KENNY DORHAM AND THE JAZZ PROPHETS 「VOL. 1」
妻が新潟まで遊びに行ってきました。私のパワフルな父に連れられて。母も、尊敬するアニキ夫婦もみんな一緒。妻には良いリフレッシュになったと思う。まぁ、音頭取りがオヤジですからね、さぞ楽しかったでしょう。私は繁忙期で参加できなかったけど、新潟の地酒を皆で選んで買ってきてくれた、あり難い事です。酒飲みは私だけ、酒飲みにお酒の土産なんてナカナカ粋な家族でしょ?普通は酒を飲ませない方向に向くんでしょうけど、ウチはそうじゃないんだな、母なんて酒飲み大嫌いなんですが、、、
マァ、ちょっと言っちゃうと、父は常に周りの状況に気を配る人、こんなんじゃ楽しくないだろう人を見つけると、こうしたら楽しくなるよっていう事をこれでもかというくらいアピールして楽しませてしまう達人だな、苦しんでる人にも凄く手を貸してくれて色々やろうとする、そうすると母が登場、その人にも色々事情とか都合というものがあるんだから、とりあえず放って置いた方がいいんじゃない?、と父にブレーキを掛ける、このタイミングがかなり絶妙だったりする。そういう母も意外とセッカチな所があって、ア、こんなもの、一体どうするの?、なんて思ったりすると持ち主に相談せずにサッサと捨てちゃったりする、父はそれで昨年、面白そうな旅の本とか捨てられちゃいましたね、スウィング・ジャーナルは助かりましたけど。
兄は何事に対してもクールで、まず焦るという姿を人には見せない人、ブレないんだな、意志と行動とその結果が。でも堅物じゃないのよ、何となく取っ付き易い空気が周りに流れているんだな、ガキの頃は何かというとおまけで私が付いて来てやり難かったらしい。全く覚えてないけど、ハ、ハ、ハ、、、
姉はとても穏やかな空気が流れている人、困っちゃった~、とか焦ったよ~、なんて聞いても全然そんな風には感じさせないユトリが常にある人。水泳の凄い選手だったんだぜ!
ソンでもって姪っ子は妻の親友と来た!妻としては楽しくないはずがないね!
メタリカ熱はデジタル・M. P.に落として通勤中に聴ける様にしたので、とりあえず良い塩梅で下がってきました。久しぶりにジャズと行こうかい、今日はトランペットで決めよう!KENNY DORHAMが若しバンド運営の才覚があったら、このグループは歴史を作っていたかもしれません。KENNY DORHAM AND THE JAZZ PROPHETS、ブルーノートにも一枚残っていますが、私はスタジオ盤のデビュー作「Kenny Dorham and the Jazz Prophets, Vol. 1」が好き。幻の名テナーJ. R. MONTEROSEの演奏が聴けるし、DICK KATZのピアノも前に出た時のフィーリングがとても気持ち良い!
- THE PROPHETS
- BLUE ELEGANTE'
- DX
- DON'T EXPLAIN (HOLIDAY-HERZOG)
- TAHITIAN SUITE
4曲目以外はcのオリジナル、ハードバップ臭がプンプンして、しかもメロディが素晴らしい、1曲目はハードボイルドな雰囲気が漂う逸品、ノビノビとしたDORHAMの歌いっぷりと、硬派なテナー・プレイ、テーマ・メロディに何処か哀愁があって、メチャクチャカッコいい!2曲目はジンワリと響くブルージーな演奏で、心地良い気だるさがリラックスさせてくれる。最近こういう雰囲気で演奏出来る人っていないんじゃないかな。つい指が動いてしまうか、逆にコッテリやってしまう演奏ばかりで、どうも違う。ノンビリ演っていても、小気味良い演奏で聴いていてスッキリする、なんてのがブルージーな演奏の醍醐味だったりして、、、
コッテリしたいなら4曲目くらい切なくないといけませんな。ミュートを付けたDORHAMの切ないプレイが堪らない、間を感じさせるピアノのバッキングがトランペットの歌いっぷりと相まって、ホロリと来ます、途中で登場するピアノの見せ場は短いながらも、上手い!っと言いたくなるプレイ!良いねぇ、、、ジックリと浸れる素晴らしい演奏です!
ラストは私の本作での最も好きな曲、哀愁漂うトランペットの響き、コレがまたメロディがいいんだわ!切ないメロディ、遠くを思わず見つめたくなりますよ!DORHAMサイコー!ちょいと転調してクールにスウィングしつつ、J. R. 、KATZのソロがメロディを大切にしながら歌い、またまたトランペットのソロが程好い湿りを帯びながら美メロディを奏でます。
「静かなるケニー」が彼の名盤と言われていますが、他にも沢山ある事をしってほしい。ちょいと言っちゃうと神憑ったDORHAMの演奏は何?といえば、やはりTHE JAZZ MESSENGERS AT THE CAFE BOHEMIA VOL. 1のMINOR'S HILIDAYでしょう!スンゲ~よ!
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