FRANCESCO CAFISO 「ANGELICA」
台風が突然現れては消えて、今日はとても夏らしい一日でした。今年は最近の夏に比べて過ごし易いけど、何となくはっきりしない夏ですね。
おかげで野菜の高騰が見込まれるそうで、不景気のどん底の上に野菜が高騰ではやってくのも一苦労ですわ、試練の螺旋状態ですな、、、厳しいねぇ、、、
暗くなるから話を変えよう、久々に映画館で映画を観ました、っと言ってもひと月ほど前ですが。
私の年齢ですと、「ターミネーター」って凄い金字塔なんですよね、中学生の時に観たあの衝撃は未だに色褪せなくて、、、当然DVDを持ってまして何度見直してもスゲー、、、って感じになるんですが、、、
「TERMINATOR SALVATION」を観たわけですな、金字塔のシリーズ続編ですから。感想としては、かなりピンと来てないです。映像も凄いし、ストーリーの組み立てもこれ以上無いほど完璧に近い。納得できる事ばかりだったんですが、何だか凄くまとまっちゃったと思いません?観た方だけに訊きたいんですが。
マーカス・ライトの最後の決断(というか、すんなりそう行くんだろうなぁ、的な展開)、正直言って映画的には安っぽい!っと思ってしまった私です。実際の行為だったら絶対できない事ですがね。
なんだか情感に乏しい描写と言いますか、、、かといってお涙頂戴のベッタベタも勘弁なんですが、、、判らないんですよ、マーカスの心情が、、、そんなにジョン・コナーと心を通わせた訳でもないだろうに何故なの?例えジョンが人類にとって欠くことのできない人物であると理解してもだ、自分を犠牲にしてまでする程の交流や理解をお互いに持っていたのかなぁ、、、マーカスがどんな状態だったとしても人間の心を持っているから尚更判らないんですよ。
予定ではこれは新たなる三部作の第一部という事のようなんですが、どうなんだろう、、、かなり厳しいねぇ、、、クリストファー・ノーランならこの先どう組み立てていくのかな、バットマン・シリーズのあの重厚さをこの「ターミネーター」シリーズにも盛り込みたいなら(明らかにノーランのバットマンの雰囲気を盛り込みたがってるように思えるのは私だけでしょうか、、、)監督は彼しかいないと思いますけどね。でもノーラン監督は絶対やらないでしょう、同じ事はバットマンで出来ますからね、、、
わっちゃ~、おいおいどうした?!まだ行き詰っちゃうには早いんでないかい???
正直言って何かが違ってます!FRANCESCO CAFISO 「ANGELICA」、溌剌とした演奏が全くないではないか?!実は前作のヴィーナス盤があまりにも退屈だったので、「ソレはヴィーナス盤だからだな、、、ジャズ・スタンダードばかりやらせるなんて全くCAFISOの良い面を見抜いてない!なんておバカさんなんだろう、、、!」と勝手に思っていたんですが、本作を聴くとアレ~って感じ
。
本作もちっともアルトが弾けてこない、、、何でそんなコジンマリ纏ってんだよ、違うんじゃない、君は。小難しい事何て演らなくても君のアルトは世界をリードできるぜ!何て言いたくなるほど歯痒い作品ですね、だから店頭に置いてなかったんだ。
全体的には悪くないよ、決してね、でもCAFISOの演奏はコンナもんじゃないでしょ、深遠なんかまだ掘り下げないでよ、唄い捲る姿勢を通らないとその深遠さの意味を誤解しちゃうぞ!ってなことを言いたくなる作品でした。
石川遼さんみたいな溌剌とした雰囲気、そんな感じが欲しかったよ、、、
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