HANNIBAL MARVIN PETERSON 「TRIBUTE」
日に日に空気が変わってきましたなぁ、大好きな秋がやって来ました。そろそろ金木犀の良い香りが其処ら中で香るんでしょうねぇ、、、
昨日映画を観てきました。デンゼル・ワシントンとジョン・トラヴォルタの丁々発止を期待して観に行った「THE TAKING OF PELHAM 123(サブウェイ・123・激突)」、感想はまぁまぁ、かな。トニー・スコット監督の作品てさ、いつもこんな感じで何となく円く納まってしまって、後に何も残らないんだよな、、、ドキドキさせられたのに観終わった途端に後の祭りっていうか、何の感慨も無ければ考えさせられることも無い、忘れちゃうんですよ、どんな話だったか、、、映像が斬新って言うけどハッキリ言っていつも同じ、ただ目まぐるしいだけで毎回同じなら斬新とは言えんでしょ?何て言いつつ、「デジャヴ」、「マイ・ボディ・ガード」は感情があって好きなんですけどね。
「ドミノ」を観てるみたいだったなぁ、キーラ・ナイトレイのヤツ。派手なんだけどだから何?って感じを受けたのと同じように今回も、ワシントンとトラヴォルタの会話はちょっと面白かったけど、っで何?って感じ。全体の粗筋はワクワクするんですよ、スリリングで。でも観てみると何かピンボケなんだよなぁ、、、DVD?買わないだろうなぁ、どんなもんか一度観れば十分かな、、、
BAYSTATEってレーベルは評価がまずまずあるようですけど、自分にとっては何となく煮え切らないレーベルでして何度か再発になってますが、全然手が出なかったんですよね。でも今回はホントに久しぶりに出るという事で買ってしまいました、HANNIBAL MARVIN PETERSON 「TRIBUTE」!
いやぁ、、、良かった!!マグマのように蠢くサポートをバックにブリリアントに吹き倒してますぜ!!特にレコードの所謂A面、EVEN STEVEN、DAHOMEY DANCEはPETERSON ならではのスピリチュアルな演奏で気持ち良いったらありゃしません!
前にも書いたかもしれませんが、彼のトランペットは難解じゃないんだな、しかも美しい!人の心の小宇宙が爆発していく様を表現したいと思ったら贅肉など付けずに誰が吹いてもこうなって行くんじゃないか、と思わせるほどストレートに表現しているように感じます。理論がどうじゃなくて、そんな事を考える前に音は出てしまいました、的な剛速球!このガッツリ抜けた感じが堪らなく気持ち良いですよね!、、、
後半B面はスタンダードなんですが、コイツらでのトランペット演奏が頗る分厚い!高らかに歌い、そして粘っこい、、、
アヴァンギャルドな演奏をする人ほどプリミティヴな初期のジャズの香りが漂うのは何故なんでしょうね?
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