ADA MONTELLANICO & ENRICO PIERANUNZI 「DANZA DI UNA NINFA」
日々、技術と言うものは進歩しているんですね、歯医者さんに行って感心しました。昨日穴が空いている三つの歯のうちの一本を埋めてもらったんですが、20分くらいで完成。メチャクチャ早い!先週薬を塗って、埋めといた仮のセメントを取り除いて、綺麗に「チュィ~ン」とやって、強化プラスティック(って言ってたかな、、、)で埋めてから、レーザーだか、超音波だか解らないですが、固める機械を2、3分当てて、あとは噛み合わせを整えて、ハイ、お終い!って感じ。物凄く手際が良い、強化プラスティックって何だ?何を当てたらそんなに早く固まるの?昔はそんなんじゃなかったですよね。
昔は一本歯を埋めるのに何度も通ったような気がする。詰め物を作るのに歯型を取ってから一週間くらい掛かったでしょ、詰め物がピッタリ歯に合うように削るのに結構時間が掛かった気もする。ちょっとでもサイズが合わないと痛くて何も噛めないんですよね。
硬い詰め物を穴に合わせて削るよりも、柔らかい状態で穴に合わせてから、固めて削る方が遥かに効率的。口の中で固められる強化プラスティックを考えた人がいるんですな、で、ソレを実際作っちゃう、凄いよねぇ、、、
コレは買ったわけじゃない、レコ屋現役時代に輸入元のメーカーさんがサンプルとして送ってくれたもの。一応サンプルというものはメーカーさんの資産となってますので個人的に所有していてはいけない事になってるのかな、メーカーによっては「使ったら返してね。」とシールしている所もあります。でも大抵はメーカーさんの必要経費として落としてくれているようで、返さないからと言って文句を言われるような事はありません。(仮にもし、ルール通りに日本全国のお店から一斉にサンプルが返されちゃったらメーカーさんは大変でしょうね、それだけで処理するのに莫大な経費が掛かるでしょう。)
只問題はサンプルとして借りたものを個人的に中古店に売ってしまう大馬鹿者がたまにいまして(サンプルを自分の店で売っちゃう不届き者もいました。)、コレが起こると大変なことが起こります。企業間の信頼関係が損なわれて、最悪の場合は賠償責任が問われる訳です。
ですからサンプルを個人的に所有すると言う事は、レコ屋をリタイヤした現在でも其れなりに責任があるわけでして、、、売るのは勿論、人にあげるのも御法度です。
ADA MONTELLANICO & ENRICO PIERANUNZI 「DANZA DI UNA NINFA」は当時、とても仲の良いメーカー担当者が送ってくれたもの、「多分、好みだから売ってちょうだい。」の意味が含まれていたんだと思います。結局タイミングが悪くて沢山は売らなかった、今思えばやっとけば良かったなぁ、なんて思います。
イタリアの今は亡きシンガー・ソングライター、LUIGI TENCOの作品集で、EGEAらしい寛いだ雰囲気と曲の良さ、ちょっと枯れた感じですが、よく通るナチュラルなADAの歌声とENRICOの美旋律、PAUL MCCANDLESSの透明感のある管モノの響きとBEBO FERRAのギターの流麗、PIERO SALVATORIのヴァイオリン、、、いいですねぇ、、、美しくも儚いイタリアの叙情が滲み出ます。小気味良く躍動する3曲目MIA CARA AMICAがサイコーです!
6曲目のENRICOのオリジナル、CHE COS'E ?の小気味良さも良い、MCCANDLESSのオーボエに温か味があって、ピアノとユニゾンするADAのヴォカリースも気持ち良い。
心地良くリラックスできる作品。実は7月にほぼ同メンバーで新作が出てますね、そちらはちゃんと買うことにします!
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