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2008年6月

RALPH SHARON 「THE THINKING MAN'S MUSIC」

 全く、やんなっちゃうなぁ、最近のREARWARDのリリース、ほとんどが既にCD化されてたものなんですもん。今日もカール・ドレホ名義の作品があったので、「あら、明らかにクラップ・ハンズとは内容が違うけど、何か曲名は見たことあるなぁ、、、まぁ、買ってみるか、、、」で買ってみると10曲中9曲はクラーク=ボランの「アワ・カインダ・シュトラウス」に入ってました。何だよ、メチャクチャ愛聴盤じゃないの!早く気が付けよなぁ~~、、、以前みたいにバカスカ買えるほどのゆとりはないので、こういう「マァ買って見るか買い」はそろそろ止めた方がいいのかも。何となくヒット率も最近低いんですよね、カンが鈍ってきてるようです。

 若い頃はジャケとちょっと内容を見て、「コレ、ひょっとしてかなりヤバイかも、」っていう直感がビビッと来て、聴いてみたらドンピシャ!何てことがよくありました。最近は買う時にちょっと考えたりするんですよね、ビビッが来ないんです。う~ん、何だか寂しいなぁ、、、

 鈍ったカンを取り戻すため、という訳ではありませんが、今日はちょっとユッタリとした気分でジャズを味わいたい。ビールを飲み、悩まなくても記事を書きたい、そんな時はピム・ヤコブスの傑作とこの作品、RALPH SHARON 「THE THINKING MAN'S MUSIC」、タイトル通り、頭を休めるにはとても良い逸品ですね!Ralph_sharon_the_thinking_mans_musi

  1. DON'T BE THAT WAY (GOODMAN-SAMPSON-PARISH)
  2. GIVE ME THE SIMPLE LIFE (BLOOM-RUBY)
  3. I DIDN'T KNOW WHAT TIME IT WAS (HART-RODGERS)
  4. I'M GLAD THERE IS YOU (MADEIRA-DORSEY)
  5. I'M BEGINNING TO SEE THE LIGHT (JAMES-ELLINGTON-HODGES-GEORGE)
  6. THEY CAN'T TAKE THAT AWAY FROM ME (G . & I . GERSHWIN)
  7. STEEPLE-CHASE (PARKER, JR.)
  8. ANGEL EYES (BRENT-DENNIS)
  9. YOU STEPPED OUT OF A DREAM (BROWN-KAHN)
  10. BLUZ FOR SUZ (SHARON)

 1956年の作品。ヴォーカル・ファンにはクリス・コナーの名歌伴として知られていますね。でも何故か私はこの作品でRALPH SHARONを知ってしまったので最初は名歌伴というよりは単純にピアノの名人という印象、小粋でスマートな心優しい演奏、アメリカ人だと思われがちですが、実は英国人で、何処かシャレたセンスを感じさせるのはそのせいかも知れませんね。

 本作に出合った時、「これ良いですねぇ~」とジャズ師匠に言ってみたら、まるで当然だという顔してたので、話を訊いてみたらレコード時代に生産が終わってしまった本作を、メーカーのセールスさんに全国から何百枚とかき集めさせてあっという間にぜ~んぶ売りさばいちゃったんですって。都会でのことではないですよ、ローカルな観光の町での出来事、スゲー話、、、

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THE ALAN SKIDMORE QUINTET 「ONCE UPON A TIME . . . . 」

 前から気になっていたことをウルフさんの一人に訊いて見ました。

 「おいおい、そんなに軽やかに階段上ってくんなよ、ワケ~な~、サ~付けられちゃってこっちゃぁ、堪んないよ~」

 「ハハハ、、、いやいやまだまだイケてるじゃないですか~!」

 「全くお世辞が上手いねぇ、そうやって何人女を騙して来たんだ~、歳の数程いってんだろ~~~」

 「そんなことしてませんって~、、、そうだ、ウルフさん浪曲好き?」

 「ああ、好きだねぇ~、おら~、三尺物が好きでな~、判る?刀振り回すような話さ、ワケ~頃ぁ、よ~く聞いてたっけなぁ、、、何だよ、浪花節なんて聴くの?」

 「ヒヒヒ、やっぱり、、、虎造の清水次郎長伝、全部持ってるけど聴きます?」

 「そりゃ、凄いねぇ、、、聴きてぇけどいいのかよ?」

 「ほんじゃ、テープに落として、差し上げますよ。」

 「いやぁ、それじゃワリィよ、手間と金が掛かっちまうじゃんか、いいって、いいって、、、」

 「いやいや、いつも助けてもらってるし、落として人にあげるの趣味みたいなもんですから気にしないで。」

 「そうか~、ワリィなぁ、、、そんなもん聴くのウチでもオレぐれぇで、ジーちゃん、全く何カケてんの~!なんて言われっちまうのがオチなんだよなぁ、、、」

 いいでしょ?何だか、、、三尺物なんて滅多に生の言葉で聞けませんよ。今度また訊いてみよっと、ちあきなおみは好きですかってね、、、歌うまいよ~!

 遂に手に入った。THE ALAN SKIDMORE QUINTET 「ONCE UPON A TIME . . . . 」、以前に「TCB」のことをレビューしましたが本作はよりレンデル=カー・クィンテットの印象に近い知的なサウンド、モダン・ジャズの生々しさも感じさせる逸品。この後に作られた「TCB」は更に一歩進んだ緻密な演奏だと思います。The_alan_skidmore_quintet_once_upon

 1曲目タイトル曲の繊細なJOHN TAYLORのピアノのオープニングからゆったりとしたSKIDMOREとKENNY WHEELERのユニゾン、WHEELERのソロが美しく、それでいて何ともいえない緊迫感があります。一瞬、TONY OXLEYがズドンとドラムを弾かせる、ウオッと来ますな!ライナーをお書きの星野氏はドラムの音をとても残念がられておられますが、初めて聴く私にはそれでもドラムの迫力が感じられました。

 2曲目MAJAERAで心に不安感を抱かせて、3曲目THE YOLKで一気に爆発させるこの開放感!いや~、カッコいいねぇ~、ゾクゾクだ~!!天才JOHN TAYLORの指が駆け巡り、怒涛のドラミングにもガンガンに煽られます!レコードだったらココまでがA面か、フッと一息入れつつも直ぐにB面にひっくり返したくなりますぜ!

 そしてB面のオープニング、4曲目OLD SAN JUANがサイコーのキラー・チューン!寄せては返す静と動の波動、哀愁のテーマ・メロディ、チェンジ・オブ・ペースを繰り返しながら、分厚いブロウを聴かせるSKIDMORE、柔らかくも、走り出すと鋭利な刃物になっていく変幻自在なWHEELER、抑制された耽美なソロを聴かせるTAYLORはリズム隊との呼吸がぴったり合ってる、チェンジ・オブ・ペースのタイミングが一々決まって驚くばかりです!全ての原動力はやはりリズム隊、OXLEYのドラム、リズムを刻みながら太い音でメロディも聴かせてくれるベースのHARRY MILLERも凄い存在感です。そのまま組曲的に雪崩れ込んでゆく5曲目FREE FOR ALの迫力のドラミング、熱気は最高潮でアヴァンギャルドなSKIDMOREの咆哮、6曲目IMAGEでは完全なフリー・インプロヴィゼイションの嵐!コルトレーンの「SONG OF PRAISE」を思わせるエンディングが圧巻です!

 

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BARNEY WILEN 「JAZZ SUR SEINE」

 明月院に一昨日行って来ました。天気も好く、ジックリと紫陽花を堪能、いや~、いいですねぇ、、、

 アジサイ寺に行く途中、二人の女性が「明月院20080624_053 の紫陽花、何だかつまらないわ、、、」何て話しているのを小耳に挟みました。あらら、、、解ってないなぁ、、、明月院を期待するのも勿論ですが、そこに向かう過程がまたいいんじゃないですか、和やかに時が流れる北鎌倉のな~んにもない風情、散歩の醍醐味でしょ?明月院の紫陽花、そこはかとなく咲き誇っていて勿論良かったですよ、人が多いなんて全く気にならないし。猫が昼寝してるのもちょいとした風情があったし、、、粋を感じられないセッカチ者にゃ、解らないんだろうなぁ、、、可愛そう、、、

 いつもお世話になっているシルヴァーウルフが、私が行った前日に明月院を訪れていたらしい、写真が趣味なのでお互いそういう風情のある話でいつも盛り上がります。「あそこ、綺麗だったよ。」、「ははは、私も昨日行ってきましたよ、よかったですよねぇ、」、「何だ、オレは一昨日行ってきたよ、こっちも綺麗みたいだよ、新聞に写真載ってた、今度新聞の切り抜き持ってくるよ。」いいでしょ?何てことないこういう会話。ピリッとした仕事をしながらも、こういうちょっとしたゆとり、清々しい気分にさせられますなぁ、、、

 今日はスカッとしたワンホーンで決まりです。BARNEY WILEN 「JAZZ SUR SEINE」、テナーの歌いっぷりが何とも気持ち良い快作、フランスを代表するテナーマンですね。この流れるような骨太のテナーが堪らなく良い!1曲目SWING 39から摑みはOK!跳ねるように歌うBARNEY、MILT JACKSONのピアノはとても余芸とは思えない手練っぷり。3曲目MENILMONTANTでもストレートなプレイに只々気持ち良いとしか言えません!Barney_wilen_jazz_sur_seine

 こういう真っ向勝負のワンホーンは最近のプレイヤーでは味わえません、奇を衒った所がなくノビノビと歌う、サイコーです!

 私が持っているのはJAZZ IN PARISのシリーズの一枚で録音は1958年。オリジナルのジャケットで出したら(多分出てないですよね?)名盤といわれる事間違い無しの傑作だなぁ、、、出来れば紙ジャケで、如何ですか、ユニヴァーサルさん?Barney_wilen

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PETE SIERS TRIO 「THOSE WHO CHOOSE TO SWING」

 久しぶりに好い天気になりそうですね、パーッと日差しが差してきて見慣れたいつもの風景がとても綺麗です。先ほどまではヒンヤリとした空気でしたが、日が差した途端にジリジリと肌を刺す、暑くなりそうだなぁ、、、

 昨日は天気も好くないし、疲れが出たのか微熱が出て、これまた久しぶりにトドになって一日転がって映画を観てました。たまには良いですね、一日転がってるのも。今週はCDを買わない週間、「人間、分別じゃよ、分別が大切じゃ。」買いたい欲望を抑える心の仙人がちょいと煩く言うもんで、、、でもそういえば明日辺り、予約してたCDの発売日だったんじゃなかろうか、、、あら、つまり今日入荷してるな。うわ、、、どうしよう、、、「いつもお世話になってるお店が折角取って置いてくれているんだ、買っちゃえ、買っちゃえ、早く引き取らないとイカンぞ!」欲望の天使も煩く言い出した。さて、困りました、、、とりあえず、紫陽花を観に行ってそれから考えよう、、、

 先週こんなのが売ってました。ほう、ちょっと見かけなかったな、ということで先週は欲望の天使に従ってゲット。PETE SIERS TRIO 「THOSE WHO CHOOSE TO SWING」はJAZZ BAR 2006に収録されてVOL.Ⅱが一昨年話題になりましたね、本作は1999年のVOL.Ⅰということになるようです。Pete_siers_trio_those_who_choose_to

  1. SWEET PETE (JOHNNY O'NEAL)
  2. GIRL TALK (HEFTI-TROUPE)
  3. IF YOU COULD SEE ME NOW (DAMERON)
  4. LOVER COME BACK TO ME (HAMMERSTEIN-ROMBERG)
  5. LET ME CALL YOU SWEETHEART (FRIEDMAN-WHITSON)
  6. GONE WITH THE WIND (MAGIDSON-WRUBEL)
  7. JUST SQUEEZE ME (ELLINGTON-GAINES)
  8. ARJUNA (WOODLY)
  9. SUNNY (HEBB)
  10. DAY BY DAY (STORDAHL-CAHN-WESTON)
  11. TEA FOR TWO (CEASAR-YOUMANS)
  12. BLUES FOR STEPHANIE (CLAYTON)

 VOL.Ⅱではピアノはラリー・フラー、今は亡きレイ・ブラウンのお気に入りで、ジェフ・ハミルトンのトリオでもスウィンギーで力強い演奏を印象に残した白人プレイヤー。本作はJOHNNY O'NEAL、やはりレイ・ブラウンに一目置かれた小気味良くスウィングする演奏で、ちょいとブルース・フィーリングを感じさせる黒人プレイヤー、今やベテランですな。二人共タイプは似ています、PETE SIERSのピアニストの好みがよく分かりますね。

 リラックス・タイムの友、今日みたいな日にはとてもよく合う、寛ぎの一枚ですぞ!

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武田和命 「GENTLE NOVEMBER」

 気を取り直そう、、、自分と働いてくれているシルヴァーウルフの中には私の父より高齢の方がいますが、その中でも二人のウルフは物凄いパワーの持ち主。片やべらんめぇの、昭和というよりは江戸っ子気質で白黒はっきりしていて、それでいて痒いところには手を差し伸べられるすばらしい目線の持ち主、小気味良くっていつもニヤリとさせられる粋な人。片や冷静沈着、人の心にゆとりを与えてくれるような物腰の柔らかさと優雅な振る舞い、常にあらゆる可能性を想定して物事に対応する柔軟さが回りに安心感を与えてくれるデータ整理の達人。やはり人の動きをよく見ている。お二人にはいつも助けていただいています。

 この二人がちょっとした会話を交わす、、、若造からすると凄く存在感のあるツーショットで見ていて唸らされます。大した話をしてないのかもしれないけど、何だかメチャクチャかっこいい!男ならこうなりたいと思わせてくれるお二人です。

 「ちょっと聴いてみな」、当時まだジャズなんて全く判らない時でやっとコルトレーンはカッコいいなんて言っていた頃、私のジャズ師匠が言った言葉。「コルトレーンのバラードより良いんじゃないかな?凄く気に入りましたよ!」と伝えたら、「ほう、、、そう感じたなら、お前もヤルね、、、そう、コレはコルトレーンより良いとオレも思うんだよ、特に後半のオリジナルは何処か日本の童謡を聴いているような気分にならないか?心地良くて何だかそんな気持ちにさせられるんだよなぁ、、、」Gentle_november

  1. SOUL TRAIN (DAMERON)
  2. THEME FOR ERNIE (LACY)
  3. AISHA (TYNER)
  4. IT'S EASY TO REMEMBER (RODGERS-HART)
  5. OMCE I TALKED (TAKEDA)
  6. OUR DAYS (TAKEDA)
  7. LITTLE DREAM (TAKEDA)
  8. GENTLE NOVEMBER (TAKEDA)

 童謡という感じは未だに解らないんですが、何処か寛いだ雰囲気で何となくコルトレーンを思わせつつ、滲み出る味わいがあります。艶やかにテナーが歌う、徹底して作品の雰囲気を壊さずにシンシンと雪が積もるように心地良さが重なっていきます。

 1979年の作品。武田和命 「GENTLE NOVEMBER」、コルトレーンの「バラード」が好きならコレは聴いてみて欲しいと思う一枚です。

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ご冥福をお祈りいたします。

 e. s. t. は私にとって唯一、常に新作を期待させられるグループでした。「今回はどうしてこうなったんだろう」とか、「次はどうなるんだろう」とか、何回も聴いてちょっとした発見があって、発見がある度にまた聴いて、、、別にダメでもいい、聴くほどに何かを感じたり、考えたり。マリナーズのイチローの打席に注目するのと同じような感じかな、同じようで常に違う、プレイヤーの意図を探る面白さ、e. s. t. にはそんな魅力がありました。単純に快楽が走る時も勿論ありますけどね。試聴をして良ければ買う、なんて楽しみを削るような物の買い方をしない私にとってはe. s. t. はサイコーのグループでした。

 他のプレイヤーの新作とは明らかにワクワク感が違います。「おお、出てたんだねぇ、じゃあ、買っとくか」じゃないんです、「いつ出るんだ?まだか?早く出してくれ~!」がe. s. t. 。メタルで言えばメタリカやジューダス・プリーストの新作を心待ちにしている気持ちと全く同じです。

 今回こんな訃報にふれるとは夢にも思わなかったので、精神的にかなり厳しくなりました。苦しまずに亡くなったのであれば良いんですが、、、ご冥福をお祈りいたします。何とも遣る瀬無い気分です、ファンとしてのせめてもの救いはラスト・アルバムはレコーディングが済んでいるらしいということ。でもとても切ない気分です。

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まさか、、、

 あまりにもショックで記事が書けない、、、e. s. t. のピアニスト、ESBJORN SVENSSONが事故で亡くなってしまったという情報が、、、嘘だと思いたい。

 もう彼の勇姿は見れないのか、、、ちょっと信じられない、、、

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山本剛 「AUTUMN IN SEATTLE」

 ふー、遂に繁忙期セカンド・シーズンを脱しました。あーあ、終わっちゃった、、、何だか楽しかったなぁ、、、体が取り合えず悲鳴を挙げなかったので前の繁忙期よりずっと楽な気がしてます。倍以上忙しかったんですけどね、、、でも一人でやってるわけではないし、社長をはじめ、皆で一丸となって立ち向かう姿勢が弱音を押さえ込んでくれたとでも言いますか、皆凄いんですよ、疲れてるのにヤル気満々で!兎に角気持ち良いこの疲労感!やったなぁ~~~、という感じ、仕事はやっぱりこうでなくっちゃ!9月に更に倍以上忙しい時期があるということなので楽しみで仕方ないですな~~~!

 そうは言っても、草臥れたさ~、、、ということで妻が撮ってきた写真です。何だかとても癒されるので気に入ってます。20080608_081_2

 疲れを癒してくれる久しぶりの一枚ということで選んだのが山本剛 「AUTUMN IN SEATTLE」、そういえば初めて日本人プレイヤーを書きますね、久しぶりに聴いたけどヤッパリいいですねぇ、日本人らしい侘び寂があって、何となく小さい頃の学校の帰り道とか、小学校の時の週に一度の野球の練習とか、そんな懐かしい思い出がフッと甦ります。

 ちょっと自慢話、レコ屋時代にちょっと高い商品だったんですが、コレ物凄く売りまくりまして、レーベルの社長さんから直接ご挨拶を頂いたり、山本さんご本人からメールを頂いたりしてビックリしたことがあります。いつものように「お客さん、エェ~の入りましたで~~~!」と紹介してただけ、お客さんも「こりゃ~、いいねぇ~!」とか、「おい、今ナニかけてんの?」とか嬉しいリアクションで幾ら発注しても追いつかなくなりそうでした。お客さんは高くても良い物であれば買ってくれるということを教えてくれた一枚です。Autumn_in_seattle

  1. THE WAY WE WERE (HAMLISCH)
  2. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD (BACHARACH)
  3. AUTUMN IN SEATTLE (山本剛)
  4. MISTY (GARNER)
  5. LOVE IS A MANY SPLENDORED THING (FAIN)
  6. THEME FROM SPARTACUS (KHACHATURIAN)
  7. NO PROBLEM (JORDAN)
  8. AS TIME GOES BY (HUPFELD)
  9. SOUND OF MUSIC MEDLEY (RODGERS)
  10. A TIME FOR US (ROTA)

 ブルース・フィーリング溢れる黄昏の1曲目、哀愁のメロディ・ラインでいきなり心をワシ掴み。一転して、小気味良く跳ねる2曲目、散歩に出たくなるような軽やかさと山本さんのちょいと小粋なコブシが何とも心地良い。そして早くもキラーチューンが3曲目で登場、オリジナル曲、もし何か辛いことがあった時にこの曲を聴いてしまったら多分泣き崩れてしまうでしょう、3分40秒辺りのピアノに胸を掻き毟られる様な思いが走ります。4曲目は1974年の山本さん屈指の名演とはまた一味違う寛ぎのスウィング感が楽しい気分にさせてくれます、これもお散歩の友です。6曲目の優雅に流れる3/4拍子、ウンタッターのリズムに私は弱いです、優しげな表情にホッとします。コレは昼下がりのコーヒー・タイムに良いですな。コーヒー・タイムに似合う曲なら9曲目も良いですね、愛らしいピアノでスタートして雫がハラハラとこぼれる様なプレイが心地良い、途中で気だるい雰囲気に変わりブルージーな歌心を満喫、エーデルワイスに入るとさざ波に揺られるような寛ぎを感じます。ラスト10曲目の切なくも美しい演奏が心に沁みる何とも言えない余韻を残します。

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SINNE EEG 「SINNE EEG」

 ナニナニ、気持ち良い天気ですね、ちょいと蒸し暑いですが、心地良い。梅雨に入ってるんですよねぇ、何だか爽やかじゃないですか。

 実は今、繁忙期セカンド・シーズンに突入しています。15日までぶっ通し、ファースト・シーズンの3倍大変、、、のはずなんですが、腰が痛くなってない!コンドロイチンが効いているのか、体が慣れたのか、、、今のところ問題無しです。CDの仕入れが出来ないことだけが気がかりですが、、、

 後7日でしょ、いいよ、別に、どんと来いって感じです。

 あれ、雷なってる、、、

 SINNE EEG、イーグと呼んでましたが、エイと表現するのがどうやら正しいようですね、新作も良かったですが、デビュー作「SINNE EEG」の方をよく聴いてます。なかなかの美人だし、寛ぎ感は好きだった頃のダイアナ・クラールに雰囲気がダブります。Sinne_eeg

  1. HOW DEEP IS THE OCEAN (I. BERLIN)
  2. THE NIGHT HAS A THOUSAND EYES (B. BERNIER-J. BRAININ)
  3. YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS (D. RAYE-G. DEPAUL)
  4. EVERYBODY'S SONG BUT MY OWN (K. WHEELER-J. WHITE)
  5. COMES LOVE (L. BROWN-S. H. STEPT-C. TOBIAS)
  6. SILENCE (S. EEG)
  7. MONTH OF MAY (S. EEG)
  8. CLOSE YOUR EYES (B. PETKERE)

 クールな雰囲気でスタンダードを歌いますね、MARTIN SCHACKのピアノがとても好きです。ダイアナの王道っぽさとは一味違いますが、ヴォーカルのナチュラルな感じも気に入ってます。4曲目シャキシャキと小気味良いピアノ・トリオの好サポート、優しげで麗しい歌声が曇り空から日が差すように次第に盛り上がっていく感じが良いですね、ピアノも聴かせます!好きなのはオリジナル6曲目、歌詞のリズム感が微妙に曲と合ってない気がしますが(日本人アーティストが英語歌詞で曲を作ると妙にたどたどしくなる様に感じませんか?ソコまで酷くはないですが、何となくサビが来るまで微笑ましい違和感を感じます。)、切なさと寛ぎ、物憂げなメロディ・ラインがとても魅力的です。

 新作では髪を切ってちょっと顔つきもスリムになってますね、オリジナルで固めてクールな雰囲気、ソチラもなかなかいいですよ! 

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ENRICO PIERANUNZI 「SEAWARD」

 実は梅雨入りしてるんですね、気が付かなかった。今日は昼過ぎからお日様が照りましてとても気持ちが良かった。梅雨入りか、、、雨が多くなるのは嫌なものですが、紫陽花が栄える季節でもありますね、去年は退職手続きでバタバタ、その前は見に行ったんですが、土砂降りに見舞われて紫陽花どころではありませんでした。今年は明月院をゆっくり散歩したいなぁ、休みの日は雨男なので紫陽花の風情を堪能したいです。カメラ持ってね。シトシト雨で紫陽花見物、、、いいなぁ、前の仕事ではこんなことは考えられなかったなぁ、、、すっかり風情を嗜みたいお年頃となりました。

 今日は叙情を感じたいなぁ、ピエロ・バッシーニやアラン・ブロードベントは紹介しちゃったからなぁ、どうしよう、、、

 ということで引っ張り出したのは Enrico Pieranunzi/Seaward、ENRICOは作品によってはとても難しいものがありますからあまり知らない人にとっては、何じゃこりゃ?!があります。曲の断片だけを切り取ったような教則っぽい作品、未だにそういうものはターンテーブルに乗せませんね。でも美旋律を味わえるすばらしいものも沢山あります。本作はそんな一枚、録音は1995年です。Enrico_pieranunzi_seaward

  1. SEAWARD (PIERANUNZI)
  2. L'HEURE OBLIQUE (PIERANUNZI)
  3. STRAIGHT TO THE DREAM (PIERANUNZI)
  4. FOOTPRINTS ()WAYNE SHORTER)
  5. THE MEMORY OF THIS NIGHT (PIERANUNZI)
  6. YESTERDAYS (KERN-HARBACH)
  7. JE NE SAIS QUOI (PIERANUNZI)
  8. THIS IS FOR YOU/BUT NOT FOR ME (PIERANUNZI/G. &I. GERSHWIN)
  9. KEY WARDS (PIERANUNZI)
  10. I HEAR A RHAPSODYFRAGOS-BAKER-GASPARRE)
  11. WHAT YOU TOLD ME LAST NIGHT (PIERANUNZI)

 3曲目のようなギラギラしたスウィンギーなナンバーもありますが、美旋律ばかりでは却って疲れます、突っ込んでくるような一種の緊迫感が鋭く突き刺さる、こういう曲が1曲目のようなリリカルな雰囲気を際立たせるんですな、私は彼のような曲の入り方に美しい魅力を持たせる人に弱い良いようです。お馴染み6曲目の優しくも切ない美旋律のオープニング、翌年の作品「THE NIGHT GONE BY」では、よりドラマティックにこの曲をプレイしているように感じます。

 本作ではもう一人、ベースのHEIN VAN DE GEYNが強い存在感を魅せます、ああ、ラスト11曲目の湧き出るようなピアノのアドリヴに参りますね、切なげでクラシカルでありながら、何処か強い芯のある演奏、紛れもない傑作だと思います。

 エヴァンス系と以前はよく言われていたものですが、全く異質です。エヴァンスは独特のスウィング感(特に左手のタイム感)と内に秘めたエヴァンスにしか解らない葛藤がピアノからメロディとなって現れてきますが、ENRICOは葛藤からくるものではない気がする。単純に美しい、切なくて息苦しい、それでも聴き手に居場所があるのがENRICOの魅力だと思います。どうしようという作品もありますが、、、

 

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JOHN LETMAN 「THE MANY ANGLES OF JOHN LETMAN」

 我が社では、ほとんどの人が何かしら体に爆弾を抱えています。大抵は腰痛で、重い物を何度も運んだり、ちょっとキツい体勢のままじっと作業したり、、、営業部もズ~ッと座りっぱなしだから多分腹筋が衰えて腰がやられてしまうんだな、(コンピューターと8時間戦ったら、腰が痛くなったことがあるから、彼らの苦労もよく分かります。)

 だから、私が腰がヤラレタと言うと皆苦しみを知っているので「手伝うぞ~、無理はするな~~~」と色々な所から声が飛んできます、有り難いねぇ、、、

 で、最近ちょっと休憩中に話題なのがコンドロイチンという成分、軟骨を潤わすらしく、膝や腰の関節痛に効くらしい、サプリメントを飲んでみたら腰の痛みが和らいだと喜びの声が上がってました、ちょっと飲んでごらんと薦められてココ二日間飲んではみたものの、今のところ変化なし、私の場合は軟骨ではなく、深部筋だからなぁ、どんな結果になりますやら、、、暫くは飲んでみようと思います。お肌にお悩みの女性にも効果があるようなので妻にも飲ませてみよう。

 いいねぇ、本作は所謂中間派と言えますな!スウィング・スタイルにモダン・ジャズの雰囲気を取り入れた演奏とても言いますか、大橋巨泉さんの上手い表現。

 で、本作JOHN LETMAN 「THE MANY ANGLES OF JOHN LETMAN」はたまたまベツレヘムの超幻のシリーズとしてCD化された時に何も知りもしないで買った一枚。2001年だったと思います。John_letman_the_many_angles_of_john

  1. MABEL'S DREAM (IKE SMITH)
  2. TINA (RICHARD WELLSTOOD)
  3. THIS TIME THE DRINKS' ON ME (LETMAN)
  4. THE ROOM UPSTAIRSLETMAN-WELLSTOOD)
  5. MOANIN' LOW (RAINGER-DIETZ)
  6. VIOLETS & VIOLINS (LAPARC-LAWRENCE)
  7. SAY SI SI (LECUONA-LUBAN-STILLMAN)
  8. SITTIN' ALONE COUNTIN' MY TEARS (FEATHER)
  9. GET OUT OF MY SIGHT (PALMER-HEDGERS)

 いいですよ~、この分厚いトランペットの鳴り、粘り強くて存在感がありますねぇ、レイジーでホンワカと寛げて、古き良き時代を思わせます。2曲目何か聴いてみるとバックは完全にバピッシュ、でもLETMANが出てくるとググッと1930~40年代にタイムスリップ、生々しくてカッコいいんですよねぇ、、、KENNY BURRELLが洗練されたブルース・フィーリングを感じさせてくれる。3曲目では渋い歌声を小粋に披露、中間でトランペットが「ウワァァァァ~~~」と入ってくる所なんかサイコーに気持ち良いです!闘牛士が牛と立ち向かうようなトランペットのイントロの7曲目、一転して小気味良くスウィングする軽快さが良い。

 録音は1960年、既にモダンは新しい段階に進もうとしていた時ですね、よくこういうものを残してくれました!

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THE ART FARMER QUARTET FEATURING JIM HALL 「TO SWEDEN WITH LOVE」

 またパソコンの調子が悪い、ネットとメールがかなり重症、去年高いお金を払って直したはずなのに症状は全く同じです。今はちょっと開いたので隙を縫って記事を書いています。ストレス溜まるなぁ、、、

 で、今日も休みなんですが、やはり雨、休みの日の降水確率がまた上がってしまった。会社の先輩にも気が付かれて、「雨男」の異名を頂戴してしまった。

 社会復帰してからお休みを24日間頂いていますが、にわか雨を含めると大体17日間は降られています。降水確率71%、凄い確率だと思いませんか?

 ライナーによるとかなり仲は悪かったようです、でも音楽的な相性はピッタリ。その瑞々しさと哀愁のメロディを優しげに奏でる二人のコンビネーションは絶妙、聴く者の心に寛ぎと切ない余韻を残します。久しぶりに聴いちゃったなぁ、THE ART FARMER QUARTET FEATURING JIM HALL 「TO SWEDEN WITH LOVE」The_art_farmer_quartet_featuring__2

  1. VA DA DU ? (WAS IT YOU ?)
  2. DE SALDE SINA HEMMAN (THEY SOLD THEIR HOMESTEAD)
  3. DEN MOTSTRAVIGE BRUDGUMMEN (THE RELUCTANT GROOM)
  4. OCH HOR DU UNGA DORA (AND LISTEN YOUNG DORA)
  5. KRISTALLEN DEN FINA (THE FINE CRYSTAL)
  6. VISA VID MIDSOMMARTID (MIDSUMMER SONG)

 全曲スウェーデンの民謡で、その美しいメロディ・ラインとFARMERの柔らかいフリューゲルホーンの響きが郷愁を誘います。寄り添うように、ちょいとブルーなHALLのギターが堪らなくいい!こんなに呼吸もピッタリで優しげな演奏をする二人が犬猿の仲とはとても考えられませんね。

 本作で忘れてはいけないのがドラムを叩くPETE LaROCA、一歩間違うと甘ったるくなりそうな所をピリッと引き締めてジャズのスウィング感を感じさせてくれます。

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