SAX

MAX IONATA QUARTET feat. FABRIZIO BOSSO 「INSPIRATION」

 久し振りにCDを7枚も買うと筆が進みますなぁ、、、アタリがあれば尚更だね。やっぱり私はジャズ・ホリックなんだなぁ、、、良い音楽がないと気分は凹むし、あればウハウハですよ。

 経済的に厳しいので今はかなり厳選してますが、厳選しちゃうとどうしても発見がないのが辛いですな。何となく自分の予測のつくものばかり選んでしまって、結局予測通りなので、キタ~~~っていう感動が得られない。こういう方程式は感性の衰えに繋がっちゃうんだよね。銭さえあれば、、、ああ、、、銭何とかならんか、、、

 まぁ、そんな中、予想通りだったにもかかわらず、気持ち良かったのがMAX IONATA QUARTET feat. FABRIZIO BOSSO 「INSPIRATION」。ベタだよなぁ、御免なさいね、、、でも気持ち良かったんだもん、、、Max_ionata_quartet_feat_fabrizio_bo

 MAX IONATAなんて、もうちっと日本で注目されてもいいよなぁ、、、なんて思って、以前にPIETRO LOMUSCIO TRIO 「STANDARD SUITE IN Bb MAJAOR」を紹介した事がありましたが、その後すぐよ、このアルバムが出るって知ったの、、、同じことを考えてる人がいるんだなぁ、、、と思ってちょっと嬉しかった。

 スカナピエコと比較される事があるようですが、なんつーの、この関係はもっぱらエリック・アレクサンダーとグラント・スチュワートの対比に似てるところがありますな。実はマルチなプレイヤーなんですけどね、IONATAの方が、、、

 相方にBOSSOを持ってきたところにレーベルの売るための戦略を意図的に感じますが、溌剌とした演奏、今最も充実しているイタリアン・ジャズの魅力を凄く判り易く伝えてくれる作品なので、敢えてそういう事に乗せて上げられるのも悪くないと思います。

 洗練されたスマートな演奏、鋭利な刃物のようでありながら、バピッシュな熱さを感じさせる、イタリアものは無機質にならないよねぇ、テクに奔って情感がない的なアメリカものとは大きく違う満足感、不思議と侘び寂が滲むんだな、スウィンギーに突っ走ってても何処か引っ掛かってくる情、この演奏は日本人だから解る演奏なんじゃないかな、勿論イタリアンもね。アメリカだったら間違いなく「オールド・スタイル」の一言で一蹴されちゃうだろうなぁ、、、

| | コメント (0) | トラックバック (0)

FRANCESCO CAFISO 「ANGELICA」

 台風が突然現れては消えて、今日はとても夏らしい一日でした。今年は最近の夏に比べて過ごし易いけど、何となくはっきりしない夏ですね。

 おかげで野菜の高騰が見込まれるそうで、不景気のどん底の上に野菜が高騰ではやってくのも一苦労ですわ、試練の螺旋状態ですな、、、厳しいねぇ、、、

 暗くなるから話を変えよう、久々に映画館で映画を観ました、っと言ってもひと月ほど前ですが。

 私の年齢ですと、「ターミネーター」って凄い金字塔なんですよね、中学生の時に観たあの衝撃は未だに色褪せなくて、、、当然DVDを持ってまして何度見直してもスゲー、、、って感じになるんですが、、、

 「TERMINATOR SALVATION」を観たわけですな、金字塔のシリーズ続編ですから。感想としては、かなりピンと来てないです。映像も凄いし、ストーリーの組み立てもこれ以上無いほど完璧に近い。納得できる事ばかりだったんですが、何だか凄くまとまっちゃったと思いません?観た方だけに訊きたいんですが。Image0047

 マーカス・ライトの最後の決断(というか、すんなりそう行くんだろうなぁ、的な展開)、正直言って映画的には安っぽい!っと思ってしまった私です。実際の行為だったら絶対できない事ですがね。

 なんだか情感に乏しい描写と言いますか、、、かといってお涙頂戴のベッタベタも勘弁なんですが、、、判らないんですよ、マーカスの心情が、、、そんなにジョン・コナーと心を通わせた訳でもないだろうに何故なの?例えジョンが人類にとって欠くことのできない人物であると理解してもだ、自分を犠牲にしてまでする程の交流や理解をお互いに持っていたのかなぁ、、、マーカスがどんな状態だったとしても人間の心を持っているから尚更判らないんですよ。

 予定ではこれは新たなる三部作の第一部という事のようなんですが、どうなんだろう、、、かなり厳しいねぇ、、、クリストファー・ノーランならこの先どう組み立てていくのかな、バットマン・シリーズのあの重厚さをこの「ターミネーター」シリーズにも盛り込みたいなら(明らかにノーランのバットマンの雰囲気を盛り込みたがってるように思えるのは私だけでしょうか、、、)監督は彼しかいないと思いますけどね。でもノーラン監督は絶対やらないでしょう、同じ事はバットマンで出来ますからね、、、

 わっちゃ~、おいおいどうした?!まだ行き詰っちゃうには早いんでないかい???

 正直言って何かが違ってます!FRANCESCO CAFISO 「ANGELICA」、溌剌とした演奏が全くないではないか?!実は前作のヴィーナス盤があまりにも退屈だったので、「ソレはヴィーナス盤だからだな、、、ジャズ・スタンダードばかりやらせるなんて全くCAFISOの良い面を見抜いてない!なんておバカさんなんだろう、、、!」と勝手に思っていたんですが、本作を聴くとアレ~って感じFrancesco_cafiso_angelica_2

 本作もちっともアルトが弾けてこない、、、何でそんなコジンマリ纏ってんだよ、違うんじゃない、君は。小難しい事何て演らなくても君のアルトは世界をリードできるぜ!何て言いたくなるほど歯痒い作品ですね、だから店頭に置いてなかったんだ。

 全体的には悪くないよ、決してね、でもCAFISOの演奏はコンナもんじゃないでしょ、深遠なんかまだ掘り下げないでよ、唄い捲る姿勢を通らないとその深遠さの意味を誤解しちゃうぞ!ってなことを言いたくなる作品でした。

 石川遼さんみたいな溌剌とした雰囲気、そんな感じが欲しかったよ、、、

| | コメント (0) | トラックバック (0)

EERO KOIVISTOINEN 「ODYSSEUS」

 10歳にもなる息子がいる家庭で麻薬が押収される状況って、一体どういうことなんですか?もう判らん、、、まったく理解できない、、、辛いとか、悲しい、残念とか、そういうことじゃなくて、只タダ、何だソレ???って感じですよね。

 日本は何時からこんな責任感のない行いが蔓延る世の中になったんでしょうね、、、判らねぇ、、、この国は問題が多すぎますよ、、、(はっきり言ってバカな)政治、パチンコしてて子供を殺す親、今度は麻薬かよ、、、

 NHKかな、日本人はクール!みたいなクッダラない番組をやっているのを見たことがありますが、はっきり言って止めてほしい、、、顔から火が出るほど恥ずかしいよ、、、

 覚醒剤なんて間抜けなものを使わなくても自分を覚醒させる方法なんて、実は幾らでもあるんだぜ!

 音楽こそ我が命!今日は自分がナチュラル・トリップしてしまう一枚を紹介しましょう!!

 EERO KOIVISTOINEN 「ODYSSEUS」、フィンランドの隠れた名盤です!1969年の作品。Eero_koivistoinen_odysseus_2

  1. ODYSSEUS
  2. FOR FUN
  3. TRANEOLOGY
  4. SLEEPING
  5. SO NICE
  6. COUNTRY JIVE

 本作の醍醐味は何と言っても弾け飛ぶ勢い!これに尽きる!1曲目のモーダルな雰囲気の中でガンガンに歌いまくるアドリヴの応酬、突っ込んでくるテーマ・メロディの魅力、サイコーだね!トランペットのBERTIL LOVGREN、EEROの爆発する演奏が堪らんです!そうだなぁ、、、溶鉱炉に放り込まれた煮え滾る音符の嵐だな!ピアノのPENTTI HIETANENも素晴らしい!!

 オーセンティックなハモリを聴かせる2曲目も上々、聴いて居て、「唸らせるねぇ、この野郎!、、、」なんてね、69年当時の芸術的なバランス感覚がよく表現されてるんじゃないかな、、、

 トランペットとソプラノのユニゾンがバッチリ決まる3曲目が本作のキラーですな、猛烈に奔るソプラノ・ソロに熱くならずには居られない!すげ~、サイコ~、ピアノのソロの走りっぷりは正に先走る落ち着きを知らない万華鏡のようです。

 自由奔放なソプラノ・サックスって、こういう緊張感がある状況ではサイコーの味わいだな、、、かなり支離滅裂かもしれませんが、、、何だか今日はこういうのを無性に聴きたかった。薬なんか全く必要ないね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「JACQUES PELZER QUARTET」

 何から話そうかな、、、とりあえず、怒涛の繁忙期の後、いきなり早い夏休みを取りまして、北海道に久しぶりに行ってきました。3年ぶりかな、前回は知床を中心に羅臼に当然行って海の幸を満喫しましたが、今回は美瑛、山の幸とノンビリした時間を満喫したといったところでしょうか、、、

 美しい十勝連峰を望むペンションで、田畑のパッチワークを楽しみながら、、、2009062125_764 2009062125_760 2009062125_617 2009062125_609

 北海道はイイねぇ、、、暑苦しくなくて、、、かなり日差しは強かったんですが、カラッとしてるし、夜は肌寒いくらい、泊まったペンションはフランス料理にかなり精通していまして、毎晩贅沢な気分で舌鼓、肉に、魚の味付け、シンプルな温野菜が兎に角美味かったなぁ、、、

 大変お世話になりました、ペンション「TRADING POST」のお二人、またお邪魔します!

 すんげぇーリイシューだ!ちょいと探してましたよ、Jacques Pelzer/Jacques Pelzer Quartet Featuring Dino Piana!!1961年の幻です。

 JACQUES PELZERって、今やどの音源も貴重扱いされてますな。IGLOO盤ももう駄目でしょう、私が現役の頃は時間は掛かるけどオーダーすれば何とか入ってましたけど、、、コレは見た事がなかった!

 本作の基本はアルト、アルトは結構苦労するんですよ、居そうで居ないんです、キタッ!っていうプレイヤーがなかなか。

 ヨーロピアン・リズムマシーンの頃のウッズを思わせる叙情を感じます、なんだろう、、、歌い出すとグワァ~と気持ちが盛り上がってくるような感じで、それでいてちょいと泣きがある、、、Jacques_pelzer_quartet

  1. DAY BY DAY
  2. BABY
  3. STRICTLY ROMANTIC
  4. WORK SONG
  5. IT MIGHT AS WELL BE SPRING
  6. I DIDN'T KNOW WHAT TIME IT WAS
  7. MINORITY
  8. JUST ONE OF THOSE THINGS
  9. I SHOULD CARE
  10. STORK BLUES

 奔放で所狭しと歌う1曲目、これぞアルトの醍醐味ですな!2、3とDINO PIANAのトロンボーンが入ってなかなか熱いんですが、どうしても耳が行くのはアルトの情熱的な演奏、泣きのアルトはイイねぇ、、、余韻に引き摺られるんだなぁ、、、4曲目のハードな雰囲気ではピアノのMAURIZIO LAMAとベースのBENOIT QUERSINにもガツンと来ます。

 私の大好きな曲5曲目、コイツはフルートできてます、イヤイヤ、IGLOO盤でも吹いてますが余芸で終わりませんな、短いながらも分厚いね、気持ちイイや、、、

 何だろうなぁ、、、1961年でしょ?、モダン・ジャズの王道ですな、ヨーロッパの幻盤にしてはいけない作品ですよ。素晴らしい!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

JUNIOR COOK 「JUNIOR'S COOKIN'」

 一昨日、仕事をしてて、アレッ!と思った、膝がおかしい、しゃがめても立ち上がろうとするとゴリッていう痛みが走る、誰にも言わなかったけど、以前にもココで登場した江戸前気質のシルヴァーウルフさんに気付かれて、「無理するんじゃねぇよ、、、」と言われてしまった。

 もうハードな動きをしたくても、体が言う事を聞かない年になったんだなぁ、、、色々と悩まされる体なんですが、膝は初めてだったのでちょっとショックです。

 病院行ったら直るものなんかな、今は何にも判りませんけど、、、ヤンキースの松井さんみたいに手術なんてヤダなぁ、彼はそれでも高給取りだからいいんでしょうが、一般市民が半年リハビリなんてなったら、メシなんざぁ、食えませんよ。

 さぁて、繁忙期直前、気持ちはそろそろ戦闘体制に入ってきました!膝の事は無理をせずに騙し騙し、繁忙期が終わってから医者に行く事にして、ガンガン楽しむことにします!

 あっそうそう皆さん、母の日のギフト決まりました?もしよかったら、我が鎌倉山の納豆を使ってみてくださいな。こういうちょっとした贈り物って、まだ時間あるなぁ、如何しようか、、、何て考えてるうちに、いつの間にか時間が経っちゃって、結局毎年同じものになっちゃうんですよね。まぁ、凄い事をやってるわけではありませんが、たまには納豆なんてのも面白いかな、何て思っていただければ幸いです。

 今日はストレートなジャズ魂の逸品を聴きたい!色々眺めてみて出てきたのがJUNIOR COOK 「JUNIOR'S COOKIN'」、黄金のホレス・シルヴァー・クィンテットの名フロントが熱く歌う名盤です!

 BLUE MITCHELLはいつも思慮深い面持ちからBLUEのあだ名が付きましたが、本作や、ホレス・シルヴァー・クィンテットでの演奏を聴く限り、BLUEとは程遠い、熱いトランペットを聴かせてくれますね。それでいてソコハカとなく哀愁が滲み出る、大好きなトランペッターです!

 何はともあれ、本作はオープニングのMZARですな、こういうハッキリとしたテーマ提示で聴き手の心を摑む名曲、嘗ては多かったです。サビがカッコ良いだけで、続くアドリヴ・リレーはそのまま高いテンションで興奮できる、、、我に返ればピアノのRONNIE MATTHEWSの歌いっぷりに魅了されてる、、、ハード・バップの魅力を感じる者にとってコレは正に殿堂入りの名曲、そして一般的にはあまり騒がれないというのもファンとしては妙な優越感を感じます。

 もう一つ、注目はDOLO COKERのピアノ、4、5、6曲目が彼の参加曲なんですが硬派なイメージで何かカッコいいんですよね、特に5曲目のソロの決めっぷり、ブロック・コードっていうの?何かそういう定義的な言葉で本当は表現したくない、、、最後の決め球は思いもしなかった剛速球でズバッと決めて、バッターは全く手が出せなかった、的な瞬間がこのソロにはあります!唸っちゃうんだよなぁ、、、予想してなくて尚且つ、心に喰い込んで来る瞬間、、、Junior_cook_juniors_cookin

  1. MZAR (R. ALEXANDER)
  2. TURBO (C. DAVIS)
  3. EASY LIVING (ROBIN-RAINGER)
  4. BLUE FAROUQ (B. MITCHELL)
  5. SWEET CAKES (B. MITCHELL)
  6. FIELD DAY (D. COKER)
  7. PREASURE BENT (R. ALEXANDER)

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

BOB GORDON 「MEET MR. GORDON」

 フッと考える、、、夢のない社会だなぁ、、、なんてね。

 シルヴァーウルフさん達にこんな事を言われた。「今はモノが沢山あって、欲しいと思えば、金さえ払えば手に入る、ソレくらいのお金は何とかなるようになったし、、、でも昔はさ、何にもなかったよ、金もなくてね、それでも周りの仲間達と旨く分け合って、酒を飲んだり、飯を食ったり、、、人との繋がりってヤツは強くてな、どうにかなったよ。今はさ、モノはあるけど難しいねぇ、、、お前ら若いヤツラにとっては生き難い世の中になったもんさ。」ってね。

 簡単に要約するとこんな感じ、何だか判る気がしませんか?私は何となく判ります、世が昭和から平成になってからの、物事や人々の心の変化は凄まじかったと思う。些細な事で血を見るくらい揉めてしまったり、文句をつけたり、パチンコやってる間に自分の子供を車の中で蒸し焼きにしたり、嘘をついて誤魔化して、後で見っとも無い事になったり、、、

 人々は誇りを日々失いかけている、若い人は好きな人も作れず、仮にいてもその人と添い遂げる事も出来ず、只日々の生活に追われるのみ。10代で既に老後を考えてしまうってどういう事?寒すぎるよ、、、

 は~、何だか今日は色々考えさせられてしまいましてね、、、

 たまには温故知新、何となく太い音が聴きたくなってバリトンで行く事にしました。サージ・チャロフと並ぶ隠れた名手BOB GORDON 「MEET MR. GORDON」。1954年の名盤ですな。Bob_gordon_meet_mr_gordon

  1. MEET BOB GORDON (MONTROSE)
  2. MODUS OPERANDI (MONTROSE)
  3. WHAT A DIFFERENCE A DAY MADE (GREVER-ADAMS)
  4. ONION BOTTOM (MONTROSE)
  5. TEA FOR TWO (YOUMANCE-CAESAR)
  6. TWO CAN PLAY (MONTROSE)
  7. FOR SUE (MONTROSE)
  8. LOVE IS HERE TO STAY (I. & G. GERSHWIN)
  9. TWO CAN PLAY (ALT. TAKE)

 彼もまた、さぁ、これからという時に交通事故で亡くなってしまったので、リーダー作はコレ一枚。ウエストコーストの洒脱な雰囲気で熱さよりの知性を感じるスマートな演奏ですね、チャロフ程ゴリッとした感じじゃないですけど、バリトンの味わいは格別です。

 JACK MONTROSEのシャレたアレンジとテナーの滑らかな歌いっぷりが心地良く絡み合って、これぞウェストコーストの醍醐味、複雑なテクニックやらなんやら、難しいことを考えずに単純に身を任せて浸れる音楽、ホッとしますね。

 アトランティック盤「JACK MONTROSE WITH BOB GORDON」もエエですぜ!元気出していきたいねぇ、、、

| | コメント (0) | トラックバック (0)

STANLEY TURRENTINE 「LET IT GO」

 随分日が伸びましたね、仕事が終わってウチに帰ってきても暫く明るいとすごく得した気分になります。

 仕事帰り、ブラブラとビール片手に歩いて帰ってくるんですが、最近すごく目に付くのが子供達がバットやグローブを持って外で遊んでいる事。ちょっとした広場があると野球をやってるんだな。幼い子でもお父さんとキャッチボールしてたりする。そういうシーンを見ると何となく微笑ましくて気分が良いです。

 コレってWBCの影響がありますよね。勝とうが負けようが、あの場で活躍している選手達って皆カッコいいもんね。そういうことに子供達は敏感だなぁ、と改めて感じます。イチロー選手がデビューして活躍した時、アメリカの子供達が皆、イチローさんのバッティング・スタイルを真似して遊んでいたのを思い出します。バットを右手で立てて、左手で右肩の裾を摘んで打席に立つあの独特の入り方、アリャぁ、カッコいいよねぇ、、、只の内野ゴロをヒットにしちゃうんだから余計インパクトあるよな。

 侍ジャパン、キューバには必ず勝つと思ってました。兎に角問題は韓国、恐らく実力は世界一だと思う、コレは認めなければいけない!凄いチームです。その上で韓国にどう戦いを挑んでいくのか、、、サッカーでもそうなんですけど、気持ちの上で全力でぶつかって来る相手に、此方も全力で跳ね返す事が出来るかどうか、、、これに尽きると思う。

 実は今日の韓国との第四ラウンド、まだ結果を知りません。さぁ、録画を観るぞ~~~!侍ジャパンが勝ち続ければ、どっちにしても決勝ラウンドでもう一度当る事になると思います、その時のためにも今日の試合、結果より過程が大事だと思います。

 おかしい、、、何故このアルバムの事を書いてなかったんだろう、、、今日は爽やかな気分でサックスを聴きたかったので棚を見てたんですが、フッと目に入ったコレ、STANLEY TURRENTINE 「LET IT GO」、前にも書いた気がするけど聴きたいんだから仕方ない、まぁ、いいや、と思って、前は何て書いてるんだろうと思い、ブログを見てみると書いてない!何故?コレは大好きな作品なのに、、、

 凄い歌っちゃってるんですよね、テナーが。全曲メロディが素晴らしく、STANLEYが晴れ晴れとしたプレイで気持ち良いの何のって!アーシーなんだけどスカッとする、哀愁の歌心もありますぞ!Stanley_turrentine_let_it_go

  1. LET IT GO (TURRENTINE)
  2. ON A CLEAR DAY YOU CAN SEE FOREVER (LERNER-LANE)
  3. CIAO, CIAO (TURRENTINE)
  4. 'TAIN'T WHAT YOU DO (OLIVER-YOUNG)
  5. GOOD LOOKIN' OUT (TURRENTINE)
  6. SURE AS YOU'RE BORN (BERDMAN-MANDEL)
  7. DEEP PURPLE (DeROSE-PARISH)

 今日もあまり曲がどうこう言いたくないです。垢抜けた爽快感が全編に漂う逸品、STANの歌心は勿論良いんですが、オルガンのSHIRLEY SCOTTだな、本作のキー・パーソンは。ホントはオルガンって苦手なんです、コテコテ、クドくて、ベタつく感じがどうにも馴染めない。でもココでのオルガンはサバサバしてるのに本作での存在感は大きい。洗練されたスマートな雰囲気が、聴いていて口当たりが好いというか、心地良いムードが寛ぎを誘います!STANの元ワイフ、この時は蜜月かな、、、

 観ました、録画で韓国戦。侍ジャパン、いい勝ち方でしたけど、どうも韓国の方がほんの少しだけ集中力に欠けていたような気がします。でもイチローさんのヒットといい、材料としては確かな手応えを感じましたよ。青木選手は凄いねぇ、、、彼は次のWBCでは多分リーダーとしてチームを牽引していくでしょうね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

JOHN COLTRANE 「LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD」

 今日は良い天気でしたねぇ、、、月曜日以来。先週から気の滅入る天気ばかりでしたので、今日は気持ちよかったなぁ、、、

 今日からWBCの初戦ですね、何はともあれ楽しみ.です!

 前回は優勝はしましたが、何となく釈然としない結果でした。何だか優勝というエンブレムを掠め取ったという印象の方が強い。ドラマティックな展開だったのでかなり興奮はしたんですけどね。

 ヤッパリ韓国なんだな、サッカーでもそうなんですが、あの闘争心にガップリヨツが組めてないんですよ、日本は。前回の時点で私は韓国チームの方が、日本より強いと思いましたもん。一丸となって向かってくるあの姿勢、日本人がすでに失ってしまったものを韓国の人は持っていると思いました。

 今回はどうなんでしょう、選手の状態がどうのこうの、、、じゃないんです、真っ向勝負でぶつかって来る相手に日本チームはガップリヨツが出来て、尚且つ実力で叩き伏せる事が出来るんでしょうか?今、忍耐や寛容を失ってしまった日本人に、、、私は些か疑問です。

 今日は超王道です。無性に聴きたくなってしまったJOHN COLTRANE 「LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD」。いやぁ、ヤッパリ凄いね、などと軽く言う事は出来ません、この作品を聴きたくなる時の自分の状態って何なんだろう、、、John_coltrane_live_at_the_village_v

 音世界に浸りたい、、、そんな感じは凄くありますね、特に1曲目SPIRITUAL、このユッタリとした中にマグマが沸々と煮えたぎる感覚、決して爆発して感情を吐露しない所にゾクゾクと力が蓄えられていくような快感を感じます。発露しないで力を貯めていく時の冷静さ、意外と頭は冷めていたりする。バランスだな、本能と理性の微妙な駆け引き。マインド・トリップの最高の状態をこの曲では味わえてしまう、、、そんな感じです。

 COLTRANEはこんな呪術的なフレーズを紡ぎ出しながらも、何処かでDOLPHYを間違いなく意識している、方やバスクラで余裕綽々の表現。構えたまま見た目には動きは無いけど、気と気のぶつかり合いは凄まじい、、、そんな達人の勝負に似てるかな、実はDOLPHYがかなり譲っているように思いますが。

 COLTRANEはいい人との出会いをとても上手く自分に生かした人です、マイルスは勿論、モンクと出会って技術的な解釈を拡げてきたんですよね。よりその幅を広げていくためにインドやアフリカのような民族的、或いは無調の世界に突入するためには、DOLPHYやオーネット・コールマンとの出会いは欠かせなかったと思います。

 COLTRANEの凄い所は、出会った人達から全てを吸収してしまうような大きな懐を持っていたことだと思うんですよね、、、白いキャンバスがあるとします、いろんな人が様々な色で塗ったとしてもソレを自分の絵にしてしまう、しかもその絵は凄く魔力がある。

 ちょうど今、CHASIN' THE TRANEが終わった、何だかとても気持ち良かったです。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

GEORGE ROBERT & KENNY BARRON 「PEACE」

  ナント、北海道に出張に行った奥様が雪で足止めを食って帰って来れなかった。あるんですねぇ、こういうことが、、、

 メールが飛んできて空港の写真を見ると、正に大雪、「ダイ・ハード 2」の空港のシーンを思わせる風景で、何だか面白かった。まぁ、こんな事もあろうかとホテルは取っておいたらしく、カミサンは余裕でした。次の日の飛行機も午後5時以降らしいので、「いい機会だから札幌の街を観光しておいで。」といっておきました。タナボタだね、まさか会社も「何としてでも帰って来い!!」とは言えんでしょ?飛べないものは仕方が無い。

 しかし、今年はヤッパリ久々に冬将軍が到来してるんですね、ニュースとかを見てると、ちゃんと色んな所で冬らしい光景を眼にします、オカシイのは関東だけみたい。春一番?!何だそれ?!早すぎ!

 寒いのは苦手ですが、でもヤッパリ冬は寒い方が良い、雪なんか降ると普段見慣れた景色が化粧をするでしょ?堪らないですよね、美しくて。是非関東にも雪が降って欲しい、あの静まりかえった朝の風景を味わいたいねぇ、、、

 ビール片手に徒然なるままに書き綴る、、、GEORGE ROBERT & KENNY BARRON 「PEACE」 。深い霧の掛かる森の情景と1曲目のタイトル曲のイメージがぴったり嵌る。ユッタリとしたソプラノの響きが遠くを見詰めていて、何とも言えない静寂の情景が心に浮かびます。George_robert_kenny_barron_peace

 本作の好きな所は続く2曲目I DIDN'T KNOW WHAT TIME IT WASの対照的な熱気、寛ぎを感じさせつつ、ジャズらしいスウィング感が感じられて、心地良い事この上なし!この二曲で私は大好きになりました。

 GEORGE ROBERTは私個人の見方としては、唯一フィル・ウッズの後を継ぐ事の出来る貴重なアルトマン、滑らかな歌いっぷりと、時に感情が噴出してしまったような熱く、メロディアスなプレイが堪らない!KENNY BARRONは長尺なプレイが多いのでメリハリが無い、垂れ流し、、、等といわれる事もありますが、そんな長尺プレイが私は好きだったりする。逆に本作ではデュオにも拘らず、良い感じでバランスを取ってるんじゃないかな。折角のライヴなんだし、もっとイケ!と言いたくなります。

 5曲目TRISTEZA、跳ねるようにスウィングし、哀愁のメロディが迸る!ラテン・タッチの逸品、10分を超えますが凄く短く感じます、中盤のピアノ・プレイはサイコーだな!8曲目A DAY IN PARIS、出た!ワルツ調、ヨワイ、、、こういう曲は私のツボです!くーっ、迸るねぇ、アルトの哀愁。二人の音が被らずに空間を生かした演奏で、湧き出る泉のようにメロディが紡ぎ出される、ピアノ・ソロも素晴らしい!

 普段はあまり、デュオとかソロとかは好んでターンテーブルには置かない方ですし、私が持っているものでは、コレは!と思わせるものはほとんどないんですが、コレは良いですよね!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

STEVE GROSSMAN 「. . . THE BIBLE」

 レコ屋の古巣がリニューアルすると聞いたもんでちょっと見に行ったんですよ、今日。昔の仲間達はまだ頑張ってるんでね、ズーズーしいかな、とは思いながらも労を労いに行った訳です。

 一人一人声を掛けて「良くやったねぇ、大変だったでしょう、まだ私の残した残骸(私自身はそうは思ってませんが、判らない人からすれば負担以外何物でもないでしょう。)かなり重いんじゃない?」なんていうと、「いや、もうほとんどないですよ、リニューアルのために値引きしたら売れちゃいましたから。」との事。私が選択したものは其れなりに価値があったんだなぁ、とツクヅク感謝したい思いです。

 一部を除いて勿論縮小、そりゃ、そうでしょう、今の景気では拡大なんて考えられない、そんな中、ココは!と思えるジャンルがそのまま残って、拡大できる見込みも残されたのは奇跡に近い。

 落語、純邦楽は前から素晴らしいものがあって、一緒にやってる時からお店の大きな特徴になると思っていたから、残されて本当に良かった。担当者が素晴らしいんですよ、前にも何度か彼のことは書きましたが、本当に気持ちが熱い!口調はちょいと荒いかもしれないけど、お客様第一の男が切り盛りしています。

 正直、彼さえ居ればこのお店は大丈夫と言えます、そんな男なんです。厳しい指導をしつつ、部下への気配りも忘れないしね。

 今日はホントはこのことを書くつもりじゃなかったんです、只、気になることを小耳に挟んで、大変腹が立ったんです。

 全てが出来上がってから、店を見て文句を垂れるバカな首脳陣がまだ居る。まぁ、私は既に部外者なのでゴチャゴチャ言う資格もないんですが、あまりにも腹が立ったんです!

 何故出来上がってからお店の人間にそんな文句を言うのか?その人間はお店がどうなっていくのかを当然、お店の人間よりも先に知っているはずだから、首脳陣なワケですよね?ところが出来上がった時点で文句を言う、、、おかしいと思うなら何故設計図なりを見た時に首脳陣内できちんとした意見交換をしていないのか?「どうなんですかコレって、自分だったらこうしようと思いますが!」ってさ。ソレをやったのかもしれない。でも現実こうなったんですよ。会社の意向じゃん、既に。だったら何故お店の人間に文句を垂れるのか?関係ないじゃん、現場ははっきり言って。結局はアンタ等首脳陣の意向に沿ってリニューアルを行ったんだから。

 実は文句を垂れたヤツは何にも知らなかったんじゃないか、そんな気がします。丸投げばかりして結果だけ見て有り難い批評を加えてさえいればいいと思っている大馬鹿者。給料を貰う価値がない怠慢だね。

 現場の人たちは頑張ったんだよ!縮小なんていうモチベーションのちっとも上がらない状況の中で、それでも協力し合って、いい店作りたい、お客様に楽しんでもらいたいと思って、今ある状況の中で必死にやってんだよ!私は途中で抜けてしまったから尚更、何処かで彼等に対して申し訳ない気持ちがあるんです。そんな自分が訪れると彼等はいつも何処か温かな態度で迎えてくれる。

 私は思うんです、上司としての厳しさと、人としての嗜みや、思いやりを履き違えている輩がなんと多い事かとね。経験値のなんと拙い事か、60代、70代の人達に囲まれて今私は働いていてますが、人として、この人たちから学ぶ事が何て多いんだろうとツクヅク感じます。

 今日は何となく弾けた音が聴きたくなって、STEVE GROSSMAN 「. . . THE BIBLE」を選びました。久々にレコ屋巡りをしたら、チック・コリアの新作が掛かってて、やたら気持ち良かった、アグレッシヴで。お金のゆとりが出来たらアレは買おう。Steve_grossman_the_bible

 っで、本作はストーン・アライアンス結成の切っ掛けになった作品と何処かで聞いた事があります。リズムの響きはエスニック、モーダルなGROSSMANのテナー、ソプラノが縦横無尽です。メロディのリフレインが呪術的で、プログレッシヴ・ロック大好きな私としてはJAN HAMMERのエレピはかなりの快楽です!

 演奏にパワーが漲っている、70年代はこういう生々しい音楽がたくさんありましたね、マグマ然り、E. W. & F.然り、コモドアーズ、曲によってはボビー・ウォーマック、、、サンタナ何てサイコーですね!ジェフ・ベックも凄い!おっと、マイルス・デイヴィスのジンバブエやザ・フィルモア・イーストの雰囲気は大好きですぞ!

 脱線しましたが、本作の勢いが伝わればと思いまして、、、ラテン・フージョンとでも言うのかな、ジャジーではありません、でも快楽を感じさせてくれる凄い作品だと思います。

 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

DON BYAS 「THIS IS . . . 」

 ベベン、ベン、ベン、イヨー、(浪曲風に)

 大分肌寒い日が続いている今日この頃、冬らしさが増して来ましたなぁ、不景気吹き荒れる今の世の中、ヤンなっちゃうねぇ、、、気持ちだけはポッと暖かくいきたいもんだと開いた「ゆうなんぎぃの会」もそろそろ宴もタケナワといった所、、、

 遂にJFYKbeckさんが泡盛に突入です。先ずはニコニコ太郎で一献、シャキッと喉を通る切れのある味、後味は爽やかだ。ミーバイのマース煮の塩気を楽しみつつキュッと含む泡盛が堪らんのぅ、、、ここでてんぷらの盛り合わせが登場、多分フーチバー(ヨモギ)、紅芋、モズク、しまらっきょ、島魚かな、塩をちょいと付けてサッパリと頂く、「ん~~~、ンマイ!」①(そう、こればっか、、、)。次の泡盛は時雨、これはニコニコくんとどう違うのか判りませんでした。(結構出来上がってました。)Photo

 カミサンに食べておいでと言われた海ぶどうをプチプチッと、、、いいねぇ、この弾ける食感、弾けた後に広がる香りが何とも美味い!そしてセリフ①、JFYKbeckさんが「ウルセェんだけど、こうリアクションされるとつい色々と食わせたくなるよなぁ、、、」との事。Photo_2

 っで、出てきたのがスーチカー、塩漬け豚のチャーシューですな、乾きモノ感覚で頂く、酒好きには堪らない逸品、香ばしいんですよコレが、、、Photo_3

 島魚の刺身盛りはサッパリしてて、これまた泡盛の友、魯山人が島唐辛子で行く、「うん、魚の味もよく出てて、イケルね、、、」、確かに美味し!醤油をつけてもニヤリでしたよ。Photo_4

 さて、既に泡盛はここで与那国、コイツはピリッと来るハードな味わいで皆で「く~、コイツはクルねぇ、、、」と目の覚める思い。泡盛って不思議ですね、飲んでる時はかなり、エッジが利いていてヤバイ!って思いますけど、酔いがスカッと抜けていく感じで爽やかです。

 大分終盤に差し掛かってきたところで待ってました!豆腐よう、コイツを楽しみにしてたんだ!楊枝でチョイチョイと口に含む、口の中で広がる甘味、サイコーに美味い!豆腐ようの甘味を楽しんだ後に泡盛萬座を含む、いいぞ~!ピリリ!フワ~リ、、、口の中でウマ~イ香りが惜しみなく広がります。この萬座、一種独特の香りが後味にあって飲む人を選ぶ癖がありますね、終盤に来てかなりハードな味わいが妙に気に入った。Photo_5

 豆腐ようと共に出てきたのがジーマーミドーフ、ダシに浸しただけの単純なヤッコに見えて、モチッとした豆腐、コイツもカミサンの大好物だ!Photo_6

 ここでお開きになるはずが、30分延長、「沖縄そば食べた事ある?」とbeckさん。「いや、、、ないですね、、、」と私。「美味いから食ってみぃ!!」ということになって、食べたらシンプルでアッサリ、コイツが優しい塩加減でいいんだ!何かまとまっちゃうんだな、そばと言いつつそば粉は使ってないので厳密には蕎麦じゃないんだな。Photo_7  

 それじゃあ、って事で最後の泡盛は、前回も嗜んだまさひろ、キリリと締まった後味は締めくくりに相応しい。

 少々騒がしい書き方をしましたが、嗜みを知るオヤジが三人で寛いだ、といった趣だったんですよ。この会は何とも心が落ち着く、居心地が良いというかね、自然体で居られる。誰に合わせるわけでもなく、只唯波長が合うとでも言いますか、、、別にシ~ンと黙りこくっていても何の違和感もない。こういう場所ってなかなか得られないですよね。

 丁度時間となりました~~♪、ちょっと一息、また口演~~~♪

 今日は何となく心地良いテナーが聴きたい気分、で、引っ張り出したのがDON BYASのVOGUE盤「THIS IS . . . 」。名手ではございますが、日本では知名度が低いですね。私も詳しいわけではありませんが、10年程前に本作に出合ってテナーの甘い歌心に感激しました、久しぶりに聴いたら今の気分にピッタリ、フカフカのソファーに腰を下ろした途端に心地良い眠気におそわれる、、、そんな感じ(夜明け前から書き始めて、ちょうど素晴らしい朝のお日様を拝んだところ、でもまた眠くなってきた、、、疲れが溜ってるなぁ、、、)。Don_byas_this_is

  1. NICE WORK IF YOU CAN GET IT (GERSHWIN)
  2. ROSE DE PICARDIE (HAYDN-WOOD)
  3. PLEURS (BYAS)
  4. CHLOE (KAHN-MORET)
  5. I'M IN THE MOOD FOR LOVE (McHUGH-FIELDS)
  6. C'EST VOUS CHERIE (BYAS)
  7. TENDERLY (GROSS-LAWRENCE)
  8. L'ENFANT ET LA ROSE (BRETA)

 小気味良く始まる1曲目、ホーキンス、ウェブスターの味わいに似た力強さの中に何処か滑らかでスマートな香りが漂います。GEORGE DALYのヴァイブが軽やかに響いて気持ち良い。2曲目ではセクシーなテナーが味わい深く、ウットリさせられますな、寛ぎの音色。ムーディな甘さが漂う3曲目、滑らかだなぁ、途中のアドリヴでちょっと熱くなるところも気持ち良い。

 4曲目ではMAURICE VANDERのラウンジ風のピアノが付いてテナーが益々ムーディ、泣きの唄心が何となくあくびを誘います。更にグッと雰囲気を落とすバラード・プレイの5曲目で完全に落ちそうになりますぞ、、、疲れた心と体に沁みますよ、、、

 

 

 

  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

BOBBY JASPAR 「NEW JAZZ VOL. 1」

 マズイなぁ、、、歯が痛い。先日からの三箇所の治療はとりあえず問題なし、今はセメントで仮埋めしてあって、年明け早々に強化プラスティックを入れる予定、そっちはいいんです。

 二年前に一度腫れ上がった下の奥歯がまた疼いてきまして、根っこで炎症を起こしているようです。疲れが溜ってくるとどうもこの歯がおかしくなる。

 忘れもしない二年前のちょうど今頃、夜中に遅い夕飯を食べていたら、突然ぶん殴られたように激痛が奔る!「イッテェ!なんじゃコリャ~!!」硬いものでも噛んで歯が欠けて、神経が剥き出しにでもなったのかと思うくらいの痛みがビンビン脳みそにダイレクトに響く。

 その日はあまり眠れなくて、朝起きたら顔の形が変わっていました。「マジ痛ぇ、どうしよう、、、」とりあえず出勤したら仲間から、お客さんから「ナニその顔?!」と突っ込まれ、「歯が痛いのよ、、、」というと皆から「ヤバイよソレ、医者行ってきなよ。」と口を揃えて言われる始末、、、それでも我慢して休みの日に歯医者さんに行くと「よく我慢してましたねぇ、、、痛かったでしょ?とりあえず薬は出しておくけど、疲れたり、体調が悪いとまた出るよ、、、」と言われ、どうやら治しては貰えないらしい、永久歯の下だからね、仕方がないか、、、

 そのまま薬のおかげで何とか痛みは治まり、騙し騙しやってまいりました。昨年の今頃は浪人中で、疲れなど何もなかったので忘れてましたが、社会復帰した今年は流石に出てしまいまして、ジワジワ痛めつけられています。参っちゃったなぁ、、、折角一段落したと思っていたのに、、、

 なんて書いてたら、あっという間に一枚終わっちゃった。今日はですね、渋いところ、SWINGの名盤、(元はVOGUEかな、、、)、BOBBY JASPAR 「NEW JAZZ VOL. 1」、若干ですが、線の細いテナー、でもとてもクールに響いて気持ち良い逸品ですな。BOBBY JASPARはベルギーの名手、本作はフランスのこれまた名手達と録音した知られざる名盤です。1954年録音。10インチなので内容は24分、短いはずだわ、、、Bobby_jaspar_new_jazz_vol_1

 2曲目CORALINEの作曲者はフランシー・ボランの事かな、イイ曲書くねぇ、スリリングで解り易いテーマ、曲がカッコいいからアドリヴも冴えてきます。NAT PECKのトロンボーンが印象的、短いけどまとまっていて心地良いです、ピアノのMAURICE VANDAIRはマーシャル・ソラールと並ぶフランスの名手です、全くと言っていいほどリーダー作に出会えませんけど(FONTANAの「JAZZ AT BLUE NOTE」くらいですか、、、VEGA盤の2枚はかなり素晴らしいんですが、、、)、、、

 5曲目MAD ABOUT THE BOYSの物悲しい雰囲気、枯れた味わいが心に滲みます。6曲目のKABASOUTRAもボランの曲、テーマが何となく可愛らしいリラックスした小唄です。

 全体的に白人系、クールに響くアンサンブルと滑らかなアドリヴが上手くブレンドされた作品です。ROGER GUERINのそこはかとない、でも張りのあるペットの響きがオーソドックスで非常に好みですな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

BENT JADIG 「DANISH JAZZMAN 1967」

 今日は早速ジャズ絡みで話を進めちゃう事にします。というのは昨日ユニオンさんに行って感じた事なんですが、、、二つ思った事があります。

 やっぱりユニオンさんには定期的に行かなきゃイカンなぁ、、、と思った事が一つ。全然買うつもりなかったのにちょっと覗いたら、アレレ!というものがかなりありました、買い損ねていたものも含めてね。でもチョット我慢しましたけど。そこで思いっきり買ってしまうと、多分今月生きていけないから。横浜のレコ屋さんは全部覗いたんですが、ちょびっとレベルが違いますね、ヤッパリ。

 もう一つは、コレはユニオンさんにもいえるんですが、お店の一押しは一体何なのかちっとも解らなかった事。とりあえず、満遍なく揃っていて(という風には一応見えて。)、コーナーを覗けば、ああ、あれね、そう、これもあるの、というところまでは何処も一緒(逆に言うとじゃあ、何故あれも、これもないの?とも言いたくなるんですが、まぁ、在庫のバランスを取るのは難しいですからね、現場の辛さはよく解ります。)。何が言いたいかと言うと、担当者の顔が全然見えないんだな、今月だけで言えばBENT AXEN、BEBT JADIGのDEBUT盤は私が現役だったらとりあえず、50枚ずつ取るな(また、でかい事言っちゃった、、、)、で次のイタリアのレアモノまで(凄いの出るんですよ!)70から100人に紹介することを目指すと思います。その前のUMEA BIG BANDなんて多分最初は10枚で、この内容の良さならAXEN、JAEDIGのリリースまでの3週間弱で30~50人に紹介するために追加発注をしていたでしょう。

 実際デカイこと言ってますが、多分そういう発注を現役時代ならやってました。何故なら、自分はジャズを売る上でそういうモノが売れるお店にしたかったし、そういう品揃えを支持してくれるお客様が当時沢山いたから。「ココは一体何やってんの?!」とか、「凄いな、コレ~~~!こんなの他ではやってないぞ!」なんて驚いて買ってくれるお客様が多かったからね(いや、ちゃんとやってるお店はあったと思います、只お客様の目に入ってこないだけ。ソレが問題なんですが、、、)、実際ジャズに詳しくない(と思われる)人が「オタクでココにガ~ンと並べてたヤツ、よかったねぇ、、、」なんて言ってくれました。競合店が多いとつい、パイの取り合いのことばかりいうヤツが多いんですが、ホントは違う、パイをどう増やしていくかが、考えなきゃいけないホントに大切な事だったりします。競合店の中から一歩抜けてリードする事を目指す事は大切なんですが、ライヴァルを叩き潰して、一店勝ちするのも絶対いけないこと、それではその町自体がジャズが盛り上がっている町とはいえなくなるから。いずれ無理して、限界が来て売れなくなるんです、そういうバランスを崩すような商いをするとね。

 スゲ~脱線してる?う~ん、なんていうか、ネットに負けないためには担当者の個性がお店それぞれにあって、音楽を通して(何でもいいんだけど、私はジャズ好きだからジャズでと敢えて言いたいんですが、)町を活性化させる事が出来るんじゃないか、何てことを言いたい訳です。なんて言っても、もう辞めた私が言っても仕方ないか、まぁ、一レコ屋利用者の戯言として聞き流しておくんなさいな。

 で、今日は話にも上がったBENT JADIG 「DANISH JAZZMAN 1967」、コレは凄いCD化です!こういうものを出そうという真のジャズ・ホリックが業界にまだいるという事自体、奇跡に近いし、こういうものにスグサマ反応するジャズ・ファンが沢山いれば、なおイイと思います。間違いなくリリースの際して尋常ならざる手間が掛かっている筈です、採算は考えてないね、間違いなく。だから私は次にも凄い事をやって欲しいのでジャズ好きなら買うべきだと敢えて申し上げます。こういうことをするレーベルの利益、或いはジャズ・ホリックのお給料をジャズ・ファンには買い支えて欲しいのです。きっとまた何か凄い事をやってくれるはずだから。

 オット、また脱線しました。最近では彼の名前はよく聞かれるようになりましたが、若き日の黄金時代の演奏はなかなか聴くことが出来ませんでした。Image0034

  1. B'S WALTZ (JADIG)
  2. DOO'S BLUES (GOYKOVICH)
  3. ATLICITY (JADIG)
  4. I REMEMBER O. P. (GOYKOVICH)

 聴いて貰えば一目瞭然、ハード・ボイルドなモダン・ジャズの魅力がてんこ盛りです!只珍しいというだけで、こんな痺れるようなジャズの快楽を聞き逃すなんて、あってはならないことです!ジャズだぜ、このカッコ良さ!ジャズ・クィンテット・60の再発に匹敵する内容の良さ、デンマークってトコロは全く、、、素晴らしい演奏ばかりじゃないですか!1曲目のJADIGのフルートとALLAN BOTCHINSKYのミュートのハーモニーからヤバイ!続くフルート・ソロの軽快さと熱気、N. H. O. P. の重厚なベース・ライン、ミュート・トランペットの歌いっぷり、ピアノは名手BENT AXEN、この空気なんですよ!モダン・ジャズの醍醐味は!!

 軽快なメロディと小気味良いスウィング感をバックにジワジワ熱くなるJADIGのフルート、2曲目もサイコーだ!DUSKOの曲なのにソロはBOTCHINSKYというのはどうも腑に落ちない。3曲目はテーマ・メロディがカッコいい逸品、哀愁のあるトランペットがオープンで炸裂し、JADIGが熱を帯びる、オーセンティックでありつつ、オリジナル・メロディが魅力的。

 アメリカでは1967年というと無調の席捲が一つの終わりを告げようとしている頃か、そのままロフトがアンダーグラウンドで進行しつつ、精神的支柱を失って多様且つ迷走する時代だな。ハード・バップの血はヨーロッパに色濃く残っていたんですね。

 4曲目はDUSKOの作品でもお馴染み、ココではDUSKO本人が哀愁のミュートを切なく聴かせ、チョット濁りのあるJAEDIGのテナーが男性的なロマンを感じさせます。謎の美女を救いたかったけど、救えなかった主人公の警部補のイメージ。ふ~、渋いエンディングです。

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

TYLER SUMMERS/MATT WIGTON/STOCKTON HELBING 「TRINITY」

 この間の、会社のウルフさん達と飲んでいて、つくづく思いました。自分には厳しく、人には優しい人間でありたい。小僧の頃にゴチャゴチャと人に対する愚痴を垂れていたら、そう言われた事がある。確かそう言ったのは母だったと思う。それでもさぁ、、、と言う気持ちは今でも勿論ありますが、ちょっと違うぞと思える自分を創っていける事が大切なんだと思う。ウルフさん達の器の大きさに触れて益々思います、そんな事を思わせるこんな人達と出会えて本当に良かったってね、、、

 自分はこの人達のために何が出来るんだろうか、、、またこの人達と作り上げていく事でお客様に満足していただきたいと言う気持ちをどう表す事ができるんだろうか、、、自分で言うのもナンですが、私はかなり職人気質なんだと思います、と言うか今は憧れに近いんですがね。でもレコ屋時代も同じような事を考えながらやってました。来てくれるお客様を楽しませたいってね、そうすべきだろって教えてくれる先輩や仲間がいたもん、多くはないけど。

 そう考えると今の仕事もレコ屋の時も全くやろうとしている事は変わらないから不思議だな、全然職種は違うのに、、、あれ?!話が段々ずれたかな、でも何か、人から貰ったり、人に与えられる優しさ、みたいなお話でしたってことで良いですかな、、、

 ちょいと活きのイイ演奏で今日は行きましょう。TYLER SUMMERS/MATT WIGTON/STOCKTON HELBING 「TRINITY」は4、5年前に何か気になって買ってみたらサックスがなかなか熱くてとても気に入った作品。ピアノレス・トリオというところがその時の気分にもピタリと来ました。久しぶりに聴きたくなってターンテーブルに乗せてみるとやはりピアノがないところが良いです。演奏に躍動感、自由奔放さがあって、ドライなスウィング感に硬派なイメージが湧いてきます。Tyler_summersmatt_wigtonstockton_he

  1. METROPOLIS
  2. THE DOUBT THAT LIES WITHIN
  3. CONTEMPLATION
  4. SEAWARD/KENAI
  5. PATIENCE
  6. ‘YOUNG’ HAS ENDED
  7. COMPRIMISING FATE
  8. SUBTERFUGE

 タイトルの通り、三位一体の演奏が展開しますが私は今回改めて聴いてみて、グイグイ鳴り響くベースが堪らなく気持ち良い事に気が付きました!先ずは1曲目のパワフルに躍動する演奏、吹き倒すサックスと、カウンター・メロディと言ってもいいでしょう、ベースが裏でガンガンにリズムを刻み、歌い、ドラムがリズムを叩きつける!コレかなり快感です!呪術的なリフレインを聴かせる7曲目、曲が奔り出した時のランニング・ベースがいいねぇ、汗が滲んできそうな感じだ!ちょっとアブストラクトな雰囲気が漂うところもこのトリオの魅力になってます。只私個人としては6曲目のヴォーカルはちとキビシイ、まぁ、歌いたかったんだろうなぁ、、、アレレって感じがしちゃいました。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ROLAND KIRK 「RIP, RIG AND PANIC」

 いや~、ついにやってしまいましたよ!9月の忙しい時期をノリキッタということで工場のメンバーで懇親会を開くことになり、ウルフ達も含めて一杯やったんですが、まぁ、ベロベロに酔わされ、飲まされて楽しかった事以外な~んも覚えてない。みんな50~70歳と御高齢なのに豪いタフなんだもん、ビールで乾杯したと思ったら、直ぐに焼酎だの、ウィスキーだの、日本酒だのと早い早いペースが、、、工場長には一気飲みさせられるし、もうガタガタ。でも楽しかったなぁ、、、流石に皆さん年季が入っているだけにいいお酒でした。

 驚いたのが次の日、「楽しかったねぇ、、、」なんて言いながら皆ケロッとしてる。オイオイ、あんた達メチャクチャ飲んでたじゃないの?!何でそんなにスッキリしてんだ?コッチは二日酔いでガタガタなのに、、、(実は会社に来てから私は二回も吐いている。出る物な~んにもないけど、、、)「あんなに飲んで次の日ちゃんと来て大変な仕事してんだから、立派なもんよ~、、、」なんてレディ・ウルフ達に言われてもねぇ、、、ソリャ来ますよ、二日酔いなんで休みたい、なんてカッコ悪いことはいたしませんよ、当然です。ソレよりも皆さんはどうなのよ、、、

 「気持ち悪くないですか?」と訊いたら、「うん、二日酔いだね、でも昨日は午前様にならずに帰ってきたみたいよ、ハハハ、、、」だって。何だそれ!普通は午前様ってことかい!!タフすぎる、、、

 こんな前後不覚は久しぶりだ、私はどうやら大船でラーメンを食べた形跡があるんですが、全く覚えていない。どうもラーメン屋さんで寝てたらしい、カキイレ時に申し訳ないことをしてしまった。しかも食べた事を覚えていないんだから余計ガッカリ。ギンパチ亡き後、唯一好んで食べてるラーメン屋さんなのに。お金は払ってるみたいなんですが、、、

 今日は久しぶりにROLAND KIRKを堪能しちゃおう。リップ、リグ・アンド・パニックは最も私が愛する作品の一枚、オモチャ箱をひっくり返したような面白さと、エキサイティングな演奏の迫力が気持ち良い!前にも言った気がしますが、基本的にはブルースが彼の音楽から聴こえてきますね、目が見えない分、耳や感性が研ぎ澄まされていて、聴く度にハッとさせられる、ソコがオモチャ箱と言いたくなる所以なんです。Roland_kirk

  1. NO TONIC PRESS
  2. ONCE IN A WHILE (BUD GREEN-MICHAEL EDWARDS)
  3. FROM BECHET, FATS AND BYAS
  4. MYSTICAL DREAM
  5. RIP, RIG AND PANIC
  6. BLACK DIAMOND (MILTON SEALEY)
  7. SLIPPERY, HIPPERY, FLIPPERY

 2、6以外はオリジナル。1曲目はレスター・ヤングへのトリビュート、全くレスターをイメージできないところがミソかな、正直私には解らない、でもカッコいいんだな、コレが!ガンガンに煽るELVIN JONESのドラムと天才JAKI BYARDの色彩豊かなピアノ、JAKIもなんでもアリですね、フリーキーなアドリヴを披露したと思ったら、ラグ・タイムのフレーズで彩を添えてくる、ウマイ!としか言えません!!こういう演奏にはワクワクさせられます。

 ブルース・フィーリング豊かな2曲目は単純にKIRKのジワリと響く歌心を堪能したい、一人アンサンブルを交えつつもグッと来る演奏ですなぁ、、、

 さ~て、キラーは3曲目、高らかに歌う出だしのマンゼロでベシェを、続くテナーでバイアスを、ベースとピアノでファッツを表現したスリリングなプレイの連続です!ココでもJAKIの万華鏡のようなピアノがすばらしいし、ELVINも凄い!この人が叩くと他とは全然違う熱いグルーヴが生まれますね、サイコーです!

 4曲目は鳥が舞うようなフルートの熱い演奏が印象的、5曲目タイトル曲は不穏な空気が漂うスタートに心がざわめいて来ます、割れたグラス音を切っ掛けにグイグイ弾け飛ぶパワー全開のプレイが炸裂!ELVINのパワフルかつシャープなドラミングをバックに全員の演奏がトルネードしていく、心のざわめきは最後まで治まらない正にPANICな名曲です!

 気持ちの緊張をフッと緩めてくれる6曲目も大好きだ!ソプラノに似たマンゼロの響きが気持ち良く、また素直に入ってくるメロディが良い!

 ラスト7曲目は1965年当時としてはかなり画期的だったんじゃないでしょうか、電気的な音のマジックが演出されていて、生粋のジャズ・ファンには受け入れがたいものがあったのでは、、、でもこの演出があったからこそ、突っ走るようなエナジーの爆発が冴え渡る!普通のジャジーなスリルとは全く違う、別世界に入り込んでしまったかのような錯覚に捉われてしまう。こういうところがKIRKの魅力ですねぇ、、、

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ZOOT SIMS 「DOWN HOME」

 良い季節になってきたなぁ、、、秋、私の一番好きな季節がまたやってきました。ふと気が付くと蝉の声は鈴虫に変わり、熱い日差しでもスーッと涼しい風が横切っていく。何となく良い感じ。昨年の苦しかった浪人の時期を思い出します、良い経験だったけど、もうあまり経験したくはないなぁ、、、社会的に無価値な存在というのは辛いよ、、、

 ところで秋というと、読書の秋、味覚の秋、いいねぇ、でも今年は本を読んでる時間も美味いもんを食べる経済的ゆとりもなさそうだな、CDもあまり買ってないし。ここは我慢の為所だな。もう少しすればきっと何とかなる!、と思う、、、がんばろ!

 今日は何となく心地の良い天気になりそう、こんな日はリラックスした雰囲気に浸りたいねぇ、、、久しぶりに棚をジックリ眺めているとふと目に入ったのがZOOT SIMS 「DOWN HOME」、あっ、いいねぇ、今日の気分にピッタリじゃないですか!まろやかな歌いっぷりでありながらチョット無骨な雰囲気、燻し銀のテナーはいつ聴いても温かく心に響きます。Zoot_sims_down_home

  1. JIVE AT FIVE
  2. DOGGIN' AROUND
  3. AVALON
  4. I CRIED FOR YOU
  5. BILL BAILEY
  6. GOODNIGHT. SWEETHEART
  7. THERE'LL BE SOME CHANGES MADE
  8. I'VE HEARD THAT BLUES BEFORE

 何というか、落語の名人の粋な語り口に思わずニヤリとさせられるような、材木に鉋をかけるキリリッとした大工さんの腕前に惚れ惚れさせられるような、そんな歌心が心ニクイ!ZOOTはどの作品でもこの温か味が滲み出ます、正に一本気な職人ですな。

 職人の腕を際立たせるバックのピアノ・トリオもサイコーにスウィンギー!GEORGE TUCKER、DANNIE RICHMONDの小気味良いリズム、名ピアニストDAVE McKENNAはしっかりZOOTをサポートしながら出るところは出る!気持ち良いのぉ、嗜みを知る素晴らしい演奏です!

 いや~、一日の始まりとしてはサイコーじゃない!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

NATHAN DAVIS 「PEACE TREATY」

 妻の帰りが最近どうしても遅くなります。せめて私が草臥れきって寝る前には帰ってきて欲しいんですが、なかなかそうもいかない。役職も頂いて、其れなりの報酬と責任がありますからね。転職したての私の報酬では今の段階ではなかなか生活を支えられないし、妻の働き無しにはこんなね、、、ブログなんて書いてる場合じゃないですよ、本当は、、、彼女はホントに好くやってくれている。そういうことをちょいと見越して、生活パターンを変えてみたんですけど、、、要はオレが炊事、洗濯、その他モロモロの家事をやってしまえばイイじゃん、通常ならば、早く彼女より帰ってこれるんですから。

 ところが会社などで、勿論冗談でしょうけど、「不良妻」などと呼ばれているらしい。笑い話の又聞きで聞く分にはまだ良いですが、私の前でそんなこと言いやがったら、只じゃ置かないよ!

 例えば、取引先とのお付き合いで、立場上どうしても抜けられない飲み会やら、イベントやらってあるじゃないですか。会社のためにそういうものに参加して(ソレって要は仕事の延長でしょ?)、顔繋ぎしたり、次に起こるであろう新規のビジネス・チャンスのために自分を殺して参加してるわけじゃないですか、ところが、同じような立場のヤツラが早々とズラかったり、ハナからオレ関係ね~ってな態度で参加しなかったりするわけですよ。っで、帰りがどうしても遅くなって言われる言葉が「不良妻」、悪いけど夫は間違ってもそんな間抜けなことは言いません!周りのバカな無責任モノのためにお前さんがドンだけ苦労してるか知ってるよ。

 オレも今の、ハートが熱い仕事仲間たちと頑張って、いつか楽させてやりたいと思ってますから、家事が出来ないとかは全然気にすんな!そんなもんは幾らでもやってやるよ。

 ハード・バップの決定盤!NATHAN DAVIS 「PEACE TREATY」は彼のセカンド・リーダー作にして幻の名盤。3管の魅力が爆発、弾け飛ばんばかりのガッツが感じられて管モノの魅力ココにあり!という趣、トランペットのWOODY SHAWが素晴らしいです!スカッと抜けの良い1曲目KLOOK'S THEME、何と言うか、前を向いて熱気を伝えてくれる、ソロ・リレーの醍醐味、テーマの耳心地の良さ、モダン・ジャズの真骨頂です!更に勢いに拍車をかける2曲目のタイトル曲が、来た!ッて感じ、澤野工房から出ているお気に入り、サヒブ・シハブのオクターヴ盤のカッコ良さに通じますな!Nathan_davis_peace_treaty

 3曲目NOW LET M' TELL YAのハードボイルドなミドルな展開もサイコー!テナーの後に透明感と共に哀愁も感じさせるトランペット、重厚に引き継ぐJEAN-LOUIS CHAUTEMPSのバリトン、心地良い間を感じさせるRENE URTREGERのピアノ、コレは個人的にかなりのキラー・チューンです。く~、カッコイイゼ~~~!ちょいボッサで哀愁のあるソプラノが魅力的な4曲目、7曲目の同曲ではJIMMY GOURLEYのギターが軽快さを醸し出していてこれまた乙な味わい、今日の気分はコレで癒された!スカッとした傑作だなぁ、、、1965年作品です。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

MAX WAGNER 「THIS CAN'T BE LOVE」

 ブログを立ち上げて一年経ったし、何か変化を付けたいな、なんて思っていたので、思い切ってアフィリエイトなることをやってみました。御小遣いが稼げるかも、というヤツ。で、全く利用したことがないアマゾンさんでやってみることになりました。何故かというとアルバムのタイトルにポイントすると「ニュ!」っと最低限の情報が出てくる商品レヴューがカッコいいと思ったから。ところがやり方がちっとも判らなくて、、、言われたとおりに色々いじってみましたが、旨くいかない、、、結局どうすりゃイイの、、、私のようなオバカサンでも出来るような説明はないものか、、、探してみても何もヒットせずペンディング状態、こういうのって結構ストレス溜まりますね、、、何にも判らない事を前提に教えてくれる親切な説明はないものか、、、

 ちょっと暫くはピアノ・トリオを聴く気になれませんね、ドップリe. s. t.の新譜にハマッていますから。ちょいと補足するとこのキャッチーじゃない新作こそe. s. t.の真髄かも、私が好きな前二作品は聴き易さがありました、でも本作は彼らのライヴに漂っていた感じを生々しく伝えてくれています。そういう意味では最高傑作も過言ではありません。

 さて、今日はどうしようか、ちょっと軽くいくのも良いかも、、、う~ん、何かないかと思って棚をいつものように眺めてみると、そういうえばコレは良いんじゃないか、ということで引っ張り出したのがMAX WAGNER 「This Can't Be Love、最近日が暮れるのが早くなりましたので6時くらいでもピッタリ!メロウで甘~いテナーが心地良いです。Max_wagner_this_cant_be_love

  1. ISFAHAN (STRAYHORN-ELLINGTON)
  2. THIS CAN'T BE LOVE (RODGERS-HART)
  3. DINDI (JOBIM)
  4. LITTLE B'S POEM (HUTCHERSON)
  5. JEANNINE (PEARSON)
  6. BUT BEAUTIFUL (BURKE-VAN HEUSEN)
  7. NIGHT IN TUNISIA (GILLESPIE)
  8. RED TOP (AMMONS)
  9. ETERNAL TRIANGLE (STITT)

 非常に寛ぎ感のあるテナーが魅力的、素直な歌いっぷりはホッと一息つける安心感がありますよ、滑らかなワンホーンです。軽快に歌う3曲目なんて気分を転換するのにはとても良い明るさがあって気持ち良い、無駄に考えさせる所がないのでリラックスできますな。シンプルなバックのピアノ・トリオも引き立て役に徹していて却って耳を惹かれます。

 主役のMAXさんはなかなかの多芸でして、ソプラノも吹くし、歌も歌う。歌声がこれまた意外と良くて、スキャットも良い感じ、個性的なところはないけれど、スウィンギーで王道を感じさせる、5曲目で歌われちゃったのは意外でしたね、デューク・ピアソンの隠れた名曲、やはりリラックスしていてとても好きな演奏です。ソプラノでオーセンティックな演奏ってなかなかないですよね、ソプラノも勿論良いんですが、バックの演奏の軸がブレずに(って判りにくい言い方ですが、とても、引き立てる役割を貫徹しているとでも言いますか)スウィングに徹しているのも本作の魅力を滲ませてます。

 趣味の良い作品、、、なンですが、多芸は好みの分かれるところでしょう。色々やられちゃうと、みんな余芸に思えてきてしまうので、、、

| | コメント (0) | トラックバック (0)

HENRYK MISKIEWICZ & SIMPLE ACOUSTIC TRIO 「LYRICS」

 先週、仕事の帰りに妻から電話が、、、「円覚寺の盆踊りに行くから良かったら来ない?」、ほ~う、楽しそうだね、明日も仕事だけど行ってみっか、ということで待ち合わせをして行ってみると妻が浴衣姿でヤル気満々、初めて見たさ浴衣姿、へ~、結構似合うんだねぇ。20080815_029 20080815_009

 私は盆踊りに行く習慣が全くないので、只ひたすらビールを飲んで、妻が踊っているところを眺めていました。夏らしい雰囲気でいて、それ程騒がしくない、居心地が良いのでついついビールを飲みすぎてしまいました。20080815_033

 今日はガツンと来るサックスがいいなぁ、、、皆さん、持っていますかな、HENRYK MISKIEWICZ & SIMPLE ACOUSTIC TRIO 「LYRICS」!1曲目HALF NOTEのアルトの歌いっぷりが素晴らしいんですよね!しかもメロディに何処と無く愁いがある、ああ、何か今日はこういう気分だな、、、Henryk_miskiewicz_simple_acoustic_t

 躍動感のあるS. A. T. のバッキングも気持ち良し、合間合間にズダダダン!と入るドラムのカッコいいこと!奔放だけどメロディアスで完結したMARCIN WASILEWSKIのピアノも光りますな、はじけた演奏に最近出会えないだけにこういうのを聴くと熱くなります!

 HENRYK MISKIEWICZの経歴はあまりよく判りませんが、風貌からするとかなりのベテラン、ソプラノ、バスクラも吹きますがそれらは余芸、アルトが彼のメイン楽器ですね、歌いっぷりはアルトがピカイチです。洗練されていて、時に弾けるように熱を帯びますが、メロディにロマンがあって正にヨーロッパのエスプリですな。本作ではS. A. T. が影の主役、MARCIN WASILEWSKIは最近自分の名前で作品をリリースしています、ECMから。でも私はS. A. T. で作品を出していた頃の方が好き、三者のバランスが良いし、メロディもより印象的だから。ECMは抑制された美感が漂うレーベルですが、個性がありすぎてアーティストの魅力を殺してしまう制約がありすぎるように思う、ヴィーナスもそう、誰がやっても同じなんて詰らないでしょ?またS. A. T. で、しかも他のレーベルから出して欲しいトリオです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

JERRY BERBONZI 「JUST WITHIN」

 水曜日から仕事が再開。いいよ、気持ち良いねぇ、目的のない長い休みなんて草臥れるだけですね、早く休みが終わらないかな~、なんて思ってました。

 パートのレディ・ウルフさん達が沢山お盆休みを取っていて、おいおい、いきなり大変なことになっているじゃないですか、小繁忙期みたいな忙しさ、でもお盆くらい休みたいよねぇ、コレは仕方がない、ということで頑張るしかない!忙しいほど燃えてくる!!さぁ、明日も大変だぞ~!

 私は楽器はやりません、でも楽器をやる人からは絶大な信用を受けている人の一人がこのJERRY BERBONZI、アドリヴがすばらしいんだそうな、音符で演奏の云々を考えたことがないのでイマイチ判らないことが多いですが、ストレートに歌うテナーは素人でもカッコいいと思います!Just_within

 「JUST WITHIN」はその昔師匠が勧めてくれたもの、1997年の作品。躍動感のあるオルガンをバックにテナーがパワフルに歌う、ドラムもズドン、ズドンと気持ち良いですぞ!昨今ピアノ・トリオをバックのワン・ホーンが主流になっているようですが、本作はオルガン、自由なプレイで空間を自在に操るような雰囲気、スリー・ピースの醍醐味がありますな。多くは語れませんが、強力に歌うテナーでありながら知性を感じる、計算された理性的な表情を持ちながら聴き手を巻き込むような情熱的な演奏が良い、燃えてきますよ!

 コルトレーン云々はきっと言われるでしょう、まぁ、それはそれで。こういうギラギラした演奏は最近あまり出会えませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

JOHNNY GRIFFIN 「NIGHT LADY」

 今日はジャズ三昧、宿題になっていたCDを沢山聴いて、机を片付けて、ブログを書いて、やっと落ち着いてジェリー・バーガンジの新作、「TENOR TALK」を聴こうとしたら、突然コルトレーンの「MY FAVORITE THINGS」が頭の中を駆け巡って、聴かずには置けない気分になりました。タマ~に起こる現象です、経験ありませんか?コレを聴こうと思ったら、アレが聴きたくなるみたいな、、、

 一度聴いたら落ち着いた。多分この間飲みに言った時にお店で掛かってたからだな、一番ポピュラーなアトランティック時代の演奏、インパルス時代の「セルフレスネス~」での演奏が一番好きですが、コチラも良いですね。

 でも今日はコルトレーンではなく、JOHNNY GRIFFIN、亡くなってしまったということでご冥福を祈りたい。激アツに吹きまくるテナー・タイタンでしたね、大好きです。以前に愛聴盤「ザ・ケリー・ダンサーズ」について書きました、哀愁のメロディが心に沁みる傑作。今日はやはり彼のパワーがより感じられるものにしよう、どうしようかと棚を見てて目に入ったのが、「NIGHT LADY」、ああ、コレはいいなぁ、、、ということで早速久々にトレーに乗せる、、、

 1964年、クラーク=ボラン・ビッグ・バンドの鉄壁のリズム隊が支える強力なワン・ホーンの快作!1992年のアナログ復刻時にかなり話題になったらしい、私が持っているのは1997年の紙ジャケで世界初CD化された時のもの。この時は既にレコ屋さんでしたので随分売りましたよ。Johnny_griffin_night_lady

  1. SCRABBLE (GRIFFIN)
  2. SUMMERTIME (G. & I. GERSHWIN)
  3. OLD STUFF (FRANCY BOLAND)
  4. NIGHT LADY (FRANCY BOLAND)
  5. LITTLE MAN YOU'VE HAD A BUSY DAY (SIGLER-WAYNE-HOFFMAN)
  6. ALL THE THINGS YOU ARE (KERN-HAMMERSTEIN)

 KENNY CLARKEとJIMMY WOODEのガンガンの煽りに身を任せ、次第に熱気を帯びてくるGRIFFINのテナー、何かこのひたすら前進する姿勢が快感ですね!2曲目でもスロウにはせずに力強くスウィングする、CLARKEのドラミングもすばらしいです。タイトルの4曲目はクラーク=ボラン・ビッグ・バンドでも演奏してましたね、ワルツ調で吹き倒すGRIFFIN、表情は明るい、唯一のスロウ、5曲目でもセクシーだが甘くはならない骨太のテナー、いいねぇ、、、ラストは全員が一丸となって突進するスリリングな快演です!

 今年も悲しい知らせが多いですね、、、JOHNNY GRIFFIN、リトル・ジャイアント、R. I. P.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

STEFANO DI BATTISTA 「STEFANO DI BATTISTA」

 暑い~~~!遂に関東でも梅雨明けですか、雨降ったような、降らなかったような、、、

 一昨日、久しぶりに昔の仲間と一杯やりました。仕事の後に約束して六時ごろから夜中の一時まで飲んで、流石にフラフラ、家まで千鳥足で帰ってきました。ベルボトム穿いてかなり怪しげに見えただろうな、、、

 ダニエーレ・スカナピエコの新作、なかなか良いですね、先ずは安心。

 ところが聴き進めて行くうちに何故かどうしても聴きたくなったアルバムが出てきてしまってレヴューは後回し。それは何かといいますとSTEFANO DI BATTISTA「STEFANO DI BATTISTA」この人はアルトも熱いですがソプラノがすばらしいですよね!ダニエーレの新作でもガッツリ吹いてますが実を言えば何か物足りない、、、「パーカーズ・ムード」は良かった、でもその後の「トラブル・シューティン」があまりピンと来ませんでした。凄いメンバーだったんですけど、、、ダニエーレの新作で何かSTEFANOに対するモヤモヤを飛ばしたかったんですが、残念ながら「いや、もっと凄いはず、、、」が頭に浮かんで離れませんでした。

 本作の魅力はSTEFANOが面白いくらいノビノビとした演奏を繰り広げていることですね、可能性は無限大、オレは何処までも拡がって行くぜ、みたいな歌いっぷりが物凄い快感です!そんな彼を支えているのがエレガントなJACKY TERRASSONのピアノと今は亡き空間の魔術師ELVIN JONES、この二人がSTEFANOを解き放っていたんだなぁ、なんて改めて思います。Stefano_di_battista

  1. ELVIN'S SONG
  2. JOHNNY'S TIME
  3. NICO'S DREAM
  4. YOUR ROMANCE
  5. LITTLE RED RIBBON (TERRASSON)
  6. ADDERLEY
  7. HALL
  8. SONG FOR FLAVIA (BONACCORSO)
  9. TIME FOR A SOLO
  10. ANASTASIA
  11. CHICAGO (TERRASSON)
  12. LIKE A TURNER
  13. SOLO

 ヤッパリ聴いていて感じられる絶対的な自信。オレがジャズ・シーンの牽引者なんだ、という自負が滲み出ていませんか、それがいい。

 私が初めて聴いてスゲ~、、、と思ったのが1曲目、メロディもすばらしいですが、こんなに飛翔してしまうソプラノはコルトレーン以来だ!と思っちゃいましたよ、しかもドラムがELVIN、飛ぶしかないですね!

 アルトでも勿論飛翔します、6曲目、何て自由なんだろう、、、吹き倒す圧倒的なパワーが漲ってます、今をときめくFLAVIO BOLTROの影すら薄い。9曲目もアルト・ワン・ホーンでひたすら歌いまくる自由な演奏、TERRASSONのプレイも勢いがあります!

 ボーナス・トラックだった13曲目の無伴奏アルト・ソロの力強く叙情的なプレイで完敗です。

 ふー、、、どうかもう一度自由に飛ぶ演奏を聴かせて欲しいものです、、、

| | コメント (0) | トラックバック (0)

HAL McKUSICK 「EAST COAST JAZZ SERIES NO. 8」

 (昨日の続きです。)で、三、四日ベルボトムの事ばかり考えて、HPを見てはカッコいいなぁ、の繰り返し。もうすっかり虜になりまして、これはもう買うことに決定!電話注文も出来るのか、でも直接行ったほうがいいかな、どうすべ、、、何てやってたら妻が「直接行っていろいろ穿かせて貰った方がいいよ。行って来い、行って来い、、、」と後押ししてくれて、ホンじゃ、行くか、ということになりました。

 久々の大都会、平日だってのに人が多いなぁ、、、海外の人、高校生みたいな子供たち、サラリーマンに、OLに、、、年配の人たちも結構いるもんだなぁ、、、私が目指す場所はセンター街をちょいと抜けた所、渋谷の喧騒が嘘みたいな隠れ家のような佇まいで、お店の中に入るとある、ある!実物の方が更にカッコいいベルの宝庫、こりゃあ、目移りしちゃうなぁ、マスターは電話対応で忙しそうだ。

 一旦お店を出て電話が終わるまで一服入れて、再び店内へ、「先ほど電話をしたものなんですが、、、(一応電話しておいた。)」と声を掛けると気さくに応えてくれて、「早速ですが、何か穿いてみたいのあります?」ということで、夢にまで出てきた一本をお願いしてみました。二色のブルーがしなやかに伸びるロデオという名のベル。シルエットがサイコーに美しい!穿いてみると腿がギュッと引き締まって何とも気持ちが良い!コレだ!この感じを探していたんだ!!そう言うとマスターがニヤリ、「初めての人には何でこんなにキツイの?なんてビックリされるんだけど、この履き心地こそベルボトムの良いところなんだよね!他にある?イメージ湧くからよかったら色々穿いてみて、、、」ということでもう二本、光の当り方で蛇柄が浮かんでくるサイドワインダーは特殊な生地で柔らかく、肌に吸い付くような感じがとても良い。もう一つはポケットが両サイドに付いたラヴ&ピース、これも穿いた時のスタイルがすばらしくカッコいい!

 参ったな、、、どうしよう、みんな欲しくなってしまった。とりあえず一本のはずが、、、妻が洋服を買いに行くのに付き合うのが結構好きなんですが、気持ち解るね、着ちゃうとみんな欲しくなってよく悩んでる、アレだな、、、三本は大きく予算オーヴァー、う~ん、、、どうしよう、するとマスター、「また来ればいいですよ、先ずは穿き慣れてみて。その内、もっとキツイのがいいとか、こうしたい、ああしたいって出てきますから。」ナルホド、でも二本は欲しくなっちゃったな、ということでロデオとサイドワインダーに決めました。Img_1506

 マスター曰く、60歳でも気合入れて穿いてる人も居るんだとか、凄いねぇ、ベルに拘らず、歳を取っても自分のスタイルを気にしてる人ってやっぱりカッコいいよなぁ、私もそんなおやじさんになろっと!念願のベルボトム、買ったぞ~!試着しなかったけど他にもカッコいいのが沢山ありました。先ずは大切に穿いて、また買いに行くぞ~!

 今日はまた落ち着いたものが聴きたい気分。それで久しぶりに引っ張り出したのがHAL McKUSICK 「EAST COAST JAZZ SERIES NO. 8」。私が出会った1995年当時は幻の名盤がついにCD化!という感じでしたが、今では何度も再発されて定番扱いになりつつあります。当時感じたことはアート・ペッパー程の一球入魂の凄味はないけど、シャープでクールな響きはとても似てると思ったこと、7曲目のソロ・アドリヴなんてシャキッとよく歌っていてアルトの醍醐味を感じますね!Hal_mckusick_east_coast_jazz_series

  1. TAYLOR MADE (MANNY ALBAM)
  2. YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS (DE PAUL-RAYE)
  3. THEY CAN'T TAKE THAT AWAY FROM ME (G. & I. GERSHWIN)
  4. LULLABY FOR LESLIE (MANNY ALBAM)
  5. MINOR MATTERS (MANNY ALBAM)
  6. BLUE-WHO (MANNY ALBAM)
  7. BY-IAN (MANNY ALBAM)
  8. WHAT'S NEW (BURKE-HAGGART)
  9. INTERWOVEN (MANNY ALBAM)
  10. GIVE 'EM HAL (MANNY ALBAM)

 本作の聴き所はBARRY GALBRAITHのギター、サイドマンでココまでギター・プレイを聴かせてくれる作品はないと思います、非常に小気味良い演奏の連続でHALとの演奏もバッチリ決まってます!

 そうだなぁ、ヤッパリ日曜昼下がりの読書も時間かな、1曲目の小気味良くアルトとギターのユニゾンが決まるシャープな演奏からグッと寛ぐ雰囲気の2曲目、鋭くアドリヴを決めつつも肩の力が抜ける歌心ある3曲目なんてヤッパリ良いねぇ、、、ちょっと渋めに、ハードボイルドな雰囲気が漂う5曲目のアルト、名手MILT HINTONのベースもサイコーさ!

 ジャズ好きなら是非、MANNY ALBAMの作品もチャレンジしてみましょう!変わったことをするアレンジャーではありませんが、モダンの名手が沢山登場する王道ジャズの空気が痺れる名盤が幾つか御座います!イーストとウェストの名手を聴き比べてみると面白い「JAZZ GREATS OF OUR TIME」の2作品は傑作です!

 

| | コメント (3) | トラックバック (0)

ERIC ALEXANDER 「THE LIVE AT THE ''KEYNOTE''」

 ヤンなっちゃいますね、電気、水道、ガス、原油高を中心に食品から何から全て値上がりか、、、どうなっちゃうんですかね、この国は、、、ウチでも極力電気は付けず、会社でもトイレの電気まで気を使って付けないようにして、あらゆる経費の節約、別に必要なら使っていいとは思いますが、何故ここまでしてしまうのかね。税金上げるのなんのと言いながら、上げようとしてる連中はセルフ・サクリファイスの精神が全く感じられない。もっと汗をかけよ、こんなんじゃソッポ向かれるのも当然でしょ?イカしてないですよねぇ、、、イライラ、、、

 っと、ちょっと世の中に愚痴を垂れてみました。でも正直、救われない気分になりますよ、本当は世の中、楽しくてワクワクすることがイッパイあるのに、、、

 こんなクサクサした気分の時、何かスカッとさせてくれるアルバムはないかと棚を眺めて目に入りました、ERIC ALEXANDER 「THE LIVE AT THE ''KEYNOTE''」、今は無き原宿KEYNOTE、1999年の伝説のライヴ!数あるERICの作品の中でも(というか、あまりにも多すぎ、、、)本作はちょっと別格、生々しさが伝わってくるし、垂れ流し感がない、熱いけど暴走してない、テナーの醍醐味です!Eric_alexander_the_live_at_the_keyn

  1. THE BEE HIVE (H. MABERN)
  2. MAYBE SEPTEMBER (EVANS-FAITH)
  3. IN THE STILL OF THE NIGHT (C. PORETR)
  4. EDWARD LEE (H. MABERN)
  5. A NIGHTINGALE SANG IN BERKELEY SQUARE (M. SHERWIN)
  6. STAN'S SHUFFLE (S. TURRENTAINE)

 何はともあれ1曲目を聴いてください、奔る!奔る!曲の展開によって湯水の如く湧き上がるテナー・プレイは脱帽するしかありません!ドラムのJOE FARNSWORTHのキープ・ランニング、疲れ知らずでシャープなドラム・ソロまで聴かせてくれる。その前のMABERNのピアノがテナー以上に熱い、実際この時観た人によると合間合間でアルコール飲みっぱなしだったらしいです。もう一つの名演が4曲目、まずメロディがカッコいい!マイ・フェイヴァリット・シングスのフレーズで遊びながら長尺でガンガン盛り上げていくMABERNのピアノがサイコーです!

 いや~、かなり気持ち良い、クサクサ気分、ちょいと吹っ飛んだな!ちょっと前まで入手困難でしたが、今は1800円の廉価版で出てるはずですよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

THE ALAN SKIDMORE QUINTET 「ONCE UPON A TIME . . . . 」

 前から気になっていたことをウルフさんの一人に訊いて見ました。

 「おいおい、そんなに軽やかに階段上ってくんなよ、ワケ~な~、サ~付けられちゃってこっちゃぁ、堪んないよ~」

 「ハハハ、、、いやいやまだまだイケてるじゃないですか~!」

 「全くお世辞が上手いねぇ、そうやって何人女を騙して来たんだ~、歳の数程いってんだろ~~~」

 「そんなことしてませんって~、、、そうだ、ウルフさん浪曲好き?」

 「ああ、好きだねぇ~、おら~、三尺物が好きでな~、判る?刀振り回すような話さ、ワケ~頃ぁ、よ~く聞いてたっけなぁ、、、何だよ、浪花節なんて聴くの?」

 「ヒヒヒ、やっぱり、、、虎造の清水次郎長伝、全部持ってるけど聴きます?」

 「そりゃ、凄いねぇ、、、聴きてぇけどいいのかよ?」

 「ほんじゃ、テープに落として、差し上げますよ。」

 「いやぁ、それじゃワリィよ、手間と金が掛かっちまうじゃんか、いいって、いいって、、、」

 「いやいや、いつも助けてもらってるし、落として人にあげるの趣味みたいなもんですから気にしないで。」

 「そうか~、ワリィなぁ、、、そんなもん聴くのウチでもオレぐれぇで、ジーちゃん、全く何カケてんの~!なんて言われっちまうのがオチなんだよなぁ、、、」

 いいでしょ?何だか、、、三尺物なんて滅多に生の言葉で聞けませんよ。今度また訊いてみよっと、ちあきなおみは好きですかってね、、、歌うまいよ~!

 遂に手に入った。THE ALAN SKIDMORE QUINTET 「ONCE UPON A TIME . . . . 」、以前に「TCB」のことをレビューしましたが本作はよりレンデル=カー・クィンテットの印象に近い知的なサウンド、モダン・ジャズの生々しさも感じさせる逸品。この後に作られた「TCB」は更に一歩進んだ緻密な演奏だと思います。The_alan_skidmore_quintet_once_upon

 1曲目タイトル曲の繊細なJOHN TAYLORのピアノのオープニングからゆったりとしたSKIDMOREとKENNY WHEELERのユニゾン、WHEELERのソロが美しく、それでいて何ともいえない緊迫感があります。一瞬、TONY OXLEYがズドンとドラムを弾かせる、ウオッと来ますな!ライナーをお書きの星野氏はドラムの音をとても残念がられておられますが、初めて聴く私にはそれでもドラムの迫力が感じられました。

 2曲目MAJAERAで心に不安感を抱かせて、3曲目THE YOLKで一気に爆発させるこの開放感!いや~、カッコいいねぇ~、ゾクゾクだ~!!天才JOHN TAYLORの指が駆け巡り、怒涛のドラミングにもガンガンに煽られます!レコードだったらココまでがA面か、フッと一息入れつつも直ぐにB面にひっくり返したくなりますぜ!

 そしてB面のオープニング、4曲目OLD SAN JUANがサイコーのキラー・チューン!寄せては返す静と動の波動、哀愁のテーマ・メロディ、チェンジ・オブ・ペースを繰り返しながら、分厚いブロウを聴かせるSKIDMORE、柔らかくも、走り出すと鋭利な刃物になっていく変幻自在なWHEELER、抑制された耽美なソロを聴かせるTAYLORはリズム隊との呼吸がぴったり合ってる、チェンジ・オブ・ペースのタイミングが一々決まって驚くばかりです!全ての原動力はやはりリズム隊、OXLEYのドラム、リズムを刻みながら太い音でメロディも聴かせてくれるベースのHARRY MILLERも凄い存在感です。そのまま組曲的に雪崩れ込んでゆく5曲目FREE FOR ALの迫力のドラミング、熱気は最高潮でアヴァンギャルドなSKIDMOREの咆哮、6曲目IMAGEでは完全なフリー・インプロヴィゼイションの嵐!コルトレーンの「SONG OF PRAISE」を思わせるエンディングが圧巻です!

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

BARNEY WILEN 「JAZZ SUR SEINE」

 明月院に一昨日行って来ました。天気も好く、ジックリと紫陽花を堪能、いや~、いいですねぇ、、、

 アジサイ寺に行く途中、二人の女性が「明月院20080624_053 の紫陽花、何だかつまらないわ、、、」何て話しているのを小耳に挟みました。あらら、、、解ってないなぁ、、、明月院を期待するのも勿論ですが、そこに向かう過程がまたいいんじゃないですか、和やかに時が流れる北鎌倉のな~んにもない風情、散歩の醍醐味でしょ?明月院の紫陽花、そこはかとなく咲き誇っていて勿論良かったですよ、人が多いなんて全く気にならないし。猫が昼寝してるのもちょいとした風情があったし、、、粋を感じられないセッカチ者にゃ、解らないんだろうなぁ、、、可愛そう、、、

 いつもお世話になっているシルヴァーウルフが、私が行った前日に明月院を訪れていたらしい、写真が趣味なのでお互いそういう風情のある話でいつも盛り上がります。「あそこ、綺麗だったよ。」、「ははは、私も昨日行ってきましたよ、よかったですよねぇ、」、「何だ、オレは一昨日行ってきたよ、こっちも綺麗みたいだよ、新聞に写真載ってた、今度新聞の切り抜き持ってくるよ。」いいでしょ?何てことないこういう会話。ピリッとした仕事をしながらも、こういうちょっとしたゆとり、清々しい気分にさせられますなぁ、、、

 今日はスカッとしたワンホーンで決まりです。BARNEY WILEN 「JAZZ SUR SEINE」、テナーの歌いっぷりが何とも気持ち良い快作、フランスを代表するテナーマンですね。この流れるような骨太のテナーが堪らなく良い!1曲目SWING 39から摑みはOK!跳ねるように歌うBARNEY、MILT JACKSONのピアノはとても余芸とは思えない手練っぷり。3曲目MENILMONTANTでもストレートなプレイに只々気持ち良いとしか言えません!Barney_wilen_jazz_sur_seine

 こういう真っ向勝負のワンホーンは最近のプレイヤーでは味わえません、奇を衒った所がなくノビノビと歌う、サイコーです!

 私が持っているのはJAZZ IN PARISのシリーズの一枚で録音は1958年。オリジナルのジャケットで出したら(多分出てないですよね?)名盤といわれる事間違い無しの傑作だなぁ、、、出来れば紙ジャケで、如何ですか、ユニヴァーサルさん?Barney_wilen

| | コメント (0) | トラックバック (0)

武田和命 「GENTLE NOVEMBER」

 気を取り直そう、、、自分と働いてくれているシルヴァーウルフの中には私の父より高齢の方がいますが、その中でも二人のウルフは物凄いパワーの持ち主。片やべらんめぇの、昭和というよりは江戸っ子気質で白黒はっきりしていて、それでいて痒いところには手を差し伸べられるすばらしい目線の持ち主、小気味良くっていつもニヤリとさせられる粋な人。片や冷静沈着、人の心にゆとりを与えてくれるような物腰の柔らかさと優雅な振る舞い、常にあらゆる可能性を想定して物事に対応する柔軟さが回りに安心感を与えてくれるデータ整理の達人。やはり人の動きをよく見ている。お二人にはいつも助けていただいています。

 この二人がちょっとした会話を交わす、、、若造からすると凄く存在感のあるツーショットで見ていて唸らされます。大した話をしてないのかもしれないけど、何だかメチャクチャかっこいい!男ならこうなりたいと思わせてくれるお二人です。

 「ちょっと聴いてみな」、当時まだジャズなんて全く判らない時でやっとコルトレーンはカッコいいなんて言っていた頃、私のジャズ師匠が言った言葉。「コルトレーンのバラードより良いんじゃないかな?凄く気に入りましたよ!」と伝えたら、「ほう、、、そう感じたなら、お前もヤルね、、、そう、コレはコルトレーンより良いとオレも思うんだよ、特に後半のオリジナルは何処か日本の童謡を聴いているような気分にならないか?心地良くて何だかそんな気持ちにさせられるんだよなぁ、、、」Gentle_november

  1. SOUL TRAIN (DAMERON)
  2. THEME FOR ERNIE (LACY)
  3. AISHA (TYNER)
  4. IT'S EASY TO REMEMBER (RODGERS-HART)
  5. OMCE I TALKED (TAKEDA)
  6. OUR DAYS (TAKEDA)
  7. LITTLE DREAM (TAKEDA)
  8. GENTLE NOVEMBER (TAKEDA)

 童謡という感じは未だに解らないんですが、何処か寛いだ雰囲気で何となくコルトレーンを思わせつつ、滲み出る味わいがあります。艶やかにテナーが歌う、徹底して作品の雰囲気を壊さずにシンシンと雪が積もるように心地良さが重なっていきます。

 1979年の作品。武田和命 「GENTLE NOVEMBER」、コルトレーンの「バラード」が好きならコレは聴いてみて欲しいと思う一枚です。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

JAMES CARTER 「PRESENTTENSE」

 あらら、「休みの日は雨」のジンクスは未だに健在だったのね、しかも台風の雨、、、もうそんな季節になりましたか、、、今日はノンビリと映画でも観て過ごそうかな、、、

 昨日は半年に一度の楽しみ、港南台高島屋の大九州展に行って蘇州林のチャンポンと皿うどん、角煮饅を買ってきました。最終日だったので人も少なく出店の人たちも一山越えた感があって何となくノンビリした雰囲気でした。梅が枝餅が来てなかったのが何とも残念、久しぶりに食べたかったなぁ、アンコは全く食べない私でもアレだけは別格、美味いんだよなぁ、、、9月までに横浜高島屋でまた開催されるはずだから、その時までオアズケです。多分横浜なら来てくれると思うんですが、、、Img_1119

 いわば私が口にする唯一の冷凍食品。

 只今朝の7時、風がゴー、ゴー唸りだしてます。

 JAMES CARTERは随分前に無伴奏でテナーを吹いている演奏をテレビで観て物凄い衝撃を受けたプレイヤー、サーキュラーはやるわ、観客の歓声にその声を真似てテナーで返すわ、テクニックとユーモア、耳と感性の良さに魅了されてファンになりました。それまでは全く聴こうともしなかったんですけどね。

 で、早速色々と聴いてはみたんですが、どうもイメージが違う、テレビで観たときの衝撃が走らないんですな、何故なんだろう、気の抜けたぬるいビールを飲んでるようなそんな気分にさせられることが多くて、どの作品を聴いても、「いや、こんなもんじゃない!もっと凄かったぞ!」と、いつの間にか膨らんでしまったイメージを追い求めてしまうプレイヤーになってしまいました。後に何かの記事で、スタジオ作品では未だに真の実力を記録していない、何ていうことをいっている人がいました、ちょっと観ただけですが、その通りだと私も思います。ライヴの人なんでしょうね、感性が良すぎて、その場の空気に演奏が凄く影響を受けてしまうのではないか、なんて勝手に思っています。HALFNOTEから出たライヴ作「OUT OF NOWHERE」はとても良かった。もう一枚ライヴ作あるんですよね、ソチラは聴いていないので買わなければ、、、

 新作「PRESENTTENSE」は今までのスタジオ盤とはちょっと違う気がしました。よりオーセンティックな印象でモダン・ジャズを知り尽くしたマイケル・カスクーナの手腕が大きいのではないでしょうか。そんな中、各人の力強い演奏が気持ち良く、CARTERのプレイも最高とは言わないまでも物足りないという印象は全く受けませんでした。Presenttense

  1. RAPID SHAVE (DAVE BURNS)
  2. BRO. DOLPHY (CARTER)
  3. POUR QUE MA VIE DEMEURE (DJANGO REINHARDT)
  4. SUSSA NITA (CARTER)
  5. SONG OF DELILAH (YOUNG-LIVINGSTON-EVANS)
  6. DODO'S BOUNCE (DODO MARMAROSA)
  7. SHADOWY SANDS (JIMMY JONES)
  8. HYMN OF THE ORIENT (GIGI GRYCE)
  9. BOSSA J. C. (CARTER)
  10. TENDERLY (GROSS-LAWRENCE)

 1曲目、王道を突っ走るDWIGHT ADAMSのトランペット、さすがD. D. JACKSON!と言いたくなるトルネードしながら叩きまくるピアノがサイコーにカッコいい!ブイブイいわせてるCARTERのバリトンもライヴ感があって良い!この1曲目でいつもと違う、アレ?!を感じました。2曲目のCARTERのバスクラも分厚くて気持ち良い、30秒過ぎのスローな展開でのムーディなプレイがとても好き、時にグッと力が入る緩急の聴いた情感豊かな演奏ですね。D. D. が美しくも危うい緊張感を保ち、再び一気に走り出し、強烈にバスクラが咆哮し出します。メロウなソプラノを貫く3曲目、サウダージを意識させつつ、張りのあるダーティなテナーを聴かせる4曲目、RODNEY JONESのアコースティック・ギターがナイス!モーダルで呪術的なソプラノの5曲目は途中からテナーに持ち替えてクールに跳ね出します、多重録音か?!二本のテナーが絡み合う場面はスリリングで後に続くトランペットもカッコいいです。フルートとミュートを着けたトランペットのユニゾンが小粋な6曲目、寛いだバスクラが印象的な7曲目、ハード・バップの王道を行く8曲目はシャープにスウィング!再びバリトンがブイブイです!

 スタジオ作の中では「JC ON THE SET」が一番私が初めて衝撃を受けた時の印象に近いんですが、本作はジャジーな雰囲気がとても良かった、久々に満足感を感じています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

CURTIS AMY & DUPREE BOLTON 「KATANGA !」

 三週間ぶりにレコ屋さんへ行ってきました。新作はそれ程魅力を感じる物はありませんでしたが、復刻物はなかなかドキッとする物が出てますね、久しぶりだから調子に乗って13枚も買ってしまいました。ジャズに対する興味は尽きることを知らず、このままだとCD専用の倉庫が必要になってきそうな勢いですな。(ウォーク・イン・クローゼットならぬ、ウォーク・イン・CD・ラック?なんじゃソリャ?!)まだまだイタリア物の復刻とかも控えているし喜ばしい事です。

 先日ジャック・ウィルソンを聴いていたらライナーに本作が熱く紹介されていました。アレ?!そういえばコレ持ってるな、、、聴いてみっか、ということで聴いたらビックリ!おいおい、メチャクチャカッコイイ演奏じゃないか!!何で持ってるんだろう、CURTIS AMY & DUPREE BOLTON 「KATANGA !」、WEST COAST CLASSICSシリーズの一枚ながらウェストっぽい雰囲気は微塵もなく、ちょいと熱い、バピッシュでモーダルな(何言ってんだ?!)逸品でした。何といってもDUPREE BOLTONのトランペットが熱々のバップ魂を感じさせ、燻し銀のギターを奏でるRAY CRAWFORDが渋い!Curtis_amy_dupree_bolton_katanga

  1. KATANGA (BOLTON)
  2. LONELY WOMAN (AMY)
  3. NATIVE LAND (AMY)
  4. AMYABLE (JACK WILSON)
  5. YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS (RAYE-DEPAUL)
  6. A SHADE OF BROWN (SOLOMON)
  7. A SOULFUL BEE, A SOULFUL ROSE (AMY)
  8. 24 HOUR BLUES (AMY)
  9. LISA (AMY)

 タイトル曲の1曲目からガンガン走るハード・バップの魂、DUPREE BOLTONが熱い!テーマ・ユニゾンをキメて吹きまくる白熱の快演です、熱さを引き継ぐCURTIS AMYがブイブイ言わせ、スピーディに弾きまくるJACK WILSONは縦横無尽だ!ちょっと変わったトランペットとソプラノ・サックスのユニゾン・メロディからモーダルに飛翔するソプラノの歌いっぷり、バックでギターが味付けをしつつ、愁いを感じさせるトランペットが力強くも切なく響き、その後にブルージーなギターがジワジワと攻めて来る3曲目が私のキラー・チューン、ヤベェ、メチャカッコいい!4曲目のWILSONのオリジナルは更に歌うギターの渋~い魅力が炸裂、DUPREE BOLTONはココでもすばらしい、こんな分厚くて溌剌と歌うトランペッターが幻の人とは何とも釈然としませんね。5曲目は遠くを見つめるかのようなCURTIS AMYのサックスもいいですが、トランペットの独断場、泣いております。6曲目で再びバップ魂に火が付きます、ギターが良いし、テーマ・メロディが堪らなくカッコいいです!く~~~、きた~~~、コレだ~~~!

 後半三曲はメンバーが変わります、ココでも幻のトランペッター、MARCUS BELGRAVEの若き日の演奏が聴ける!ROY AYERSのヴァイブがいい味出してますよ。突っ走る9曲目に三度ジャズ魂を揺さぶられます!

 ジャケットに惑わされるとこの作品は手が出ないでしょうが、内容は出色の出来ばえ、ちょっとジャズ魂に来ますぜ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

WILTON “BOGEY” GAYNAIR 「BLUE BOGEY」

 写真撮りに行ってないなぁ、、、休みの日は相変わらず天気が好くないし、腰は痛いし、何だかなぁ、、、桜が終わって今は緑が目に眩しい新緑の季節、山が綺麗なんだよなぁ、、、ボヤボヤしてると直ぐに梅雨に突入してしまう、来週辺りブラッとしたいです。

 テレビで知りました、カッコウって鳥は悪いやっちゃなぁ、他の鳥に自分の子供を育てさせる親も親なら、生まれて直ぐに育ての親の子供を追い出す子も子だね、「カッコウ~、カッコウ~」なんて声を聴くのは大好きだったんですが、実はトンデモナイ悪だったのね。人間界でもモンスターペアレンツなんてのが生まれるのはこんな仕組みだったりするんだろうなぁ、、、

 ベンヤミン・スズキさんの一言で火がつきました、良いんですコレ、WILTON “BOGEY” GAYNAIR 「BLUE BOGEY」!テナーらしい太い音と寛ぎのある歌心、ダンディな雰囲気が堪らなく良い、お酒が美味くなる逸品です!ジャマイカ出身、英国で本作を録音したのが1959年、でもどうやら活動の拠点はドイツだったようです。Wilton_bogey_gaynair_blue_bogey

  1. WILTON'S MOOD (GAYNAIR)
  2. DEBORAH (GAYNAIR)
  3. JOY SPRING (BROWN)
  4. RHYTHM (GAYNAIR)
  5. BLUES FOR TONY (GAYNAIR)
  6. THE WAY YOU LOOK TONIGHT (KERN)
  7. GONE WITH THE WIND (WRUBEL-MAGIDSON)

 5曲目のようなブルースが出来るだけで惚れるしかない!比較的長尺で余裕タップリの歌いっぷり、何だかとてもテナーマンらしい名手ですが、コレが唯一のリーダー作、、、ところが未発表が出たなんて言われちゃったもんだから、居ても立ってもいられない気分です!来週探しに行こう!

 因みに本作はJASMINEからCDが出ています。でも澤野工房さんがひょっとしたら出してくれるかもしれません。そうなったら絶対音はJASMINE盤より良くなる筈、迷わず買い直しますね!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

SIMON SPILLETT 「SIENNA RED」

 仕事の帰り道は工場長がいるといつも、「ああ、いいよ、いいよ、ついでだから乗っていきなさい。」とクルマでウチの近くまで乗せてくれる。これ、モノ凄く助かります。工場長がお休みだと他のウルフが「じゃあ、今日は私が乗せていこう。」と言ってくれて、毎日誰かしら送ってくれます、あり難い事です。

 で、車の中でジャズっぽいものがラジオでかかった時、工場長が「最近さぁ、こういうのよくかかってるよね、何かジャズっていいなぁ、なんて思うんだよね、、、」ほいほい、いらっしゃいませ~~~、お客様、ネタ充実してまっせ~っ!ということで、お気に入りの曲を集めたCDを作って差し上げることにしました。久々に腕を振るいましょうかね、前はよく作って人にあげてました。ジャケットもデザインしてね。(と言っても、画像を取り込んで、曲とタイトルをクレジットするだけですが、、、)さて、気に入ってもらえるかどうか、、、ジャズ・ホリックの腕の見せ所ですな!

 キテルな~、期待通りの熱い出来!SIMON SPILLETT 「SIENNA RED」、やっぱり雰囲気がタビー・ヘイズに似てますね、前作ではオリジナルを積極的に入れていましたが、今回はオリジナルは無く、タビー・ヘイズの曲を中心に本作でもテナーの醍醐味を聴かせてくれてます!Simon_spillett_sienna_red

  1. MINI MINOR (IAN HAMER)
  2. LIFELINE (TUBBY HAYES)
  3. SOURIYA (TUBBY HAYES)
  4. PEACE PIPE (ERNIE WILKINS)
  5. RUMPUS (TUBBY HAYES)
  6. RICARDO (TUBBY HAYES)
  7. PINT OF BITTER (CLARK TERRY)
  8. THE RIGHT TO LOVE (LALO SCHIFRIN)
  9. SIENNA RED (TUBBY HAYES)
  10. OLEO (SONNY ROLLINS)

 前作同様、ドラム以外はメンバー変わらず相変わらずの王道、ピアノのJOHN CRITCHINSONがSPILLETTと共に全編良い雰囲気なんですわ!麗しげな3曲目のピアノ・ソロなんてなかなかのモノ。無骨な音、でも厚みがあって洗練されてる趣も感じさせるSPILLETTのスロウ・バラード・プレイ、いいねぇ、、、

 ガツンと来るのは1曲目、ピアノがランニングしてハード・ボイルドなテナーが炸裂します!熱いねぇ、、、カッコイイねぇ、、、やっぱり期待を裏切らなかった、待ってた甲斐がありましたよ!走る感じ、疾走感が堪りませんね!同様に4曲目も小気味良さを感じつつ、走りまくるテナー!エリック・アレキサンダーと是非バトルして欲しいです、グラント・スチュアートとやり合っても面白そうですね!

 今や英国ナンバー・ワンのテナー・マン(と、勝手に思ってます。)、既に次の作品に期待大です!

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

GRANT STEWART「YOUNG AT HEART」

 折角の休みなのにまた雨だ、、、先週の休みも大雨でした、どうもツイてない。ウチで疲れを癒せと言うお告げかな、、、

 昨日は妻が一人で鎌倉を散歩してたらしい、桜が咲いてて春らしくなってきているようです。Img_0868

 いいなぁ、、、明日晴れたら絶対散歩しよう!

 という事で、ゆっくりウチで過ごすことに、、、先週買ってきた作品が今日のノンビリ気分にとても合います。

 GRANT STEWART「YOUNG AT HEART」は1曲目のタイトル曲の麗しい雰囲気から小気味良くスウィングする寛ぎの演奏、艶やかにテナーが歌っています。ジックリ聴かせる2曲目、ストレートなバラード演奏は物悲しいけど、コッテリし過ぎないところが良いです。これで旨い酒がほんの少しでいいからあれば、幸せですな。(只今我が家では品切れ中。)Grant_stewartyoung_at_heart

  1. YOUNG AT HEART (LEIGH-RICHARDS)
  2. YOU'RE MY THRILL (CLARE-GORNEY)
  3. ROLL ON (HOPE)
  4. SHADES OF JACKIE MAC (STEWART)
  5. REPETITION (HEFTI)
  6. SERENADE TO SWEDEN (ELLINGTON)
  7. MODINHA (DE MOREAS-JOBIM)
  8. JET STREAM (BERNSTEIN)

 4曲目は最初のフレーズがマクリーンみたいなので名付けたというオリジナル曲、言われてみればそうかも、、、スピード感のある力強いナンバーで、アドリヴに突入すれば軽快なテナーが気持ち良い、TARDO HAMMERのピアノ、JOE FARNSWORTHのドラムも絡んできて、短いながらもスリリングなプレイ!

 6曲目、こういう小粋な雰囲気はワン・ホーンの醍醐味だなぁ、、、リラックスして心地良い、やはり艶のあるテナーがすばらしい!

  エリック・アレキサンダーとは同世代、共演盤も多数あり。エリックはそのパワフルなプレイが大好きで、初めて聴いた十数年前から大ファンですが、GRANT STEWARTはエリックみたいに突然弾け飛ぶようなフレーズが飛び出すようなことは無く、重心が低いとでも言いますか、テナーのドッシリした感じが魅力ですね、昔気質な王道を聴かせてくれます。無理が無く自然体、熱く吹いても太い芯が感じられて、何だか安心してしまいます。

 あれ、いつの間にか晴れてる、どうしよう、、、ちょっと行ってこようかな、、、

| | コメント (2) | トラックバック (0)

PHIL WOODS 「MUSIQUE DU BOIS」

 手のアイシング、やってみました。ひゃ~、チベたい、ジンジン手に響く。人差し指から小指までの痛み、むくみは筋をストレッチすることで大分楽になれます。指を開かずに手を開く。チョップとか手刀の形で指先を下に向くようにして、腕を真直ぐにして壁にその手で寄りかかってみる。肘から小指側の腕の筋が伸びている感じが得られればOK。

 残りは他の4本の指とは全く違う動きをする親指の付け根、ココをストレッチすることはできないので、疲れ(炎症)を残したままだと、腱鞘炎になってしまうらしい。なので炎症を取るためにアイシングするのが効果的。ピッチャーが投げ終わった後に肩を冷やしているのはそのためですね。

 冷たいのを我慢してやってみると少しですがむくみが確かに無くなって、楽になりましたよ。

 一昨日、オール・アメリカン・リズムセクション何て事を言ってしまって思い出したのが、PHIL WOODS 「MUSIQUE DU BOIS」。1974年、ガンガンに吹きまくるWOODSもこのリズム隊じゃなければ、ココまで燃え盛っていたかどうか、、、スタジオ録音ですが、ライヴ感があって、実に良い!Phil_wwods_musique_du_bois

  1. SAMBA DU BOIS (WOODS)
  2. WILLOW WEEP FOR ME (RONNEL)
  3. NEFERTITI (SHORTER)
  4. THE LAST PAGE (BECK-WOODS)
  5. SUMMER KNOWS (LEGRAND)
  6. AIREGIN (ROLLINS)
  7. SAMBA DU BOIS(ALT. TAKE)

 40歳を超えて正に脂の乗り切ったWOODSの歌いっぷりは見事!歌いまくるプレイは緊迫した雰囲気でアルトが白熱しています!1曲目から太いベースに導かれて、ジワジワと盛り上がり、次第に熱い雄叫びになって行くWOODS、激しいビートを刻むドラム、多彩な表情のピアノ、全員がお互いの音に反応しあって聴いていて力が漲っています。

 LEGRANDの名曲5曲目、我がジャズ師匠によるとWOODSはLEGRANDのこの曲を完璧に理解しているんだそうです、アート・ペッパーのと比べるとよく解るらしい。非常に叙情的で遣る瀬無い表情と何処か希望を感じさせるアルト、エモーショナルで強さがあるすばらしいバラード・プレイです!

 ジャケットが滅茶苦茶カッコイイですよね、恍惚としながらも汗をかいている四人の表情を勝手に想像してしまうエネルギッシュな傑作だ!

| | コメント (6) | トラックバック (0)

BOOKER ERVIN 「HEAVY ! ! !」

 私が働く工場の裏手に咲く梅ノ木がまだとても綺麗で思わずカメラを持って行きました。昨日の雨でさすがに散ってしまったかな、、、Img_0854

 カメラを持っていったら工場のシルヴァーウルフの何人かの人とも、更に会話が出来て良かった。「おっ、いいカメラもってるねぇ、、、」とか、「桜は鎌倉もそろそろいい感じなんじゃないかな、、、」とか、色々教えてくれる。みんな季節感を大切にしていて、さすがに年季が違うね、何となく居心地が良いです。どうも近くの川(出勤の通り道なんですが)にカワセミもいる時があるらしい、これで毎日カメラは持って行かなければならなくなりました。カワセミはウチの家鳥です。(勝手にシンボルにしている、妻が好きだから。)

 迫力のハード・バップが聴きたくなりました。で、棚から引っこ抜いたのがBOOKER ERVIN 「HEAVY ! ! !」、燃えるぜ~!1曲目BACHAFILLEN、これで決まりです!テーマは熱くてカッコイイし、続くGARNETT BROWNのトロンボーン、JIMMY OWENSのトランペットが分厚い!吹き切る表情に聴いているコチラも汗が出てきます!そしてゴリゴリと無骨なBOOKER ERVINが炸裂する!更に言えばバックはJAKI BYARD、RICHARD DAVIS、ALAN DAWSONのオール・アメリカン・リズムセクション、迫力の演奏として選んだのならまだまだ私も感性は衰えておりませんね!(久々の我褒めです。)Booker_ervin_heavy

 2曲目YOU DON'T KNOW WHAT LOVE ISはERVIN のワン・ホーン、スローで粘っこいテナーの響きは重いというより厚い、ERVINが吹く度に石くれをガ~ン、ガ~ンとぶつけられているような印象です。3曲目ALUMINUM BABYも軽いアルミどころか、水分をタップリ含んだ粘土のように頑丈なテナーが堪能できます。

 モーダルな出だしの5曲目BEI MIR BIST DU SCHON、これはさすがにズッシリ来ますが、突然転調して猛烈に走り出す、ボクシングのラッシュ攻撃ですな、ERVINの重いパンチを受けまくり凄いダメージです!トランペット&トロンボーンが再び熱く、BYARDの万華鏡ピアノが随所にちりばめられて興奮せずにはいられません!マイッたな、この曲の凄さに今回初めて気が付きました。

 1966年、土臭くて垢抜けない、硬派な美学を感じる逸品ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ERIC ALEXANDER 「PRIME TIME」

 たまには早く帰ってこれることがあるんだなぁ、、、5時半に家に着く日があるなんて思っても見ませんでした。

 先輩で、私の仕事修行の直接の師匠になる方は滅法仕事が速く、しかもチョイチョイ色んな事に気が付いてはシルヴァーウルフ達の手伝いをする。全体を見て気を利かせるなんて、かなりカッコイイですよね!「ココでそう動くのかい?!」と驚かされます。実はその先輩は歳は下、「ウフフフ、、」っていつも人と接する時は笑っているナイス・ガイで、この仕事を始めてから一年とちょっとらしい、、、いやいや~、いくら慣れているとは言え、なかなかできる動きではないなぁ、、、先ずは呼吸を摑んで、いいコンビと言われるようにしたいですな!

 あまりLIVEには行く機会がないのでCDにDVDが付いているのは非常に嬉しいですね、ERIC ALEXANDER 「PRIME TIME」はデカいナリでテナーを思う存分吹きまくるALEXANDER の立ち姿がカッコイイです。不動の立ち姿、正に現代のテナー・タイアンですね、凄いパワーで聴いている方が熱くなって行きます。Eric_alexander_prime_time

 CD

  1. BLUES LIKE (D. HAZELTINE)
  2. ONE FOR STEVE (E.  ALEXANDER)
  3. LITTLE LUCAS (E.  ALEXANDER)
  4. PEARLS (D. HAZELTINE)
  5. SOME OTHER TIME (L. BERNSTEIN/B. COMDEN/A. GREEN)
  6. WE ALL LOVE EDDIE HARRIS (D. HAZELTINE)
  7. NEMESIS (E.  ALEXANDER)

DVD

  1. PEARLS (D. HAZELTINE)
  2. ONE FOR STEVE (E.  ALEXANDER)
  3. NEMESIS (E.  ALEXANDER)
  4. LITTLE LUCAS (E.  ALEXANDER)
  5. BLUES LIKE (D. HAZELTINE)
  6. WE ALL LOVE EDDIE HARRIS (D. HAZELTINE)
  7. YASASHIKU(GENTKY) (E.  ALEXANDER
  8. FIRST IMPRESSION (E.  ALEXANDER)
  9. PRIME TIME (J. FARNSWORTH)

 とりあえずDVDで語りますと、1曲目ガンガンに歌いまくるERICが険しくも不動の立ち位置で炸裂!ユミズの如く湧き上がるメロディ・ラインがすばらしい、HAZELTINEはヴィーナスでは感じられない気合と熱気に溢れていて気持ち良いアドリヴが奔りますね!

 2曲目は出だしのハード・ボイルドなテ-マが良い、JOHN WEBBERの生々しいベース・ソロは堅実さが滲み出ています。ノラリクラリとした曲ですが、ウネリがあってジャズらしい味わいを堪能です。ドラムの力強いソロからERICがとまらない!3曲目「NIGHTLIFE IN TOKYO」でもワン・フォー・オールの「WIDE HORIZONS」でも感じられなかった白熱のプレイに、更に来たッ!と言う感じです!

 寛いだピアノのスタートから歌心の真骨頂を聴かせるERIC、7曲目は切ない、眉間にシワを寄せつつ、力いっぱい歌う、HAZELTINEの粋な寄り添いが大波に揺られているような気分にさせてくれます、YASASHIKUとはよく言ったものですね。

 テナーの醍醐味ココにあり!CDも良いですが、DVDの方が面白いと思います、結構高かったですが充分に楽しめました。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

MIKE CUOZZO 「MIGHTY MIKE」

 今日は仕事を解らないまでも、自分なりに積極的にやってみました。それはまぁ、無茶苦茶で商品は床に撒くわ、危うく違う所に品物をセッティングしそうになるわ、機械はガツンガツンぶつけるわでもうテンヤワンヤ、周りのベテランのシルヴァー・ウルフ(敢えてそう言ってみよう)には苦笑いされてました。でもみんな温かい人たちで「嫌でも覚えるようになるから、今出来ないからって焦らないで、兎に角ジックリおやんなさい。」と声を掛けてくれます、あり難い事です。ゆとりが出来たら仕事にも触れますが、この仕事、凄く面白いです!まだ二日目で何を言う!でもそうなんです。体がキツイから辞める?とんでもない!コレをこそ求めていたんだから、、、腰の痛みが再発して心配はしてますがね。

 私の愛するB級の名盤、MIKE CUOZZO 「MIGHTY MIKE」は寛ぎ感溢れるスマートな逸品です!MIKEのテナーは白人系の滑らかな雰囲気で歌心タップリ、何だかホッとしてしまいます。Mike_cuozzo_mighty_mike

  1. THERE'LL NEVER BE ANOTHER YOU (H. WARREN)
  2. WHAT IS THIS THING CALLED LOVE (C. PORTER)
  3. NANCY (VAN HEUSEN-SILVERS)
  4. WALK UP (B. EVANS)
  5. AN EVENING  AT PAPA JOE'S (J. JONES)
  6. UNDERSIDED (R. BALL)

 1曲目の軽快な滑り出し、EDDIE COSTAのヴァイブが心地良くスウィングします、COSTAはピアノを弾くと個性的で面白いですが、ヴァイブもとても良いですね。本作は3曲目がサイコーに良い!何とも鄙びたテナーの味わい、丁寧に一音一音を聴かせるヴァイブのブルーな感じ、トリスターノ門下のRONNIE BALLが地味ながらも、ゆったりとしたピアノで語りかけてくるような燻し銀のプレイです、、、いいねぇ、、、疲れた体に癒しの泉が滲み込んで来る様な演奏ですな、、、4曲目はあのビル・エヴァンスの曲、1955年当時はまだ無名だったはずですが、先見の明がありますね、COSTA絡みでしょうか、軽快なヴァイブがやはり気持ち良い!

 MIKE CUOZZOは結局リーダー作2枚で消えてしまいましたが、何とも惜しい逸材です!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

FINN WIESNER TRIO 「LET'S FACE THE MUSIC AND DANCE」

 全くこんなこともあるのかと驚きの日々でした。実は仕事が決まってしまいました。初めて行った面接で採用されるなんて夢にも思っていなかったので、喜びと驚きがごちゃ混ぜで混乱気味でした。

 妻はもっと色々と会って、見て、経験を積んでから選択していく方法もあると、一理あることを言っていましたが、世の中コチラが選択肢を選べるほど簡単ではありません。中には試しに面接してみようという人もいるようですが、そんなに世渡りが器用ではありませんし、応募してみようという事、それ自体は自分にも思いや覚悟がなければ出来ないことだと思うんです。全くの未経験でトライしてみたところだったせいか、思いや覚悟は強かったと思います。

 興味の持てる仕事であるのか、続けていく覚悟はあるのか、生活の面ではどうなのか、色々考えました、、、これから沢山の壁にもぶち当たるでしょうし、妻との時間のすれ違いも起こってくるでしょう。今の妻の激務のことも考えた末、繁忙期を除けば早く帰って、食事や家事ができる、少しはラクをさせてやれるのではないかと思い、謹んでお受けすることにしました。

 決めたからにはやるしかない!頑張りますよ~!!

 マリナーズの守護神、J. J. プッツのテーマ曲、AC/DC 「THUNDERSTRUCK」聴いちゃってます!気合入ります!!

 実はもう一つ、人との繋がりを強く感じる不思議なサプライズもありまして、それについてはまた後日。

 懐かしいなぁ、コレは、当時は輸入盤もそんなに高くなく、しかも新しい物への興味がドンドン湧いていた頃に出会った1999年の作品。FINN WIESNER TRIO 「LET'S FACE THE MUSIC AND DANCE」、パワフルで太いプレイが魅力的なピアノレスのテナー・ワン・ホーンです、随分久しぶりに聴きました。Finn_wiesner_trio_lets_face_the_mus

  1. SPEAK LOW (K. WEILL)
  2. RHYTHM-A-NING (T. MONK)
  3. LET'S FACE THE MUSIC AND DANCE (I. BERLIN)
  4. INVITATION (B. KASPER)
  5. I THOUGHT ABOUT YOU (J. VAN HEUSEN)
  6. REMEMBER (I. BERLIN)
  7. MY LITTLE BROWN BOOK (B. STRAYHORN)
  8. HACKENSACK (T. MONK)
  9. SOON (G. GERSHWIN)
  10. STRAIGHT IN THE POCKET (F. WIESNER)
  11. MY IDEAL (ROBIN-WHITING-CHASE)
  12. TRINKLE TINKLE (T. MONK)

 何だか何処かのクラブで演奏しているような生々しさがあって気持ち良い、裏ジャケットの写真がイメージとピッタリ。(よく見るとこの写真ではチラッとピアニストも写っているんですが、、、)

 アドリヴは難しくならずストレートに聴かせるメロディ、スウィンギーなナンバーではリズム隊が躍動してて熱気が溢れます!上手く言えませんが、スロウな曲でもドラムに様々な表情があって、あ~、そうだった、そうだった!と甦る感動がありますね!2、8、12曲目のモンクの曲がいいところで挟まってて、ちょっと惹かれたのが切っ掛けだったかな。そして聴いてガツンと来たのが4曲目、跳ねるリズムからジワジワ熱気を帯びてくる演奏がカッコイイです!ドラム・ソロがなかなかの迫力。更に10曲目のオリジナルがスタートからスピード感があってスリリング、やはりココでもドラムにガンガン煽られて手に汗握ります!

| | コメント (1) | トラックバック (0)

SAHIB SHIHAB 「AND THE DANISH RADIO JAZZ GROUP」

 ふ~、イカン、既に緊張してる、明日は初めての面接です。会っていただけるだけでもあり難い事ですが、何だか大失態をやらかしそうで、どうも落ち着かない、、、いつまで経ってもドッシリ構えられないですね、繊細、神経質、根性なし、う~ん、こんな自分にとても草臥れる、、、

 書いてる場合じゃないんですが、ちょっと違うことを考えないとね、、、Sahib_shihab_and_the_danish_radio_j

 ピアノ・トリオの老舗といえば澤野工房さんですが、実は澤野さんが出す管モノは恐ろしくカッコイイ名演が多いです。以前に紹介したナウラやジャズ・クインテット60、他にもヨキ・フロイントなど、驚きの傑作ばかりです。出来ればタビー・ヘイズのテンポ作品はLPだけじゃなくCDにもして欲しいですね。

 で、本日はSAHIB SHIHAB 「AND THE DANISH RADIO JAZZ GROUP」、様々な楽器を駆使して表情を変えるSAHIBの演奏にデンマークの名手たちが重厚なバップの香りを演出するOKTAVの幻の名盤です!特にN. H. O. PEDERSENのベースに痺れます、ドッシリとしたウォーキング(自分もこうで在りたい、、、)が堪りませんね、1曲目DI-DAの厳かな雰囲気、ジワジワとジャズ魂が揺さぶられ、ガツンとテナーでソロを取るBENT JAEDIGの歌いっぷり、高らかに歌うPALLE MIKKELBORGのトランペット、何処かタドタドしいSAHIBのバリトンが生々しさを煽ります。

 飽くまで1曲目は小手調べ、快楽の山場は2,3曲目DANCE OF THE FAKOWEES、NOT YETで早くも最高潮です、踊りたくなるようなリフレインからNIELS HUSUMのソプラノが弾け、トロンボーン、ギターが短く歌う、そのバックのアンサンブルのカッコいいこと!ヴァイブの演奏は常にクールに響きます。疼いてくるドラムの見せ場を中心にスピーディなソロが交互に駆け回る演奏、これぞ醍醐味です!

 更には「OK! HERE WE GO!  MAI DING!!」から始まる5曲目、カウベルの軽い打ち鳴らしから、分厚いアンサンブル~バリトンのゴツゴツとした演奏がスリリングに響きます、一転してフルートは軽やかな6曲目HARVEY'S TUNE、アンサンブルが同じテーマを奏で、「ブーン」のSHIHABの一言から再び軽快なフルート、気持ち良いですねぇ、、、

 幾つかダブってしまうSHIHABのストーリーヴィル盤「SENTIMENTS」もいいですが、まとまりとしては断然澤野盤のほうが良いですよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

JOHNNY GRIFFIN 「THE KERRY DANCERS」

 さて、一日遅れてしまいましたが、河津町は山あり、海あり、川ありで、既に空気は春、歳を取ったらこんな所に住みたいと思わせてくれる谷間のとても良い町です。Photo

 桜はまだ三、四分咲き、今年は遅れているそうで、先週まで雪が地面を覆ってたらしくまだ寒さが残っているとのこと。咲いてる木々もありますが、ピンクがもう少し鮮やかになるのは三月に入ってからかな。並木道の中を歩くのもいいですが、露店が並ぶ隣り道から眺める方が綺麗でしたよ。緑の覆う山をバックに何とも清々しい気分です、空気もいいしね。メジロが沢山来てて、みんなで花をついばんでる。メジロがとまっている桜にはそこかしこに大変な人だかりが出来てました。ついでにテレビの取材も来てたようで、喫茶店に入ったらちょうど、みのさんの昼の番組で放送してました、渋い俳優さんの姿もチラリと見かけたりして、、、(声のすばらしい、ネジネジしたマフラーが印象的な男優さんです。)Photo_2

 それにしても平日なのに凄い人の多さです、歩き難いという程でもありませんが、かなりの賑わい、ウィークエンドは元旦の鎌倉か花火大会かということになりそうです。

 伊豆急河津駅が近いので電車で行くのもいいですね。祭りは三月十日までやってるようですが、ひょっとしたら桜のピークは十日以降かも知れません。早い春を感じられた良い一日でしたな。

 今日は愛聴盤の一つ、JOHNNY GRIFFIN 「THE KERRY DANCERS」、テナーの歌心が堪らない逸品です!大好きな作品で音が良いと聞くとつい買ってしまうので複数持ってたりします。前半は世界の民謡、後半はそのままの雰囲気でオリジナルも聴かせる、流れがスムーズでよく練られた作品ですね。Johnny_griffin_the_kerry_dancers

  1. THE KERRY DANCERS (IRISH TRAD.)
  2. BLACK IS THE COLOR OF MY TRUE LOVE'S HAIR (AMERICAN TRAD.)
  3. GREEN GROW THE RUSHES (SCOTTISH TRAD.)
  4. THE LONDONDERRY AIR (ENGLISH TRAD.)
  5. 25 1/2 DAZE (SARA CASSEY)
  6. OH, NOW I SEE (JOHNNY GRIFFIN)
  7. HUSH-A-BYE (FAIN-SEELEN-THOMAS)
  8. BALLAD FOR MONSIEUR (SARA CASSEY)

 速射砲のようにアドリヴを吹きまくるパワーが魅力で、シカゴに凄いのがいるぞ!ってことで、モンクかブレイキーか忘れましたが、紹介されて一気に知られる存在になった、みたいなことを何かで見ました。当時、彼の登場はかなり衝撃的だったそうで、同世代のプレイヤーはみんな注目していたようです。ブルー・ノートの「A BLOWING SESSION」は圧巻で、さすがにコルトレーンもこの時は押されてる印象、渡り合っているのはリー・モーガンだけという快演です。

 では本作はというと速射砲のようにアドリヴを吹きながらも、すばらしいメロディを聴かせてくれる、力強い歌いっぷりが感極まったように熱い思いを表現しているような、、、特に2曲目はサイコーに泣けます!この出だしの哀切、何処か遠くを見つめるような感じからバックの物静かなサポート、嗜みを知る男たちの名演だ!終わり方が更に切ないです、、、3曲目のガッツ溢れる演奏も快感だなぁ、BARRY HARRISのピアノも気持ち良い!

 名曲7曲目の軽快なプレイから、8曲目のググッと抑えた語りかけてくるようなバラードがこれまた郷愁を誘います、作品の最後を努めるのに相応しいシットリした余韻が心に響きます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

DICK JOHNSON

 久々にのんびりした時間を満喫中。今日は天気も良く、雲ひとつない快晴ですね、ひんやりした空気がとても気持ち良い、、、おっ、日の光を浴びてジャンボ・ジェット機が飛んでる。何か綺麗だなぁ、、、

 ウチから空を眺めているとよく飛行機が飛んでいます。多い時は四機くらい同時に目に入る。どこ行くんだろう、ベルゲンまた行きたいなぁ、、、ちょうど去年の今頃は長崎に行ったんだった、そういえばベルゲンに何処か雰囲気が似てました。昨年は色々悲しい事件がありましたが、長崎は海があって、山があって大好きな町です、、、一二三亭の砂ズリのお刺身、あれは衝撃の美味さだった、名物のおじやも最高にウマし、、、落ち着いたらまた必ず食べに行こう!

 昨日からまたラックを眺めて色々物色していますと、こういうものが出てくる。アルトの幻の名手、DICK JOHNSONの名盤「MOST LIKELY . . . DICK JOHNSON」。再発したらきっと喜ばれるだろうなぁ、、、ピリッとしたシャープなアルトの響き、アドリヴに全精力を傾けたアート・ペッパー程ではありませんが、厳しい表情が何処か漂う隠れた逸品です。久しぶりに聴きました、すばらしかった!Most_likely_dick_johnson

  1. LEE-ANTICS (DICK JOHNSON)
  2. IT'S SO PEACEFUL IN THE COUNTRY (ALEC WILDER)
  3. AW C'MON HOSS (DICK JOHNSON)
  4. STELLA BY STARLIGHT (YOUNG-WASHINGTON)
  5. ME 'N' DAVE (DICK JOHNSON)
  6. IT'S BAD FOR ME (COLE PORTER)
  7. THE END OF A LOVE AFFAIR (EDWARD REDDING)
  8. FOLDEROL (DICK JOHNSON)
  9. THE LOOP (DICK JOHNSON)

 1957年の作品。ビッグ・バンドで活躍していたために、ほとんど知られていない人、1曲目のスタートからアルトの音色にドキッとさせられます。饒舌で淀みなく歌われるワン・ホーンの醍醐味、サイコーだ!バックがこれまた名手揃い、切れがあって力強いPHILLY JOE JONES、堅実なWILBUR WARE、スマートなセンスで、どの作品でも演奏が光る大好きなDAVE McKENNA、彼らの見せ場も随所に鏤められて、引き締まった好サポートの連続です!PHILLY JOE JONESは本当にカッコイイですね、ドラムが歌ってますな!

 更にもう一つ。1956年の「MUSIC FOR SWINGING MODERNS」もすばらしい!2002年に紙ジャケで再発された時に大喜びしましたが、当時は新店準備で忙しく、ほとんど紹介できなかったのが心残りです。

 コチラは、よりリラックスした雰囲気で演奏の切れはそのままに、厳しさと言うよりは甘美なアルトが心地良い!オリジナルは一曲もなく、小粋で肩の力が抜ける演奏。あっ、いいねぇ、、、6曲目の歌心が堪りませんよ。Music_for_swinging_moderns

  1. THE BELL OF THE BALL (ANDERSON-PARISH)
  2. THE LADY IS A TRAMP (RODGERS-HART)
  3. HONEY BUN (RODGERS-HAMMERSTEIN Ⅱ)
  4. WHY WAS I BORN (KERN-HAMMERSTEIN Ⅱ)
  5. POINCIANA (BERNIER-SIMON)
  6. THE THINGS WE DID LAST SUMMER (CASH-STYNE)
  7. LIKE SOMEONE IN LOVE (BURKE-VAN HEUSEN)
  8. STARS FELL ON ALABAMA (PARRISH-PERKINS)
  9. YOU'VE CHANGED (CAREY-FISCHER)

 印象が多少違うのはバックのサポートの雰囲気の違いもあるでしょうし、二つのレコーディングの間に何かあったと想像するのもとても楽しい。レーベルが違うので音作りの違いもあるのかな。共にまた注目されて欲しい作品です!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

GIANNI BASSO 「QUARTET」

 さて昨日は姪っ子の合格祝いの食事会、一族総出でイタリアンなどを食しに逗子の海岸沿いにあるCANTINAなるレストランへ行ってきました。

 ソコは前から父が、「気になる~、気になる~、、、」と通り掛かる度に必ず言っていた所で、(まるで、初めて言うんだけどさぁ、という勢いで惹かれる思いを熱く語る、毎回セリフが同じなので何となく面白い。)先日ついに母と二人で行ってみたら、これは美味しい!ということになり、合格祝いに連れてくることになったらしい。

 何かコースで頼んだらしく、大量のピザとスパゲティでテーブルはごった返し、しかもオードブルとメインディッシュは別にあるという豪華さ。残さず食べられるのかと心配しましたが意外とペロリと平らげてしまいました。重たくなくあっさりと食べられるものばかりでとても美味しかったです。写真はメインディッシュ、手前が骨付きの鶏肉をソテーしたもの、奥はぼやけてますがブリだったかな。タイミングよく入れましたが、出る特は相当混んでました。お店の雰囲気もとても良かったですよ。Img_0696

 目の前が海岸です、夕日がこれまた美しい!Img_0681

 単純に嬉しい再発!GIANNI BASSO 「QUARTET」、MOONKSで紹介されてからずっと聴いてみたかった!1992年の作品らしい。寛ぎのワンホーン、いいねぇ、、、全曲オリジナルなんですね、意外な感じがしましたが、燻し銀のテナーの魅力に酔います、、、ちょっとダメだな、ただ良いという以外何も思い浮かびません、ツボに入ってしまいました。ボブ・ライターやラリー・マッケンナに並ぶ生涯の宝がまた一枚増えてしまいました。Gianni_basso_quartet

  1. MISTER DU
  2. MISS BO
  3. FILL BOSSA
  4. JACK LA MONELLA
  5. TO LOVE
  6. JA-JAZZ
  7. THREE SONS
  8. SONNY SIDE
  9. SVETLANA
  10. OSCAR MY FRIEND

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

DYLAN CRAMER 「REMEMBERING SONNY CRISS」

 あらゆる意味での気分転換が必要になり、今日は横浜へ。ふ~、はっきり言って凹んでる暇はありません、飽くまで前向きに、前向きに、、、

 仕事の情報をもう一度、イチから見つめ直して、何とかお世話になった人たちに少しでも恩返しがしたい。そう思いつつも非常に厳しい現実。もう半年も経ってしまった、何とかしなきゃ、、、

 予約をしたものを引き取るため、お馴染みのレコ屋さんに行ったら、いいのがありました。DYLAN CRAMER 「REMEMBERING SONNY CRISS」、NAGEL HEYERでもお馴染みのアルト・プレイヤーですね。本作は1997年、幻といってもいいです、何しろ初めて目にしました。こういう物が突然再発されるんですね、MOONKSに載ってるジャケットとは違いますが、直ぐにピーンと来ました。最近はあまりこういうアルトらしい物になかなか出会えないのでとても気持ち良いです。Dylan_cramer_remembering_sonny_cris

  1. SATURDAY MORNING
  2. I THOUGHT ABOUT YOU
  3. THE DREAMER
  4. THE ISLE OF CELIA
  5. HAM'S BLUES
  6. BROTHER CAN YOU SPARE A DIME
  7. TIN TIN DEO
  8. MY IDEAL
  9. JEANNIE'S KNEES
  10. THE FIRST ONE

 アルトらしいというと私としては、よく歌うということ、小難しくなってしまうのも演奏次第ではイケる!何てありますが、そういうものは滅多に出会えません。

 本作はベースにLEROY VINNEGARが参加していることにとても意味があります。SONNY CRISSのXANADUのあの名盤、「SATURDAY MORNING」でベースを弾き、しかも本作で3曲(1,7,9曲目)再演しているからです。正にリメンバリングですね。貴重なアルト・マンです、どうか迷わず王道を突き進んで欲しい人ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

JESPER THILO 「TRIBUTES」

 2月1日に我が一家のアイドル、姪っ子(私の兄夫婦の娘)が希望通りの学校に早々に合格。もう中学生か、、、月日の経つのは早いものです。お正月に応援メッセージを鉢巻?(旗かな、、、)に皆で書いて渡しましたが、まぁ、要領の良い頑張り屋さんなので、大丈夫だろうと思い、「頑張らなくていい。」と書いたらみんなに笑われてしまった。だってもう頑張ってるんだし、全員に頑張れって言われるのもねぇ、、、

 もう今頃は何事もなかったかのように日々のハード・スケジュール(習い事やスポーツで一週間の予定がビッシリ埋まってる。)を黙々と楽しんでこなしている事でしょう。何にしてもご苦労様、おめでとーさんね!

 さて、今日は色々聴いてしまってどうしようか迷った挙句、寛ぎのテナー、JESPER THILO 「TRIBUTES」にしました。デンマークの名手です、2005年録音。スマートで豪快さも兼ね備えたスウィンガーで、数枚しか持ってませんがみんな気持ち良い、リ-ダー作は豊富です。本作はピアノがJAN LUNDGREN、ベースJESPER LUNDGAARDのドラムレスのワンホーン、小気味良いスウィング・ナンバーからムーディなテナーの歌心まで、キュッと一杯やりたくなる隠れた名盤ですな!Jesper_thilo_tributes

  1. LET' FACE THE MUSIC AND DANCE (BERLIN) (trib. to ZOOT SIMS)
  2. FOUR (DAVIS) (trib. to BREW MOORE)
  3. I GOT IT BAD AND AIN'T GOOD (ELLINGTON/WEBSTER) (trib. to JOHNNY HODGES)
  4. YOU STEPPED OUT OF A DREAM (BROWN/KAHN) (trib. to STAN GETZ)
  5. THAT LUCKY OLD SUN (SMITH/GILLESPIE) (trib. to GENE AMMONS)
  6. SWEET GEORGIA BROWN (BERNIE/PINKARD/CASEY) (trib. to DON BYAS)
  7. SMOKE GETS IN YOUR EYES (KERN) (trib. to BEN WEBSTER)
  8. C'EST SI BON (HORNEZ/BETTI) (trib. to SONNY STITT)
  9. DAYS OF WINE AND ROSES (MANCINI) (trib. to PAUL GOSALVES)
  10. I'M CONFESSIN' (DOGHERTY/REYNOLDS/NEIBURG) (trib. to LUCKY THOMPSON)

 と、ご覧のとおり偉大なるテナーマンにそれぞれ捧げられていますが、思いを込めただけで真似をしている訳ではありません。でもJESPER に通じるスタイルの名手ばかりですね。ふ~、テナーの醍醐味、いい歌いっぷりだなぁ、、、5曲目の艶っぽさが堪らなく好き!後はジャケット、凄くいいでしょ?MODE盤を思い出させます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

CHARLIE VENTURA 「CHARLIE VENTURA CONCERT feat. THE CHARLIE VENTURA SEPTET」

 今日は治療の日。これからの人生をどう過ごすべきか、先生に相談してみたりして、、、色々考えすぎで、なんと2キロも体重が落ちてしまった。不器用なんですよねぇ、、、Img_0644

 写真はライト・アップされた観音様、もっと本当は美しいですよ!

 きたきた~!やっぱコレだな、最高に気持ち良い!昨日の「SERGE & MUSSULLI」のおかげで聴き直してしまいました。CHARLIE VENTURA 「CHARLIE VENTURA CONCERT feat. THE CHARLIE VENTURA SEPTET」!こんなに楽しい気分になるビ・バップはちょいとないですね、思わずニヤリ。Charlie_ventura_charlie_ventura_con

  1. INTRODUCTION AND THEME MUSIC INCLUDING:

  • YESTERDAYS (KERN/HARBACH)
  • THE PEANUT VENDOR (SIMONS)

  2.EUPHORIA (KRAL/VENTURA)

  3.FINE AND DANDY (SWIFT/JAMES)

  4.EAST OF SUEZ (STEIN/VENTURA)

  5.IF I HAD YOU (SHAPIRO/CAMPBELL/CONNELLY)

  6.I'M FOREVER BLOWING BUBBLES (KENBROVIN/KELLTE)

  7.PENNIES FROM HEAVEN (JOHNSTON/BURKE)

  8.HOW HIGH THE MOON (HAMILTON/LEWIS)

 コレはMR. ジーン・ノーマンがアナウンスされているんでしょうか、テーマ曲YESTERDAYSをゆったりと奏でた後、ドキドキするようなED SHAUGHNESSYのドスンと響くドラムをバックに、多分VENTURA がメンバー紹介、もうこの時点でワクワクしてきます!

 「トゥ・ベース・ドラムを奏でる若きドラマー、ジャージー・シティのエド・ショーネシーです!」ズドン・ズドン・チャカチャカ・ドン、、、おお、ヤバいっす!めちゃカッコイイ!そして登場するベースのKENNY O'BBIEN、ピアノ、アレンジャー & ヴォイス、ROY KRAL、、、どんどん登場するヒーロー達、興奮の中ガツンと入る2曲目EUPHORIA(ちょびっとアナウンスをカットしてますが)、きた~、JACKIE & ROYのゴキゲンのコーラス(楽器のようにハミング、これをヴォカリースというんですね!)、最高にクール、後に続くBENNY GREENのトロンボーン・、CONTI CONDOLIのトランペットの鮮やかなこと!グイグイ盛り上がるVENTURAのテナー、もう盛り上がるしかありません!

 3曲目の見事に弾け飛ぶトランペット、エキゾティックな4曲目、ここでもJACKIE & ROY、CONDOLIが最高に光り、アーシーな熱気のテナーが心を騒がせます。6曲目の主役はやはりJACKIE & ROY、ヴォカリースではない、心地良い歌声も披露してビ・バップの雰囲気とは違う寛ぎが滲み出てますね!同じく寛ぎの7曲目の後、ラストは気持ち良いスピーディなHOW HIGH THE MOON セッション!豪快に吹き継がれるソロの応酬に興奮冷めやらず!BOOTS MUSSULLIの弾けるアルトが最高さ!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

SERGE CHALOFF & BOOTS MUSSULLI 「SERGE & MUSSULLI」

 渋谷という町に久しぶりに行ってみました。何年ぶりだろう、、、十年近いんじゃないかな、若い頃はよく行きましたが人の多さに酔ってしまって、通り掛かるだけの町になっていました。相変わらずの人酔い癖は直らず早々に退散しましたが、ちょっと違うと感じたのは昔よりは物騒な感じが薄れたこと、気のせいかな。前はもっと殺伐としてて、歩いてるとガンガンぶつかられてしまう(ぶつかってしまうとも言えますが、、、)所でしたが、意外と皆さん気を使いながら歩いてらっしゃる。先に行きたい人は上手に避けたりなんかして、、、何となく感心しながら歩いていると、何ですか、アレは!小型トレーラーでJ-POPアーティストのアルバム宣伝ですか!曲を流しながら何台も走ってるのには驚きました。ふぇ~、都会は違いますねぇ、、、結局都会の雰囲気にまごついてしまって、写真を一枚も取れませんでしたよ、トホホ、、、田舎モンだなぁ、、、

 大好きなバリトン・サックス奏者SERGE CHALOFF、バリトンと言えばマリガンより彼を先に思い出すのに本作は持っていませんでした。SERGE CHALOFF & BOOTS MUSSULLI 「SERGE & MUSSULLI」、「BLUE SERGE」という、ジャケから演奏から何もかもカッコイイ作品を残した早世の名手です。BOOTSについては勉強不足ですね、チャーリー・ベンチュラの1949年のパサディナ公会堂のデッカ盤は楽しい雰囲気のライヴでしたが、全くBOOTSについては意識をしていませんでした。そこではBOOTSはバリトンも吹いてますが、本作ではアルトに徹しているようで鮮やかに歌う演奏がとても気持ち良いです。モノの本に寄れば、くすんだ渋いイメージもあるようですが、なかなかどうしてココでは爽快です!Serge_chaloff_boots_mussulli_serge_

 ピアノはRUSS FREEMAN、そう聞くとウェスト・コースト・ファンは小粋でちょいと陽気な、クールなサウンドを思い出しますね、その通りです!この何とも心地良いスマートな味わいが堪らなく良いですね、シャープにスウィングしながら何ともまろやか、今日は難しいことは言えません、只々気持ち良い!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

ROLAND KIRK 「THE INFLATED TEAR」

 今日は北鎌倉の雪堂美術館でオーストラリアのアボリジニの楽器、ディジュリドゥの音を初めて聴いてきました。地響きのような、大きな蒸気船の汽笛のような、しかも呪術的な祈りのような腹にズシリと来る音。スサノオノミコトのヤマタノオロチ退治の英雄譚の語りと笛とのコラボレーションで、語りの言葉を吟じている時の声の不思議な余韻、謡に合わせて舞うように吹かれる笛、堅苦しくはありませんが、音楽的に言えばかなりアヴァンギャルドな雰囲気、大きなうねりを感じる音楽で興味深いサロンでした。

 ということで、今日はこんな気分、ROLAND KIRK 「THE INFLATED TEAR」、ディジュリドゥでウタッていたKNOBさんの循環呼吸(サーキュラーブリージング)を見てしまったし、、、Roland_kirk_the_inflated_tear

 ついつい見た目の雰囲気で敬遠されがちですが、深いブルース・フィーリングと聴覚の豊かな感性で唯一無二の音楽を作り上げた稀代の演奏家です、正に天才ですな。1曲目THE BLACK AND CRAZY BLUESの葬送曲を思わせる演奏から、KIRK流ディープ・ブルースの魅力が全開です。カッコイイのは3曲目MANY BLESSINGSで、サーキュラーブリージングを駆使したテナーのソロ・アドリヴがウネリまくる、豪快な名演!初めて聴いた時は循環呼吸なんて知らなかったもんだから、「オイオイ、一体どうなってんだ!?」と驚くばかりでした。一人三管アンサンブルから悲しみのソロを繰り返す5曲目のタイトル曲、寛いだ雰囲気のブルージーな6曲目THE CREOLE LOVE CALL、マンセロが飛翔する7曲目A HANDFUL OF FIVES、、、何かグイグイ引きこまれていく力強さが病みつきになる作品ですぞ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

PAUL GONSALVES 「CLEOPATRA FEELIN' JAZZY」

 一体なんですか、この小春日和は!昨日は雪が降ったというのに、、、この時期はなかなか乾かない洗濯物がパリッと乾いてしまった。

 ということで鎌倉まで散歩。いつも大船の観音様ばかりなので、今日は高徳院の大仏様を拝んできました。何でしょうねぇ、いいお顔してますなぁ、、、Img_0626

 PAUL GONSALVES 「CLEOPATRA FEELIN' JAZZY」、「クレオパトラ」のDVDは持ってますが、全く覚えてません。本作の1、2曲目がテーマですか、長い映画ですからそういわれてもなかなか、、、結構心構えの要る大作ですよ。Paul_gonsalves_cleopatra_feelin_jaz

 有名ビッグ・バンドで活躍し続けたGONSALVESの哀愁のワン・ホーン、ちょいとお酒が入ってしまった今の私には溶け込むような1曲目は堪りません。オルガンの響きがテナーの哀愁を引き継ぎ、普段はあまり好まないオルガンですが、叙情に引き込まれてしまいます。全体を支配しているのはオルガンのDICK HYMANとギターのKENNY BURRELL、ファンキーな雰囲気を下地にGONSALVESが寛いだプレイを聴かせます、燻銀ですな。

 本作は1963年5月のアメリカでの録音、最近CD化Sれた1963年2月の「BOOM-JACKIE-BOOM-CHICK」はオーソドックスに聴かせるワン・ホーンの隠れた傑作、当時脂の乗った英国のピアノ・トリオをバックにテナーの歌心が冴えますぞ!Boomjackieboomchick

| | コメント (0) | トラックバック (0)

BENNY GOLSON 「TAKE A NUMBER FROM 1 TO 10」

 大分元気になった妻が夕飯を作りながら、何故かMSG(ザ・マイケル・シェンカー・グループ)のクライ・フォー・ザ・ネーションズを台所で歌ってる、、、日によってはベートーベンの第九だったり、サウンドガーデンだったり、、、

 ウチにはジャズ以外にもクラシック、往年のハードロック、ヘヴィメタルが結構あったりします。妻は実はかなりの音楽好き。新世界がかかってたと思うとジェーンズ・アディクションが次にくると言った感じ。興味がないのはJ-POPくらいかな。

 ジャズもあまり聴きませんが、でも耳はなかなか良くて、私が聴いてると「コレはこの間聴いてたヤツだ。」とか、コルトレーンのブルー・トレインやブルーベックのテイク・ファイヴをたまに鼻唄してたりします。

 あら、いつの間にかロック・ウィル・ネヴァー・ダイですか、泣けますなぁ、今日はMSG特集だったようです。

 作編曲者として評価の高いBENNY GOLSON、圧倒的ではないですがテナーマンとしてもうまい人ですね。「TAKE A NUMBER FROM 1 TO 10」はとても面白い作品、曲が進む毎にメンバーが一人ずつ増えていきます。Take_a_number_from_1_to_10

  1. YOU'RE MY THRILL (LANE-WASHINGTON)
  2. MY HEART BELONGS TO DADDY (COLE PORTER)
  3. THE BEST THING FOR YOU IS ME (DeSYLVA-HENDERSON-BROWN)
  4. IMPROMTUNE (BENNY GOLSON)
  5. LITTLE KARIN (BENNY GOLSON)
  6. SWING IT (BENNY GOLSON)
  7. I FALL IN LOVE TOO EASILY (STYNE-CAHN)
  8. OUT OF THIS WORLD (ARLEN-MERCER)
  9. THE TOUCH (BENNY GOLSON)
  10. TIME (BENNY GOLSON)

 スタートは勿論無伴奏のテナー・ソロ、いきなりゆったりした哀愁漂うプレイ、ベースのTOMMY WILLIAMSとの寛いだデュオの2曲目、ドラムスALBERT HEATHが3曲目、ピアノCEDAR WALTONが4曲目と加わって、徐々にスウィング感が増していきます。テナーの歌いっぷりが気持ち良い!

 5曲目でFREDDY HUBBARDと共に気だるい二管フロント、この辺りからGOLSONらしいハード・バップの雰囲気が最高潮になりますね、ガツンと来るのが6曲目、CURTIS FULLERも加わって三管でスピード感溢れるスリリングな演奏!7曲目で登場はSAHIB SHIHAB、ソロは取らずにアンサンブルに徹しているのでちょっと残念、ココではGOLSONが滑らかな歌心を聴かせます。

 8曲目以降はWALTON、HUBBARD、FULLER、SHIHABが抜けてNICK TRAVIS(TP)、HAL McKUSICK(TS)、SOL SCHLINGER(BS)、BILL ELTON(TB)、WILLIE RUFF(FRH)に代わったピアノレスの編成、さすがに大所帯、スマートなアレンジが冴える逸品で、最初気が付きませんでしたがフレンチ・ホルンもソロを取ってます。9曲目でトランペットのBERNIE GLOW、ラスト10曲目でART FARMERが加わって三管トランペットはビッグ・バンドのような厚みのあるアンサンブルが迫力満点です!

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

BOBBY MARTINEZ 「INTENSITY」

 変な習慣が身に付きつつあります。夜の八時には眠くなり、九~十時には寝てしまう。全く、昔の子供じゃないんだから、、、昨日はそれでブログの更新をし損ないました。でもって、夜中の三時ごろに目が覚めて、そのまま朝まで本を読んでしまう。おかげで今夢中になって読んでいる「居眠り磐音」シリーズをもう直ぐ読み終えてしまいそう。次は何を読もうかなぁ、、、

 昨日は新年の挨拶も兼ねて、色々欲しいジャズCDの注文をしに、行きつけのレコ屋さんへ。ついでに新作のインフォメーションもチラリと見せて頂き、思わぬ注文量となってしまいました。PENTA FLOWERSのジャンニ・バッソ、グィド・マヌサルディは楽しみです。

 今日はスペインMOE MUSICから出てるBOBBY MARTINEZ 「INTENSITY」を久しぶりに聴いてます。元々はアメリカのサックス奏者で、KC & THE SUNSHINE BANDやTHE MIAMI SOUND MACHINEなんて有名なバンドに在籍してたそうです。スペインのマドリードに移ったのが1996年で本作は1999年の作品。何と言ってもアルトのPERICO SAMBEAT、ピアノでGERMAN KUCICHが参加しているのに注目ですね。ちょうど本作を知ったのがGERMAN KUCICHの1STが評判になった途端に廃盤になって巷を賑わせていた2003年くらいだったかな。Bobby_martinez_intensity

  1. INTENSITY (MARTINEZ/KUCICH)
  2. LIGHT RHYTHM (KUCICH)
  3. BALLAD FOR YOU (MARTINEZ)
  4. CHICKEN FINGERS (MARTINEZ)
  5. SAMBA D'RIVERA (MARTINEZ)
  6. A THOUSAND NIGHTS (MARIANO DIAZ)
  7. EL ZURDO (KUCICH)
  8. PERICLES (KUCICH)
  9. DOS EN UNO (MARTINEZ)

 ウネリのあるテナーとアルトのユニゾンが決まってる1曲目、後半のユニゾンとピアノの交換がカッコイイです!モンクが書きそうなちょいと面白いテーマからスマートにスウィングする2曲目もいい。KUCICHのピアノはトリオで聴くよりも勢いは押さえ気味ですが、シャープで粒だった気持ち良いソロを聴かせてくれます。寛いだナイト・サウンド3曲目はワン・ホーンでジックリと。

 ラテン・フレイバーを軽く鏤めた5曲目、SAMBEATからトランペットのCHRIS KASEに交代した、もう一人のピアニストMARIANO DIAZのオリジナル6曲目もハードな演奏、コチラのピアニストもなかなかイケます。

 テナーらしい豪快さにちと欠ける感があるかも知れませんが、スピード感がある曲が印象的、青白い炎が随所に上がって良い感じです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

STEVE GROSSMAN 「QUARTET」

 メジャーリーグのストーブリーグも徐々に固まってきて来期が見えてきた感じです。シアトルはお気に入りのギーエンがいなくなってしまって非常に残念、黒田投手も取り損なうし、大丈夫かな、何とかボルティモアのベダード投手を取れないものか、、、凄く良いピッチャーですからチームの先発の核になって欲しい、フェルナンデスは大器ですが、まだまだムラッ気が多すぎてエースというにはどうもねぇ、、、彼を取ればストットルマイヤー・コーチも投手陣を組み立てやすいし、シアトルを数年早く投手王国に作り上げる事が出来るのではないかな。

 さて何故久しぶりに大リーグの話かというと、NHKでイチロー選手の番組を観たから。イチロー選手の言葉にはいつも励まされる何かがありましてね。あれだけの偉業を成し遂げているのに本人には全てが通過点に過ぎない。全く満足感を感じていないくて、悩み、苦しんでるイチロー、普通にヒットを打っているように見えて、その一本にどれだけの意味が込められているのか、考えるほどに更に考えさせられる、だからいつも彼を見てしまうし、グラウンドでの何気ない仕草まで見たいと思ってしまう。

 プロフェッショナルとは?の問いに「ファンを圧倒し、、、選手を圧倒し、、、圧倒的な結果を残す、ということです。」といった彼の真似などとても出来ませんが、大いに考えさせられる、そんな言葉でした。実は彼にとってはプロフェッショナルも通過点に過ぎないんですけどね。

 来期のイチロー選手の課題は非常に大きい、チーム・リーダーの重責、監督から課せられた年間80盗塁。野球を楽しいと感じられる入り口に立つことが出来た2007年、どんな2008年を魅せてくれるんでしょうね、楽しみで仕方ないです!

 やはり体調悪く、寛いだワン・ホーンが聴きたくなり、STEVE GROSSMAN 「QUARTET」を引っ張り出してきました。1998年録音。何度も聴いてきた作品で、バックがこの一年後に急逝してしまうMICHEL PETRUCCIANI、ちょうど来日の直前の訃報だったので何とも言えない残念な気持ちになります。あの小さな体から何という豪快なパワーを発していたのか、、、

 本作が出たのが訃報の半年後、STEVE GROSSMANもアルコールの障害から立ち直ったと言われていますが、どうも影が感じられます、リラックスした演奏の中に緊迫した何かをテナーに込めたような、振り絞るようなプレイが全編に漂う作品です。Steve_grossman_quartet_2

  1. EBB TIDE (MAXWELL/SIGMAN)
  2. INNER CIRCLE (McKEE)
  3. SONG FOR MY MOTHER (GROSSMAN)
  4. PARISIAN WELCOME (PETRUCCIANI)
  5. YOU GO TO MY HEAD (COOTS/GILLESPIE)
  6. BODY & SOUL (GREEN/HEYMAN/SOUR)
  7. WHY DON'T I ? (ROLLINS)
  8. DON'T BLAME ME (FIELDS/McHUGH)
  9. THEME FOR ERNIE (LACEY)
  10. IN A SENTIMENTAL MOOD (ELLINGTON)

 特に凄いのが2曲目、ベーシストのオリジナルですが、ジワジワ響くテナーの叫びが鬼気迫り、後に続くPETRUCCIANIのソロの迫力は圧巻!短い時間に彼の魅力が集約された最高の演奏が聴けます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

JAN KARE HYSTAD 「VARGTIME」

 元旦からの挨拶回りで疲れが出てしまって、今日は何もせずにボヤーっとした一日を過ごしました。それにしても餅って美味しいですね、(今更何を、、、)特にお雑煮は家庭それぞれの味があって面白い。ウチは鶏肉がダシになった至ってシンプルな味付け、それに小松菜、にんじん、しいたけ等のよくある具にみつばと柚子を入れます。土地によっては白味噌が入ったり、お汁粉みたいだったり色々有りますね。全国のお雑煮が食べられるお店があったら面白いだろうなぁ、もう有るのかな。

 写真は伊豆山の別荘地から眺めた初島の様子、こちらは花火を上から眺められるというから驚きです。Img_0516

 ノルウェーの有名な探偵小説をモチーフにした寛ぎの逸品、JAN KARE HYSTAD 「VARGTIME」を聴きながら、本家で頂戴した新潟の銘酒、越乃寒梅で一献。良い感じだぁ、、、

 しっとりと寛げます、柔らかいテナーの味わいが堪りません。空気感はとてもスマートでリラックス・タイムには持って来いのスロー・バラードが目白押し!出来れば夜に一人で聴くのがお勧めですね、DAG ARNESENのピアノも小粋でサラリとした雰囲気です。Jan_kare_hystad_vargtime_2

  1. THE NIGHT IS BLUE (NORVO/MILLS-KURTZ)
  2. BUT NOT FOR ME (GERSHWIN-GERSHWIN)
  3. FLY ME TO THE MOON (HOWARD)
  4. DANNY BOY (TRAD./WEATHERLY)
  5. SEPTEMBER SONG (WEILL-ANDERSON)
  6. TIME AFTER TIME (STYNE-CAHN)
  7. MISTERIOSO (MONK)
  8. LOOKING GLASS (ELLINGTON)
  9. OVER THE RAINBOW (ARLEN-HARBURG)
  10. WHISPERING (SCHONBERGER-COBURN/ROSE)
  11. BODY AND SOUL (GREEN-SOUR)
  12. HOW DEEP IS THE OCEAN (BERLIN)
  13. POLKADOTS AND MOONBEAMS (BURKE-VAN HEUSEN)
  14. VARG VEUM (GUTTORMSEN)

 選曲もよく、とても聴きやすいので、ジャズ好きに限らず疲れを感じている方々にはとても良い作品です。

 越乃寒梅って飲みやすいですね、口当たりがよく、すいすい飲めてしまう、後味も爽やか。口にカーッと焼け付く感じがなくて旨い!ビールしか飲まない私には危険かも。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ROSARIO GIULIANI 「LUGGAGE」

 実は今日でブログを始めて100回目の記事となりました。一ヵ月後も感慨深かったですが、100という数字もなかなか。よくもまぁ、くだらない事を書いてきたものだ、、、Img_0333

 今日は大船を軽く散歩、夕方に行ったせいかどこに行っても店先でよく声を出して活気に溢れてます。土曜日と重なって人がよく出てました。コリャ堪らんということで人ごみを離れ、厳かな観音様のお顔が見えるルミネの脇でちょいと一枚。巧く撮れませんでしたが、夕映えした観音様はいつものように静かな佇まい、ホッとしますな。

 2001年当時、ファブリツィオ・ボッソはROSARIO GIULIANIの良きパートナーLuggage みたいな目で見てましたけど、いつの間にかボッソの方が有名になってしまいました。注目されたのはROSARIOが先だったんですが。アルトでココまで吹き倒すような圧倒的なバッパーは知らなかったので追いかけましたよ。

 特に本作「LUGGAGE」はアルト・ワンホーンの快作!問答無用とでも言うような1曲目のタイトル曲の怒涛のアルトに当時痺れたものです。オリジナルを中心に非常に硬派なプレイの連続、自由自在に歌うアルトは滑らかで、最初は聴きなれないメロディに戸惑う人もいるかもしれませんが、力強さの中に潜む叙情も感じられれば、次第にワンホーンを聴いてる満足感が得られるのではないかな。久しぶりに聴いてみたら、どこか気だるい感じでアルトが歌い上げる6曲目ウェイン・ショーターのORIENTAL FOLK SONGから明快に聴かせる7曲目ウェス・モンゴメリーのROAD SONGの繋がり、落ち着いた雰囲気から始まって、中盤に短いながらダイナミックに聴かせる8曲目I HOPE YOU CAREと、前聴いた時と違う曲が好印象。こういうことはよくありますね。

 ちなみに本作のバックは昨日紹介したLTCがやってます。GIULIANIのせいか本作では小粋な印象はなく、よりシャープでダイナミックなプレイが楽しめます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

EDDIE HARRIS 「EXODUS TO JAZZ」

 昨日お正月に東京の本家に持っていくお年賀を買いに横浜へ。何にしようか迷った挙句、去年と同じ高島屋さんの地下にあるオークスハートの飲むお酢にしました。3,4年前に妻が仕事先で貰ってきて以来のファンで、色んな香りがあってとても楽しい。私は4~5倍に割ってもムセてしまうので、もっと薄めます。250mlで1200円~1400円くらいと、ちとお高めなのでプレゼントとか特別な時に買うことにしてます。お酒を飲まない人、お酢が苦手な人にいいかも。Img_0310

 前回、デューク・ピアソンのEXODUSを聴いたら無性に聴きたくなってしまいました、EDDIE HARRIS 「EXODUS TO JAZZ」。やはり泣きの名演です。まるでアルトを吹いているような繊細さ、何とも言えない寂寥感が心に響きます。線が細いと言われる人もいるかも知れません。Eddie_harris_exodus_to_jazz

  1. EXODUS
  2. ALICIA
  3. GONE HOME
  4. A.T.C.
  5. A.M. BLUES
  6. LITTLE GIRL BLUE
  7. VELOCITY
  8. W.P.
  9. EXODUS (シングル・ヴァージョン)
  10. ALICIA (シングル・ヴァージョン)

 本作では更に物悲しいALICIAという曲もすばらしい、消えていく灯火のように切ない隠れた名曲です。何故そんなに悲しくなりたいのかと言われちゃいそうですね、いやいや、スカッとスウィングする4曲目、7曲目はバップ魂が炸裂!JOSEPH DIORIOのギター、WILLIE PICKENSのピアノがガッツ溢れて気分爽快です。さすがシカゴのプレイヤー、3曲目のブルージーな演奏は御手の物ですな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

FRANK STROZIER 「CLOUDY AND COOL」

 今日は打って変わって爽やかな快晴ですね、妻の術後の経過もどうやら良いようなので、そろそろ本格的に求職活動をすべく、その下準備に横浜まで出かけることにしました。ウチでは気が散りますのでちょっとした事務所を訪れて、改めて自分を見つめ直す、これはとても大切で前にも一度やっていますが、結構骨の折れる作業です。早く決めることより、何をしたいのかを重視してじっくりやっていくつもりです。(別にわざわざブログで宣言することもないか、、、)

 事務所を出た後、折角だからとユニオンさんに寄って(まぁ、悪い癖かも)、物色してたら、この間書いたジュリアーノ・ペリンの新作を見つけちゃったので、買ってしまいました。他のお店は見てませんが、さすがユニオンさんですな。3140円と高かったですが、イタリアものは仕方ない、自国の文化は高く売るのがイタリアですから。内容良ければいずれ紹介いたします。(って、こういう宿題が増えてきたような、、、)

 またCDラックを眺めていたら、有るべきものがない!先日(今日じゃないですFrank_strozier_cloudy_and_cool よ。)いつものレコ屋さんに行って購入。何故かあるんだなぁ、こんなマイナーなものは普通はなかなか見つからないはずなんですが。FRANK STROZIER 「CLOUDY AND COOL」は当時、結局オクラ入りになってしまった作品。ワン・ホーンでソニー・クリスに通じる侘び寂び、伸びやかに歌うアルトがすばらしい。リズム隊はあまり知られていませんが、ピアニストのBILLY WALLACEは当時、マックス・ローチからメンバーとしてツアーに誘われたにも拘らず、結局シカゴから離れなかった隠れた逸材、凄味はないですが、フロントを引き立てる演奏で、ソロでは黒人らしいジャズの雰囲気を滲ませるセンスを持ちながら、飽くまで控えめ、嗜みのあるバッキングにとても好感を持ってしまいます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

TONI SOLA & IGNASI TERRAZA 「NIGHT SOUNDS」

  Photo_10

      

 

 我が家のサンタクローたち。妻が今年もセッティングしました。毎年何かしら増えていきます。左下のが昨日鎌倉で買った蝋燭サンタのファミリー、その横で熊、トナカイと歩いてるのがカナダのバンフで見つけたサンタ、花瓶に座ってるのと突っ立ってる長ヒゲの二人は吉祥寺で見つけたサンタ、ベルを振っている太ってるおじさんはノルウェーのベルゲンで、その横の帽子の異様に長いじいさまはスウェーデン、ストックホルムの旧市街ガムラスタンで、最後に右の隅っこにある小さい二人もスウェーデンのノーベル賞の晩餐会が行われる市庁舎で見つけたサンタ。皆なかなか個性的です。 Photo_21 Photo_22 Photo_24 Photo_25 Photo_26

 

 

 

 

 寛ぎのワンホーンをまたまた紹介します。ソプラノも吹きますがテナーがいいです、TONI SOLA & IGNASI TERRAZA 「NIGHT SOUNDS」。最近再プレスされたので比較的手に入りやすくなりましたが、一時期は難しかった作品。正にナイト・サウンド、寝しなの友ですね。Toni_sola_ignasi_terraza_night_soun

  1. END OF A LOVE AFAIR
  2. YOU'VE CHANGED
  3. JUST IN TIME
  4. QUINTESSENCE
  5. BEAUTIFUL LOVE 
  6. MY ROMANCE
  7. AFTERNOON IN PARIS
  8. CIAO,CIAO
  9. DO NOTHING TILL YOU HEAR FROM ME
  10. WHEN SUNNY GETS BLUE
  11. NIGHT SOUNDS BLUES

 3、5(ソプラノ演奏)、7曲目のスウィンギーな演奏を旨く挟んで、マッタリし過ぎずにスロウ・ナンバーを楽しめる小粋な逸品!IGNASI TERRAZAのピアノも堪らんです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

FRANCESCO CAFISO 「HAPPY TIME」

 今日で病院通いも一段落、なかなかハードな日々でした。午後の1時には帰ってこれて、さすがに疲労困憊、5時までグッスリ寝てしまいました。余談ですが、大船ルミネ・ウィングから病院までは歩いて約1700歩でした。

 肩こり治療の先生曰く、「病院という所はどうしても負のエネルギーが働いてしまうので、体力をどうしても持っていかれてしまう、普段よりも何倍も疲れを感じるのは仕方がないね。」とのこと。何となく言われてることが分かりますな。

 看護士さん、食事配膳のおばちゃん、親切な方が多くて良い病院です。食事も病院にしてはとても美味しいかった(ちょっとつまみました)。近くにあるのは(約4000歩ですが)心強いですね。

 17歳でこの味わい、なんとまぁ、驚くばかりですHappy_time 12歳でレコードデビューして以来その実力を遺憾なく発揮して、ヴィーナスからも二枚、すばらしい作品を出してますね。本作Happy Timeは2006年、全曲オリジナルのワンホーン、いや~、17歳の青年に中年の私が言うのも何ですが、めちゃめちゃカッコいい!フィル・ウッズの後を継ぐのはジョルジュ・ロベールと彼ですね!アドリブはスリリングだし、バラードがこれまた旨いと来てる、3曲目のタイトル曲に彼の豪快で切れ味鋭く、歌心も滲み出る演奏が、、、CAFISOの魅力が凝縮されています。パワープレイなら6曲目SIR CHARLESが熱い!7曲目GOODBYE ELVINのバラード演奏、切ないけれどフェアウェルな雰囲気が心温かい。昔もそういう神童は何人かいましたが、色々なことに目移りをしてしまう今の時代によくぞ出てきてくれた!アルト界の逸材です!!

| | コメント (5) | トラックバック (0)

ELIAS HASLANGER 「STANDARDS」

 今日は桜木町から石川町まで久しぶりに歩いて見ました。天気が曇りから晴れになってPhoto_2 Photo_3 ちょっと肌寒いけど爽やかな一日でしたね。、ランドマークに行くともう雰囲気はクリスマス、早いなぁ、もうそんな時期か~、こんな落ち着いた気分でクリスマスを迎えるのは何十年ぶりかなぁ、浪人でソワソワ焦る気持ちがある一方で、何となくオットリしてるのも事実な 訳で、、、まぁ、なるようになる、焦っても仕方ないですな。

 で、歩いて関内へ、当然ユニオンさんに寄りました。コレは!っという物がない、いや~、良かった、いつもレコ屋さん巡りで10枚近く買う男が3枚で済んだ!先週の1枚も含めて二週間で4枚、なかなか押さえが利いてるじゃないですか!少しは大人になったかな。(いや、違うな、コレはがあったら、多分沢山買ってたな!危ない、危ない、、、)

 更に中華街、元町へ。そうだ!野菜のお礼に、お隣さんに華正楼の肉まんを買おう、凄Photo_4 く美味しいんです。肉汁が最高!中華街の肉まん、幾つか食べたけど華正楼のはやはり別格、う~、考えただけでヨダレが出そう、、、お隣さん、菜食主義だったらどうしよう。かえって悪いかな、、、ええい、買っちゃおう!ついでに同發本館(我が家はココが大好き)の焼きソバと炒飯も食べたかったけど、一人で食べたら妻に悪いから止めておこう。

Photo_7   夕方の元町、こちらも既にクリスマスの雰囲気、イルミネーションが何となく綺麗です。楽 しい散歩でした。

 今日ユニオンさんに行ってビックリしたのが、ELIAS HASLANGER Elias_haslanger_standards 「STANDARDS」が新譜の所に置いてあった事、1994年の作品。CD-Rではないようです。私が現役の頃もコンスタントに売れていた評判のいい作品でした。一昨年くらいから全く入らなくなって、業者さんに相談したら「難しい。」の一言。ナヌ?!ヤバイ、それは買い損ねたってこと?、探しても既に遅し。あ~あ、またやってしまった、ジャズはこんなのバッカリだ、、、っで本日、え、何であるの?という感じ。シュリンクがきっちりしてる、とりあえず、再プレスって事ですね。非常に歌心溢れたテナー・ワンホーン、スウィング・ナンバーではロリンズのような豪快さが。遊び心も感じられ、バラードも巧い!テナー・マンらしい一本気が気持ちいいです!ただ、5曲目のPORTRAIT OF JENNIEだけはコルトレーンを思わせるスロウなナンバー、思わずコルトレーンの作品に入ってなかったかと探してしまいました。1994年でこれだけの作品があって、何故、国内に紹介されてないのか、ちょっと不思議です!

 今日買ったあとの2枚は内容が良ければ後日書きますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

LARRY McKENNA 「IT MIGHT AS WELL BE SPRING」

 ああ、ついに今年のメジャー・リーグが終わってしまった。面白かったなぁ、ワールド・シリーズ、最初はボストンでしたが、途中からコロラドを応援してました。4連敗は悔しいですね、やっぱり8日間のブランクは痛かった。まだ若いチームだし、この4連敗できっと強くなる!セントルイスはそれで去年勝ったし(やはり2004年の4連敗の相手はボストンだった)。

 来年のシアトルは投手陣が劇的に変わる可能性が出てきましたぞ!ピッチング・コーチにストットルマイヤーが就任!ヤンキースの強力な投手陣を作り上げ、4回もワールド・シリーズを制覇した名コーチ、いや~、期待しちゃいますよ!

 フィラデルフィア出身、50年代末からビッグ・バンドで活躍していた名手、It_might_as_well_be_spring LARRY McKENNAの2000年の隠れた名盤「IT MIGHT AS WELL BE SPRING」の切ない歌心に酔います!ボブ・ライターに出会って以来のソフトでスマート、それでいて燻し銀のテナー・ワンホーン、何も言うこと無しです。選曲はこんな感じ、、、

  • 1.SPRING CAN REALLY HANG YOU UP THE MOST
  • 2.MAKE ME RAINBOWS
  • 3.SO MANY STARS
  • 4.APRIL SHOWERS
  • 5.IT MIGHT AS WELL BE SPRING
  • 6.ONE MORNING IN MAY
  • 7.YOU MUST BELIEVE IN SPRING
  • 8.SKYLARK
  • 9.HOW ABOUT YOU
  • 10.I'LL REMEMBER APRIL
  • 11.SPRING IS HERE

 普段とちょっと違う書き方に挑戦、春の曲ばかり、いいですねぇ、、、

 

 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

ALAN BARNES/JOHN HALLAM 「SIDEWAYS」

 先日、随分久しぶりに吉祥寺を散歩しました。6年くらい前は、1時間弱の所に住んでいたのでよく行ってたんですが、今は遠くなって行くにも結構思い切りが必要です。

 ローカルだけど居心地良くて、ちょっと歩くと目を引く変わったお店があったり、大きな井の頭公園があったりで一日中楽しめる、そんな町です。あとはジャズの町ですね、初めて行った時は普通の居酒屋チェーン店なのにハード・バップがガンガンかかってて、何だココは!と驚いたものです。今では珍しくないかもしれないですが、十数年前はこの町の特徴でした。

 久々に美人通りの地下にあるジャズ・バーでビールを一杯ひっかけて。ここは昔からのお気に入り、やはり居心地がいい、町は6年前に比べるとより人が沢山いて、小奇麗になった感じ、昔から吉祥寺を知る知人に言わせると、武蔵野のかほりは随分失われたそうです、そう言えば、美人通りの有名なジャズ喫茶も無くなってたなぁ、改装でもするのかな。井の頭公園から三角広場に行く途中の道も整備されてましたね。でもこのジャズ・バーは相変わらず。暗くて決して美しいとは言えない店内、「FIVE SPOT AFTER DARK」なんて流れてた、これがいい。

 乾物屋さんの前は通らなかったけど、まだちゃんとやってるのかな、有名なお肉屋さんは相変わらずの行列ができてた、色々あったみたいですが逞しいお店だ、味噌屋さんも3時過ぎからコツコツとやってました、ココで買った赤味噌、物凄く硬くて使い辛いんですが味噌汁にコクが出てこれもお気に入り。何か食べ物屋さんのことばかり言ってる、また行こう。

 で、吉祥寺に行ったら当然レコ屋さんにも行かなきゃいけない訳で。ALAN Sideways BARNES/JOHN HALLAM 「SIDEWAYS」なんて出てました。ALAN BARNESは随分リリースが活発です、二ヶ月前にも新作が出てましたね。今では貴重なスウィンガー、アルトが一応メインですが、本作ではクラリネットがいいです。JOHN HALLAMは初めて聴きましたがスタイルがALAN と同じでしかもマルチ奏者、クラリネット共演の3、4、8曲目の小気味良い演奏、残念ながらどっちがどっちかは判りません。5曲目はグッと落ち着いたスローなYOU GO TO MY HEAD、アルト&テナー、いいねぇ、一杯欲しいですねぇ(ビールじゃサマになりませんが、、、)。次のIDOL GOSSIPではバリトン共演でスマートにスウィングする!バリトンの二管は私は持ってないのでなかなか新鮮でした!7曲目はテナー共演、寛ぎのオールド・スタイル、ホッと一息。おお、テナーでTHEY SAY IT'S WONDERFULか、ジョニー・ハートマンの歌声もいいですがこれもいいですなぁ、クールに締めるアルト&テナーのラストHACKENSACKもスウィング・ファンには堪らんです!

 本作を買った理由はALAN以外にもう一つ、ピアニストがすばらしいこと。Inspired DAVID NEWTON「INSPIRED」という作品の小気味良さ、センスの良さに惚れていたから。やはり思った通りのグッド・サポートでした。

| | コメント (8) | トラックバック (1)

大分見聞 その4

 さて、お腹も一杯になったことだし、次の予定もあるので別府駅に戻って、お礼を言って運転手さんに料金を払ってタクシーを降りる。するとどうも妻の様子がおかしい、カバンをゴソゴソ、、、「何、どうしたの?」と私。「家計財布持ってる?」と妻。「はい?今払ってたでしょ。」、「いや、あれは私の財布から、、、」、「へ?何時からないの?」、「食事の時もなかった、、、」、おいおい、それヤバイっす、秘湯で忘れてきたってことか!

 慌てて先ほどの運転手さんの所にいって、事情を話すとそりゃ大変!ってことで電話帳出して、直ぐ電話、すると秘湯のおばあちゃんが「ああ、はいはい、ありますよ、連絡こなきゃ、調べて教えてやろうと思ってたとこだよ。」ですって。ふー、やれやれ、、、結局別府の町をもう一周することになってしまった。「良かったねぇ、普通見つからないけど、まだ世の中、捨てたもんじゃないってことだなぁ。それにしても二人とも、あまり慌ててないね、普通どっちかがキーキー大騒ぎして喧嘩してるもんだけど、おっとりしてるなぁ。」と運転手さん。えー、えー、まぁ、それほど珍しいことでもありませんので、慣れたもんです。でもお財布は全く問題なし、これはラッキーでした。

 とまぁ、大分見聞はこんな調子でした。タクシー運転手GONDOUさん、色々有難うございました、おかげでとても楽しい旅でした。財布を届けてくれた若いご家族の方々、本当に有難うございました、秘湯のおばあちゃん、トリ天のご夫婦もありがとう、ご馳走様でした。秘湯については敢えて名前を明かす無粋なことは止めておきます、だって秘湯じゃなくなっちゃいますから(でも、温泉の本に載ったことあるらしい。)、トリ天も是非探してみましょう!ふふふ、、、

 ミリアム・アルターの「REMINISCENCE」でも印象的なサックスを聴かせてくれTill_next_timeBEN SLUIJSの1991年の1stリーダー作、「TILL NEXT TIME」は非常にクールで寛ぎ感のある作品。最近のBENは結構アグレッシヴでアヴァンギャルドな感じですが、本作ではオーセンティックでジャジーな魅力に溢れております。小気味良い歌心あるアルト、STACY ROWLES(名ピアニスト、ジミー・ロウルズはお父さん)のトランペットがなかなか味わい深く、1曲たそがれた歌声も披露して良い感じです。NATHALIE LORIERSがピアノというのも注目!こんなに優しげで小粋な彼女もあまり聴いたことないです。SEPTEMBERはJACK VAN POLLの名盤もあったりするベルギーの隠れたレーベル、是非再発して欲しい作品が多いですね!

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

大分見聞 その2

 と言うことで別府観光もしてきまして、正に観光地、湯の町として全国区ですね、SONICCimg4268_2 という急行に乗って中津から約40分、社長の椅子みたいな座席でゆったりできました(他にもパチンコ屋さんみたいな雰囲気でガラス張りの連絡通路になってて、高級感はないけど、ゆったりしてるヤツとかSONICにも色々あるらしい)。着くと直ぐに地獄めぐり、計8ヶ所の硫黄所を周るんですが何とも神秘的、昔は忌み嫌われた所らしいんですが、上手いネーミングをして観光名所にしてしまおうと最初に考えた人に脱帽!当時では非常識ですよね、いや~すばらしい!海、鬼石坊主、山、かまど、鬼山、白池、血の池、龍巻と各地獄の個性的なこと、面白かった!Cimg4270 Cimg4275 Cimg4292 Cimg4297 Cimg4300

 その後、温泉に入ろうと言うことになったんですが、よう判らない、まぁ、せっかく来たんだからと適当に決めてタクシーに乗ると、運転手さんが色々と聞いて来る、私はもう喉は痛いわ、鼻は垂れるわでグッタリ、妻が事情を言うと、「それは値段が高いし、何か勿体無いから別府のちょっとした秘湯に案内しましょう、国体やってるし、どこも落ち着かないけど、そこは地元の人ばかりだから落ち着くと思うよ、家族風呂だから。」と運転手さん。ほんじゃ、そこに行こうという事になってお任せしてたら、山をどんどん登って舗装路がダートに変わり外灯もなし。一体どうなっちゃうんだろうとドキドキしてたら、薄暗い緑色の外灯が見えてきて、その奥にポツンと屋号が。「別府の湯の、最も源泉に近い所の一つで、自分もたまに家族と来るんですよ。それじゃ、1時間後くらいに迎えに来ますから、ごゆっくり。」と運転手さん。すんごい山奥、確かに秘湯かも。ガラリと引き戸を開けるとおばあちゃんが、はいはい、と出てCimg4303_3 きて一人600円を払って、「こう行って、ああ行くと、建物が出てくるから、それをちょっと超えて真直ぐ行くと、、、」ってそんなに向こうなんか!正に秘湯!でも、家族連れが居たり、韓国の人が居たりで何か大丈夫そう、行ってみるとおばあちゃんの説明が丁寧なだけで直ぐそこ。乳白色で硫黄が香る、ちょいと寂れたすばらしい湯殿が、、、

 すみません、まだ続きますのでまた明日にでも。

 レンデル=カー・クィンテットは5枚の作品で終わってしまいますが、英国のジTcb_2 ャズは留まる所を知らずで、70年録音のALAN SKIDMORE「TCB」は更なる進化を感じさせます!より鋭利な刃物と言った感じ、クールでインテリジェンスな音、シャープな熱気!コルトレーンのような計り知れないパワーを感じさせつつも、グループ全体が力のベクトルを発してるような、誰かが牽引してるのではない、そんな力強さが感じられる逸品です!4曲目の渾然一体の嵐の中で切り裂くようなスキドモアのテナー、マルコム・グリフィスのトロンボーンも聴いてて汗が出る!敢えて言うなら、ジョン・テイラーがエレピも交えつつ、このレコーディングでアグレッシヴでハッとするようなピアノを聴かせてくれる。正直ジャズビギナーにはお勧めできませんが、生々しい音楽の凄味が味わえる傑作です!5曲目以降は個人的快楽、すげー!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

TUBBY HAYES 「DOWN IN THE VILLAGE」、「LATE SPOT AT SCOTT'S」

 どうも風邪をひいてしまったらしい、ボーっとするし気力が湧かない。不摂生はしてないんですが、困った、、、

 と言いつつ、今日は横浜、高島屋の大九州展に行って好物の角煮饅頭と皿うどんを買ってきました。美味いんですよ、長崎の蘇州林の物は!皿うどんは細麺で香ばしく、他ではちょっとない美味さ。横浜中華街ではちょっとお目に掛かった事ないですよ、あの美味い細麺は!なのでもう皿うどんは蘇州林のものしか食べなくなってしまいまして、三ヶ月に一度の九州展の案内状が我が家では楽しみの一つです。今回の大九州展は比較的小規模で、大きい時は大宰府、梅が枝餅が来る、コレがまた最高に美味い!アンコが苦手な私でもあれだけはパクパク食べられてしまいます、何故だろう?わかりません、美味いんだもん!もう一つ忘れられないのが海苔、今はもうお店が来なくなったけど、味噌汁に入れて食べたらそりゃもう、何だコリャ!と言うほどの美味しさ、おかずはいらない、ご飯と味噌汁で頂きますと言う感じ。あのお店はなんていうんだろう、ああ、また食べたい、、、

 SIMON SPILLETTを一昨日聴いてたら思い出したのが同じ英国のこの男、Down_in_the_village Late_spot_at_scotts TUBBY HAYES!ヴァイブも巧いが、なんと言っても迫力のテナーがサイコーにカッコいい!ロニー・スコットとのJAZZ COURIERSもハード・バップの魅力全開ですが、「DOWN IN THE VILLAGE」、「LATE SPOT AT SCOTT'S」がやはりすばらしい!1962年、5月同日の熱いライヴ、生々しさはジャズ・メッセンジャーズに匹敵しますよね!オリジナル曲の良さと言ったら、もう堪りません!HALF A SAWBUCK、 THE SAUSAGE SCRAPER、ヴァイブによる名曲DOWN IN THE VILLAGE(ミヒャエル・ナウラの名演も忘れられません!)、ソプラノでタビーが歌いまくるIN THE NIGHT、FIRST ELEVEN(ジミー・デューカー作曲のスピード感はモダン・ジャズの醍醐味!)等非の打ち所なしです。音は大きくなくてもダイナミックなアラン・ガンリーのドラム、ゴードン・ベックのバッパーとしての魅力、もう一人の主役、ジミー・デューカーの分厚いトランペットが更に演奏を熱くします!日本盤でしかも通常盤で出たことは何とも喜ばしいです!

| | コメント (8) | トラックバック (0)

SIMON SPILLETT 「INTRODUCING、、、」

 めっきり酒が弱くなりました、何だかすぐに酔いが回る。350ミリのビール3本でもうへたれてしまう、年ですね。失業中の身としては安上がりで結構なことですが、、、

 今でこそビールだけですが、学生の頃はそりゃもう何でも飲みました。酔えれば見境なし、ひょっとしたら飲まないほうが珍しいぐらいほぼ毎日、あれはどうかしてました。夜中に近くの友達の家に一升瓶抱えて、ほとんど一人で飲み干して、朝ケロッとした顔して歩いて帰って、仮眠とって、昼にはシャワー浴びて学校行くような感じ、今では全く考えられないです。ジャックターン(ロンリコとサザンカンフォート、ライムも入れるかな、コレは今でも本当にたまに飲む大好きなカクテル。)を15~6杯飲んでバーのマスターにかなり呆れられたこともありました。「お前は酒で身を滅ぼす。」と当時は母に脅されましたが、どうやら今のところその予言は外れてますねぇ、いや~、まだ分からないぞ~、、、

 エリック・アレキサンダー、グラント・スチュアートが今のテナー界ではダントツSimon_spillett_introducing にいいですね、それ以外ではなかなか名前が挙げられなかったんですが(ココ5年間、アレキサンダー・ビーツに注目してたんですが、なにせ作品が出ない、2枚組のライヴが出るとか出ないとか、どうなってんでしょ?)、そんな中、コイツは凄いと思いました。SIMON SPILLETT 「INTRODUCING、、、」!テナーが歌う歌う、力強い!スウィングするバックでこういうのを聴くと素直に、やっぱジャズってこうだよなぁ、と思ってしまう。オールド・スタイルの何が悪いのさ!サイコーにカッコいいだろ?そんなストレートな吹きっぷりで、聴いてて余計なことは全く考えない、凄く気持ちいい作品です、王道ですね!(個人的にはハリー・アレンのアメリカ・ハウスの演奏を聴いた時の第一印象と一緒かも、アノ作品はすばらしかった!)

 英国WOODVILLEというレーベルはどうしても高くなります、ポンドが強いですから仕方ないですね。アラン・バーンズの作品がかなり出てて、いいものばかりです!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

JOHN COLTRANE THE 1961 HELSINKI CONCERT

 もう9月も終わりだというのにまだ蝉が鳴いてます。去年もそうだったんでしょうか、明らかに気候が変わりましたね、野菜は高いし、確かキャベツが出来過ぎて廃棄処分なんて勿体無いことしたの春じゃなかったかな(去年でしたっけ?)、オーストラリアは干ばつで小麦の原価も上がるし、主夫としては台所にダメージ直撃でジワジワ苦しめられますね。(っと、ちょっと主夫らしいことを言ってみる。)でも、今年はサンマが安くて美味しいから、それだけは良かった、一匹60円で買えた事もあったし、イワシも久しぶりにまぁまぁの値段、来年もこうだといいんですが、いずれにしてもMOTHER EARTHにはもう少し気を使わないといかんでしょうね。さて、今日はハヤシライスを作ろう。

 先日15枚買った中から、JOHN COLTRANE 「THE 1961 HELSINKI CONCERT」 John_coltrane_the_1961_helsinki_con を紹介します。まず、前半4曲は11月22日ヘルシンキのライヴ、音質はまずまず、まぁ、GAMBITですから、かなり良いほうですね。17、18日にパリ、20日はコペンハーゲン、23日ストックホルム、24日から12月初までドイツとここまでは分かっていたので(THE EUROPEAN TOURSで一部聴けます。)、本作で22日が発見されたわけですね、かなりエリック・ドルフィーがフィーチャーされてます、コルトレーン=ドルフィー・クィンテットと言っていいです、ドルフィーの圧倒的な存在感に、気のせいかコルトレーンのソロも影響が感じられます。(25日のハンブルグの演奏ではより感じてしまう。)

 1曲目IMPRESSIONSの余裕シャクシャクのドルフィーの熱いソロの後を受けて、コルトレーンが短いながらも汗の滲む様なこれまた熱いソロで応えるところは聴き応えあります! 

 2曲目のMY FAVORITE THINGSは20分を超える演奏で、かなり初演の演奏に近いイメージです(25日ではもう少し躍動感が増してます。)、このツアーでドルフィーはこの曲の時はフルートに持ち替えていますがやはり見事、鳥が軽快に舞うが如くです。

 3曲目のBLUE TRAINはこのメンバーで聴くのは初めてです、正に音が敷き詰められたコルトレーンのパワープレイと普通そうは為らないだろうというドルフィーのマジカルなソロの対比が面白いです。マッコイ・タイナーもすばらしい!

 4曲目I WANT TO TALK ABOUT YOUはさすがに寛いだ感じ、実際の演奏もこの順番なんでしょうか、約46分はちょっと短い気がしますが、この順番なら、ラストに相応しい味わいのある終わり方です。ドルフィーは参加していません。

 後半3曲は1960年、デュッセルドルフだからドイツですか、なんでもマイルスが来れなくなってしまったので(そんなことあるんですねぇ、、、)リーダー抜きで公演をカヴァーした演奏で貴重な音源ですね。

 ノビノビした演奏でウィントン・ケリーのピアノの何ともスウィンギーで気持ちいいこと!ON GREEN DOLPHIN STREETではポール・チェンバースのアルコも光ります、コルトレーンは押さえ気味で原曲の魅力を損なわないように吹いてる感じ、ご不在のリーダーの存在を意識してるんですかね、とてもいい演奏です。WALKIN'では少し温まってきたようでコルトレーンらしさが滑らかに出てきてるよう、全体的にはケリーを中心にリラックスした演奏です。

 

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

15枚はちょっといかん。

 いや~、今日はサプライズがありまして。横浜のレコード店巡りをしていたら偶然、前一緒に働いてた仲間に会ってしまって共にレコ屋巡りした後、一杯ひっかけてしまいました。随分在籍中は精神的に助けてもらった人で、変わってないので安心しました。お客様重視の優れた感性は全く衰えておらず、気持ちが熱い、しかも貪欲な知識欲、勉強心がすばらしい、レコ屋の店員かくあるべし!といった男。さらに何がいいって彼自身がバカがつくぐらい音楽好きなことですね、いいですね生粋の音楽好き!現場にはまだまだいるんですよ、こういう人が、、、

 そんなこんなで今日は15枚も買ってしまった。勉強のためスウィング物と(正直、今はこれがメイン、すごく面白い!)幻の物(買っとかないと後で泣く!)、それと新作(これもあった時に買わないと自分がすっかり忘れてしまう。)とまぁ、久々の大散財!ちょっと調子に乗りすぎたかなぁ、、、

 そんな中から今日買ったERIC ALEXANDER 「TEMPLE OF OLYMPIC ZEUS」Temple_of_olympic_zeus  を今聴いてます。ペラペラとアドリブが安っぽいなんていう人もいますが、私にはエリックはその歌いっぷりが大好きだし、テナーの魅力を感じます、ONE FOR ALLファミリーでの演奏で、目新しい何かと言うより、このメンバーだからできるジャズのカッコよさを聴かせてくれてますね、ストレートな演奏が何より気持ちいい!巧いとか言うより、とにかくカッコいい、他には何も言うことができないです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

いや~、参りました。

 丸一日コンピューターが動きませんで、と言うか、メールとインターネットが開きませんでした。よく外から新しく飛んでくるじゃないですか、え~、何ですか、ウィンドウズの自動更新とか。そういうのが来ると今のセキュリティシステムが何か不具合を起こすらしくて。今日は朝一番で電気屋さんに直行、新しいセキュリティソフトを買ってきまして、何とか動くようになりました。まぁ、もうこんな時間か、古いセキュリティを削除できなくて、サポートに相談したら、「そうすると、そのセキュリティソフトのサイトに削除ツールがあるはずですから、ダウンロードしてですね、、、」と言われてしまい、あら参った、ネット開かないのにどうやってダウンロードすりゃいいかな、、、すると、「もう一台パソコンお持ちのようなのでそれにつなげて、、、」、なるほど、同じ富士通さんのノートがある、仕事してた時に活躍したチビコン!おかげで無事回復した次第でして。サポートはウチのコンピューターの台数知ってるのかぁ、そう言えば、チビコンで前に何か相談したことあったなぁ、あり難い事です。

 ちょっと良いのが出てました。DON MENZA 「VOYAGE」、SWR BIG BANDをVoyage バックに粋な演奏でした。スマートなアレンジでリラックス、程よいスウィング感が心地良い。名門ビッグ・バンドを渡り歩いてきただけに巧いの一言、大人が楽しむ老練な作品です!

 ドン・メンザと言えば、1965年のTHE MAX GREGER BIG BANDMaximum 「MAXIMUM」はすばらしいですね!ガツンと来るオープニングのSALUTE TO MILESでビッグ・バンドの快楽が味わえます。メンザの麗しいフルートが聴ける2曲目BOSSA FLUTA、メンザのテナーが徐々に盛り上がり中盤から熱気溢れるアドリブを披露する3曲目PIECE FOR TWO。ベニー・ベイリーも本作では欠かせない、トランペットの鳴りにしびれます!

 ドン・メンザを初めて知ったのが1997年の「BILEIN」全編Bilein_2 オリジナル曲で、ピ アノ・トリオでも聴き応えあるジョー・ハイダーとの共演、テナー・ワンホーンの魅力が爆発してます!逞しいテナーで力強い歌いっぷりが冴え、息使いが聴こえる様な切ないバラードも堪らない!豪快かつ繊細、ホーキンスやウェブスターの時代を思い出させます!

 もうちょっと知ってる曲で聴いてみたいと仰るなら、PETEBones_blues_2  MAGADINI 「BONES BLUES」(1977)もすばらしいです!OLD DEVIL MOON 、FREDDIE FREELOADER 、POOR BUTTERFLY 、SOLAR 、I REMEMBER CLIFFORD、これまたテナーが見事に歌う、ドラマーがリーダーなので「BILEIN」とは一味違う小気味良い躍動感が味わえます。

 ええい、これも良いです!2002年の「DREAM SUITE」、こちらは昨年のJAZZ Dream_suite BAR 2006に一曲収録されてまいたね。じっくりと寛げるミドル~スロー中心で夢をテーマに渋いスタンダードばかり。やはりテナーの味わい深さに思わずウットリ!酒が美味くなる逸品です。

 何故かドン・メンザの特集のようになってしまった、、、

| | コメント (0) | トラックバック (0)

STEFANO CANTINI

 今日は一日中エクセルの勉強、とりあえず、第一段階が一通り終わったので練習がてら家計簿なるものを作ることにしました。関数やらグラフやら、いちいちカンニングしないとまだ旨くできませんが、早く慣れたいものです。データを打ち込んでたら、何とまぁ、ビール代の多いこと!ちょっと遠慮せんといけませんね、、、

 いや~、これはすばらしいですね!STEFANO CANTINI 「L'AMICO DEL Lamico_del_vento VENTO」、ジャジーではありませんが、メロディがいい!ソプラノ・サックスの気持ちいい歌いっぷり、ピアノはリタ・マルコチュリなのか、トリオ作を持ってますが、こんなに美しい印象はなかったなぁ、もう一度聴いてみよう。やっぱりEGEAレーベルに合わせたプレイなんでしょうね。テナーも心地いい、優しいストリングスをバックに叙情的な演奏が心を打ちます。3曲目はピアソラのカッコいい曲を思い出します。(何ていう曲だったかなぁ。)EGEAはあまり聴いてませんでした、ピエラヌンツィの作品ぐらいかな、幾つか聴き直したらとても良いのでちょっと集めてみる事にします。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

肩こり

 最近、ますます肩こりがひどくなって来ました。コンピューターに向かう時間が増えたためでしょう。特に右が辛い、固まってそのうち肩甲骨の内側が引きつってくるような、だるい痛みがきて、首も痛くなり案の定頭痛というフルコース、、、こうなると気力が萎えてきます。

 実は以前からかなりの腰痛もちで、立ち仕事をしていた当時はひどいと歩くのも辛いなんてこともしばしばだったんですが、今はたまに出るぐらい、随分よくなってきました。

 何故かと言うと、一年半ほど前に強い味方が登場、鍼灸、指圧、カイロに中周波電気治療を駆使する先生に出会い、あれ程苦労してた腰痛をじっくり直してくれました。それまでいろいろな先生に診ていただいたんですが、なかなか頑固な腰痛でちっともいう事を聞かない、いつものように困っていたところ、母に紹介されたのが今の先生でした。

 年が近いせいか、妙にウマが合って通うのが楽しくなり、先生も「あれ、ココが、おや、ソコも」なんてピンポイントで痛いところを突いてきて、いろいろな治療をしながら、終いには精巧な骨格模型で、「ここがこうなってるから、悪さしてるのは多分ここで、そうすると、こうなって、ああなって、、、」と、この説明が何だか面白い。なんてやってるうちに、10年以上苦労してた腰痛を8ヶ月ぐらいであまり気にならなくしてくれました。感謝、感謝です。

 っで、今は先生と肩こりフルコースと格闘中、あまり痛いとは言わないようにしてるんですが、痛いものは痛い! 内心ヒーヒー言ってます。

 本日の一枚はBOB RIGTER「LOVE YOU MADLY」、いいんですコレ!あるジャズ輸Bob_rigter 入卸し業の方に薦められて、聴いたらもう虜!ミドル~スローのじっくりした味わい深い逸品、テナーの歌心がたまりませんよ!お店ではあまり見かけなくなりました、入荷難しいのかもしれませんね。MOONKSの文庫に1987年の「TOUCHING YOU」という作品が紹介されてますが、CD化されませんかねぇ、是非聴いてみたいです。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

レコ屋さん巡り

 久しぶりに横浜のCDショップを巡ってきました。

 まずは、ユニオンさんで4枚。

 MANUEL ROCHEMAN「TROPIC CITY」があったのに驚き!規格番号が違うので最Manuel_rocheman 近本人が再プレスしたようですね、聴いてみたかった、うれしー!

 FREDDIE REDD「IN SWEDEN」なんて知らないぞ、オリジナル曲がすばらFreddie_redd しいピアニストですからねぇ、これも楽しみです。

 良い作品を連発しているALAN BARNESの新作はトランペットのBRUCEBruce_adamsalan_barnes  ADAMSと組んでる、キャノンボールの「SPONTANEOUS COMBUSTION」がタイトルですか、人体自然発火、なんか熱そうだ!

 MICHAEL GARRICK「MOONSCAPE」は1964年の作品、幻という言葉に弱い!Michael_garrick_4 前に 買ったGARRICKのアルバムも幻と言われていたような、、、

 今度はHMVさんでROSARIO GIULIANI「ANYTHING ELSE」を購入、Rosario_giuliani FLAVIO BOLTRODADO MORONIの参加に期待大!その他、SJ誌とMOONKSの文庫も買ってしまいました。

 ジョイナスの新星堂は残念ながら定休日、っとここで時間切れ。

 短い時間でしたが、やっぱりレコ屋さん巡りは楽しいです。出会いがありますよね、なんだコレって買ってみて当った時の嬉しさ、快感です!たとえハズレてもそれはそれ、今はダメでもいずれ好きになったりすることもありますからね。

| | コメント (8) | トラックバック (0)