MARTY PAICH 「THE BROADWAY BIT」
グラタンなんぞを作ってみました。ホワイトソースが普通に作ると面倒なのですが、電子レンジを使うと簡単、とろみが出るまでかき混ぜて塩、胡椒で味を調えるだけ。でもホワイトソースがグラタンの味の決め手なのでココは油断できませんな。マカロニの代わりにフジッリを茹で、マッシュルーム、タマネギ、ブロッコリー、茄子に火を入れておく。鶏モモも炒めておいて、チーズ、パン粉をたっぷりと盛ってグリルで二十五分。前に作った時より手際よく楽に作れました。ヒ、ヒ、ヒ、、、パン粉の焦げ目がちょいと美味そう。
MARTY PAICH 「THE BROADWAY BIT」、この作品にもちょっと思い出があります。まだジャズをかじり立ての頃(1993年くらい)に2 IN 1でCD化されて、ジャズ師匠がさっくり100枚くらい売っちゃったのにビックリして、「何が起こってるんですか?」と訊くと「うん、まぁ、コレはいいんだよ。しかしよく売れるなぁ、もう無くなっちゃうよ。」と結構アッサリ。大型店でもないのにジャズが100枚ってかなり凄いこと。現場の人間からするとJ-POPの1アイテム1000枚を一日で売ってしまうのと同じくらいのインパクトがあります。
結局追加は輸入盤に解説を付けた限定盤だったのでほとんど入らず、後に紙ジャケで二枚に分けて出たものも直ぐになくなり、十年以上再CD化を待たされることになった名盤です。アナログとCDの聴き比べをさせて貰った初めての作品でもあって、レコードのふくよかな音の良さに魂消た思い出もあります。
- IT'S ALL RIGHT WITH ME (COLE PORTER)
- I'VE GROWN ACCUSTOMED TO HER FACE (LERNER-LOWE)
- I'VE NEVER BEEN IN LOVE BEFORE (FRANK LOESSER)
- I LOVE PARIS (COLE PORTER)
- TOO CLOSE FOR COMFORT (BOCK-HOLOFCENER-WEISS)
- YOUNGER THAN SPRINGTIME/THE SURREY WITH THE FRINGE ON TOP (RODGERS-HAMMERSTEIN Ⅱ)
- IF I WERE A BELL (FRANK LOESSER)
- LAZY AFTERNOON (MOROSS-LaTOUCHE)
- JUST IN TIME (STYNE-COMDEN-GREEN)
タイトルからも判るとおりブロードウェイ・ミュージカルのヒット・ナンバーを集めた逸品。MARTY PAICHの都会的で洗練されたアレンジ、シャープな切れ味、ピシピシ小気味良く決まるアンサンブルの妙。更にウェストコーストの手練のソロが満載で、ジャケットから何から非の打ち所なしです。
ジャズ好きとしてはART PEPPER、SCOTT LaFAROのソロが沢山聴けて嬉しい、それとVICTOR FELDMANのヴァイブが非常に小粋な雰囲気で最高の隠し味。JIMMY GIUFFREのクラリネットとバリトン・サックスがソロ・オーダーに彩りを添えてますね。
最近LONE HILL JAZZから2 IN 1で目出度く再発、こちらはソロ・オーダーが書いてあって有り難い。(1曲目でBOB ENEVOLDSENとSTU WILLIAMSONの間に多分BILL PERKINSのテナーが入ってると思いますが、それは書いてなかった。)ただ、カップリングのもう片方、「お風呂」のジャケットが全く出てこないのがちと残念。出来れば国内盤もまたバラで出て欲しいです。(そしたらきっとまた買ってしまうなぁ、、、)
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