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2009年4月

CLIFFORD JORDAN 「GLASS BEAD GAMES」

 一昨日は何気に忙しかった。仕事じゃないですよ、お休みです。

 先ずは渋谷までIKAさんの所まで行って、ベルボトムのリペアをお願いしたついでに、また一本ベルボトムを購入し、横浜に戻って前にお世話になったうどん屋さんで腹ごしらえして、それから歩いてハマスタ近くに、前の仕事でお世話になったクラシックの大家が一年前からお店を出してるのを思い出し、探し回ってビールの差し入れと、、、何だかんだで19時くらいまで掛かってしまった。本当は色々やりたい事もあったんですが。

 このクラシックの大家、正に生き字引みたいな人でちょっと質問すればポンポン即答が帰ってくる脅威のクラシック・ホリック、前の会社でもこの人のために店を一つ作ってしまうくらいの実力者だったんですが、残念ながら前の会社は経営状態に問題ありで結局、所謂有識者を皆追い出してしまったわけですな。例え、売ってくれても、もう有識者に投資は出来ませ~ん、って事になったわけ。私もJFYK beckさんも、このクラシックの大家も全く同じタイミングでお払い箱になったわけですな。

 っで大家のお店、とっても寛いだ雰囲気があって、しかもお店に大家のクラシックに対する世界観みたいなものが漂っていて、とても良い、カラーがあるんだな、個性というかね。クラシックの事はよう判らんけど、どうやらかなりコアな品揃えみたい、でも良い物を厳選してるはずなのでビギナーにもきっと判って貰えるんじゃないかな、、、

 敷居は確かに高い、そう感じるのは仕方ないけど、実は敷居を高くしてるのはお店ではなくて、構えてしまう自分です。ジャズでも、高尚な感じ、、、何ていう人がいるけどそうじゃありませんよ。音楽の楽しみ方は人ソレゾレ、聴いてみたい!そう思う気持ちに素直になってくれれば、ちょいとカジッてる私からすると、ウェルカム!!なワケです。

 っということで大家のお店、「プレミアムジーク」っていいます。クラシックを味わいたいと思うなら、ヘタな大手のレコ屋さんに行くより、大家に相談した方がいいと思いますよ、、、

 しかしまぁ、凄いなぁ、、、私もこんな雰囲気でジャズのお店をやりたい!と正直思いました、辞めた時、、、でも出来なかったなぁ、自信ないですよ、、、大家は何の迷いもなく立ち上げた、色んな苦労はあったんでしょうけどね。夢を実現した大家を私は尊敬しますよ、これから応援もしていきます、いいお店だもん、、、紋切り型の、店員の顔も見えないレコ屋が多い中、こういうお店こそ存在する意味があると私は思います。

 一音を聴いてどうしようもなく好きになる作品ってありませんか?結構私はありますね、最初の頃ブログで書いていたものは皆そう、、、そしてココにもう一枚加わりました、Clifford Jordan/Glass Bead Games (Ltd)(Pps)(Rmt)、テクじゃない、滲み出てくる演奏の雰囲気、チャラい気持ちで演ってない感じ、自分の身を削ってしまうほどの生々しい語り口調、聴き手の胸を締め付けるような遣る瀬無さ、何だろうね、、、心に響きっぱなしで凄いとしか言えませんな、、、

 「イン・ザ・ワールド」を聴き直して、改めて欲しいと思いました。早速買いにIKAさんの所の序でに渋谷に行けばあるんだな、コレが、、、Clifford_jordan_glass_bead_games

  1. POWERFUL PAUL ROBESON (JORDAN)
  2. GLASS BEAD GAMES (JORDAN)
  3. PRAYER TO THE PEOPLE (JORDAN)
  4. CAL MASSEY (STANLEY COWELL)
  5. JOHN COLTRANE (BILL-CLIFFTON LEE)
  6. EDIIE HARRIS (BILL LEE)
  7. BISKIT (BILL LEE)
  8. SHOULDERS (CEDAR WALTON)
  9. BRIDGEWORK (WALTON)
  10. MAIMOUN (COWELL)
  11. ALIAS BUSTER HENRY (BILLY HIGGINS)
  12. ONE FOR AMOS (SAM JONES)

 1曲目はアレかい?!公民権運動家にしてバスバリトンの黒人名歌手をトリビュートしたのかい?、、、やるねぇ、、、聴いた事あります?ポール・ロブソン、すんばらしい声の持ち主ですよ!パワフルの形容詞が正に似合う凄い歌い手、この曲で先ずはブラック・アイデンティティを本作に感じますね。コルトレーンばりの孤高を感じさせるJORDANの吹きっぷり、後に続くCOWELLのピアノが心のヒダまで掬い取るような麗しさでゾクゾクします。

 2曲目、ワンホーンが縦横無尽に駆け巡るのはタイトなリズム陣のサポートのお蔭だな、ココではCEDAR WALTON、SAM JONES、BILLY HIGGINSがシャープな切れ味。

 一つの山場はやはり5曲目です。ポリリズミックなHIGGINSのドラミング、哀愁と力強さを感じさせるJORDANのテナーがテーマからジワジワと胸に迫ってきます。コルトレーンと完全に同化してしまったかのような雰囲気、ヴォーカル・リフレインの呪術的な「ジョン・コルトレーン」のコール、蠢くベース・ラインはBILL LEE、一聴、ふ~ん、、、って感じかもしれませんが、コレが後々ボディ・ブロウのように脳天に効いて来る、まるで麻薬だね。

 もう1曲、10曲目は私の好きな曲、マリオン・ブラウンの演奏、前に紹介しましたが、本作では何処か日が暮れていくイメージ、マリオンの演奏は夜が明けるイメージでした。何れにしてもベース・ラインが印象的で心に残ります。

 1973年作品、ボンバさんから出てた紙ジャケで買いました。他にも色々買ってしまったのよ、、、こういうのがお店で買えるって何だかとても嬉しいなぁ、、、

 

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JUNIOR COOK 「JUNIOR'S COOKIN'」

 一昨日、仕事をしてて、アレッ!と思った、膝がおかしい、しゃがめても立ち上がろうとするとゴリッていう痛みが走る、誰にも言わなかったけど、以前にもココで登場した江戸前気質のシルヴァーウルフさんに気付かれて、「無理するんじゃねぇよ、、、」と言われてしまった。

 もうハードな動きをしたくても、体が言う事を聞かない年になったんだなぁ、、、色々と悩まされる体なんですが、膝は初めてだったのでちょっとショックです。

 病院行ったら直るものなんかな、今は何にも判りませんけど、、、ヤンキースの松井さんみたいに手術なんてヤダなぁ、彼はそれでも高給取りだからいいんでしょうが、一般市民が半年リハビリなんてなったら、メシなんざぁ、食えませんよ。

 さぁて、繁忙期直前、気持ちはそろそろ戦闘体制に入ってきました!膝の事は無理をせずに騙し騙し、繁忙期が終わってから医者に行く事にして、ガンガン楽しむことにします!

 あっそうそう皆さん、母の日のギフト決まりました?もしよかったら、我が鎌倉山の納豆を使ってみてくださいな。こういうちょっとした贈り物って、まだ時間あるなぁ、如何しようか、、、何て考えてるうちに、いつの間にか時間が経っちゃって、結局毎年同じものになっちゃうんですよね。まぁ、凄い事をやってるわけではありませんが、たまには納豆なんてのも面白いかな、何て思っていただければ幸いです。

 今日はストレートなジャズ魂の逸品を聴きたい!色々眺めてみて出てきたのがJUNIOR COOK 「JUNIOR'S COOKIN'」、黄金のホレス・シルヴァー・クィンテットの名フロントが熱く歌う名盤です!

 BLUE MITCHELLはいつも思慮深い面持ちからBLUEのあだ名が付きましたが、本作や、ホレス・シルヴァー・クィンテットでの演奏を聴く限り、BLUEとは程遠い、熱いトランペットを聴かせてくれますね。それでいてソコハカとなく哀愁が滲み出る、大好きなトランペッターです!

 何はともあれ、本作はオープニングのMZARですな、こういうハッキリとしたテーマ提示で聴き手の心を摑む名曲、嘗ては多かったです。サビがカッコ良いだけで、続くアドリヴ・リレーはそのまま高いテンションで興奮できる、、、我に返ればピアノのRONNIE MATTHEWSの歌いっぷりに魅了されてる、、、ハード・バップの魅力を感じる者にとってコレは正に殿堂入りの名曲、そして一般的にはあまり騒がれないというのもファンとしては妙な優越感を感じます。

 もう一つ、注目はDOLO COKERのピアノ、4、5、6曲目が彼の参加曲なんですが硬派なイメージで何かカッコいいんですよね、特に5曲目のソロの決めっぷり、ブロック・コードっていうの?何かそういう定義的な言葉で本当は表現したくない、、、最後の決め球は思いもしなかった剛速球でズバッと決めて、バッターは全く手が出せなかった、的な瞬間がこのソロにはあります!唸っちゃうんだよなぁ、、、予想してなくて尚且つ、心に喰い込んで来る瞬間、、、Junior_cook_juniors_cookin

  1. MZAR (R. ALEXANDER)
  2. TURBO (C. DAVIS)
  3. EASY LIVING (ROBIN-RAINGER)
  4. BLUE FAROUQ (B. MITCHELL)
  5. SWEET CAKES (B. MITCHELL)
  6. FIELD DAY (D. COKER)
  7. PREASURE BENT (R. ALEXANDER)

 

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ENRICO PIERANUNZI 「DREAM DANCE」

 ちょっと思い出話というか、何というか、そういうお話をしたいと思います。

 私という人間、今でこそ、こんなブログを書いたり、仕事に情熱を傾けたり(いや、ホントよ、、、アレ?)、色々頑張っておりますが、10代の小僧の頃はソレはまぁ、ウダツの上がらないボヤッとしたヤツだったのよ、、、引き籠っちゃうんじゃないかというくらいね。

 アニキには「おめぇ、このままで大丈夫かよ?」なんてよく言われていた気がしますよ。多分大丈夫じゃなかったね。危なかった、、、

 何が私を変えたのかというと、大学時代ですな、そこで出会ったヤツに凄く影響を受けたんだと思います。ソイツはさ、年は一つ下だったんですけど、身近な世の中の動きとか、何をすればどうなるかとか、やたらと知ってる男でしてね、しかも思いついたら即行動、「やってみなくちゃワッカんねぇじゃん、それで面白かったら、ラッキーだと思わない?」なんて事を普通に言えてしまうスーパー・ポジティヴ野郎だったわけです。

 何て言いながら、ちょっとした変化に敏感で、人に対する心遣いも凄く出来るヤツでして、、、しかもジャニーズ系の甘いマスクを持つ美男子なもんで、当時は、こんなヤツがいるのか!とビックリしたものです。チャラい感じなんだけど、ソレは隠れ蓑に使ってる感じ、本当は思慮深くて女性にも堂々と筋を通す(つまり、女遊びは絶対しないって事。)。

 ソイツの口癖は「オレは間違いなくビッグになるよ。何をするにしてもな。」だったなぁ、、、

 本当にカッコいいと思った。目を開かされた思いでしたよ、シコシコ、チマチマ、収まってる場合じゃないな、ってね。

 一緒につるんで遊ぶのが凄く楽しかった、朝までよく飲んだ、何か議論めいたものを戦わせる時、ヤツは「オレはそうは思わねえよ、でもそういうことを考えているお前はメチャクチャ面白れぇな、ソレがお前ってヤツだし、そういうの、凄くいいと思うよ。」っと言う。私も彼の考えは面白かった、だから思い切ったことが言えたんだな。

 就職してからも勿論、今でもアイツの事は考えます、実際ヤツは就職して直ぐにお客様から信用されて海外に栄転して行った。まぁ、その前に色々ヤツを悩ませる辛い状況も聞いたんですけどね。紆余曲折ありながらも勝ち取った。私はその時、「彼は言うとおりにビッグになった!」っと思いました。だから、何をするにせよ、負けられないという気持ちがあるんですよね、彼に対して。

 多分アイツはスゲェやってるはずだから、私も自分のやってる事に胸を張って、「どうよ?面白いべ?」っと言いたい訳です。もう20年近く会ってないし、何とか連絡を取りたいとは思ってるんですが、如何したらいいのか、、、

 う~ん、何が言いたかったんだろう、オチがなくてすみません、、、そうだな、、、「人との出会いが自分を支える」というタイトルにでもしておきましょうか、、、

 色んな所で多分紹介されていると思うので、簡単にレヴューしておきたい。

 ENRICO PIERANUNZI 「DREAM DANCE」、新作なんですが、録音自体は2004年、この年は彼が来日した年かな、メンバーも同じMARC JOHNSON、JOEY BARON。PIERANUNZIが最も充実していた頃の演奏といえますね。ついでに言えば、「ディープ・ダウン」何ていう名盤を1987年に残したメンバーでもあります。Enrico_pieranunzi_dream_dance

  1. END OF DIVERSIONS
  2. NO-NONSENSE
  3. AS NEVER BEFORE
  4. CASTLE OF SOLITUDE
  5. PEU DE CHOSE
  6. NIPPONO YA-OKE
  7. PSEUDOSCOPE
  8. DREAM DANCE
  9. FIVE PLUS FIVE

 相変わらず、麗しい演奏の数々なんですが、何で書こうと思ったかというと4曲目ですね、久々に彼の演奏の中ではガツンと来るキラー・チューンです!

 ベタだと言われようが何だろうが良いんです、彼にはこういう美旋律と躍動感を求めているからこそ、飽きもせず買い続けてますので、、、彼がやらかしてくれた時の快感はなかなか旨く言葉では表現できない。正に寸分狂いなく、自分の求めている演奏にピタッとはまる時のキタキタ感!そういう曲が一つでもあれば大当たりな訳です。

 この作品は全体的にも良い感じですね、聴く度に好きな曲が変わりそうな気がする、多分5曲目も近々サイコー!って言うだろうな、、、

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BOB GORDON 「MEET MR. GORDON」

 フッと考える、、、夢のない社会だなぁ、、、なんてね。

 シルヴァーウルフさん達にこんな事を言われた。「今はモノが沢山あって、欲しいと思えば、金さえ払えば手に入る、ソレくらいのお金は何とかなるようになったし、、、でも昔はさ、何にもなかったよ、金もなくてね、それでも周りの仲間達と旨く分け合って、酒を飲んだり、飯を食ったり、、、人との繋がりってヤツは強くてな、どうにかなったよ。今はさ、モノはあるけど難しいねぇ、、、お前ら若いヤツラにとっては生き難い世の中になったもんさ。」ってね。

 簡単に要約するとこんな感じ、何だか判る気がしませんか?私は何となく判ります、世が昭和から平成になってからの、物事や人々の心の変化は凄まじかったと思う。些細な事で血を見るくらい揉めてしまったり、文句をつけたり、パチンコやってる間に自分の子供を車の中で蒸し焼きにしたり、嘘をついて誤魔化して、後で見っとも無い事になったり、、、

 人々は誇りを日々失いかけている、若い人は好きな人も作れず、仮にいてもその人と添い遂げる事も出来ず、只日々の生活に追われるのみ。10代で既に老後を考えてしまうってどういう事?寒すぎるよ、、、

 は~、何だか今日は色々考えさせられてしまいましてね、、、

 たまには温故知新、何となく太い音が聴きたくなってバリトンで行く事にしました。サージ・チャロフと並ぶ隠れた名手BOB GORDON 「MEET MR. GORDON」。1954年の名盤ですな。Bob_gordon_meet_mr_gordon

  1. MEET BOB GORDON (MONTROSE)
  2. MODUS OPERANDI (MONTROSE)
  3. WHAT A DIFFERENCE A DAY MADE (GREVER-ADAMS)
  4. ONION BOTTOM (MONTROSE)
  5. TEA FOR TWO (YOUMANCE-CAESAR)
  6. TWO CAN PLAY (MONTROSE)
  7. FOR SUE (MONTROSE)
  8. LOVE IS HERE TO STAY (I. & G. GERSHWIN)
  9. TWO CAN PLAY (ALT. TAKE)

 彼もまた、さぁ、これからという時に交通事故で亡くなってしまったので、リーダー作はコレ一枚。ウエストコーストの洒脱な雰囲気で熱さよりの知性を感じるスマートな演奏ですね、チャロフ程ゴリッとした感じじゃないですけど、バリトンの味わいは格別です。

 JACK MONTROSEのシャレたアレンジとテナーの滑らかな歌いっぷりが心地良く絡み合って、これぞウェストコーストの醍醐味、複雑なテクニックやらなんやら、難しいことを考えずに単純に身を任せて浸れる音楽、ホッとしますね。

 アトランティック盤「JACK MONTROSE WITH BOB GORDON」もエエですぜ!元気出していきたいねぇ、、、

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CLIFFORD JORDAN 「IN THE WORLD」

 ウ~ム、、、凄いアルバムだ!久々に聴いてまたも痺れてしまった!Clifford Jordan/In The World (Pps)!!Clifford_jordan_in_the_world

 コレはレコ屋時代、2006年に紙ジャケで復刻されたものなんですが、注文書に乗っていたのを全く見落としてまして(って言うか、この作品がどんなに凄いものなのか全く知らなかったんですが、、、)。何故気が付いたんだっけな、メーカーさんが電話をくれたんだったかな、、、

 いや違うな、お客さんが教えてくれたのかも、ウン、そうだった気がする、確か一度、発売が延期になったんじゃなかったかな、それで「入ってないの?」って訊かれて、メーカーさんに発売の確認をして「延期になっちゃったんです~、、、」何て知ったかぶり、その後慌ててまたメーカーさんに電話!「コレ何???」って訊いてみて、大変な復刻だと判明した、、、そんな感じだったと思います。

 この作品の復刻の経緯はライナーに詳しい。レコーディングは1969年ながら発売されたのは1972年、ストラタ・イーストからのリリースでしたが、何故かそれ以降復刻はされなかったようです。原版の所有権をJORDANの奥様が持っていると判明して日本のP-VINE RECORDが連絡したことから世界初CD化が実現したという事です、ジャズ好きの復刻への情熱が奇跡を生んだと言えますね。

 実は似たような経験を何度かしたことがあります。エヘヘ、、、ちょっと自慢話しちゃいますと、LONE HILL JAZZから出てる「THE PIANO SCENE OF DAVE McKENNA」のリリースには私もちょびっとだけ絡んでます。「LONE HILLに復刻してほしい作品を投げるからネタをくれないか。」とメーカーさんに相談されて、選んだのがソレ。「出してくれるなら一ヶ月で60~80は何とかしちゃうよ。」何て言ったら数ヵ月後に、「出すことになったよ~!」って連絡が来て、とても嬉しかった!勿論沢山のお客様にご紹介できましたよ。

 はい、脱線!詰らん余談です。

 本作は何と言っても1曲目VIENNA!もう殆どコレで決まりだね!!スピリチュアルで、思わず瞑想に耽る逸品です、JORDANの情熱のテナーとDON CHERRYの哀愁のトランペットが入り混じった演奏に胸を掻き毟られます!WILBUR WAREとRICHARD DAVISのダブル・ベース、ALBERT HEATHのドラムが地響きを立てて迫ってくる!驚きはWYNTON KELLYが場違いのように見えて、彼の粘り強いブルージーな演奏がバッチリ嵌っている事。この泣きの味わいには欠かせない存在です!凄い曲、演奏です、これほどの生々しさにはなかなか出会えません!

 心に汗を掻かされる1曲目の17分間の後、2曲目DOUG'S PRELUDEは骨太なスロー・バラード、少しだけ光が差してくるような印象で、JORDAN~KELLY~PRIESTER~JORDANがソロをユッタリと聴かせてくれます。骨太なのはDAVISのベースが強靭だからですね。

 3曲目OUAGOUDOUGOUではJORDANのバップ魂が炸裂する燻し銀の演奏、ココではKENNY DORHAMが粘りのあるトランペットで渋みを増します。柔らかく、よく歌うPRIESTERのトロンボーン、KELLYのピアノは饒舌で熱い!贅沢なダブル・ベースに、更にココではED BLACKWELL、ROY HAYNESのダブル・ドラムとなって益々重厚なリズムの嵐が展開します!

 4曲目872は3曲目と同メンバー、全員が一丸となって押し寄せてくるアンサンブルとソロが怒涛の如く押し寄せてきます!

 いや~、エライ長ったらしくなった、、、今日はレヴューだけにします。

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EHUD ASHERIE 「LOCK OUT」

Cimg7255  今日はお金もないのに中華街でお食事、美味かったなぁ、、、

 中華街に行ったら必ず食べるのがコレ!カニ餡かけがかかった鶏のから揚げ。久しぶりだなぁ、何ヶ月ぶりだろう、、、

 腹を満たし、ココまで来たなら歩いてユニオンさんでも行ってみるか、、、でも何かあったら如何しよう、軍資金がないのに、、、などと思いつつ、横浜スタジアムを通ってみると、すんばらしいチューリップ畑が、、、Img_4294

 終わりかけだけど綺麗だねぇ、コンナンなってるんだ、色とりどりのチューリップ、ちょっとした街の寛ぎのオアシスですな。Img_4295 Img_4290

 さて、ユニオンさん、ココに来るのも久しぶり、あらら、中古は増えたけど新品ジャズ・コーナーは半分になっちゃった。厳しいんだなぁ、、、

 さて見てみるか、とコーナーに近づくと何とビックリ!レコ屋時代にお世話になったお得意さんの姿があるじゃないですか!パッと目が合いお互いに「おお!お久しぶり~!」という感じ、「何処に転勤しちゃったの?」、「いや~、実は辞めちゃいましてね、今は納豆作りの修行中ですよ、、、」などと近況を報告、再会を喜び合った次第です。

 この方には本当にお世話になりました。当時は毎日のように来てくれて、「何か入った?アレはいつ入るの?」ととてもマメにチェックしてくれる人でした。ピアノなら何でも興味を持ってくれる方だったので、ちょっといいのを見つけると、「なかなかいいの見つけましたよ!」何て言って紹介し易かった。ジャズ話をするのもとても楽しかったしね。

 私が辞める1年程前にパタッといらっしゃらなくなったので、如何しちゃったんだろう、何か気に障ることでもしちゃったかな、と気になってたんです。結構バタついてて、テンパッタ態度が表に出てしまうこともありましたからね。

 兎も角、約3年ぶりの再会、ご挨拶できて本当に良かった。今日は「久しぶり」が沢山あった充実した休日でしたよ。

 ところで、ユニオンさん、何故かコレがあった。一度他で注文をしてみたんですが、入手困難という返答が帰ってきてしまった作品、こんな近くにあったのね。

 EHUD ASHERIE 「LOCK OUT」、2007年の初リーダー作でして、昨年出た2ndを聴いて大変気に入り、本作もと思ったんですが入手は既に難しい、ということで諦めていたところでこの出会い、、、ツイてる!(12/18Ehud_asherie_lock_out

 本作はGRANT STEWARTがテナー、RYAN KISORがトランペットのクィンテット。1曲目、オリジナルのMIXED EMOTIONSからスウィンギーに奔る気持ち良いスタート、GRANTの伸びやかなプレイがゴキゲンで、見せ場を引き継ぐEHUDのピアノも軽快に弾みます!

 おお!バップ魂を今に伝える3曲目SHAW 'NUFF、いいねぇ、このスピード感!ライナーにも使われている言葉ですが、GRANTのソウルフル・トーンは王道ですね、すんなり耳に入ってくる心地良い骨太さ、往年のテナーマン達を思い出させます。RYAN KISORはクリスクロスからリーダー作を出し始めた1997年から大きく飛躍しましたね、今では先ず間違いないだろうと言われる程の力強さですな、高速フレーズが熱い!

 グッと寛ぐ4曲目ISN'T THIS A LOVELY DAY ?、5曲目、タイトル曲の洗練された雰囲気は最近の二管ハード・バップの醍醐味がありますな!

  EHUDのピアノはやはり心地良い歌心があります、ちょいと粋だしね、小難しくない。ジャズのカッコ良さと楽しさを感じる演奏、2ndはピアノ・トリオ作品でした、本作はクィンテットのストレート・アヘッドな魅力が炸裂する快作ですぞ!

 

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イチロー開幕!

 よく続いたもんだ、、、今日気が付きました、ブログの記事300回も書いてるのね、前回で。飽くまで日記なんで自分で遡って見てみると、「そうだったなぁ、この時は、、、」とか、「あれ?!このアルバムの事書いたの、もうそんなに前だっけ???」とか、そんな感じ。月日の経つのは早いものです、、、

 ソレは兎も角、イチローさんDLから復帰、嬉しいねぇ、、、張さんのタイ記録をいきなりホームランで飾るかね!全く常に絵になる男だねぇ、、、間違いなく何かを持ってますな。

 昨年は仕事に追われて、メジャーリーグを全く観れなかったけど、今年はチェックして行きたいね、特にマリナーズ!当然です!!スーパースター、ケン・グリフィー・JRも勿論ですが、エンディ・チャベス、スウィーニー、二人の加入は大きいです(誰も言わないけど、チャべスが居なければ危なかったんですよ、今年のスタート。)。イチロー、ベルトレイの負担はコレで減ったな、打線的に。投手陣ではエリック・ベダードが今年はクル!っと思う、ファースト・ネームは忘れましたが、ブルペンのケリーなるピッチャーはシェリル並に活躍すると思います、良い玉投げとった!

 何といってもマリナーズ・ブレインの最大のヒットは監督のドン・ワカマツさんだな、彼はやる!間違いなく名将の面構え、8年ぶりに牽引力のある人が監督になったように思えます。

 さぁこれから、録画した対エンジェルス第三戦を観よっと!

 (で、観ると負け試合なんだな、、、イチローさんは張さんを超えたけど、、、)イチローさんの、めでたい一本のヒットより、破竹の連勝が観たかったのに、、、どうも観る前にブログを書くと良い結果じゃないな、WBCの時もそうでしたよ。

 

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PIETRO LOMUSCIO TRIO 「STANDARD SUITE IN Bb MAJAOR」

 ソダーバーグ監督の「CHE」の二部作を観ました(映画です。)。チェ・ゲバラという人は自分に厳しい人だったんですね、彼については名前は知ってる程度で、実際どういうことをやって、何故伝説の人なのか全く知らなかったものでしたから、非常に興味を持って観に行きました。

 っと言うか、「28歳の革命」は2月頃観ていたんですが、「39歳の手紙」は忙しくて見逃してまして、先日遂に観る事が出来たんですが、、、Image0042 Image0045

 二部作を観て遂に自分の中で完結した答えは、チェ・ゲバラという人は絶対妥協をしない人、只の理想主義者ではなく、実行とそのための努力を惜しまない人、、、凄い人がいたものです。

 素晴らしい理想を口にする人は世の中に今でも沢山いますけど、他人にその実現を丸投げせずに自分の力で成し遂げようと行動する人は滅多にいませんね(身近な話でもいい、会社でも、家庭のことでも、立派な能書きは垂れるけど、何もやろうとしない輩は多いですよね。)、チェ・ゲバラって人はソレこそ自分の信じるモノに命を捧げた人だったんだなぁ、、、

 只ちょっと考えてみる、彼は自分に厳しい分、人、特に仲間にも厳しい人だったようですね、いや、自分に厳しい人だけが人にも取れる態度だし、そうあるべきだと思います、、、

 今の我々に彼の厳しさを理解するのは正直言って難しい、、、ちょっとついていけないかも、、、でも何か憧れの目で見てしまうのも確かだな、、、何だろう、この纏まらない気持ちは、、、

 もし、ボリビアで処刑されずにフィデル・カストロさんと同じように長生きしてたら彼は何をやっただろう、、、少なくとも社会主義、共産主義に対する、私が子供の頃に抱いていた恐怖感というものは、より柔らかになっていたような気がします。チェ・ゲバラという人は日本でいえば、坂本竜馬のような感じ。自己犠牲の精神を持って、グローヴァルな人間でありたいがために戦っていた、そういう気がします。

 またもイタリアもので攻めようかな、、、どうも最近のハズレ頻度の高さに辟易してる中、コイツは既にリピート回数が増えております。PIETRO LOMUSCIO TRIO 「STANDARD SUITE IN Bb MAJAOR」。SUITEと言われてピンと来たら、素晴らしい(私は4回目くらいで気が付きましたけど、、、)、全編繋がっております。

 リーダーはピアニスト、でも全然存じません、お目当てはサックスを吹いてるMAX IONATAだったので。サックスええよ~、でもピアノもナイス。ソレとオウオウ、、、?!!っという渋い選曲。Pietro_lomuscio_trio_standard_suite  

  1. UP JUMPED SPRING (FUBBARD)
  2. LONNIE'S LAMENT (COLTRANE)
  3. BLACK NILE (SHORTER)
  4. GOD BLESS THE CHILD (HERZOG & HOLIDAY)
  5. NOSTALGIA IN TIMES SQUARE (MINGUS)
  6. ONE BY ONE (SHORTER)
  7. PEACE (SILVER)

 1~2~3はちょいと来ますな、黄昏るHUBBARDの1曲目の寛いだ雰囲気、IONATAのソプラノが心地良いねぇ、、、余芸でも何でもソプラノを聴かせてくれる人は少なくなりました。アドリヴになると万華鏡のように自在に歌い捲くるピアノも良い感じですな。

 そのままソプラノが突入する2曲目の麗しいテーマ・メロディとシャッフルするリズム感、遊び心があります、ピアノとソプラノの掛け合いがエエね、やはり自由自在やな、ちょいと崩れていくフリー・スタイル、こういう奔放さが聴いていてイマジネーションを掻き立てられます。

 そして3曲目、上手く繋がってくるなぁ、、、テーマ・メロディがカッコいいですよね、この曲は!シャキッと奔る演奏もストレートで素晴らしい!!IONATAが歌い捲くるのが何よりも嬉しいな。

 オオウ?!ココでテナーに持ち替えるかね!4曲目、いいよ~、存分に泣かせていただきましょう、、、リーダーのピアノ、繊細さも兼ね備えてますな、う~む、、、4曲目迄来て飽きさせないのは実力がある証拠だ!(っと勝手に思い込んでます。)でもってピアノが無伴奏でオールド・スタイルに展開、ストーリーがあるねぇ、、、何だか気分が良い、こういう粋な表現に飢えてたからなぁ、、、粋な雰囲気をそのまま残して、テナーがまた歌い出す、ピアノも奔放さ!

 そして5曲目、またも繋げて来る違和感のなさ、粋だねぇ、コイツ本当に旨いわ!転調を挟みつつ、テナーが歌う、旨いねぇ、感心するばかりです。

 最後まで語るのはよそう、6、7曲目は御自分の感性で是非楽しんでおくんなさいな。良い感じですぜ~~~!キュッと引き締まって思わず「おいおい!マジでやるねぇ、、、」とステレオに独り言を言っちゃいましたよ!

 

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FABRIZIO BOSSO &FLAVIO BOLTRO QUINTET 「TRUMPET LEGACY」

 今、カミサンがですね、毎年恒例の4月の繁忙期に入っちゃってるんですよね、だから毎日午前様で帰ってくる、朝も結構早いんですよ、、、いや、いいんですよ、責任のある立場で仕事をしている以上はそういうことも止む終えないでしょう。

 問題は私だな、午前様でカミサンが帰ってきても、洗濯物が干してあったり、飯が作ってあったり、風呂が涌いてたりしてあればカミサンも楽なんでしょうが、私が腰痛に負けてしまってそういう、ちょっとしたことが出来てない。何とかしなきゃイカンのだけれどもナカナカね、、、 

 自分の飯なんてハッキリ言ってどうでもいいんですよ、まぁ、何とでもなるんだから、時間作って外で適当に食べるのもアリ。ブログが問題なんだな、今日みたいに書きたい、作りたい、が重なると厳しいんです。っと言う事で今日はこんなもんにしと来ます。さぁ、カミサンの飯作ろっと、、、

 スパークしてきて気持ち良い作品ですね、久しぶりに聴いたさ、FABRIZIO BOSSO &FLAVIO BOLTRO QUINTET 「TRUMPET LEGACY」、、、Fabrizio_bosso_flavio_boltro_quinte

 今のハード・バップの快楽を求めた時にアメリカものじゃなくて、ヨーロッパもの、特にイタリアものに頼ってしまうって、どういう事なんでしょうね。アメリカのクロスオーヴァー・サウンド(結局こういう言い方しかない、、、)も面白いものが沢山ありますが、ジャズの醍醐味を味わいたいならヨーロッパなんだよな、、、

 本作は王道、でもマンネリしてしまう流しの演奏にはならない。

 .BOSSOはコレだけの快感を聴かせてくれる人なので、気合が入ってるかどうかはアルバムによって直ぐ判ってしまう、っと言うか、その時のメンバーによりますね、BOSSOが一人、気を吐いても、演奏のテンションは何故か揚がらない、そういう作品はありますよね。

 遅咲きの名手(と、勝手に言いますが)FLAVIO BOLTROと共演することで、テクニックもそうなんでしょうけど、トランペットの鳴り、歌いっぷりに堂々たるモノを感じちゃったりします!二人とも王道を演る時はプレイ・スタイルが似ているだけに、どっちがどっちだか解らなくなりますな。

 スリリングなトランペットの掛け合いと共にバックの演奏も気持ち良し!ピアノはローマ・トリオのLUCA MANNUTZA、「MARE MOSSO」でBOSSOと演ってましたね、ベースのLUCA BULGARELLIもBOSSOのブラジルもので共演してました。LORENZO TUCCIは説明要らずですね。

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BRIAN DICKINSON 「LIVE AT THE SENATOR」

 腰が、腰が~~~!!3週間くらい前からかな、何か疲れを感じてて、ココに来て遂にぶっ壊れました。何をやっても、どう治療しても調子悪し。それでも気力を振り絞り、何とか騙し騙しやっているんですが、どうも改善の兆候が見られません、参った、、、

 体の手入れはやってるつもりなんだけどなぁ、痛みを感じると本当にヤル気を奪われますね、折角の休日がグダグダで終わってしまう時のガッカリ感は辛い。痛くてもそうならないように、活動はしましたけどね、活動した分、腰に来るツケがハンパなく堪えますよ。コンピューターの前に座るのも辛い、、、

 ココからは春便りです。辛い体に鞭打って味わって参りました、春の息吹を、、、Yama_3 Yama2

 鎌倉山、昔はもっと桜の木が多かったんですが、迫力が失われつつあるなぁ、鎌倉山の喫茶店でちょっと小耳に挟んだ所によると、昭和7年の頃植えられた第一世代の桜は、老木となって朽ちてしまったそうです。自治体としては桜をまた植えて活気付けたいようなんですが、区画整理やら何やらで、いつの間にか個人の敷地に桜が生えてしまって、桜並木を活気付けたくても個人が自分の敷地に桜を植えたがらないようです。大変だからね、桜をお世話するのは。だから昔見た鎌倉山の桜ほど迫力がないわけです。ひょっとしたら自分がこの世を去る頃、ココは桜の名所とは言えなくなるんだろうね。

 段葛の夜桜、ブラボ~!いいねぇ。私が訪れたのは6日の月曜日。Img_4250 Img_4253_2

 桜ってさ、富士山と並ぶ日本人の心のオアシスだよね、一目観ただけでスーッと吸い込まれて穏やかな気持ちになれる、、、

 今年は何となく早いですね、ちょっと残念ですが、花びらが舞う散り際の儚さがまた格別なんですよねぇ、、、

 寛ぎの逸品、昔を思い出します。まだ、レコ屋としてセンスを磨きたくてウズウズしていたあの頃。黄金時代のジャズから離れて、今のジャズでも何かを感じることが出来るのかと、その入り口に立った時、、、ウワァ~っと世界が開けていった時の快感!本作はその思いを味あわせてくれた一枚だった、BRIAN DICKINSON 「LIVE AT THE SENATOR」。師匠が一言、「いいぞ、買っとけ、、、」、、、仙台でね。Brian_dickinson_live_at_the_senator

 何というのか、所謂美旋律モノに通じながらもその美旋律に溺れてしまわない、ジャズ・ピアノのあるべき姿、今聴いてみるとそんなことを思ってしまう。

 エヴァンス系=美旋律、何となくそういう言い方をすれば売れるんじゃないか、解りやすいんじゃないか、、、そんなんじゃない、そもそもエヴァンスのメロディは意外と解りにくいところがある、彼の発露する内面の苦悩がメロディに紡ぎだされていく時、ハッとさせられる、その時の余韻が謂わば、美しい!ということになるんじゃないかな、しかもその時に同時に紡ぎだされる左手の「間」が凄くスウィングしてて、、、(うわ~、何だ?!今日は何を言い出すんだ???そういうことはあまり言いたくないぞ!)

 、、、BRIANの本作を聴いた時、最初はそんな鯱ばった感想はなく、単純にジャズらしいギラつきと、スリリングなプレイの中にアドリヴ・メロディの美しさを感じました。何だろうね、、、激しくスパークするほど寛げる感覚、こういうプレイにはなかなか出会えないなぁ、、、エヴァンスを引っ張り出して何を言いたかったんだろう、、、う~~~ん、、、

 

 

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DONAVAN/MURADIAN QUINTET 「STRAIGHT AHEAD VOL.2」

 先日、会社の飲み会がありました。実はコレ、祝賀会、何を祝ったかと申しますと、我々が作っている品物が全国の品評会で賞を取ったからであります!この会社にお世話になって一年が経ちましたし、レコ屋だった私が今何をやっているのかを明かすにはいい頃合かな、なんて思うので申し上げます。

 今私は納豆を作っております。と言ってもまだまだ修業の身、解らない事だらけですが、今は釜でお豆さん達を炊き上げて、いかに効率良く、しかも引き渡すのに最も良い状態で職人のシルヴァーウルフやレディ達にお豆さんを引き継いでいけるのか、ということをやっています。

 私の性格にとても合っていると思います、やるからにはプロフェッショナルを目指したいですからね、レコ屋の時もそうでした。来てくれたお客様には絶対何か、来て良かったと思ってもらいたい、面白いと思ってもらいたい、そういう気持ちでしたからね。(お客様にアナタはカリスマ店員だ、と言われた事があって、気恥ずかしいながらもチット嬉しかった事があります。でも、あの時はこうも言いました、「私は別に何もやってないんですよ、ココの在庫は来て下さるお客様が作り上げてくれたモノなんです、私は只話を聞いて商品を揃えてみるだけ。」ってね、実際そうだったし。)

 今の仕事でも、最高に美味い納豆を食べてもらいたい、釜を預かってる身として、そうするには如何すべきなのか、そんなことばかり考えています、コレが楽しくて仕方ない!ウルフやレディは皆素晴らしい人達だしね!!

 凝り性なんだな、上っ面だけでは満足できない、「つまり、どういうことなの???」って事を仕事だろうが、何だろうが、知っておかないと気持ち悪いわけです。

 「適当」という言葉は私は大好きです、でも今の世の中でこの言葉は凄く誤解されてますね、正しく使っている人が少ない。=「いい加減」じゃないんですよ、状況を見渡して、相応しい落とし所に物事を落ち着かせる、という意味な訳です。この「適当」を出来る限り最高の状況で言葉にできる事、ソレが私が目指すプロフェッショナルの姿かな、判り難いですねぇ、、、自分で言ってても難しいや、、、

 品物についてはこれからコツコツ紹介したいかな、と思ってます。だって作ってて言うのも何ですが、マジでウチの商品はウマイ!!ですから、、、鎌倉山納豆、納豆がお好きでしたら是非一度お試しくださいませ。(個人のブログで会社の宣伝、、、やっちゃいましたよ!だって、誇りを持ってお薦めしたくなる品物ばかりなんですもん。)

 良いグループですよねぇ、ストレートアヘッドでジャズの熱気を今に伝えてくれる貴重な存在だと思いますよ。DONAVAN/MURADIAN QUINTET 「STRAIGHT AHEAD VOL.2」、DMQですね、今の二管のクインテットでガツッと来るのはこのグループとハイ・ファイヴくらいかな

 前にナイロビ・トリオと名乗っていまして、その作品は簡単に紹介した事があります(こんな感じ)。ナイロビ時代とはフロントが変わってまして、ペットはKYE PALMER、テナーがCHUCK MANNING、よく歌う力強いフロントです、特にCHUCK MANNINGはジェラルド・ヘイゲンの「ステイ・チューンド」での演奏が凄く好きだったので印象深いです。コイツなら先ず間違いない!と思えてしまう。

 ナイロビ以降、DMQになってからは不動のメンバーで、この面子では三作目、前作「DMQ LIVE」は敢えてオリジナルを演りませんでしたが、実はオリジナルがハード・バップの魅力を感じさせる演奏ばかりです。Donavan_muradian_quintet_straight_a

  1. STRAIGHT UP (DONAVAN)
  2. MARIO'S MODE (MURADIAN)
  3. MOMENT NOTICE (JOHN COLTRANE)
  4. BLUE MINOR (SONNY CLARK)
  5. SKYLARK (HOAGY CARMICHAEL)
  6. J. D. 'S GROOVE (DONAVAN)
  7. THE NIGHT HAS A THOUSAND EYES (BUDDY BERNIER)

 何だろうなぁ、演奏の力強さと共にジャズの空気感が漂う作品ですね。洗練されてクールなんだけど、モダン・ジャズの黄金時代の雰囲気があります。

 正直言ってホントはね、このパワフルなフロントを徹底的に歌わせて、爆発する感じが全面に出たらもっと面白いだろうなぁ、、、なんてね、、、

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LARS DANIELSSON 「TARANTELLA」

 好みは分かれるところでしょうが、見応えのあった映画を一つ紹介しましょう。Image0044

 「ウォッチメン」、コレはかなり面白いです。単なるヒーロー・アメコミの世界を超えた映画でしたよ。米ソ冷戦時代を背景に当時のアメリカ人の混沌とした苦しみが滲み出る見事なストーリー、考えさせられる面白さがありましたね。「恐れを抱く」ってこういう事だよな、このまま行けば最悪どうなるのかを想像しつつ、為す術がない状況に追い込まれた時、どんな状況を作れば人は同じ方向を向くことが出来るのか、果たしてその状況を作る事は最善の方法だったのか、、、

 登場人物がそれぞれ抱えている「心の闇と不安」、非常にリアルだ。今まで観たグラフィック・ノベルものの映画化の中で、最も訴えかけられた作品かもしれない、「ダーク・ナイト」を個人的には越えてしまった。

 詳しくは言いたくありません、観て何かを感じてほしいかな、エロいとか、グロいとか、暗いとか、、、そういう上っ面なことはどうでもいいです。

 「スリーハンドレッド」のザック・スナイダー監督作品。この監督、凄く「魅せる」のが上手い人ですね、久しぶりの才能を感じさせる映像作家だと思います。

 心に響くねぇ、映画の帰り道、レコ屋さんに寄って何となく魅かれた理由はピアノがLESZEK MOZDZERだった事。鍵盤なら何でも使えるプレイヤーですが、彼のメロディ・センスがとても好き。美しいんだな常に、、、ハッとさせられる場面を作る人。

 1曲目、単純に美しいギターをアルペイジオで聴かせるJOHN PARRICELLIは本作で初めて聴いたけど存在感がありますね、そしてトランペットは哀愁漂う雰囲気、いいねぇ、MATHIAS EICK、まだお若いようですが切ない歌心がおありのようですな。ECMからリーダー作が出てるらしい、チット聴いてみたいです。

 2曲目はリーダーLARS DANIELSSONのベースとLESZEK MOZDZER の美の競演、3曲目は情熱的なアルコ・ベース(チット解らない、コレはチェロかもしれない。)が聴く者の胸を掻き毟る狂おしい叙情!クラシカルな雰囲気から4曲目の耽美なメロディが繋がっていく、やはりピアノがここでも美しい、、、

 7曲目の透明感と遠くを見詰めるようなイマジネーションの世界、何となく涙が出てくる切なさ、美しさが堪りません、、、

 10曲目のタイトル曲は本作で唯一、叙情と情熱が迸る逸品、キラーです!微妙な細い線の上を綱渡りするスリリングな緊張感が堪らない!ベースのウネリとピアノの美旋律に酔うばかりだ!!Lars_danielsson_tarantella

  1. PEGASUS (DANIELSSON)
  2. MELODY ON WOOD (DANIELSSON)
  3. TRAVELLER'S WIFE (DANIELSSON)
  4. TRAVELLER'S DEFENSE (DANIELSSON)
  5. 1000 WAYS (DANIELSSON-MOZDZER-HARLAND-EICK)
  6. BALLET (DANIELSSON)
  7. ACROSS THE SUN (DANIELSSON)
  8. INTROITUS (DANIELSSON)
  9. FIOJO (MOZDZER)
  10. TARANTELLA (DANIELSSON)
  11. BALLERINA (DANIELSSON)
  12. THE MADONNA (DANIELSSON)
  13. POSTLUDIUM (DANIELSSON)

 LARS DANIELSSON 「TARANTELLA」、酔いますねぇ、、、ジャズにちょっと退屈気味な私の心に染みとおるような美旋律をどうも有り難う、、、Image0043

 因みに中ジャケの裏側はこんな感じ、いいでしょ?

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