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DIEGO BARBER 「CALIMA」

 いや~、久々に見応えのある映画を観てきましたよ。最近ハズレばっかしでうんざりしてたところ、コイツは観る価値大ありです!

 「3:10 TO YUMA(3時10分、決断のとき)」、大好きな西部劇、しかもラッセル・クロウとクリスチャン・ベールの共演というだけでも観る気満々だったんですが、西部劇はあまり人気がないせいか、東京まで行かないとヤッテナイ。やれやれ、、、都会まで行かにゃイカンのか、とウンザリしてたら先週から横浜でも観れるって言うじゃな~い、、、ウキウキしながら朝っぱらからハマまで観に行って来たさ~!310_s

 期待通り、、、というかそれ以上の作品でしたよ!メッチャ嬉しい!!人間の心情みたいなものが浮き彫りでね、登場人物それぞれの心の機微が生々しくて、誰に対しても感情移入できる、その立場に自分がなったら辛いよなぁ、苦しいよなぁ、悔しいよなぁ、、、クリスチャン・ベール演じるダンさんの心情、息子の跳ねっ返りたくなる気持ち、奥さんの心配、、、そうだよなぁ、、、でもそのハードルを越えた時、こういう葛藤が家族の絆ってヤツをより一層強くするよなぁ、、、

 ラッセル・クロウ演じるベン・ウェイドは物凄く人間味があって、でも冷酷で、人を観る目が何処か超然としている天才的かつ芸術的なキャラクター、凄く魅力的です。何かを観て美しいと思う心を持っている冷徹な大悪党、そんな感じ。

 クライマックスを終えた後の何とも言えない脱力感、それはそれぞれの登場人物の立場に立つと様々な心情が湧いてくる、、、達成感だったり、泣きたくても泣けない孤独感だったり、自分に対するどうしようもない憤慨だったり、、、

 辛くてもグッと堪える人間の姿ってヤツを感じさせる、久々のハードボイルドな逸品でしたよ。

 今日も草臥れました。疲れを癒す、ゆったりしたものでも聴こうかな、、、

 LARRY GRENADIER、JEFF BALLARDなんていうブラッド・メルドー・トリオのシャープなリズム隊が全面サポートしたギタリスト、DIEGO BARBER「CALIMA」なんてどうでしょう?非常に透明感があってクリスタル・クリアな音世界、そう、ジャズというより音世界って感じがピンと来る作品だな、、、Diego_barber_calima

 パット・メセニーみたいなピーンと張り詰めたものがありますな、でももっと私のような凡人寄りというか、判り易いというか、単純に美しい生ギターの音色を楽しむにはこのくらいが良い。

 今、聴いていて思う事、曲が進むに連れて気持ちにゆとりが出来てくる感じかな、ジャケットの自然の神秘的な雰囲気がこれまたイメージを膨らましてくれる、こういう空に実際出会ったら、マザー・アースに対して何とも言えない畏敬の念が湧いてきませんか?その時にもしこの作品が頭の中に浮かんだなら、ちょいと気持ち良いな、、、何だか色々な状況や環境、自分の身の回りにある全ての事と自分には繋がりがあるんだ、何ていう気分にさせてくれる。

 テナーを吹くのはMARK TURNER、野暮ったいところなく、雰囲気に合わせて切れ込んでくる情感のない演奏、何て言うと語弊大ありなんですが、要するにカメレオンのように本作に溶け込んでいると言いたい。リーダーが目指している作品の空気感に存在感を残しながらも溶け込んでいく、大好きです、センスのある演奏ですね

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