私のジャズ師匠なら苦笑いするでしょうね。でも何だかサウナから上がってきた後のようなスッキリした気分に似てます、体から悪いものが汗と一緒に流れ出ていったような感じですな。

 ちょっと聞きなれない方にはキツいところもあるとは思いますが、意外とメロディは分かりやすい、私としてはもっとダムが決壊した様な怒涛の攻撃があったらもっと良かったんですが、BILLY BANGのヴァイオリンがMAGMA時代のディディエ・ロックウッドを思い出させてくれて、コレはコレで好きな作品。

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MELODY GARDOT 「WORRISOME HEART」

 肩、背中の痛みも相変わらずですが、それに勝る腰痛地獄、あんまり痛いので肩、背中のことなんて忘れてましたよ。で、先生の所へ行くと「あらら、腰が久しぶりにキテるねぇ、、、」ということで集中治療、これがまた痛いの何ので、、、

 先生曰く、「表面的な痛みは単純な筋肉疲労から来ているので風呂に入ったり、休ませたりすれば翌日も酷いということはそれ程ないでしょう、只今回、問題なのは表面ではない奥の部分に痛みのモトがあって、そこを治療するのはちょいと厄介なんだよね、、、」

 つまりなかなか人の手の届かない深部筋が今回の痛みの原因。この深部筋、完全じゃないまでも治療できないことはないのですが、腰の上からでは届かない、ではどこからかと言うと分かりますね?お腹からです。

 腸を除けながら少しずつ押して深部筋を刺激する訳なんですが、これが大変気持ち悪い痛みを伴います。口の中が酸っぱくなるような、泣きながら笑いたくなるような、でも深部筋が刺激されると確かに腰が痛い。

 先生は優しいほうです。実は前にも深部筋を治療されたことがあって、その時の中国人の先生ときたら問答無用、「動くんじゃない!」と一喝して情け容赦なく腹にグイグイ指を突っ込んできて七転八倒(したくても出来ませんでしたが、、、)でした。

 後は常に足腰を動かして筋を緩めてやること、常に腹筋を意識してやると腰の負担が多少は減ること等のアドバイスを受け集中治療は無事終了、は~、でもまだ痛いぞ!ということでこれを書いたら風呂に入って、サッサと寝ることにします。

 コレいいんじゃない、ヴォーカルものを買うのは久しぶりでしたが、とてもレイジーで良い雰囲気です、若いのになかなかヤルね!Melody Gardot/Worrisome Heart、ノラ・ジョーンズよりもマデリン・ペルーに出会った時の気分に近いです。Melody_gardot_worrisome_heart

  1. WORRISOME HEART
  2. ALL THAT I NEED IS LOVE
  3. GONE
  4. SWEET MEMORY
  5. SOME LESSONS
  6. QUIET FIRE
  7. ONE DAY
  8. LOVE ME LIKE A RIVER DOES
  9. GOODNITE
  10. TWILIGHT

 全てオリジナル。ジャケからだと、ちょっとジャズをカジッた今どきのカッコいいお姉ちゃんに見えますが、なかなかどうして、ブルーなんだけど繊細でゆったりした、叙情溢れる歌声で心地良い、、、キラーはまずはタイトルの1曲目から、彼女の息使いや声の軽いビブラートに何とも言えないセクシーさを感じます。1曲目でこの気だるさかね、ヤバイ、ちょっとだけハマる予感、クラリネットとギターを中心に小粋にスウィングする2曲目も良いねぇ、、、軽いシャッフルなリズムをバックに曲のタイトルがとても心に残る4曲目も大好きです。そしてハード・ボイルドな雰囲気を醸し出す9曲目!とてもシンプルなバックが凄く彼女の歌声を際立たせる、この曲が今は一番のキラー・チューン、何となく短いのが残念な気もします。

 アルバム全体で34分弱というのもとても良かった、昨日から聴き出して、一体何回リピートしただろう、アレ?!終わっちゃうの、じゃあもう一回、の繰り返し、何か気持ち良いんですもん、、、

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CURTIS AMY & DUPREE BOLTON 「KATANGA !」

 三週間ぶりにレコ屋さんへ行ってきました。新作はそれ程魅力を感じる物はありませんでしたが、復刻物はなかなかドキッとする物が出てますね、久しぶりだから調子に乗って13枚も買ってしまいました。ジャズに対する興味は尽きることを知らず、このままだとCD専用の倉庫が必要になってきそうな勢いですな。(ウォーク・イン・クローゼットならぬ、ウォーク・イン・CD・ラック?なんじゃソリャ?!)まだまだイタリア物の復刻とかも控えているし喜ばしい事です。

 先日ジャック・ウィルソンを聴いていたらライナーに本作が熱く紹介されていました。アレ?!そういえばコレ持ってるな、、、聴いてみっか、ということで聴いたらビックリ!おいおい、メチャクチャカッコイイ演奏じゃないか!!何で持ってるんだろう、CURTIS AMY & DUPREE BOLTON 「KATANGA !」、WEST COAST CLASSICSシリーズの一枚ながらウェストっぽい雰囲気は微塵もなく、ちょいと熱い、バピッシュでモーダルな(何言ってんだ?!)逸品でした。何といってもDUPREE BOLTONのトランペットが熱々のバップ魂を感じさせ、燻し銀のギターを奏でるRAY CRAWFORDが渋い!Curtis_amy_dupree_bolton_katanga

  1. KATANGA (BOLTON)
  2. LONELY WOMAN (AMY)
  3. NATIVE LAND (AMY)
  4. AMYABLE (JACK WILSON)
  5. YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS (RAYE-DEPAUL)
  6. A SHADE OF BROWN (SOLOMON)
  7. A SOULFUL BEE, A SOULFUL ROSE (AMY)
  8. 24 HOUR BLUES (AMY)
  9. LISA (AMY)

 タイトル曲の1曲目からガンガン走るハード・バップの魂、DUPREE BOLTONが熱い!テーマ・ユニゾンをキメて吹きまくる白熱の快演です、熱さを引き継ぐCURTIS AMYがブイブイ言わせ、スピーディに弾きまくるJACK WILSONは縦横無尽だ!ちょっと変わったトランペットとソプラノ・サックスのユニゾン・メロディからモーダルに飛翔するソプラノの歌いっぷり、バックでギターが味付けをしつつ、愁いを感じさせるトランペットが力強くも切なく響き、その後にブルージーなギターがジワジワと攻めて来る3曲目が私のキラー・チューン、ヤベェ、メチャカッコいい!4曲目のWILSONのオリジナルは更に歌うギターの渋~い魅力が炸裂、DUPREE BOLTONはココでもすばらしい、こんな分厚くて溌剌と歌うトランペッターが幻の人とは何とも釈然としませんね。5曲目は遠くを見つめるかのようなCURTIS AMYのサックスもいいですが、トランペットの独断場、泣いております。6曲目で再びバップ魂に火が付きます、ギターが良いし、テーマ・メロディが堪らなくカッコいいです!く~~~、きた~~~、コレだ~~~!

 後半三曲はメンバーが変わります、ココでも幻のトランペッター、MARCUS BELGRAVEの若き日の演奏が聴ける!ROY AYERSのヴァイブがいい味出してますよ。突っ走る9曲目に三度ジャズ魂を揺さぶられます!

 ジャケットに惑わされるとこの作品は手が出ないでしょうが、内容は出色の出来ばえ、ちょっとジャズ魂に来ますぜ!

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WILTON “BOGEY” GAYNAIR 「BLUE BOGEY」

 写真撮りに行ってないなぁ、、、休みの日は相変わらず天気が好くないし、腰は痛いし、何だかなぁ、、、桜が終わって今は緑が目に眩しい新緑の季節、山が綺麗なんだよなぁ、、、ボヤボヤしてると直ぐに梅雨に突入してしまう、来週辺りブラッとしたいです。

 テレビで知りました、カッコウって鳥は悪いやっちゃなぁ、他の鳥に自分の子供を育てさせる親も親なら、生まれて直ぐに育ての親の子供を追い出す子も子だね、「カッコウ~、カッコウ~」なんて声を聴くのは大好きだったんですが、実はトンデモナイ悪だったのね。人間界でもモンスターペアレンツなんてのが生まれるのはこんな仕組みだったりするんだろうなぁ、、、

 ベンヤミン・スズキさんの一言で火がつきました、良いんですコレ、WILTON “BOGEY” GAYNAIR 「BLUE BOGEY」!テナーらしい太い音と寛ぎのある歌心、ダンディな雰囲気が堪らなく良い、お酒が美味くなる逸品です!ジャマイカ出身、英国で本作を録音したのが1959年、でもどうやら活動の拠点はドイツだったようです。Wilton_bogey_gaynair_blue_bogey

  1. WILTON'S MOOD (GAYNAIR)
  2. DEBORAH (GAYNAIR)
  3. JOY SPRING (BROWN)
  4. RHYTHM (GAYNAIR)
  5. BLUES FOR TONY (GAYNAIR)
  6. THE WAY YOU LOOK TONIGHT (KERN)
  7. GONE WITH THE WIND (WRUBEL-MAGIDSON)

 5曲目のようなブルースが出来るだけで惚れるしかない!比較的長尺で余裕タップリの歌いっぷり、何だかとてもテナーマンらしい名手ですが、コレが唯一のリーダー作、、、ところが未発表が出たなんて言われちゃったもんだから、居ても立ってもいられない気分です!来週探しに行こう!

 因みに本作はJASMINEからCDが出ています。でも澤野工房さんがひょっとしたら出してくれるかもしれません。そうなったら絶対音はJASMINE盤より良くなる筈、迷わず買い直しますね!

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CLARKE BOLAND SEXTET 「MUSIC FOR THE SMALL HOURS」

 久々の更新です。繁忙期も一段落して、何とか乗り切ることが出来ました、良かった、良かった。只、腰痛が深刻な状態になりつつあるのでマメにメンテナンスしないと大変なことになりそう、、、土曜日から突然寒くなりましたよね、どうもアレがいけなかった、仕事中突然右足が動かしにくくなって、「何だ?!」と思っていたら段々腰に鈍痛が来まして、帰る頃には歩くのもやっと。自分でメンテして一晩寝たら何とか回復したんですが、夜になるとまたまた痛みが顔を出す。暫くは通常の仕事になるのでその間に何とかしておかないと、、、来月も繁忙期が待っている、、、 

 とりあえずは嬉しい復刻、CLARKE BOLAND SEXTET 「MUSIC FOR THE SMALL HOURS」、約10年ぶりのCD化です!REARWARDの「CALYPSO BLUES」を持っている方は思いっきりダブるので注意しましょう。(因みに私持ってます。)只、レコーディング・デイトが一致してないのはどうしてなのか分かりません。コチラでは1967年6月16日、「CALYPSO BLUES」では1965年6月16日なんだなぁ、、、杜撰と言えば杜撰、オカシイなぁと思いつつ、つい買ってしまうのは性ですね。Clarke_boland_sextet_music_for_the_

  1. EBONY SAMBA (BONFA)
  2. LUSH LIFE (STRAYHORN)
  3. TIN TIN DEO (GILLESPIE)
  4. PLEASE DON'T LEAVE (SHIHAB)
  5. POTTER'S CROSSING (WOODE)
  6. WIVES AND LOVERS (BACHARACH)
  7. ENSADINADO (WOODE)
  8. LORRAINE (GILLESPIE)
  9. DAY BY DAY (CAHN)
  10. LOVE HUNGRY (SELS)

 哀愁の1曲目、切ないSHIHABのフルートとラテンのリズムが何とも味わい深い、後に続くFRANCY BOLANDのピアノのメロディ・ラインがとても好き、何となく遣る瀬無いんだなぁ、、、2曲目の主役はJIMMY WOODEの寛ぎのヴォーカル、嗜みを感じさせるなかなかの歌声です。3曲目はアート・ペッパーの演奏が一番好きなのですが、本作ではラテン・フレーバー溢れる元気な演奏力強いリズムと飛翔するフルートが特徴、短いけど聴き応えあります。4曲目は“必殺のヴォーカル曲”らしい、クラブ系のファンが好きなのかな、渋い歌声をSHIHABが披露。この曲そういえばSCHEMAだったか、REARWARDのサイトに入ると必ず流れていたなぁ、、、5曲目は小粋なフルートとSADIのヴァイブのユニゾンが寛げる雰囲気を醸し出す逸品、更にワルツ調の6曲目は軽やかな雰囲気、9曲目のWOODEの艶やかな歌声は往年の名歌手たちを思わせるし、スウィンギーな演奏もすばらしい!10曲目のゆったりしたピアノ・トリオはラストを飾るに相応しい、ホッと一息つける優しさが沁みます。

 蛇足ながら同発でSAHIB SHIHAB の「COMPANIONSHIP」がリリースされてますが、これもREARWARDの「AND ALL THOSE CATS」と先ほどの「CALYPSO BLUES」を持っている方はほぼダブりますのでご注意を。

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JACK WILSON 「THE TWO SIDES OF JACK WOLSON」

 繁忙期セカンド・シーズンに今日から突入。母の日に向けて突っ走る作り込みの日々が始まりました。まぁ、何とかなるでしょ、、、

 一昨日はお休みを頂いて一日中な~にもせずに体を休めてました。アザラシのように転がっているとテレビで「ロッキー」がⅠからⅤまでず~っと放送されていたので10時間観っぱなしでした。Ⅲ、Ⅳは煌びやかでエンターテインメントが強すぎますが、Ⅰはとても良いですね、苦悩があって等身大の人間の悩みが滲み出た見応えのある作品、チャンスを摑んで次第に努力をしていく所がとてもいい。恋人(奥さんになるエイドリアンですね、)がドンドン別人のように美しくなっていくのも何となく良かったです。それとⅤ、初めて観ましたが、息子との物語がとても解る気がしてこれも良かった。最後にストリート・ファイトしちゃう所はツジツマが合っているのでまぁ、良しとしよう。一番地味なⅤですが面白かった、歳を取った証拠かな、、、

 渋~いピアノが聴きたくなりまして、どうしようかと棚を眺めていたら目に入ったのがJack Wilson/Two Sides Of Jack Wilson久しぶりに聴いたらPHILLY JOE JONESのドラムに痺れてしまいました、いつも通りと言えばそれまでですが、ココ!っという時にズガンズガンと入ってきて気持ち良い事この上なし、何だろうこの迫力は!Jack_wilson

  1. THE SCENE IS CLEAN (DAMERON)
  2. GLASS ENCLOSURE (POWELL)
  3. GOOD TIME JOE (WILSON)
  4. KINTA (WILSON)
  5. ONCE UPON A SUMMERTIME (LEGRAND-MERCER)
  6. SOMETIME AGO (MIHANOVICH)
  7. THE GOOD LIFE (DISTEL-REARDON)
  8. THE END OF A LOVE AFFAIR (REDDING)

 タイトルが示すように前半と後半(アナログのA面とB面ですね。)では趣が明らかに違います。前半4曲目までは力強く、走る曲の印象が強いです。2曲目のあまりのカッコ良さに、バド・パウエルが聴きたいと思わせてくれた最初の作品ですよ、何だか懐かしい、、、

 後半はエレガントで艶やかな演奏が続き、非常に寛いだ雰囲気、後半ではPHILLY JOE JONESも流石に燻し銀の好サポートでWILSONNと彼の奏でるメロディをとても大切にしていますね。

 図らずも今の気分にピッタリの演奏でした、JACK WILSONは世が世なら大変評価されたプレイヤーになっていただろうと、誰かが言っていましたが、その通りだと思います。静と動を兼ね備えたすばらしいプレイヤーです。

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PRESTON REED 「METAL」

 只今、繁忙期中で~す。でも今年は楽な方なんだそうな、ゴールデン・ウィークがそれ程ゴールデンではありませんからね。明日のメニューは軽めでちょっと一息つけそう、今日もペアの先輩には申し訳ないけど、頭脳系のことは全て任せてしまったのでそんなに疲れは感じていません。それにしても先輩は凄い、私がボヤッとしている間に「ウフフフ、、、」と言いながら、三つぐらい仕事をこなしてしまう。「そうだよ、こうしてる間にそうしておけば、楽じゃん!」、、、そんなことばっかり、いい加減二ヶ月近くやってるんだから気が付けよ、、、自分にウンザリしますよ、もう、、、まぁ、そんな日々、日曜辺りからまたガッツリ忙しくなるので、ちょいと頑張って行きたいもんですな。

 何故か社長とは音楽の友となりそう、CDを貸しあいながら、「こんなの見つけちゃったんですけど、どうすか、、、」とか、「そんじゃあ、コレ聴いてごらんよ、、、」なんて話ばかりしてます。社長は実はちょっとしたギタリスト、まだ演奏は聴いたことありませんが、よくライヴをやっています。

 で、お借りしてきた作品にかなり脱帽!PRESTON REED 「METAL」、生粋のジャズ畑ではありませんが、アコースティック・ギター1本でこのサウンドの広がりは一体何なんだ?!確かにソロなんですが、物凄く表情が豊かで一人で演奏しているとは思えない。アチラコチラからギターの音が響いてきて、テクニックをどうこう言うのがバカらしくなります。Preston_reed_metal

 最大の魅力はメロディがすばらしいこと、それと聴こえてくる音がとても柔らかく耳に心地良いこと。スロウでメロディを際立たせる曲もいいけど、多少リズムがあって、走る曲に凄味すら感じますぞ!1曲目BLASTING UP、4曲目SLAP FUNKがメチャメチャカッコいい!柔らかい弦の音とギター・ボディで奏でるパーカッション的な音が万華鏡の如く重なり合う、一糸乱れぬテクニック、そしてメロディの醍醐味、すばらしいの一言です!(こういうプレイを何と言うんですか?タッピング?!、、、ん?、ん?)

 楽器は演らないので、正直よく判らないことも多いですが、社長曰く、「演奏を観るとまるで曲芸師、面白いけど真似できないよ、、、」なんだそう、でもここまでできたら気持ち良いでしょうねぇ、、、コレ程の実力者なのに、何故か本作は自主制作に限りなく近く、レコ屋さんには置いていないそうです。ギタリストはまず知らない人はいないらしい、、、ちょっと欲しいなぁ、、、どうしたら買えるか、伺ってみよう。

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AYDIN ESEN 「AYDIN ESEN」

Img_1035  春の東慶寺、何ともホッとします。好い天気だったし、、、Img_1037 Img_1046

 その近くにある素敵な雑貨店、GM . . (ジーエムツー)、匠の市で妻が見つけたところ。なるほど、コレはお金があれば買っちゃうな、私もこういう感じは好みだなぁ、、、Img_1030

 コレは今やかなりレア、私の持っているものもカット盤です。変な所にしまっていたので半年以上も、ない、ない、と自宅を探していました。AYDIN ESEN「Aydin Esen、端正なピアノ・トリオで肩がコラナイ、スッキリとした演奏がとても良いです。世間一般的には所謂エヴァンス・ライクな、と形容されてしまうんでしょう、この言葉、あまり好きではありません。売り手の都合の良い言い回しみたいで何となくこう表現されていると結構買わない(と言いつつ、レコ屋時代に2、3度使いましたけど、、、)。Aydin_esen_aydin_esen

 燃えあがるような興奮はないんですが、走る時はかなり饒舌で小気味良く、ミドル~スローでは美しいメロディ・ラインを堪能できる逸品。最初はレア盤ということで手を出したんですが、何度か聴く内に沁みこんで来ました。

 今日はどうしようかなぁ、、、何ていう時、その時の気分にもよりますがよく頭に浮かぶのが本作だったりします。だから半年以上見つからない時は結構ストレスが溜まりました。凄いインパクトはないけど良い作品、こういうものは大切にしていきたいですね、何とか出してもらえないかなぁ、、、

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