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LARS DANIELSSON 「TARANTELLA」

 好みは分かれるところでしょうが、見応えのあった映画を一つ紹介しましょう。Image0044

 「ウォッチメン」、コレはかなり面白いです。単なるヒーロー・アメコミの世界を超えた映画でしたよ。米ソ冷戦時代を背景に当時のアメリカ人の混沌とした苦しみが滲み出る見事なストーリー、考えさせられる面白さがありましたね。「恐れを抱く」ってこういう事だよな、このまま行けば最悪どうなるのかを想像しつつ、為す術がない状況に追い込まれた時、どんな状況を作れば人は同じ方向を向くことが出来るのか、果たしてその状況を作る事は最善の方法だったのか、、、

 登場人物がそれぞれ抱えている「心の闇と不安」、非常にリアルだ。今まで観たグラフィック・ノベルものの映画化の中で、最も訴えかけられた作品かもしれない、「ダーク・ナイト」を個人的には越えてしまった。

 詳しくは言いたくありません、観て何かを感じてほしいかな、エロいとか、グロいとか、暗いとか、、、そういう上っ面なことはどうでもいいです。

 「スリーハンドレッド」のザック・スナイダー監督作品。この監督、凄く「魅せる」のが上手い人ですね、久しぶりの才能を感じさせる映像作家だと思います。

 心に響くねぇ、映画の帰り道、レコ屋さんに寄って何となく魅かれた理由はピアノがLESZEK MOZDZERだった事。鍵盤なら何でも使えるプレイヤーですが、彼のメロディ・センスがとても好き。美しいんだな常に、、、ハッとさせられる場面を作る人。

 1曲目、単純に美しいギターをアルペイジオで聴かせるJOHN PARRICELLIは本作で初めて聴いたけど存在感がありますね、そしてトランペットは哀愁漂う雰囲気、いいねぇ、MATHIAS EICK、まだお若いようですが切ない歌心がおありのようですな。ECMからリーダー作が出てるらしい、チット聴いてみたいです。

 2曲目はリーダーLARS DANIELSSONのベースとLESZEK MOZDZER の美の競演、3曲目は情熱的なアルコ・ベース(チット解らない、コレはチェロかもしれない。)が聴く者の胸を掻き毟る狂おしい叙情!クラシカルな雰囲気から4曲目の耽美なメロディが繋がっていく、やはりピアノがここでも美しい、、、

 7曲目の透明感と遠くを見詰めるようなイマジネーションの世界、何となく涙が出てくる切なさ、美しさが堪りません、、、

 10曲目のタイトル曲は本作で唯一、叙情と情熱が迸る逸品、キラーです!微妙な細い線の上を綱渡りするスリリングな緊張感が堪らない!ベースのウネリとピアノの美旋律に酔うばかりだ!!Lars_danielsson_tarantella

  1. PEGASUS (DANIELSSON)
  2. MELODY ON WOOD (DANIELSSON)
  3. TRAVELLER'S WIFE (DANIELSSON)
  4. TRAVELLER'S DEFENSE (DANIELSSON)
  5. 1000 WAYS (DANIELSSON-MOZDZER-HARLAND-EICK)
  6. BALLET (DANIELSSON)
  7. ACROSS THE SUN (DANIELSSON)
  8. INTROITUS (DANIELSSON)
  9. FIOJO (MOZDZER)
  10. TARANTELLA (DANIELSSON)
  11. BALLERINA (DANIELSSON)
  12. THE MADONNA (DANIELSSON)
  13. POSTLUDIUM (DANIELSSON)

 LARS DANIELSSON 「TARANTELLA」、酔いますねぇ、、、ジャズにちょっと退屈気味な私の心に染みとおるような美旋律をどうも有り難う、、、Image0043

 因みに中ジャケの裏側はこんな感じ、いいでしょ?

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コメント

始めまして。
クリスさんの雨の日はジャズを聴きながら、、から、、来ました。
時々、覗いていたのですが、、
今日、、覗いたら、、なんと、、ダニエルソンの新譜がありました・・。
トラバさせてくださいね。

投稿: スズック | 2009年4月 8日 (水) 18時25分

  スズックさん
はじめまして、ジャズカバです。トラックバックどうも有り難うございます。
 すみません、鎖国状態が続いてまして、今からもう一度トラックバックについてお勉強いたします。(なんじゃソリャ?!情けなし。)
 この作品、久しぶりに来たっ!!って感じでした。麗しいですよねぇ、、、
 そうそう、クリスさんの「雨の日はジャズを聴きながら」、嬉しい復活ですよね。雲隠れなさった時は、「ゥエ~~~?!!」って感じでした。なるべく情報を入れないように敢えて努めている私ですが、クリスさんがいなくなった時は内心寂しかったです。っと言って、お邪魔はしないように極力してるんですが。(何というか、、、隠れファンでありたいとでも言いますか、、、)
 赤裸々な心情を明かしつつ復活された事に、心から喜んでいる無粋者がココにも居ったわけです、ハイ。
 また、どうぞ、よろしくお願い致します。

投稿: ジャズカバ | 2009年4月 9日 (木) 18時28分

あ、よかったよかった。
突然で、失礼したかと思ってました。

「JAZZはたのしいですよ!」

たのしいですよね。
わたくしも心からそう思います。

奥様とのお話もとてもたのしくていいです。
結婚しちゃうと何故か自分のパートナーをけなす方が多いけれど、それってヘンですよね。
多少の照れはわかるんですけどね。
ストレートに愛情が伝わってきていいですねぇshine

今後も宜しくお願いいたします。

投稿: スズック | 2009年4月10日 (金) 09時05分

 スズックさん
 ジャズカバです、返事が遅れてしまって申し訳ありません。
 JAZZはたのしいですよねぇ、コイツは来た~~~!って時の快感は一度味わっちゃうともう止められません。
 聴いてみたいものは星の数ほどありますが、軍資金不足でなかなか買えない今日この頃。残りの人生で、あとどれくらい聴くことが出来るんでしょうか、へ、へ、へ、、、いける所まで走り続けるつもりです。
 カミサンにはね、色んな意味で助けられてますから、、、感謝の気持ちを表す事に恥ずかしいなんて思った事は一度もないです。付き合いが長いと何にも言わなくなる人も多いですけどね。
 また、どうぞ宜しくお願い致します。

投稿: ジャズカバ | 2009年4月13日 (月) 15時05分

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沢山の小さな白い妖精達、、自らの羽根にくるまって、そっと眠っているよう。。みちのくの山は深い。山、山、山、、、そして、山。山道で出会う車の数も少なく、目的地に向かって走り続ける。比較的平らな場所で、道わきに何台か車が停めてある箇所にさしかかる。。狭い道...... [続きを読む]

受信: 2009年4月 8日 (水) 18時20分

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