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2010年4月

PHIL WOODS 「& THE JAPANESE RHYTHM MACHINE」

 「そんなに頑張って、、、いつか倒れるんじゃないかと思うと心配で、心配で、、、」そんな風に気を使って気にしてくれるスタッフが今の部署にいます、コレ、仕事の話ね。

 「ダイジョブ、ダイジョブ!この程度じゃまだまだだよ。」何て言ってますけど、まぁ、ホントのところどうなんだろう、、、自分でもよく解りません。キツイと言えばキツイ、そうでもないと言えばそうだし、、、

 ハッキリ言える事は「だから何?」ってことかな、テレテレ仕事をしてだ、或は人生を生きて、ヤダヤダ、何て思いをしながら適当に流して長生きするのが良いのか、毎日充実させて面倒なことだろうが全力でぶつかってだ、その結果寿命が縮んでしまう方が良いのか、、、私としては断然後者を選びますな。

 詰らないと思う人生が長く続くなんて拷問ですよね。だったら毎日を満足の行くモノにするために頑張るのは当たり前なんじゃないかと私は思うわけです。何か言われる度に「どうしよう、どうしよう、、、」なんてビクビクしてたら詰らないよねぇ、せっかく生きてて、アイデアを出して、こうしよう、ああしよう、って考える事の面白さ、良いじゃん、結果失敗してもさ、次はどうしようかなって考えることが出来るんだから、、、

 この話、どう纏るんだろ、、、何だか思うんだよね、最近の風潮ってさ、失敗しない事が善なんだよね、でも違うと思うんです。本当は沢山失敗する事から学んで、次に繋げることが善なんだって事。み~んな失敗しないように事を運ぼうとするから何というか、型とか殻を破れずに、こじんまり纏ろうとするんだよね。視野が狭くなると思いませんか?小さな事でもうろたえて、アタフタしちゃう。見苦しいんだよねぇ、、、

  「何とかなるぜ!ドってことないよ!!、、、」一聴無責任な響きがあるこの言葉、言えてしまう人は大抵色々な事を想定しているんだけど、その事に気が付かない人が周りには多いし、無責任にこの言葉を発して、廻りにマル投げしている人も多いんだけど、言う方も言われる方も状況を予測をして自己の責任を果たそうとする事、コレが人と係り合いを持つ、社会で生きる人間の基本なのではないかと思っちゃうわけです。うわ~、、、何か全然纏ってないよ、、、何言いたかったんだろう、、、

 フィル・ウッズは素晴らしいよね。特に70年代のウッズはギラギラした圧倒的な歌いっぷりで、聴く者の心を熱くしますな。今日はPHIL WOODS 「& THE JAPANESE RHYTHM MACHINE」 、ヨーロピアン・リズム・マシーンとの名盤ばかり再発されますが、実はコレが70年代のウッズの充実ぶりを聴かせてくれる、「ミュージック・デュ・ボア」と並ぶ隠れた名盤ですな。Phil_woods_the_japanese_rhythm_mach

 全く周りを気にせずに、兎に角歌い捲る攻撃的な姿勢、アルトの醍醐味です!ダイレクトに伝わるジャズの疾走感、どうします?楽器を鳴らしてるんじゃなくて、正に歌ってるんですよ!熱くなるじゃないですか、日本人だからと言って舐めちゃいけません、ウッズのコールにガンガン応えているリズム陣の力強さも大注目です!

 師匠の愛聴盤、LPから起こして、CDに焼いて(まるで再発したかのようにジャケから何からきっちり。)、「コレ出たんだよ!!スゲーだろ!」、、、何てね、ヤンキースのジーターみたいなジョークを飛ばしていた頃が懐かしい、、、一回再発になりましたが、今は厳しいね、手に入れるのが、、、

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CHAT NOIR 「DIFFICULT TO SEE YOU」

  ちょっと前になりますが、こんな本が出てるのをご存知ですかな。「ヨーロッパ・ジャズの黄金時代」(星野秋男著)、 ヨーロッパのジャズに興味を持ち出して既に10年以上経ってるんですが、まだまだ知らないものが多いなぁ、と改めて思いましたよ。Image0054

 今でこそ多くのヨーロッパ物がCD化されて良い時代になったものだと思いますが、星野氏が注目していたころは全く現物も無ければ情報も無い大変な時代。そんな暗中模索の中でコレは!と思えるモノに出会った時の喜びは今の私には想像できないほどの大きさだっただろうなぁ、なんて思います。大変だっただろうけどそんな喜びを味わう事が出来るなんてちょっと羨ましい気もしますね。星野氏や澤野工房の澤野氏、その他多くの知られざるジャズ・ファン(多分私の師匠のような人)の耳が今のヨーロッパ・ジャズ再発大国、日本を作ってきたんでしょうね。

 読んでいて素直に聴いてみたいと思えるヨーロッパ・ジャズの読み物、入門書としても勿論、ヨーロッパ・ジャズの国毎の背景を知るのにも読みやすい本ですな。

 まだまだ、メジャー、マイナー共に多くの知られざる名盤がCD化されずに埋もれているようですが、何とか私が生きているうちに再発されることを願っておりますよ。

 いや~~~、コレは良い作品だ!スリリングだわ、まだ全曲聴いてないんですけど、最初の2曲でヤバいって感じ。

 CHAT NOIR 「DIFFICULT TO SEE YOU」、何か全然違うんだけど、E. S. T. と同じベクトルを向きつつ、独自の世界を展開してるな。本作が3枚目、前2作はピアノ・トリオでこれ等もかなり素晴らしかったんですが、本作は完全に一皮剥けたな。Chat_noir_difficult_to_see_you

 前作の時も感じたんですが、このグループのバックボーンはジャズではありませんね、E. S. T.は少なくともジャズを感じさせる流れがありましたね、モンク集も出していましたし。彼らの雰囲気はクラシックから入ってロックやプログレッシヴ・ロック、クラブ系とも絡むのかな、ジャズの要素は微塵も感じられません。

 メロディが何かグイグイ心に食い込んでくるんですよ、、、聴いてると別世界に連れて行かれるようなアンビエントな浮遊感が何とも心地良い。それとピアノが突然ダイナミックに響いてきてモノスゲー、美旋律だったりする、ゾクゾクするねぇ!!

 色んな装飾音が入ってきて先ず普通のジャズ・ファンは受け容れ難いでしょうね。でもピアノ好きの人は全く違う印象を受けるでしょう。私としてはE. S. T. 亡き後、最も心の隙間を満たしてくれるグループになりつつありますよ

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ROLF & JOACHIM KUHN QUARTET 「EAST BERLIN 1966」

 最近気になっているモノがあります。先日アメリカで発売されたiPad、どうもまだよく解っていないんですが、昔からこういうものがあればいいなぁ、、、と思っていたモノにかなり近い気がしています。

 とりあえず、やりたいと思うことは全て出来て、コンパクトで使い慣れればとてもシンプル、音も聴けて、画も見れて持ち運びも当然便利。前から何かないかなぁと思ってました。携帯電話はとても嫌い、カメラなんかいらないし、、、でも文章が書けて、画面が大きくて、、、そんなもの。

 前から使っていたもう一台のパソコンはそんなものを求めて買ったんですが、最近ヘタレだし遅いし、イラッと来てました。ノートより電話の方が便利になっちゃってからは尚更。そこでこのiPadの登場、何かピンと来るものがあるんですよね、私にとっては。もう少しよく調べようとは思っていますが、多分買っちゃうな。高性能な教科書であり、参考書であり、ノートであり、愛読書であり、ウォークマンであり、スクリーンなわけでしょ。多分かなり理想的、、、自分の生活様式に合う様な気がしています。

 ROLF & JOACHIM KUHN QUARTET 「EAST BERLIN 1966」、金字塔の一枚です。東西冷戦の真っ只中、これほどまでに辛辣で青白い炎が燃えている作品にはなかなか出合えませんね。フリー・ジャズを消化しながら♪の難解さよりも心に響くのは演奏、表現する事に対する熱い魂。しかも冷戦最前線のベルリンでこの録音が残された事に驚くばかりです。Rolf_joachim_kuhn_quartet_east_berl

 実は現役時代はあまり興味を持てなかったのよ、沢山の情報を処理するのに一杯イッパイで結局当時は本作を見逃してしまった。こういう見逃してしまった作品て結構あるのよね。今改めて聴いてみるとゾッとするほど自分の知識の無さに呆れてしまいます。仕事と趣味を切り離したからこそ気が付く事なのかもね。

 万華鏡のように様々な表情のJOAHIMのピアノ、ROLFの鋭いコール、強力です。ROLFのクラリネット1本で勝負してるのも新鮮です。西欧なら絶対サックスを絡めてくるところでしょ?全体のサウンドがクラリネットのおかげで凄く新鮮なんです。

 演奏というよりは会話ですね、コールとレスポンスが鋭く生々しい、それでいて音を垂れ流している様子は微塵も無く、演奏に迷いもない、シャープに切れる演奏です。深層心理を深く抉り取る感じかな、、、甘くないし、慣れない人にはフリスビーかもしれませんね。でもコレなんです、予定調和的な音楽なんぞ糞喰らえ!コレを聴いてみ!!って気分、今日は非常に攻撃的な自分がいる、そんな今の自分にはサイコーの作品です。

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INAKI SALVADOR 「ORAIN」

 何だか天気のはっきりしない日々が続きますね、少なくとも私の住んでいる鎌倉近辺は何となくシャキッとしません。せっかく桜が咲いているというのに何となく残念です。

 昨日は我が家の行事と化してきました北鎌倉の「匠の市」に行きまして、ぶらりと散歩。肌寒さもあってか、あまり人も出てなかったかな。

 収穫は大好きなセレクト雑貨のお店「GM . .」でお香を買った事。最近お香を焚くのが休みの日の楽しみでして、、、このお店は素敵ですよ。気になるモノがいつもあって、見てるだけで楽しいし、ホッとできるお店。北鎌倉に行くと必ず寄らせて頂きます。

 カミサンが買ったのは「匠の市」の円覚寺参道で売っていた14世紀の製書を再現したこれまた素敵な本、糊を使わずに糸で製本したモノ、ジャポニカ学習帳とはちょいと違いますよ027

 天気が好ければ桜ももう少し、目に眩しく温かな雰囲気になるんですがねぇ、、、014

 今日はスペインの隠れた名盤をご紹介しましょか。INAKI SALVADOR 「ORAIN」 、1989年の作品で現状では入手は非常に困難と思われます、残念ながら、、、Inaki_salvador_orain

 プレスが非常に少ないのと、何でもスペインの歴史背景も多少絡んでいるとかいないとか、、、私が入手した当時、2004年くらいだったかある人からそんな説明をされたような気がします。INAKIがバスク地方のピアニストだと聞けばスペイン通の人は何となくハハ~ンと来るのかな。

 ソレは兎も角、本作はとても麗しいピアノ・トリオ、スタンダードを中心に小気味良い演奏を聴かせてくれます。そんな中、圧巻なのはオリジナル曲にしてアルバムタイトルの7曲目、美しく、儚く、力強い。まるでオーロラや虹のような幻想的な光を思い出させます。

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JOHN McLAUGHLIN 「EXTRAPOLATION」

 腰痛は相変わらずなんですが、最近平塚の先生のところに行く気力も時間も無く何とか騙し騙し過ごしている毎日です。

 っで、最近気が付いた。低反発マットってあるでしょ?身体に優しいってヤツ。やっぱり良いんじゃないかと勧められてその上で寝ていたんですがどうも具合が良くない。思い切って取っ払ってみたんです。そしたら逆に以前ほどひどい状態にならない事を発見しました。どうしようもなくなる時もあるんですが、前よりマシ。どうも私は煎餅布団の方が身体に合うようなんです。

 試しにある日、もう一度低反発マットで2時間ほどうたた寝してみたら逆に腰が痛くなって、急遽近くのマッサージ屋さんに行かざる負えない状態になる始末、、、不思議ですよねぇ、、、科学的な説明を聴くとどう考えても理論上、低反発マットの方が身体に良いはずなんですが。

 といった具合に私はあまり人に勧められたり、良いものだと言われたものを使ってみて、本当に良いと思ったことがあまりありません。まぁこんなもんかな、ぐらいで満足できたり、凄いと思ったことがないんですな。特に肩こり、腰痛、身体に関係したモノに関してはほとんど皆無に近い。性格だけじゃなく、体まで天の邪鬼って事ですね。

 使わなくなったマット、捨てるには勿体ない気がしてるのでカミサンが肩こりで苦しんでる時、リヴィングに持ってきて、マッサージ用のマットにしています。

 今日はJOHN McLAUGHLIN 「EXTRAPOLATION」、英国モノって硬質ですよね、その硬さが何とも言えず辛辣で、背筋が伸びるような気分にさせられますよね、攻める姿勢が前面に出てくる感じかな。それでいて感情の発露がデカイ程、反比例してクールなサウンドに纏めてくる印象。何だろう、、、深読みしちゃうね、、、そう言えるほど英国サウンドは知的だし、聴き手に訴え掛けるモノがありますな。John_mclaughlin_extrapolation

 本作はMcLAUGHLINの初リーダー作、1969年の作品です。耳に残る印象はリーダーなのに裏方。JOHN SURMANのサックスや、シャープな切れがカッコいいTONY OXLEYのドラムの方がガツンとくるんですが、バッキングやソロにMcLAUGHLINの存在がヒシヒシ感じられるというか、影のフィクサーみたいな存在感があって単純に、ディレクションしてるなぁ、、、って感じ。

 マハヴィシュヌとは全く違う、自由なスペースを生かし切ったMcLAUGHLINの魅力が全開と言った作品ですな。

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