武田和命 「GENTLE NOVEMBER」
気を取り直そう、、、自分と働いてくれているシルヴァーウルフの中には私の父より高齢の方がいますが、その中でも二人のウルフは物凄いパワーの持ち主。片やべらんめぇの、昭和というよりは江戸っ子気質で白黒はっきりしていて、それでいて痒いところには手を差し伸べられるすばらしい目線の持ち主、小気味良くっていつもニヤリとさせられる粋な人。片や冷静沈着、人の心にゆとりを与えてくれるような物腰の柔らかさと優雅な振る舞い、常にあらゆる可能性を想定して物事に対応する柔軟さが回りに安心感を与えてくれるデータ整理の達人。やはり人の動きをよく見ている。お二人にはいつも助けていただいています。
この二人がちょっとした会話を交わす、、、若造からすると凄く存在感のあるツーショットで見ていて唸らされます。大した話をしてないのかもしれないけど、何だかメチャクチャかっこいい!男ならこうなりたいと思わせてくれるお二人です。
「ちょっと聴いてみな」、当時まだジャズなんて全く判らない時でやっとコルトレーンはカッコいいなんて言っていた頃、私のジャズ師匠が言った言葉。「コルトレーンのバラードより良いんじゃないかな?凄く気に入りましたよ!」と伝えたら、「ほう、、、そう感じたなら、お前もヤルね、、、そう、コレはコルトレーンより良いとオレも思うんだよ、特に後半のオリジナルは何処か日本の童謡を聴いているような気分にならないか?心地良くて何だかそんな気持ちにさせられるんだよなぁ、、、」
- SOUL TRAIN (DAMERON)
- THEME FOR ERNIE (LACY)
- AISHA (TYNER)
- IT'S EASY TO REMEMBER (RODGERS-HART)
- OMCE I TALKED (TAKEDA)
- OUR DAYS (TAKEDA)
- LITTLE DREAM (TAKEDA)
- GENTLE NOVEMBER (TAKEDA)
童謡という感じは未だに解らないんですが、何処か寛いだ雰囲気で何となくコルトレーンを思わせつつ、滲み出る味わいがあります。艶やかにテナーが歌う、徹底して作品の雰囲気を壊さずにシンシンと雪が積もるように心地良さが重なっていきます。
1979年の作品。武田和命 「GENTLE NOVEMBER」、コルトレーンの「バラード」が好きならコレは聴いてみて欲しいと思う一枚です。
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コメント
ご存知かと思いますが、ライヴのDVDが出ていますよ。
投稿: ベンヤミン・スズキ | 2008年6月21日 (土) 20時31分