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EJE THELIN 「SO FAR」

 「匠の市」に行ってきました、半年に一度のお楽しみですね、北鎌倉の風情を味わい、寛いだ気分にさせてくれる、今唯一の心のオアシス。

 仕事は相変わらず楽しいけれど、ストレスが溜まらないかと問われれば、まぁ、やっぱり溜まるんだな。身体が、特に腰の状態が良くならない最近はちょいと辛いことも沢山あります。

 そんな時に「匠の市」にブラッと出かけるだけでなんだかホッとするんだなぁ、、、今回はほとんど写真が撮れなかった、でも楽しかったんですよ、ジャズ・トロンボーンのライヴを浄智寺の書院で聴いたり、いつも円覚寺参道にお店を出されている「鎌倉ベルズ」の大将とお話して干支の土鈴を買ったりね。

 今空前の不景気でしょ?生活に追われっぱなしで「人生こんなんでホントに良いんだろうか、、、」なんて考えません?私は大いに考えちゃうなぁ、、、だって実生活の大抵の事って結局頑張っても報われない事ばかりなんですもん、、、まぁ、それでも頑張らにゃならんのですが、、、

 そんなテンパッた時にこの「匠の市」との繋がりというかね、気持ちのリセットが出来る場所が、少なくとも半年に一度、自分にはある!っという事を感謝せねばならんよね。

 今日は温故知新、と言ってもかなりレア盤なんですけどね、、、メデタイ初CD化!EJE THELIN 「SO FAR」、微妙なバランス感がある隠れた名盤ですね。Eje_thelin_so_far

 微妙なバランス感って何?っていうと要はハード・バップとモードのアイノコですな。こういう演奏は1960年代に当然多い訳ですが、私にとってはとてもスリリングなんです。既成のルールに新しい感性を取り入れて行く時の、云わばサナギのような状態かな。この状態が最も火花が散る、演奏に生々しさがあるように感じてしまうんです。完成から成熟を迎えると次に起こるのは何でしょう?そう、惰性とかマンネリですね。

 っで本作、モーダルに煽るリズム陣をバックにEJEが結構控え目に唄う、テナーのULF ANDERSSONは完全にモード思考、1曲目のタイトル曲の奔るドラムに単純かつモード独特のメロディを奏でるベース、突っかかるようなトロンボーンとテナーのユニゾン、何というか、無機質なところもあり、それでいてシャープな演奏。そうかと思うと2曲目LAMENTのふくよかな寛ぎ感、3曲目FASTのストレートな疾走感、、、まだ手探りな感じなんだけど、とても本気って感じが伝わって来ませんか?こういうのが大好きです!

 EJEに関しては実は次のAT THE GERMAN JAZZ FESTIVALが最もエキサイティングなんですが、本作の存在が過程を教えてくれるという意味でもとても重要ですな。

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