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2009年1月

一年過去回想

 ステキな人達と過ごす時間の経過というのは早いものですね、あと40日、一月とちょっとすると、この会社に一年勤めた事になるわけです。

 一年前の今頃は音楽関係で仕事を探して、親身になって相談に乗ってくれる人も居れば、まるで知った事か、そんな事、、、みたいなツレナイ対応に世間の厳しさを感じて打ちひしがれていた頃ですよ。当時、相当参ってしまったのでおかしくなってたんでしょうね、カミサンが気が付いて、事の顛末を話したら、「そんな、、、人との繋がりを大切に出来ない会社なんてロクデモないに決まってるから、気にする事ないよ、そんな所は直ぐに潰れるからアナタ、逆に入っちゃダメよ、、、」なんて言われたりしてね。随分精神的に助けられた言葉だったなぁ、、、

 そんな、人との繋がりを大切にしない連中のお蔭で音楽関係に踏ん切りがついて、充実した今があるわけですから、逆に感謝しないといけませんね、彼らには。

 実は当時、ある同僚とこんな話をしたことがある、今から4年位前かな、もっと前かも。「レコード屋さんにはプロフェッショナルは必要ないという時代が絶対来る。そうなった時オレ等、どうする?」という話。その同僚というのは私に、ブログをやれ!と言ってくれた小僧。なかなか切れ者でね、刺激的で結構ウマが合ったいいヤツでした。ソイツはそんな話をした1年後くらいだったかな、「やりたい事もやらせてくれねぇし、こんなんじゃ生活的にも厳しい、、、」と見切りをつけて、、、でも彼は相当な知識と情報収集の力のある男だったので、小売じゃなくて、メーカーに行ってしまいましたよ。「お客さんとの対話には、スんゲー、後ろ髪引かれんすけどネ、とりあえず、、、でもこの会社じゃ、出来ねーっすよ、、、」そんな感じで去っていった。解る気がしてたので、全くヤツが去ると聞いても驚きませんでした。

 パタパタとウロタエて居たのは上層部。マル投げ、するだけしといて何やねん?!って感じだね。

 今日はかなり見っとも無い愚痴に今更走ります、ちっとも気持ちヨクないんで、御免なさい。

 もう一つ、コレははっきり覚えています、今から6年前、上層部は同業の小売店ばかり(所謂、競合店ですね)気にしてああだ、こうだ、言ってたんですが、私の中ではそんなの、どうでもいい、、、って感じでした。なので、当時ちょいと話の判る上司に、「そんなことはどうでもいいんじゃないですかね、ソレより我々の最大の敵って誰だと思います?多分、携帯電話だと思いますよ?どう思います?」きっと電話で映像も見られる、そうなれば当然音楽なんて、、、CDイチイチ持ち歩かんでしょ?

 そして今日、やはりそうだよね、、、という感じですよね?

 今が充実しているだけに、昔を思うとつい微妙に当時の、何なのよ!的なフラストレーションが出てきちゃいます。申し訳ありません。

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PINKY WINTERS 「PINKY」

 鎌倉散策その2です。前日の荏柄天神社とは反対側、江ノ電に乗って長谷の方へ行ってみました。

 でも、長谷寺には行かなかったのよ、行った事のない寺社をあえて散策、その方が楽しいですよね。江ノ電、長谷駅から大仏、長谷寺に向かう途中、ポツンとあるお寺、収玄寺。元は誰かの家だったようですが今はお寺、「庵」とついていたせいか正に通りに面しているけど隠れ家的な感じ。ソコの蝋梅、なかなか綺麗でしょ?20090127_2_007 20090127_2_008

 長谷寺の裏に回ると光則寺、ここの方が有名なんでしょうね、全く知りませんでしたが、、、四季折々の花が楽しめるように色々植わっています。好きな人が居るんだなぁ、、、今は椿も侘助も終わり頃、もう後1、2ヶ月もすれば春の訪れが感じられるはずです。知らなかったけどココはいいお寺ですな。春が楽しみです。20090127_2_034 20090127_2_040 20090127_2_042

 私が欲しかったPINKY WINTERSの音源が手に入った。ちょっと前だとズート・シムズとのセッションも入った編集盤があったようでソレが欲しかったんですが、既に遅し。1954年モノ、彼女のデビュー盤になるのかな、「ロンリー・ワン」同様、寛いだ雰囲気が堪りませんね!モノの本によると「あまり感心しないフェイクが気になる」との事ですが、え?!そうですか???って感じですな。柔らかくてスマートな味、スウィンギーな感じも好いし、スローで切々と歌う曲が全体のイメージを覆う。瑞々しい若さと老成した味わいが本作の魅力だと思います。Pinky_winters

 最近疲れがなかなか抜けないせいか、ちょっと熱いのは勘弁なんですよね、こういう、何となく滲みちゃう雰囲気を持つ(滲みちゃうのは1曲でいいんですが、、、)作品に会うとホッとします。

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HANK DE MANO 「IN CONCERT」

 「ちょいと鎌倉まで小さな春でも探しに行っか?」ということになりまして、妻と二人で散歩しに、、、

 先ずは「腹減った~~~、、、何か食うべ。」、大船で長年お世話になっているお寿司屋さんへ直行。コレでもかというほど、モリモリ食べる。今お魚は大変ですからね、値段上がっちゃったけど、そんなことは気にしない、美味いから。機会が搾り出したシャリに豪快なネタが乗ってるなんて、美味いと思った事がない。ネタが命の回転寿司屋さんは星の数ほどあるけれど、シャリも美味いところはそうない。ソコは巻物以外は板さんが握ってくれる(寿司は何てったって、ニギリってんだから、、、シボリちゃう。)、あたしゃ、シャリが美味くないとイヤなのだ!Photo_3

 では鎌倉へ。平日だし、年始の混乱もスッカリ落ち着いて、いつもの寛いだ鎌倉だなぁ、、、カミサンは行った事ないというので「今回は荏柄天神社に行って、竹の庭のある報国寺まで行ってみっか?、それとも鎌倉宮を一回りして、覚園寺ってコースもイトオカシだぞい。」今回は竹の庭に行きたいというので、とりあえず神社に行ってから報国寺コースに決定。

 荏柄天神社は、今は学問の神様、頑張る人の守り神が居られるらしい。デッカイ銀杏の木がシンボルですな。11月に散歩しに来た時はギンナンが鈴なりに樹からぶら下がっていて、風が吹くとボトボト落ちてきていた、何か迫力ありましたよ。Photo_4

 その時の鈴なりギンナン。Photo_5

 今はこんな感じ。1 2 3

 梅が咲いとるねぇ、綺麗だ、、、

 ひとしきり、梅を堪能して、ホンじゃま、報国寺に行こうかい、、、なんて歩いていたら、ちょいと気になるジャズ喫茶が目に入った。ふむ、、、寄ってみよう。程好い日差しが入る心地良い空間、でかいスピーカーがドンド~ンと置いてあって、カッコいい真空管のアンプが、、、何かいい感じ。お若いご夫婦と思しきお二人で切り盛りしている可愛らしいお店です。Photo_6

 何かけてるのかなぁ、、、「リー・コニッツ・ミーツ・ジェリーマリガン」、おお!渋いねぇ、、、カウンターの後ろの棚にはジミー・レイニーのヴォーグ盤の10インチやコニッツの「トランキュリティ」のアナログの姿が見える。クールな白人系がお好みかな、、、「アニタ・オデイ・シングス・ザ・モスト」、バーニー・ケッセルの「オン・ファイヤー」、、、久しぶりに聴いちゃったなぁ、、、何て寛いでいたら時間無くなっちゃった。報国寺にはいけないね。カミサンも「吉祥寺に来たみたい、、、」とちょっとご満悦、また来よう。

 ということでまた脱線しちゃったので目的は果たせず、でもこういうのが散歩の醍醐味ですね。「もう腹減った、なんか食うべ。」、「また?!私は全然入らないんだけど、、、」

 やっと買いました、HANK DE MANO 「IN CONCERT」!超レア盤ですね、1963年のライヴ、ジャケットは何かで見たことがありますが、初めて聴きました。侘び寂びのあるフリューゲルホーンを聴かせてくれますね、素直に耳に入ってくるメロディ・ライン、漂う黄昏感、コンサートらしい盛り上がりはほとんどなく、生で聴いている聴衆もジックリ耳を傾けているといった趣です。Hank_de_mano_in_concert

  1. SUMMERTIME
  2. ANGEL EYES
  3. LONG AGO AND FAR AWAY
  4. DELILAH

 チェット・ベイカーからかなりの影響を受けているようですね、ハードなアドリヴ餌の挑戦者ではなかったようです、飽くまで自然体で歌う事を大切にしてたんじゃないかな。何処か物悲しげな感じが却ってジャズのハードボイルドな雰囲気を醸し出していてカッコいい!

 リズム隊はDE MANOの雰囲気に合わせながら、ブルージーでスウィングする見せ場を要所で作っています、こういうサポートがなかったらちょっと退屈な演奏になっていたかもしれませんね。

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DON BYAS 「THIS IS . . . 」

 ベベン、ベン、ベン、イヨー、(浪曲風に)

 大分肌寒い日が続いている今日この頃、冬らしさが増して来ましたなぁ、不景気吹き荒れる今の世の中、ヤンなっちゃうねぇ、、、気持ちだけはポッと暖かくいきたいもんだと開いた「ゆうなんぎぃの会」もそろそろ宴もタケナワといった所、、、

 遂にJFYKbeckさんが泡盛に突入です。先ずはニコニコ太郎で一献、シャキッと喉を通る切れのある味、後味は爽やかだ。ミーバイのマース煮の塩気を楽しみつつキュッと含む泡盛が堪らんのぅ、、、ここでてんぷらの盛り合わせが登場、多分フーチバー(ヨモギ)、紅芋、モズク、しまらっきょ、島魚かな、塩をちょいと付けてサッパリと頂く、「ん~~~、ンマイ!」①(そう、こればっか、、、)。次の泡盛は時雨、これはニコニコくんとどう違うのか判りませんでした。(結構出来上がってました。)Photo

 カミサンに食べておいでと言われた海ぶどうをプチプチッと、、、いいねぇ、この弾ける食感、弾けた後に広がる香りが何とも美味い!そしてセリフ①、JFYKbeckさんが「ウルセェんだけど、こうリアクションされるとつい色々と食わせたくなるよなぁ、、、」との事。Photo_2

 っで、出てきたのがスーチカー、塩漬け豚のチャーシューですな、乾きモノ感覚で頂く、酒好きには堪らない逸品、香ばしいんですよコレが、、、Photo_3

 島魚の刺身盛りはサッパリしてて、これまた泡盛の友、魯山人が島唐辛子で行く、「うん、魚の味もよく出てて、イケルね、、、」、確かに美味し!醤油をつけてもニヤリでしたよ。Photo_4

 さて、既に泡盛はここで与那国、コイツはピリッと来るハードな味わいで皆で「く~、コイツはクルねぇ、、、」と目の覚める思い。泡盛って不思議ですね、飲んでる時はかなり、エッジが利いていてヤバイ!って思いますけど、酔いがスカッと抜けていく感じで爽やかです。

 大分終盤に差し掛かってきたところで待ってました!豆腐よう、コイツを楽しみにしてたんだ!楊枝でチョイチョイと口に含む、口の中で広がる甘味、サイコーに美味い!豆腐ようの甘味を楽しんだ後に泡盛萬座を含む、いいぞ~!ピリリ!フワ~リ、、、口の中でウマ~イ香りが惜しみなく広がります。この萬座、一種独特の香りが後味にあって飲む人を選ぶ癖がありますね、終盤に来てかなりハードな味わいが妙に気に入った。Photo_5

 豆腐ようと共に出てきたのがジーマーミドーフ、ダシに浸しただけの単純なヤッコに見えて、モチッとした豆腐、コイツもカミサンの大好物だ!Photo_6

 ここでお開きになるはずが、30分延長、「沖縄そば食べた事ある?」とbeckさん。「いや、、、ないですね、、、」と私。「美味いから食ってみぃ!!」ということになって、食べたらシンプルでアッサリ、コイツが優しい塩加減でいいんだ!何かまとまっちゃうんだな、そばと言いつつそば粉は使ってないので厳密には蕎麦じゃないんだな。Photo_7  

 それじゃあ、って事で最後の泡盛は、前回も嗜んだまさひろ、キリリと締まった後味は締めくくりに相応しい。

 少々騒がしい書き方をしましたが、嗜みを知るオヤジが三人で寛いだ、といった趣だったんですよ。この会は何とも心が落ち着く、居心地が良いというかね、自然体で居られる。誰に合わせるわけでもなく、只唯波長が合うとでも言いますか、、、別にシ~ンと黙りこくっていても何の違和感もない。こういう場所ってなかなか得られないですよね。

 丁度時間となりました~~♪、ちょっと一息、また口演~~~♪

 今日は何となく心地良いテナーが聴きたい気分、で、引っ張り出したのがDON BYASのVOGUE盤「THIS IS . . . 」。名手ではございますが、日本では知名度が低いですね。私も詳しいわけではありませんが、10年程前に本作に出合ってテナーの甘い歌心に感激しました、久しぶりに聴いたら今の気分にピッタリ、フカフカのソファーに腰を下ろした途端に心地良い眠気におそわれる、、、そんな感じ(夜明け前から書き始めて、ちょうど素晴らしい朝のお日様を拝んだところ、でもまた眠くなってきた、、、疲れが溜ってるなぁ、、、)。Don_byas_this_is

  1. NICE WORK IF YOU CAN GET IT (GERSHWIN)
  2. ROSE DE PICARDIE (HAYDN-WOOD)
  3. PLEURS (BYAS)
  4. CHLOE (KAHN-MORET)
  5. I'M IN THE MOOD FOR LOVE (McHUGH-FIELDS)
  6. C'EST VOUS CHERIE (BYAS)
  7. TENDERLY (GROSS-LAWRENCE)
  8. L'ENFANT ET LA ROSE (BRETA)

 小気味良く始まる1曲目、ホーキンス、ウェブスターの味わいに似た力強さの中に何処か滑らかでスマートな香りが漂います。GEORGE DALYのヴァイブが軽やかに響いて気持ち良い。2曲目ではセクシーなテナーが味わい深く、ウットリさせられますな、寛ぎの音色。ムーディな甘さが漂う3曲目、滑らかだなぁ、途中のアドリヴでちょっと熱くなるところも気持ち良い。

 4曲目ではMAURICE VANDERのラウンジ風のピアノが付いてテナーが益々ムーディ、泣きの唄心が何となくあくびを誘います。更にグッと雰囲気を落とすバラード・プレイの5曲目で完全に落ちそうになりますぞ、、、疲れた心と体に沁みますよ、、、

 

 

 

  

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THE JAZZ PROTAGONISTS 「BLIZZ BLAZZ」

 さ~て、待望の第二弾!JFFYKbeckさんとの「ゆうなんぎぃの会」、前回は1月27日だったのでマル一年ぶり、今回は「爺を囲む会」のMr. 北大路魯山人、N氏と三人で至福の時を味わってまいりました。

 先ずは前回同様、オリオン・ビールでカンパ~イ、JFFYKbeckさんの選ぶ料理の数々に期待を膨らます。だってアニキのオーダーには人を楽しませる山場が常にあるんだもん、わくわくせずには居られません!

 先ずはカラスドーフ、Photo_6 この上に乗ってる小魚がミソ、塩気が利いていて味が引き締まる、「ん~~~、ンマイ!」①(私はこの会ではほとんどこれしか言ってない。)、オリオンの友としてはサイコーのスタート。次に前回でも感動したラフテーが登場!Photo_7 この味噌ダレがサイコーだね!「このミソは使える、、、」おもむろに皿に味噌ダレをよそう魯山人、いや、マジで旨い!肉がさっくり箸で切れていく、、、ジューシーで堪らんぞ!そしてグルクンの唐揚げ、Photo_8 これは前回の会でJFFYKbeckさんが食べなかったけどお勧め、と教えてくれた逸品、カリカリと香ばしくて骨から、尻尾から残す所がない!当然私のセリフ①がここで入ります!あのネ、顎から目玉からホントに旨いのよ、、、そして次はフーチャンプルー、Photo_9 これがまた甘味を帯びたサッパリした味で何とも優しいのよ、フーとはお麩の事なんですって、シンプルで何とも言えない、ただ、①のセリフが自然と口から漏れるばかり、、、

 「カッ、カッ、カッ、、、お前ウルセェよ、、、めんどくせぇヤツだなぁ!」笑いながらJFFYKbeckさんも私のリアクションを楽しんでるようだ、でもホントに旨いんだから仕方ないでしょ!旨いものに囲まれながら、気心知れた仲間たちと酔う、、、これサイコーのひとときナノサ!

 そして前半のハイライト、ミーバイのマース煮が遂に来た!Photo_10 正に骨までシャブッて~~~の逸品!絶対単純な料理、でもここで食べるから美味い!作れそうで作れないシンプルな魚の味は酒飲みには堪らないね。JFFYKbeckさんがここで満を持して泡盛を品定めをし始める、、、「マース煮にビールは勿体無いよな、、、」来た!って感じ、嗜みを知るオヤジたちの宴は今正に始まろうとしている!2_2

 丁度時間となりました~~♪、ちょっと一息、また口演~~~♪

 寛いだピアノ・トリオ、スウィングしてて非常に気持ち良いですね、THE JAZZ PROTAGONISTS 「BLIZZ BLAZZ」。何で買おうと思ったんだっけな、、、寺島さん絡みだったかな、よく覚えていませんが、ジャケットを見てコレは多分来るんじゃないか、と思ったのは確かです。センター奥に居るベーシストの表情が何ともヨロシイ、ソレとジャケットのレイアウト、単純にカッコいいですよね!音を感じさせるとでも言うか、少なくとも女性の裸を載せれば、どうよ?っていう、カッコ悪いレーベルのダサいジャケとは違いましたな。

 音を聴いてみるとオリジナルで固めていて、しかも伝わる演奏の雰囲気はとてもリラックス、美旋律で印象付けて後は適当、というタイプじゃない、BARRY BRAKEなるピアニスト、なかなかやるね。The_jazz_protagonists_blizz_blazz

  1. THE SHOWER SONG (BRAKE)
  2. BABY TALK (BRAKE)
  3. CHACONNE (BRAKE)
  4. PORTA (BRAKE)
  5. TIP JAR (BRAKE)
  6. LUNITUDE (BRAKE)
  7. GET BUSY (BRAKE)
  8. 50-50 (KUPER)
  9. SANHEDRIN (KUPER)
  10. EXPELLIARMUS (BRAKE)

 KUPERというのは本作のドラマー、明らかにピアニストのBRAKEとは好みが違うように感じます、BRAKEさんはもっと王道、メロディが歌い、スウィンギーな中でもスリリングな山場を意識させられます。KUPERさんは現代感覚を持ち合わせていて、8曲目ではファンキーで楽しい雰囲気を披露していますが、9曲目ではリズムだけ最初に決めるから後は自由に展開していこう的なスポンテニアスなパターン、作曲したと言うよりは3人で組み立てていった感じですね。この曲だけ何となく異質なんです。BRAKEさんの曲ではちょいと黒い感じが心地良い4曲目の小唄、テーマ、アドリヴ共に小気味良くてアーシーな5曲目が光ります。

 

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ADA MONTELLANICO 「IL SOLE DI UN ATTIMO」

 妻から料理禁止命令が下されてしまいました。別に不味いわけではありませんよ、かなり危険な事が起こったから。

 例えば、定時で帰ってきたとするでしょ?大体18時前後、その時間から夕飯を作りながら何かやってるんだな(カミサン帰ってくるのは大体私が既に寝ている22時過ぎ、ソレにあわせて夕飯を作るわけですが、、、)、ブログだったり、ブログを書くためにジャズのCDを聴いたりネットで調べ物をしたり、意外と忙しいんです。でもかなり疲れてるんですね、仕事のあとは。っで、20時くらいになると必ずブラックアウトしちゃうわけです。キーボードに手を添えながらいつの間にか寝てるわけ。そんな時にうっかりガスレンジで何か作ってたりしてると危ないという事なんですね。

 で、実際起こってしまった、フッと気が付くと何かがピーピー鳴ってるんです、「ウルセーなぁ、何だよ、、、あれ?!っていうか寝てたのか、何?何でこんなに煙いの???」、、、

 えらい事になってました、スープを作ってたんですが、カラカラの真っ黒こげ、わかめが消し炭になってモウモウと煙を放ってました。ウチ中クサイの何の、、、危なかった、もう少し気が付くのが遅ければ火事になってましたよ。

 妻に散々叱られて、シュンとしながらも、いや、偶々そうなっただけだよ、なんて軽く考えたのが間違いで昨日もやらかした。「ダーク・ナイト」のDVDを観ながらブラックアウトして、鍋が黒焦げになってしまった。もう駄目だな、飯は作っておいてやりたいけど、住み家を無くす危険があるのは頂けない。何か一つ、帰ってきた後の自分の作業を止めるしかないなぁ、、、

 アンニュイ感じが非常にヨロシイ、ADA MONTELLANICO 「IL SOLE DI UN ATTIMO」イタリア語っていうのはチョット違和感がありますが、何となく言葉の余韻が良いですね、PIERANUNZIのピアノと共にソプラノ・サックスが滑らかに響いてエレガントです。ジャズのイメージとは明らかに違いますね、2曲目L'A IBA DI UN INCONTROがいきなりキラーだな、ピアノを軸にオーボエに持ち替えて歌うPAUL McCANDLESS、名手BEBO FERRAが裏で良いギターを聴かせ、STEFANO CNTINIが熱くテナーを吹き倒す!スリリングなソロの応酬に温さはない!すっきりとした叙情を感じさせるADAのヴォーカルは心地良い締めくくりです。Ada_montellanico_il_sole_di_un_atti

 そう、この人はボサノヴァが似合うと思う、4曲目のROMANCEのサラリとしたサウダージは彼女のユル~イ感じにとても合っています。そうするとギターは欠かせない、目立たせない所が逆に光るBEBOのギターはサイコーだな、、、

 別に国内盤で出して欲しいとは言いませんが、確実に輸入盤をチェックした方がジャズ世界は広がりますね、予想通り、細やかなセンスを感じられる優しげで麗しい作品でした。

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BARCELONA JAZZ ORQUESTRA 「SEPTEMBER IN THE RAIN」

 久しぶりに映画館で映画を観てきました。「地球が静止する日」、まぁ、楽しめなかったわけではありませんが、映画自体はアリャ?!って感じでした。なかなか理解に苦しむことが多い内容なので、自分の中で観た後に色々考えました。チョット内容が見えてしまう話になるのでこれから観ようかなと思っている方には申し訳ありません。Image0037

 多分やって来た宇宙人さんは最終判断の全権を任されていたんでしょうね。ソレと人類を抹殺したいわけじゃなくて、できれば生かしておきたいと考えていたんでしょう。人間は変われるという証拠を摑めれば、大事にするつもりはなかったという事にしておきましょう。一応親子とは言っても血の繋がりのない二人が理解しあう姿を見て執行猶予を与えたということで納得する事にしました(結構無理やりの感は否めませんが、二時間の映画では観客の想像力に頼るしかないでしょうね、、、)。

 環境問題がテーマにあるので若干、薄っぺらい作りだったとしても全く見る価値がないとは言えません。ソレと共に物凄く怖いと思ったことがもう一つあることに気が付きました。女性国防長官の、まるで自分が地球の最高責任者とでも言いたげな高圧的な態度、軍を指揮する将軍(かな?)の好戦的な態度、他国には何も知らせずに全て勝手に事を運ぶ、、、アメリカってホントにこんな感じかも、と思った事。大抵は手に負えなくなって自分達の判断は間違ってないと言い張り続けるだけ。アメリカ人の監督が自分の国の政府をこんな風に描くとは意外でしたけどね、国民もウンザリしてたって事かな。オバマさんが選ばれた訳がこんな所からも垣間見えた気がします。

 今日はちょいと粋なヴォーカルもの、しかもバックはビッグバンドで行きましょう!BARCELONA JAZZ ORQUESTRA 「SEPTEMBER IN THE RAIN」、暮れに出たんですが、なかなか入ってこなかった。コレが欲しいから他の入荷もあるの判ってて待ってました(ネットで頼んだらこれだけ凄く待たされました。)。オーセンティックで予想通り王道を行く逸品!1曲目SEPTEMBER IN THE RAINからふくよかでセクシーなヴォーカルはRANDY GREER(男性です。)、イグナシ・テラーザとクリスマス・アルバムを録りましたね、重厚な雰囲気ながら小粋なスウィング感が心地良い!歌い捲くるアルトはJESSE DAVIS、スカッとしたプレイがオケに花を添えています、間延びしない爽快感が感じられて思わずニヤニヤ、ジャズってこうじゃない?!時にはマッタリと美しいのも聴きたいてすけど、やっぱジャズってこういう爽快感だなぁ、、、YEAH!って感じですよ!Barcelona_jazz_orquestra_september_

 2曲目PIPOはJESSEを主役に歌無しでスウィングするビッグバンドの醍醐味、3曲目M'AGRADA JUGAR A L'AMOR/I'D LOVE TOMAKE LOVE TO YOUのイカした雰囲気に、いい感じで酔いがまわります、GREERの声、オーソドックスで何も凄くないトコロ、ソコがとても心地良いです。 

 オイオイ、、、バリトン、ナイス!気が付けば8曲目CHEROKEE、JUAN CHAMORRO何て知らないけれど、非常に気持ち良い。あとに続くピアノは名手IGNASI TERRAZA、上手し!何というか、よ~くご存知で、、、聴き手のツボを心得ていらっしゃる、トランペットとフルートのユニゾンの後、決めてくれるGREERの唄、更に続くJESSEのアルト・ソロ、存分に楽しませてくれる一曲ですな!

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CHARLES MINGUS 「CHARLES MINGUS PRESENTS CHARLES MINGUS」

 年末年始の疲れがドドッと出て、微熱が続いてます。11時間ぶっ続けで眠り、多少はスッキリした気分になりましたがまだチョットおかしいです。肩の治療に行ったら四十肩の一歩手前だと言われ、ギューギューに揉みしだかれ、鍼を30本くらい打たれてまたクタクタになってしまいました。痛いわけじゃない、このドヨ~ンとした感じがどうもね、、、スッキリしない。

 チョット堅い話をしようかな。先日父と話しました。「内定を与えた学生に、事ここに至って今更内定取り消しなんて全くけしからん!」と父。ありましたよね、そんなマヌケで恥知らずな出来事が、、、その通り、全くけしからん話。当然、同時進行で起こっている派遣社員の契約破棄(失業)の問題についても話が及ぶ、、、「ソレはまた話は別。」と父。そう、その通りです、全くこの問題は別話。だって考えてみて、企業はこういうこともあろうかと予測して派遣社員を使っていたんだよ(だから正社員になるのは厳しいんですよ。よっぽど存在価値を自分で示さない限りはね。)、会社の存続が危うくなれば意の一番に切られるのは派遣さんでしょ?そういうつもりで契約してるんですから。

 テレビで「突然解雇されるのは納得いかない!」なんて言ってる不運な人が居たけど、訊きたいです、そういう人には。「じゃぁ、貴方がいることでどれだけ、会社に利益を与えていたんですか?貴方じゃなきゃどうにも為らない、なんていう存在価値を示してきたんですか?」ってね。厳しい言い方ですね、ごめんなさい、私も仕事を失う辛さは知っています、ハッキリ言って苦しかった、生き地獄でしたよ(でも私の場合は自分で身を引いたわけですが、、、突然切られるほうがもっと苦しいかも、、、)、デモね、自分に価値があると言ってソレを表現できるのは自分だけなんです(そして必ず自分が出来たかどうかを考えてみて!じゃないと次に生かせませんぜ!)。中には引続き雇われる派遣さんもいるわけで、、、そういう人と自分とは何が違うのか、私だったら考えると思います。

 ある人が言いました、「この人たちは一体、将来どうするつもりだったんだろう、、、派遣で一生生きていけると思っていたんだろうか、、、」、素朴な疑問ですね。またある人は「そもそも派遣である程度の生活が出来てしまって、そのままでは危険なんだ、といういう意識を芽生えさせなかった社会のシステムにも問題があったんじゃない?」という人もいます。そうかもしれないとも思います、、、ワークシェアリングについて考えていたらこんな話になってしまいました。

 只一つハッキリいえること、この国のマスコミは絶対におかしい!何故不況の名の下にこの二つの問題を同じ土俵で語るのか、、、全てにおいて上っ面だったり、一元だったり、、、マシなのは東京12チャンネルのワールド・ビジネス・サテライトくらいかな、他はまぁ、どうしようもない。ニュース番組なのにキャスターの安っぽい主観なんて聞きたくないですよ、全く何言っちゃってんの?!薄らさみ~番組だなぁ、、、って感じ。私はヤツラに踊らされないようにぶれない自分というものを持っていたいと思います。 

 そんなことを書いていたら「フォーバス知事の寓話」を聴きたくなりました、判ります?CHARLES MINGUS 「CHARLES MINGUS PRESENTS CHARLES MINGUS」、世紀の傑作ですね。Charles_mingus_charles_mingus_prese

  1. FOLK FORMS NO. 1
  2. ORIGINAL FAUBUS FABLES
  3. WHAT LOVE
  4. ALL THE THINGS YOU COULD BE BY NOW IF SIGMUND FREUD'S WIFE WAS YOUR MOTHER

 張り詰めた緊張感が全編に漂っていてビンビン響いてきます、動物的で直感的なコール&レスポンスの応酬、モダンで実験的と感じる人もいるかもしれませんが、集団即興演奏というジャズ本来の魅力が息づいていますね。1曲目で燃え上がらなければ、お好みじゃない!残念でした~~~、としか言いようがありません。

 そして2曲目、皮肉タップリですね、こういう曲を聴いてニヤリとしてる自分もかなり屈折してる(笑)、でも音楽的にも生々しくてスゲーカッコいいです。中盤のDOLPHYのソロなんか最高だな。転調してから切れ込んでくるCURSONのトランペットも素晴らしい!周りの人間に毒を撒くフォーバス君にならないように注意しましょう。

 滲み出る人間臭さ、今のプレイヤーではこういう演奏はもう出来ないだろうなぁ、、、1960年の作品です。

 

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JAZZ-HIP TRIO 「PORTRAITS」

 やっとこさ一段落、忙しいのは良い事です。

 年始のちょっとした挨拶で社長と専務がワークシェアリングの考えを話してくれました。世知辛い世の中でこういうことが言える経営者は今時稀だと思う。そりゃ、給料が増えないのは厳しいけど、今はそんなことを言ってる時期ではないですね、世界的に世の中がおかしくなってるんですから。一人一人の力を結集してこの難局を乗り越えていくしかない、詳しくは言いませんが、社長と専務の考えには100%賛成です。ここを耐えれば必ず光を掴むことが出来る、信じていると言うよりそうなる事を私は知っています、前にも経験しましたから。

 前は孤独な戦いでしたが、今回は違います、共に戦える仲間が目の前にいます、心強いね。もう一つ心強いのは我々が作っているものに絶対的な自信を持てるという事かな。仲間に入れてもらって約10ヶ月が経とうとしていますが、今だ嘗てここまで自分を誇りに思った事はない。何て自分はラッキーなんだろうね、凄い事だと思いますよ。

 それにしてもレコ屋さんに行っても何も買う物がない、久々に周ってみたけど酷いものです。これから先どうするつもりなんだろう、、、単純に疑問です。

 そんなことを思いつつ購入しました、JAZZ-HIP TRIO 「PORTRAITS」、1968年の作品に未発表が6曲、またまたやってくれましたね、セレストさん、ジャズ好きとしては頭が下がる思いです。Jazzhip_trio_portraits

 クラシックへのオマージュが云々書いてありますがそんなことはどうでもイイですね、スウィンギーでシャープに繰り広げられるピアノ・トリオの楽しみが感じられて心地良い。EISINGERの流麗なメロディ・センス、アレンジも含めて全て彼のセンスが息づいてますな。何だかエヴァンスをふと思い出しました。何というか、直感的というか、動物的というか、、、う~ん何だろう、、、左手の雰囲気が似ている、、、様な気がする。(凄く微妙な言い方ですね、、、)

 小気味良い曲が多かったんですが私は、ユッタリたゆたう中で哀愁のメロディとスパークするアドリヴ・ラインが交錯する7曲目CELLO-BRITTENが一番好き。聴き終わった後のシ~ンとした感じを本当は味わいたい、でも8曲目JAZZMANINOFFは間髪入れずに入ってきます、これもミドルで力強い演奏、メロディにも愁いがあってチョットいいんだなぁ、、、そして9曲目SUITE POUR CLAUDIA、非常に麗しい旋律から入ってくるワルツ、名手HUMAIRのドラムが歌うなぁ、次第に演奏に熱が籠るところも気持ち良いです。どうやら私はこの3曲を一つの組曲として聴いてるフシがありますな。心地良い流れがあります。

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明けましておめでとうございます。

 こんな拙いブログを読んでくださる皆々様の、健康で穏やかな1年となりますようにお祈りいたします。Img_3709_2

 久々の更新。クリスマス辺りから大晦日まで予想外の大繁忙期となりまして、ソレはソレは大変な日々を送っておりました。朝6時半から始まって19時に終わる日々、面白かったけど流石に草臥れました。仕事始めは4日から。年末の比ではないほどの未体験ゾーンに突入することになってます、今から既にワクワクしてますぞ!

 ということで、ジャズをレヴューする時間もなければ買ってる暇もなかったので一段落したらまた書きます。本年もよろしくお願い致します。

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