VITTORIO SICBALDI FOUR MORE QUINTET 「THE WAY」
ちょっと前の事になりますが、盆踊りに行ってきました。場所は昨年も行った円覚寺、私は盆踊りを踊るという習慣がない家庭で育ったのであまりピンと来ないんですが、カミサンは超踊りたい派、踊りはしないけどお付き合いして楽しくないかというとそんな事はありません。逆にとても楽しいです。自分にとっては夏の風情の楽しみ方が増えた感じでとても良い。
仕事がハケて、ビールを飲みながら眺めているだけで何とも気分がイイもんです。よ~く観てると足捌きや手拍子のタイミングがとても難しくて、それを追いかけて行くだけでも、へぇ~~~!っと感心してしまいます。
カミサンは「あの人がとても上手、日本舞踊をやってる人に違いない!」とか、不器用だけど楽しそうに踊ってる海外の人を見つけて「超カワイイ!!」等と言って、はしゃいでましたよ、休憩していた清楚なレディと「ウマい人は腰の位置がとても美しいですね!」なんて話しながらね。
なんかイイよね、日本の夏って感じだったなぁ、、、
今日は非常にオーソドックスなハード・バップを聴きたい気分、っで、選んだのがVITTORIO SICBALDI FOUR MORE QUINTET 「THE WAY」、最近この日本発信のイタリア専門レーベル、ALBOREは大注目ですね!
- MERODY FOR C (S. CLARK)
- BIJOU THE POODLE (A. PEPPER)
- ARRIVIN' SOON (E. VINSON)
- CANDY (M. DAVID-A. KRAMER-J. WHITNEY)
- SPEAK LOW (K. WEILL)
- SONINO (E. DOLPHY)
- SAD EYES (A. PREVIN)
- BLUE DANIEL (F. ROSOLINO)
どう?渋めの選曲といい、聴いてもらえば分かるんですけど、演奏のスモーキーな感じといい、50年代にタイムスリップしたかのような錯覚に陥ります。でもレコーディング自体は2006年なんですぜ!
バピッシュに奔る1曲目、アルトのDANILO PALAとトランペットのANDY GRAVISHのユニゾン&ソロ・リレーが気持ち良し!ピアノはLUCA MANNUTZA、マックス・イオナータ、ハイ・ファイヴですっかりお馴染みですな、彼のピアノは何がどうのこうのと言うんじゃなくて単純にジャズらしくて気持ち良いです、センスがあるんだな、、、
2曲目のブルージーな雰囲気もグッド!、3曲目は何だったっけなぁ、、、スゲー好きな演奏があった、、、誰だったかな、、、そうか、キャノンボール・アダレイか!「プラス」の1曲目だ、、、カッコいいんだよなぁ、、、タメがあって、転調した後の歌い捲るアルトがサイコーなんだ!丸みのあるナットのコルネット、ヴィクター・フェルドマンのピアノがモーダルで硬質なんだけど彼のおかげで凄く緊張感があるんだよなぁ、、、本作ではもっと滑らかな感じでナチュラル、転調後のシャキッと刻むSICBALDIのドラムが気持ち良い!飽くまでハード・バップ的な演奏でこれも魅力的!
4曲目はCANDYさ!ちょいと厚みのあるトランペットの響き、ナイス・ウォーキングを聴かせるベースのNICOLA MURESU、ピアノは奇を衒わないねぇ、、、メロディを楽しめる良い演奏だ、、、
等々、全曲レヴューはしたくない、下世話ですから、、、でもメロディが大好きな8曲目にはちょっと言ってしまおう、、、っと言うか、全て許す!メロディが大好きですからね、それとワルツな感じ、何だろうねぇ、、、落ち着くというか、穏やかな気分というか、、、
SICBALDIはフィリー・ジョー・ジョーンズのようだと言われた事がとても嬉しかったようです。50年代のサイコーのドラマーの一人ですからね、ソリャそうでしょう、、、聴いて不思議なくらい違和感なく、只々気持ちイイもん!
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