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CLIFFORD JORDAN 「IN THE WORLD」

 ウ~ム、、、凄いアルバムだ!久々に聴いてまたも痺れてしまった!Clifford Jordan/In The World (Pps)!!Clifford_jordan_in_the_world

 コレはレコ屋時代、2006年に紙ジャケで復刻されたものなんですが、注文書に乗っていたのを全く見落としてまして(って言うか、この作品がどんなに凄いものなのか全く知らなかったんですが、、、)。何故気が付いたんだっけな、メーカーさんが電話をくれたんだったかな、、、

 いや違うな、お客さんが教えてくれたのかも、ウン、そうだった気がする、確か一度、発売が延期になったんじゃなかったかな、それで「入ってないの?」って訊かれて、メーカーさんに発売の確認をして「延期になっちゃったんです~、、、」何て知ったかぶり、その後慌ててまたメーカーさんに電話!「コレ何???」って訊いてみて、大変な復刻だと判明した、、、そんな感じだったと思います。

 この作品の復刻の経緯はライナーに詳しい。レコーディングは1969年ながら発売されたのは1972年、ストラタ・イーストからのリリースでしたが、何故かそれ以降復刻はされなかったようです。原版の所有権をJORDANの奥様が持っていると判明して日本のP-VINE RECORDが連絡したことから世界初CD化が実現したという事です、ジャズ好きの復刻への情熱が奇跡を生んだと言えますね。

 実は似たような経験を何度かしたことがあります。エヘヘ、、、ちょっと自慢話しちゃいますと、LONE HILL JAZZから出てる「THE PIANO SCENE OF DAVE McKENNA」のリリースには私もちょびっとだけ絡んでます。「LONE HILLに復刻してほしい作品を投げるからネタをくれないか。」とメーカーさんに相談されて、選んだのがソレ。「出してくれるなら一ヶ月で60~80は何とかしちゃうよ。」何て言ったら数ヵ月後に、「出すことになったよ~!」って連絡が来て、とても嬉しかった!勿論沢山のお客様にご紹介できましたよ。

 はい、脱線!詰らん余談です。

 本作は何と言っても1曲目VIENNA!もう殆どコレで決まりだね!!スピリチュアルで、思わず瞑想に耽る逸品です、JORDANの情熱のテナーとDON CHERRYの哀愁のトランペットが入り混じった演奏に胸を掻き毟られます!WILBUR WAREとRICHARD DAVISのダブル・ベース、ALBERT HEATHのドラムが地響きを立てて迫ってくる!驚きはWYNTON KELLYが場違いのように見えて、彼の粘り強いブルージーな演奏がバッチリ嵌っている事。この泣きの味わいには欠かせない存在です!凄い曲、演奏です、これほどの生々しさにはなかなか出会えません!

 心に汗を掻かされる1曲目の17分間の後、2曲目DOUG'S PRELUDEは骨太なスロー・バラード、少しだけ光が差してくるような印象で、JORDAN~KELLY~PRIESTER~JORDANがソロをユッタリと聴かせてくれます。骨太なのはDAVISのベースが強靭だからですね。

 3曲目OUAGOUDOUGOUではJORDANのバップ魂が炸裂する燻し銀の演奏、ココではKENNY DORHAMが粘りのあるトランペットで渋みを増します。柔らかく、よく歌うPRIESTERのトロンボーン、KELLYのピアノは饒舌で熱い!贅沢なダブル・ベースに、更にココではED BLACKWELL、ROY HAYNESのダブル・ドラムとなって益々重厚なリズムの嵐が展開します!

 4曲目872は3曲目と同メンバー、全員が一丸となって押し寄せてくるアンサンブルとソロが怒涛の如く押し寄せてきます!

 いや~、エライ長ったらしくなった、、、今日はレヴューだけにします。

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コメント

 これは買いますよね。今としてはあまり価値がないLPも手に入れて、20年前喜んだ記憶があります。
 CDになって早速買いました。
 そういえば、今日“BLUE HOGHY”がきました。これまた神棚LPになりそうです。レコード針がなかなか見つかりませんね。前は東白楽にありましたが、転勤になってご無沙汰です。気をつけて再生します。
 クラシックの巨匠が出店されたのですか。連休中に訪問させていただこう。もしあの方なら、いいものがあるはずです。今考えると当時の横浜西口は驚異的な発信源だったですね。金がなくなるわけです。

投稿: ベンヤミン・スズキ | 2009年5月 1日 (金) 17時44分

 ベンヤミン・スズキさん。ジャズカバです。
相変わらず、返事が遅れてしまってすみません。
 
 「プレミアムジーク」の店主はあの方です、間違いなく。若干品揃えは少ないけれど、パッと見れば、間違いなくあの人が仕切ってるお店だとハマ通の音楽ファンなら直ぐに判ると思います。
 
 ベンヤミン・スズキさんも大変ですね、、、また通わなければならないお店って事ですぜ!

 またどうぞ宜しくお願い致します。

投稿: ジャズカバ | 2009年5月 5日 (火) 19時18分

 昨日、雨の中、関内に行きました。スペースがまた少なくなった某店。若干安くなったような気もしましたが、Dylan Cramerの新譜など買いましたよ。
 例の「プレミアムジーク」にもいきました。SPの復刻盤を聴いてびっくりして買いましたよ。1930年代のSPの音ってこう再生できるんだと感心。ジャズのアナログ盤もこの方法ならいいのができる。パーランの“Us Three”なんか入れたらどうなるのやら?去年出たBishopの“Speak Low”は音が本当に変わったのでしょうかね、靖国神社氏が言うように。
 そんなことを考えながら、前の職場の前を通ったら、警備保障の防犯警報が作動していました。警備員はなにしているんだろう?でもかかわりたくないので、素通りしました。というより買ったCDを早く再生したかったのでかかわりませませんでした。それは正解でした。
 

投稿: ベンヤミン・スズキ | 2009年5月 6日 (水) 12時28分

 ベンヤミン・スズキさん

 ジャズカバです、そうなんですよ、あのお店はハッキリ言って益々詰らなくなりましたよね、買うものがない!今日も覗いたんですが、5分で素通りしてしまいました。
 
 「プレミアムジーク」行かれましたか、私が言うのもなんですが、どうも有り難うございます。いいお店でしょ?好きじゃなきゃ、ああいう雰囲気は出せないですよね。実は今日、ちょっと覗いてきました。こうじゃなきゃ、レコ屋ってのはさ!と思いましたよ。隠れ家っぽい感じのまま、流行って欲しいお店です。

 SHM-CDって大分不評みたいですね、マーティ・ペイチに関しては私は買ってよかったと思ってますけど。只、評論家さんの褒め言葉はあまり信用しない方がいいでしょうね、MONEYが必ず絡んでますから、、、

 またどうぞよろしくお願い致します。

投稿: ジャズカバ | 2009年5月11日 (月) 21時46分

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