« JOHN LETMAN 「THE MANY ANGLES OF JOHN LETMAN」 | トップページ | SINNE EEG 「SINNE EEG」 »

ENRICO PIERANUNZI 「SEAWARD」

 実は梅雨入りしてるんですね、気が付かなかった。今日は昼過ぎからお日様が照りましてとても気持ちが良かった。梅雨入りか、、、雨が多くなるのは嫌なものですが、紫陽花が栄える季節でもありますね、去年は退職手続きでバタバタ、その前は見に行ったんですが、土砂降りに見舞われて紫陽花どころではありませんでした。今年は明月院をゆっくり散歩したいなぁ、休みの日は雨男なので紫陽花の風情を堪能したいです。カメラ持ってね。シトシト雨で紫陽花見物、、、いいなぁ、前の仕事ではこんなことは考えられなかったなぁ、、、すっかり風情を嗜みたいお年頃となりました。

 今日は叙情を感じたいなぁ、ピエロ・バッシーニやアラン・ブロードベントは紹介しちゃったからなぁ、どうしよう、、、

 ということで引っ張り出したのは Enrico Pieranunzi/Seaward、ENRICOは作品によってはとても難しいものがありますからあまり知らない人にとっては、何じゃこりゃ?!があります。曲の断片だけを切り取ったような教則っぽい作品、未だにそういうものはターンテーブルに乗せませんね。でも美旋律を味わえるすばらしいものも沢山あります。本作はそんな一枚、録音は1995年です。Enrico_pieranunzi_seaward

  1. SEAWARD (PIERANUNZI)
  2. L'HEURE OBLIQUE (PIERANUNZI)
  3. STRAIGHT TO THE DREAM (PIERANUNZI)
  4. FOOTPRINTS ()WAYNE SHORTER)
  5. THE MEMORY OF THIS NIGHT (PIERANUNZI)
  6. YESTERDAYS (KERN-HARBACH)
  7. JE NE SAIS QUOI (PIERANUNZI)
  8. THIS IS FOR YOU/BUT NOT FOR ME (PIERANUNZI/G. &I. GERSHWIN)
  9. KEY WARDS (PIERANUNZI)
  10. I HEAR A RHAPSODYFRAGOS-BAKER-GASPARRE)
  11. WHAT YOU TOLD ME LAST NIGHT (PIERANUNZI)

 3曲目のようなギラギラしたスウィンギーなナンバーもありますが、美旋律ばかりでは却って疲れます、突っ込んでくるような一種の緊迫感が鋭く突き刺さる、こういう曲が1曲目のようなリリカルな雰囲気を際立たせるんですな、私は彼のような曲の入り方に美しい魅力を持たせる人に弱い良いようです。お馴染み6曲目の優しくも切ない美旋律のオープニング、翌年の作品「THE NIGHT GONE BY」では、よりドラマティックにこの曲をプレイしているように感じます。

 本作ではもう一人、ベースのHEIN VAN DE GEYNが強い存在感を魅せます、ああ、ラスト11曲目の湧き出るようなピアノのアドリヴに参りますね、切なげでクラシカルでありながら、何処か強い芯のある演奏、紛れもない傑作だと思います。

 エヴァンス系と以前はよく言われていたものですが、全く異質です。エヴァンスは独特のスウィング感(特に左手のタイム感)と内に秘めたエヴァンスにしか解らない葛藤がピアノからメロディとなって現れてきますが、ENRICOは葛藤からくるものではない気がする。単純に美しい、切なくて息苦しい、それでも聴き手に居場所があるのがENRICOの魅力だと思います。どうしようという作品もありますが、、、

 

|
|

« JOHN LETMAN 「THE MANY ANGLES OF JOHN LETMAN」 | トップページ | SINNE EEG 「SINNE EEG」 »

JAZZ PIANO」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/453481/21414013

この記事へのトラックバック一覧です: ENRICO PIERANUNZI 「SEAWARD」:

« JOHN LETMAN 「THE MANY ANGLES OF JOHN LETMAN」 | トップページ | SINNE EEG 「SINNE EEG」 »