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THE ALAN SKIDMORE QUINTET 「ONCE UPON A TIME . . . . 」

 前から気になっていたことをウルフさんの一人に訊いて見ました。

 「おいおい、そんなに軽やかに階段上ってくんなよ、ワケ~な~、サ~付けられちゃってこっちゃぁ、堪んないよ~」

 「ハハハ、、、いやいやまだまだイケてるじゃないですか~!」

 「全くお世辞が上手いねぇ、そうやって何人女を騙して来たんだ~、歳の数程いってんだろ~~~」

 「そんなことしてませんって~、、、そうだ、ウルフさん浪曲好き?」

 「ああ、好きだねぇ~、おら~、三尺物が好きでな~、判る?刀振り回すような話さ、ワケ~頃ぁ、よ~く聞いてたっけなぁ、、、何だよ、浪花節なんて聴くの?」

 「ヒヒヒ、やっぱり、、、虎造の清水次郎長伝、全部持ってるけど聴きます?」

 「そりゃ、凄いねぇ、、、聴きてぇけどいいのかよ?」

 「ほんじゃ、テープに落として、差し上げますよ。」

 「いやぁ、それじゃワリィよ、手間と金が掛かっちまうじゃんか、いいって、いいって、、、」

 「いやいや、いつも助けてもらってるし、落として人にあげるの趣味みたいなもんですから気にしないで。」

 「そうか~、ワリィなぁ、、、そんなもん聴くのウチでもオレぐれぇで、ジーちゃん、全く何カケてんの~!なんて言われっちまうのがオチなんだよなぁ、、、」

 いいでしょ?何だか、、、三尺物なんて滅多に生の言葉で聞けませんよ。今度また訊いてみよっと、ちあきなおみは好きですかってね、、、歌うまいよ~!

 遂に手に入った。THE ALAN SKIDMORE QUINTET 「ONCE UPON A TIME . . . . 」、以前に「TCB」のことをレビューしましたが本作はよりレンデル=カー・クィンテットの印象に近い知的なサウンド、モダン・ジャズの生々しさも感じさせる逸品。この後に作られた「TCB」は更に一歩進んだ緻密な演奏だと思います。The_alan_skidmore_quintet_once_upon

 1曲目タイトル曲の繊細なJOHN TAYLORのピアノのオープニングからゆったりとしたSKIDMOREとKENNY WHEELERのユニゾン、WHEELERのソロが美しく、それでいて何ともいえない緊迫感があります。一瞬、TONY OXLEYがズドンとドラムを弾かせる、ウオッと来ますな!ライナーをお書きの星野氏はドラムの音をとても残念がられておられますが、初めて聴く私にはそれでもドラムの迫力が感じられました。

 2曲目MAJAERAで心に不安感を抱かせて、3曲目THE YOLKで一気に爆発させるこの開放感!いや~、カッコいいねぇ~、ゾクゾクだ~!!天才JOHN TAYLORの指が駆け巡り、怒涛のドラミングにもガンガンに煽られます!レコードだったらココまでがA面か、フッと一息入れつつも直ぐにB面にひっくり返したくなりますぜ!

 そしてB面のオープニング、4曲目OLD SAN JUANがサイコーのキラー・チューン!寄せては返す静と動の波動、哀愁のテーマ・メロディ、チェンジ・オブ・ペースを繰り返しながら、分厚いブロウを聴かせるSKIDMORE、柔らかくも、走り出すと鋭利な刃物になっていく変幻自在なWHEELER、抑制された耽美なソロを聴かせるTAYLORはリズム隊との呼吸がぴったり合ってる、チェンジ・オブ・ペースのタイミングが一々決まって驚くばかりです!全ての原動力はやはりリズム隊、OXLEYのドラム、リズムを刻みながら太い音でメロディも聴かせてくれるベースのHARRY MILLERも凄い存在感です。そのまま組曲的に雪崩れ込んでゆく5曲目FREE FOR ALの迫力のドラミング、熱気は最高潮でアヴァンギャルドなSKIDMOREの咆哮、6曲目IMAGEでは完全なフリー・インプロヴィゼイションの嵐!コルトレーンの「SONG OF PRAISE」を思わせるエンディングが圧巻です!

 

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