CURTIS AMY & DUPREE BOLTON 「KATANGA !」
三週間ぶりにレコ屋さんへ行ってきました。新作はそれ程魅力を感じる物はありませんでしたが、復刻物はなかなかドキッとする物が出てますね、久しぶりだから調子に乗って13枚も買ってしまいました。ジャズに対する興味は尽きることを知らず、このままだとCD専用の倉庫が必要になってきそうな勢いですな。(ウォーク・イン・クローゼットならぬ、ウォーク・イン・CD・ラック?なんじゃソリャ?!)まだまだイタリア物の復刻とかも控えているし喜ばしい事です。
先日ジャック・ウィルソンを聴いていたらライナーに本作が熱く紹介されていました。アレ?!そういえばコレ持ってるな、、、聴いてみっか、ということで聴いたらビックリ!おいおい、メチャクチャカッコイイ演奏じゃないか!!何で持ってるんだろう、CURTIS AMY & DUPREE BOLTON 「KATANGA !」、WEST COAST CLASSICSシリーズの一枚ながらウェストっぽい雰囲気は微塵もなく、ちょいと熱い、バピッシュでモーダルな(何言ってんだ?!)逸品でした。何といってもDUPREE BOLTONのトランペットが熱々のバップ魂を感じさせ、燻し銀のギターを奏でるRAY CRAWFORDが渋い!
- KATANGA (BOLTON)
- LONELY WOMAN (AMY)
- NATIVE LAND (AMY)
- AMYABLE (JACK WILSON)
- YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS (RAYE-DEPAUL)
- A SHADE OF BROWN (SOLOMON)
- A SOULFUL BEE, A SOULFUL ROSE (AMY)
- 24 HOUR BLUES (AMY)
- LISA (AMY)
タイトル曲の1曲目からガンガン走るハード・バップの魂、DUPREE BOLTONが熱い!テーマ・ユニゾンをキメて吹きまくる白熱の快演です、熱さを引き継ぐCURTIS AMYがブイブイ言わせ、スピーディに弾きまくるJACK WILSONは縦横無尽だ!ちょっと変わったトランペットとソプラノ・サックスのユニゾン・メロディからモーダルに飛翔するソプラノの歌いっぷり、バックでギターが味付けをしつつ、愁いを感じさせるトランペットが力強くも切なく響き、その後にブルージーなギターがジワジワと攻めて来る3曲目が私のキラー・チューン、ヤベェ、メチャカッコいい!4曲目のWILSONのオリジナルは更に歌うギターの渋~い魅力が炸裂、DUPREE BOLTONはココでもすばらしい、こんな分厚くて溌剌と歌うトランペッターが幻の人とは何とも釈然としませんね。5曲目は遠くを見つめるかのようなCURTIS AMYのサックスもいいですが、トランペットの独断場、泣いております。6曲目で再びバップ魂に火が付きます、ギターが良いし、テーマ・メロディが堪らなくカッコいいです!く~~~、きた~~~、コレだ~~~!
後半三曲はメンバーが変わります、ココでも幻のトランペッター、MARCUS BELGRAVEの若き日の演奏が聴ける!ROY AYERSのヴァイブがいい味出してますよ。突っ走る9曲目に三度ジャズ魂を揺さぶられます!
ジャケットに惑わされるとこの作品は手が出ないでしょうが、内容は出色の出来ばえ、ちょっとジャズ魂に来ますぜ!
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