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2009年12月

GEORGES ARVANITAS 「SOUL JAZZ」

 こういう話は確かした事がないと思うので私のジャズ・ルーツについて書こうかな。うん、してないはずだ。

 ジャズとの出会いは約20年前の大学時代ですな、それまではゴリゴリのヘヴィ・メタル小僧だった訳でそれについては何度か触れましたね。何でジャズを聴き出したかというと大学の近くに気になるBARがあったんです。何時も前を素通りするだけで「ココ何だろうなぁ、、、」と気になってはいたんです。そしたらある日そこでバイトを始めた友達がおりましてね、俄然入りやすくなったと言いますか、「ラッッキー!!!行ってみるべ!!!」って事になった訳です。

 入ってみるとスモーキーで雰囲気たっぷりな照明、正にジャズ・バーだったんです。小僧の私はちょいと背伸びできるような、、、そんな大人な感じに触れたいお年頃、渋い空気にやられちゃうわけですな。ウマい酒と料理を楽しみながらだ、ちょいとバックで流れているジャズが余計居心地を良くしてくれる。「ハハ~ン、コリャ、堪らんな、、、」って事で気さくなマスターに「ジャズの基本を教えてくれ!」と申しましてね、またマスターがホントに良い人でアレもコレもって感じで仕事そっちのけで20枚くらい教えてくれてね、全部メモりましたよ。

 それからというもの、かなりそこには入り浸りましてね、ホントにお世話になりました。ソソウも数々、、、でもいつも温かく迎えてくれてね、いつしか気が着くと「BGMは適当に頼むよ。」と言われていました。

 そっから先はね、ジャズの師匠と会社で出会えたり、自分で掘り下げてみたり、、、でも私のジャズのスタートはその気さくなジャズ・バーから始ったわけです。良い思い出です、、、おかげで人生が豊かになったと思いますよ。

 久しぶりに頼んでいたCDが沢山届きました。最近全然買ってなかったんでちょっと嬉しい、、、っていうのはちょいと前の話、、、

 その中の一枚、CD化を待っていた幻の名盤が特に嬉しいですな。GEORGES ARVANITAS 「SOUL JAZZ」、1960年の傑作ですな。コレはよく出せたなぁ、、、フランスのコロンビア原盤でしょ?あれ?EMIになってる、、、良く判りませんがいずれにしても超幻なわけです。

 師匠に言わせると(先日電話がかかってきてちょっと話しました。)、「アッそう、、、出たんだ、、、まぁ、まぁまぁだな、、、」だって。やれやれ師匠!ソレは感動が足りないっしょ、、、現役時代なら初回50で、少なくとも追っかけ100はやるでしょ???そういう名盤ですよ!

 ライナーに個人的には頷ける事が書いてある、、、「思い返せば澤野工房の記念すべき第一弾は、、、」のくだり、そうだよな、ホントに思い返しちゃいますよ、GEORGES ARVANITAS ってちょっと特別な存在として見てしまいますよ、澤野さんのおかげでヨーロッパものの見方がガラッと変わった、そのきっかけになったピアニストですからね。一般の日本のジャズ・ファンの目線が広がったきっかけだと思う。Georges_arvanitas_soul_jazz

  1. THIS HERE (B. TIMMONS)
  2. BEMSHA SWING (T. MONK)
  3. OBLIVION (B. POWELL)
  4. SONNY7 MOON FOR TWO (S. ROLLINS)
  5. MISTER X (M. ROACH)
  6. POCO LOCO (B. POWELL)
  7. BOHEMIA AFTER DARK (O. PETIFOORD)
  8. MONK'S MOOD (T. MONK)
  9. BOUNCIN' WITH BUD (B. POWELL)

 こういう書き方は本当に久しぶりですね、曲名まで紹介する書き方。今日はチョビットだけゆとりあり。

 ハード・バップの王道ですな!正にジャズの醍醐味!!そういう音が演奏に滲み込んでます。私個人としてはFRANCOIS JEANNEAUのテナーをもっとちゃんと聴いてみたい!という欲望が本作で達せられた事と、BERNARD VITETの、フリーに行く前のオーソドックスなトランペットがとても気持ち良かったのが嬉しかった、二管ハード・バップのサイコーの逸品ですね!

 ジャケもセンスバッチリだし、コレは超お勧めですよ!

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MADS VINDING TRIO 「BUBBLES & BALLADS」

 っで、仙台、多分日本の中で最も好きな街、寒かったけどね、、、

 何だか訪れる度にホッとさせられる、仙台駅を出て目の前にあるロフトのでかいモニターを見ただけで気持ちがリセット出来ちゃうんですよね、、、5年ぶりに訪れた仙台はちょっと駅周りがパルコとか出来てて更に磨かれた雰囲気だったなぁ、、、

 何しに行ったかというと、カミサンにとっても念願だった年末のイルミネーションを観るためです。光のページェントね、凄くシンプルでしたけど、とても綺麗だったなぁ、、、028_s 029_s 034_s

 前にも光のページェントを狙って訪れようとしていたんですが、一週間ずれてたり、学会があってホテルが取れなかったりで一度も観たことがありませんでした。カミサンも仙台に出向していた時期があってこの街の良さはよく知っているんですが、光のページェントだけは観ることが出来なかったそうで今回の旅は正に、

 光のページェントだけは意地でも観てやるぜ!

 という旅でした。いや~、観れて良かった、良かった、、、

 今日はピアノ・トリオで行こう。MADS VINDING TRIO 「BUBBLES & BALLADS」、昨年出てたんですよね、すっかり忘れてました。前回のもそうなんですが、コレも仙台で買ってきました。Mads_vinding_trio_bubbles_ballads

 前にも話したような気がしますが、私がレコ屋を退社して残してしまった残骸をかなり引き取ってくれて売ってくれたのが仙台店のHさん、凄く有難かった。私が残したものは判る人にしか価値が判りませんからね、Hさんは実力のある人だし、現役の頃は常に彼を意識して仕事をしてましたから、、、

 「君が残していったものなんて、もうほとんど売っちゃったよ。」って1年くらい前に言われてホッとした事がありましたが、今回いざ行ってみるとホントに無いんだな、良くさばいたなぁ、、、と思って話を訊いてみると「逆にオイシカッタよ、うちのお客さんはコアな人も多いので20枚、30枚でまとめて買ってくれたからね、、、」という事でした。

 レコ屋ってさ、自分のお店のファンになってくれてるお客様がどれだけいるか、知ってるか知らないかでやり方って大きく差が出るよね、、、コンビニでも置いてるような新譜ばかり大騒ぎするようなお店や会社は先ず生き残れないだろうな、腹くくって「それでもヒットするであろうものはやってかなきゃなんねぇンだ!」っていうのも最もなんだけど、それと同時に「でもこういうもの(ヒット何て、、、置いておくだけでは一枚も売れないけどスタッフの心意気とセンスで幾らでもお店を特徴付け出来るもの)も良いんですよ、、、」何て言えるようでなければ意味無いわな、、、レコ屋何だから、、、今の状況、厳しいよね、それでも小波でもムーヴメントを作る情報発信源の役割を果たそうとしなければヒットモノをただ捌く今の状況すら虚しいものなんじゃない?

 まぁ、題脱線ですね、、、本作は私には久々に、洗練された今のピアノ・トリオって感じかな、JACOB KARLZONの演奏は結局現役時代、お店に置く事が出来なかっただけに一つの心残りがあるんです。だって嫌いだったんだもん、彼の作品を一手に握ってる中間業者が、、、は、は、は、そんなことも今だから言えますけど、あるんですよ。如何にも上から物を言ってくるような奴で「そんなのも知らねぇの、、、ヤレヤレ困っちゃったなぁ、、、」みたいな感じ。そんなつもりはサラサラなかったんでしょうけど、兎に角関係したくない!っと思わされましたよ。

 JACOB KARLZONには全く関係ない話ですね、本作はジャズ・スタンダードのみで原曲の魅力を聴かせながら磨かれた今どきの演奏で再現する、という感じ。置いていかれてしまうような小難しさは微塵もなくて却って気持ち良く聴く事が出来るんじゃないかな。

 まぁ、彼の作品は毎回、オイテケボリを喰らう事はないんですが、心残りは「GOING PLACES」という1998年の作品を紹介できなかった事かな、、、

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MARIE CARMEN KOPPEL MADS BAERENTZEN PETER VUUST 「CARL NIELSEN-SANGE」

 またまた長くお暇いたしました。やっとこさパソコンの不具合が修復されました。でも意外とネットがなくてもヘッチャラでした、前はネットを開けて情報を集めてないと何となく不安な気分になったものでしたが、今はあまり必要としていないんですね、情報を。

 生活スタイルがまたちょっと変わったかな、、、よりメリハリがあるというか、ガチャガチャと騒がしい無駄な時間の使い方をしない生活になってきたと言いますか、、、

 話変わって、年末のお歳暮シーズン突入で仕事の方は予想以上の忙しさ、何とも有難い事でございます。そんな中、怒涛の11月の努力が報われる嬉しい出来事があったんです。

 怒涛の11月、何を作っていたかというと、コレだ~~~、、、1、2、3、、、2009_1211_200156cimg8928 2009_1211_200204cimg8929

 名前を出していいのかどうかよく判らないのでココでは某有名コンビニエンス・ストアの関東のお店で売っております、としておきましょう。(詳しくはコチラの「コラム納豆屋に生まれて、、、」の12月12日号で)とっても美味しいです!買って食べましたよ!!しかも大変ご好評いただいているそうで、もうすぐ売り切れてしまうのではないか、というお話でした。この大不況が吹き荒れる状況の中で何という有難い出来事なんだろう、、、

 買って召し上がってくださったお客様、一生懸命売ってくださった某有名コンビニエンス・ストアの皆々様、心からお礼を申し上げます。

 仙台に行ってきました。この大変忙しい時期にお休みを頂いて、なんだか申し訳ない気もしましたが専務、工場長が気持ち良く、「休んでおくれ!」と言ってくれたので遠慮なく旅立ちました。何しに行ったかはまた後日お話しするとして、久々に仙台のレコ屋仲間と5年ぶりに再会してきました。当然買い物をする訳でして、、、今日はその中の一枚を紹介しましょう。

 MARIE CARMEN KOPPEL MADS BAERENTZEN PETER VUUST 「CARL NIELSEN-SANGE」、CARL NIELSENはデンマークの大作曲家、私には全く馴染みのない人ですがクラシック・ファンにとってはお馴染みでしょう。Marie_carmen_koppel_mads_baerentzen

 メインはピアノとベースをバックにKOPPELが力強く、芯のある歌声を聴かせてくれる逸品。ジャケットのイメージ通り何処か静寂感が漂うところも良いですね。ピアノのMADSが静寂感を担っているところが大、彼のピアノはいつも何処か透明感があってクリアで耳に優しい、小気味良いしね!北欧のプレイヤーの典型です。PETER VUUSTは国内盤も出ているので日本では知られたベーシストですな。一言でいえば堅実、濁りのないベース音が私は好きです。

 KOPPEL女史はジャズというよりはゴスペル、ソウルの方にルーツがありそうですね、もっと精神的なモノ、聖なる世界に繋がっているというかな、讃美歌を唄っているような雰囲気が漂ってきます。実はそういう作品集なのかな、、、ちょっとわかりませんが、心に響いてくる良い作品です。

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VINCE BENEDETTI TRIO

 鎌倉の紅葉、今年はあまり色付きが良くない気がします。先日カミサンと久しぶりにブラリと散歩、テレビの占いによるとその日は家族とゆっくり過ごすのが吉って事だったのでお出かけしましたよ。

 先ずは鎌倉五山第三位寿福寺、紅葉はまだまだでしたが、青々とした苔が目に眩しい。045_s

 次に行ったのが私のお気に入りの海蔵寺、訪れる途中の道が前はもっと素晴らしかったんですが、今年はちょいと小ぶりな感じ。でも海蔵寺のモミジの赤が艶やかで素晴らしかったなぁ、、、082_s

 最後は八幡宮の銀杏の黄、色自体は綺麗とは言い難かったですが、迫力はありましたよ。090_s

 当然、カミサンの趣味、御朱印は頂戴してきました、海蔵寺と八幡宮。徐々に集まってきてこういう趣味はホントに楽しいな、、、自分でもこんなカッコいい字が書けたらいいなぁとつくづく思いますよ。083_s 098_s

 今日はね、ピアノが聴きたい気分さ。で、フッと目に入ったのがVINCE BENEDETTI TRIO 、渋い、、、テクなど何も特筆するところはありません、でもこのスカッとしたスウィング感、堪らないな。Vince_benedetti_trio

 重くも軽くも無く、心を鷲掴みする様な美旋律などなくても美しいと感じられるようなピアノ・トリオの醍醐味が本作にはありますね。

 中庸って言葉があるじゃないですか、バランスが取れてるってこと。物事の有様というのは中庸が最も利に適っているというか、そういうものの方が長くお付き合いできるっていうかな、ちょいと派手なものに気を取られてしまう事も大いにありますけど、結局落ち着くのはココ!っていうかね。本作を語るとするならそういう事を言いたい。ジャズの嗜みを感じさせる心地良い逸品です。

 何でも生産中止だか廃盤だかで今コレってレア盤なんですって、アタシ現役の頃、相当売ったで!良い作品だもん。JHMでしょ、当時でも売価2000円は超えなかったな、今ユーロは安いから物さえあれば激安のはずなんだけどねぇ、、、

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TOON VAN VLIET

 怒涛の11月繁忙期がやっと一段落、正直言ってキツカッタ~~~!っで12月に入ってようやく通常のルーティーンに戻ったんですが、疲れが取れない。グダグダです。今日トイレで用を足していたら血便出てやんの、、、まいっちゃったよ、、、

 っという事で御無沙汰しています、約1ヵ月ぶりにコンピューターの前に座っております。朝食とって、仕事に行って帰ると夕飯食べてスグに寝る怒涛の三週間休みなし!でも休みが欲しいとは全く思わなかったなぁ、、、途中からバカになってましたからね、休みなんてあっても無くても変わらんわってな感じ。却って休みを入れた今の方が体調は厳しいですね、やれやれ、、、

 近々何を作っていたのか、アナウンスいたしましょう、かなり面白かったし、味も自信あり!です!!

 どうしようかなぁ、今日は、、、怒涛の生活をしていたので新しいものも仕入れていなければ、当然この三週間は何も聴いていませんでした。今聴きたいのは何かなぁ、、、ワン・ホーンかな、うん、イイかも、そんな気分ですわ。

 TOON VAN VLIETってご存知ですかな?多分紹介した事はないと思います。テナーマン、良い音で吹くんですわ、オランダの名手で、アタシは知りませんでしたがソニー・ロリンズと比較されるほど実力を認められていたらしい。早世してしまった名ドラマー、ヴェッセル・イルケンのグループでも活躍してたんですよ、ピム・ヤコブス、リタ・ライスとも当然馴染み深い間柄。バピッシュでモダン・スウィングな演奏がサイコーですな!Toon_van_vliet

 久しぶりに浸っちゃうなぁ、、、シャープで無骨に奔るこのスウィング感!やっぱジャズはエエなぁ、またスロウがググッと響いてきますなぁ、、、う~ん、サイコー!今、ビールも入れてちょいとホロ酔い。寛げる時間を久々に味わってるなぁ、、、

 本作は前半はピム&ルード・ヤコブス、後半はロブ・マドナ&ジャック・スコルツのバッキング、オランダ好きならヨダレが出ますね。

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